※この作品はR-18です。

バルバトス家の風来坊   作:ボルメテウスさん

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今回の話は、錬金から始める復興で出てきた話と同じ展開になっています。
シチュエーションなどでも募集していますが、次回確実に出すキャラのアンケートは本日までとなっています。
皆様の応募、お待ちしています。


バルバトスVSグシオン

 その戦いはある意味、デモンストレーションに近い戦いだった。

 

 バルバトス家当主であるミカヅキと、グシオン家のハジメ。

 

 繋がりがある二つの家の次期当主の現在の実力を知る為の戦いであった。

 

 ミカヅキとハジメの戦闘方法は、はっきり言えば正反対である。

 

 ミカヅキは自身に身体能力を強化の魔法を極限までかける事で、他の悪魔とは比較にならない程の戦闘能力を得る。

 

 さらには、様々な武具を使いこなす事ができ、近接戦闘において、ミカヅキとサイラオーグ・バアルは肩を並ぶ程である。

 

 対して、ハジメは数多くの鍛錬の末に、その魔力を極限までに高める事ができ、その能力として錬金術による錬成で、特に銃といった遠距離武器を作って取り扱うのが得意である。

 

 その2人によるレーティングゲームの決戦は、他の悪魔達にとっても注目を集めていた。

 

「それにしても、お前、その武器はどうなんだ」

 

 未だに合図が出ていない間にハジメはミカヅキの手に持つ武器を見る。

 

 その武器はレンチメイス。

 

 大型かつ重量があり、純粋な質量兵器としての威力に優れているが、「レンチ」の通称の示す通り先端部には開閉機構が備えられている。

 

「別に、面白そうだったから。

 

 さてっと、もうそろそろ始まるだろ」

 

 その言葉と共にレンチメイスを構える。

 

 同時にハジメもまたスタートの合図に待ち構えるように両手にリボルバーを構える。

 

「あー、こっちの方がしっくりくるな。

 

 じゃあ、いくぜ!!」

 

「……」

 

 合図と同時に駆け出すミカヅキ。

 

 それに対して、ハジメは無言のまま構えたリボルバーを撃ち放つ。

 

(この距離なら、外すわけがない)

 

 そんな事を思う中、ハジメの放った弾丸は一直線にミカヅキへと向かう。

 

 だが、その攻撃に対して、手に持ったレンチメイスを盾代わりにして、防御する。

 

 金属同士がぶつかる音が響き渡る。

 

 そして、そのまま距離を詰めようとするミカヅキに対して、ハジメは即座に引き金を引く。

 

 それをミカヅキは回避しながら、レンチメイスを振り下ろす。

 

 振り下ろされた一撃によって、地面は大きく陥没する。

 

「相変わらず、出だしだけは速いよな」

 

 そんな事を呟きながら、再びミカヅキは走り出し、それを迎え撃つようにハジメも動き出した。

 

 手に持っていた銃を捨てると共に、また新たな銃を生成する。

 

 その銃は先程のリボルバーに比べても巨大なガトリングを片手で持つ。

 

 その光景を見て、ミカヅキは少しだけ笑みを浮かべると、一気に加速した。

 

 それに対し、ハジメはガトリングを構えて撃ち放つ。

 

 轟音と共に無数の銃弾がミカヅキへと襲い掛かる。

 

 だが、その攻撃に対して、ミカヅキが行ったのは、地面をレンジメイスを叩きつける。

 

 地面を叩きつけられた事によって生じた衝撃波により、銃弾は全て弾き飛ばされてしまう。

 

「ちっ、流石に一筋縄ではいかないか」

 

 そう言いながらも、すぐさまハジメは次の手を打つべく、ガトリングを連射していく。

 

 放たれていく弾幕を前にして、ミカヅキは地面に叩きつけたレンチメイスを再び拾い上げると、それをハンマーのように振るう。

 

 すると、そこから発生した衝撃だけで全ての弾丸を吹き飛ばしてしまった。

 

