「カミツレさん、今日この後ご飯どうですか?」
「……ごめんなさい。これから用事があるの」
「そっかー残念だなぁ……」
「また誘ってね」
そう言ってカミツレは手を振ると足早に去っていって行くと、路地裏へと入り、背後を振り返る。誰かが追いかけてきている気配はなく、パパラッチの影もない。
それが分かるとカミツレは路地裏を少し進んだところにある階段を降りて、ドアを叩いた。
「私よ。開けて」
カミツレがそう言うと、鍵が開き、ドアの中から目の下にクマをつくった男が出てくる。
「……なんだい、また来たのかい」
「えぇ。早く入れて」
「へいへい」
無愛想なカミツレの申し出に男は渋々といった様子で応じると部屋の中へと招き入れる。そして、ドアが閉まるやいなやカミツレは男へと抱きついた。
「おいおいどうした」
突然の抱擁に男は当惑しつつも、満更ではない様子でカミツレへと問いかける。
「……別に、何も」
男の問いにカミツレは顔を背けながら答えるも、その表情は明らかに不機嫌だった。そんなカミツレの様子を見てか、男はため息をつくと彼女の身体を抱き寄せた。
「……ねぇ」
「なんだ?」
「……キス、しないの?」男の胸元へ顔を埋めながらカミツレが呟くと、男は口角を上げて笑みを浮かべる。
「んっ♡ ちゅっ♡ ん……っ♡」
男はカミツレの顔を掴み上向かせると唇を重ねた。カミツレは抵抗することなくそれを受け入れると目を閉じ、うっとりとした表情を浮かべている。
「ちゅぱ♡ んっ♡ んちゅっ♡ ……んっ♡ んっ♡ じゅっ♡ んぅっ……♡」
しばらくそのままの状態が続くと、やがてどちらからともなく口を離す。二人の間に唾液の橋が出来上がるとぷつりと切れて床に落ちていった。
「……このままするか?」
「うん……♡」
頷いたカミツレに男は、ゆっくりとズボンと共にパンツを脱ぐと、彼女の眼前に屹立して先端から濃厚な牡の臭いを漂わせる肉棒を晒す。
「んっ……くっさぁ……♡」
カミツレはその光景を見るなり顔をしかめつつも、瞳の奥には情欲の色があった。彼女は男の肉棒の前にしゃがみ込むと、大きく鼻で呼吸をして匂いを堪能する。
(すごい……♡ 濃いぃ……♡)
脳髄にまで染み渡るような強烈な臭気を放つそれにカミツレは舌なめずりすると、おもむろにその先端に口付けた。
「ちゅっ……♡ んっ♡ ……はむっ♡ ん……っ♡」
まずは挨拶代わりに鈴口に軽く吸い付き、次いでカリ首までを口に含む。
口内に感じる先走り汁の量の多さにカミツレは驚くものの、すぐにそれを嚥下し喉奥へと流し込んでいく。苦味のある独特な風味にカミツレは吐きそうになるも、どうにか堪えて肉棒を飲み込み続けた。
そしてある程度飲み込んだところで一旦肉棒を吐き出すと、今度は根元へと向かっていき、陰嚢を口に含んで転がしていく。
その間も亀頭への奉仕を忘れることなく、裏筋を舐めたり、尿道に溜まった我慢汁をちゅうっと吸ったりしていた。
「ちゅっ♡ れる……っ♡ れろぉ……♡ んふぅ……♡ はむっ♡」
「うおっ……」
一通り玉袋を愛撫した後は竿の部分にも舌を伸ばしていき、根本から雁首を往復するように何度もなぞっていく。
その刺激を受けてか、男のものは更に硬度を増していくが、まだ射精するには至らない。しかしそれでも十分に感じてくれていることを感じ取ったのか、カミツレは嬉しそうな表情で男を見上げる。
「ねぇ……そろそろいいんじゃない? 早く……ちょうだい♡」
カミツレはそう言うと、膝を伸ばして立ち上がり、服の裾を捲りあげる。
下に履いている。黒いタイツに包まれた下半身の中心では、下着越しでも分かるほど濡れており、秘裂からは愛液が漏れ出している。その姿を見た男は生唾を飲むと、彼女のタイツを破いた。
「あっ……♡」
安物ではなく、かなり値の張るお気に入りのタイツを破かれたというのにカミツレの顔に怒りはなく、むしろ乱暴に自分が求められているという事実に高揚する。
そして男がタイツを破いた先にある淡い色のショーツをずらし、くすみのないサーモンピンクの秘唇を露にする。
「挿入れるぞ」
「う、うん……♡」
男はカミツレの両肩を掴むと、一気に腰を押し進めた。既に愛蜜で潤っていたそこは難なく男のものを受け入れ、子宮口まで貫かれる。
「はぁん♡ んあぁぁッ♡♡♡」
その衝撃にカミツレは一瞬目を大きく見開くも、すぐに蕩けた表情を浮かべて声を上げた。
結合部を見ると、肉棒