「くそったれ」

 

 悪態をつくと共に、次の手を考える。

 

 そんなハジメに対し、ミカヅキはレンチメイスを大きく振りかぶって、攻撃を仕掛けてきた。

 

 それに対して、ハジメはその場から離れる事で回避を行う。その瞬間に背後にあったコンテナが砕け散り、破片が飛び散っていく。

 

 だが、ハジメはそれを無視して、すぐに別の銃を生成して、ミカヅキに向けて放つ。

 

 だが、それもミカヅキがレンチメイスを振るう事により生み出された衝撃波で全て吹き飛んでしまう。

 

「おいおい、マジかよ」

 

 思わず愚痴ってしまうほどにミカヅキの攻撃には無駄がなかった。

 

 今まで戦った相手の中でもトップクラスの実力の持ち主だと改めて認識させられる。

 

「……」

 

 それでもハジメは止まらない。

 

 このままミカヅキに負ける訳にも行かない。

 

「さてっと、そろそろ終わらせるか」

 

 ミカヅキの言葉にハジメは身構えるが、その前にミカヅキはその場で跳躍を行った。

 

 その高さは5メートルを超えており、そのまま空中でレンチメイスをハジメに向かって投げつけてくる。

 

 それに対して、ハジメは錬金術で生み出した剣で切り払う。

 

 その隙を狙っていたかのようにミカヅキはハジメの元へと接近してくる。

 

「はぁああ!!」

 

「ちぃいい!!」

 

 ハジメは慌てて、銃を捨てて、腰に下げていたナイフを取り出して応戦する。

 

 しかし、ミカヅキの一撃を防ぐ事は出来ずに、そのまま後方へ吹っ飛ばされてしまう。

 

「ぐぅ」

 

 何とか受け身を取れたものの、全身に痛みが走る。

 

 ミカヅキの一撃を受けて、ハジメの体はボロボロになっていた。

 

「これで終わりだ」

 

 そう言って、ミカヅキは拳を強く握り締めて、殴りかかってくる。

 

 それに対して、ハジメはどうにか体を捻る事で回避に成功する。

 

「まだ、終わってねぇぞ」

 

 その言葉と共に錬金術で生成した銃をミカヅキに向ける。

 

 その行動に対して、ミカヅキは素早く反応して、後ろに下がった。

 

「そっか」

 

 その言葉と共にハジメはミカヅキを追いかけるように走り出す。

 

 そして、手に持っていた銃を投げつけた。

 

 それに対して、ミカヅキはレンチメイスを使って弾丸を弾く。

 

 その瞬間、ハジメは手に持っていたもう一つの銃をミカヅキに向けた。

 

 その攻撃に対して、ミカヅキは手に持ったレンチメイスをハジメに向けて投げる。

 

 投げられた重厚感のあるレンジメイスに対して、ハジメは錬成を行い受け止めようとする。

 

 レンジメイスを受け止める事ができたハジメ。

 

 だが

 

「まぁ、隙だらけだけどな」

 

「っ」

 

 一瞬で近づいたミカヅキがレンジメイスを再び手に持つ。

 

 それと同時に、レンジメイスの先端部が大きく開き、ハジメを完全に拘束する。

 

 身動くが取れないハジメに対して、ミカヅキはそのまま大きく振りかぶり、勢いよく叩きつけた。

 

 大きな音と共にハジメは地面に倒れ伏す。

 

 それが、この勝負が決した。

登場するヒロインは

  • ロイガン・ベルフェゴール
  • キスショット
  • 妖精騎士ガウェイン
  • アルトリア・ペンドラゴン
  • ブラダマンテ
  • ナイチンゲール
  • 長尾景虎
  • マシュ・キリエライト
  • ニキチッチ
  • 巴御前
  • 玉藻の前
  • ミラ
  • ウィズ
  • 2B
  • クレア・ヴィクトリアス
  • カリオストロ
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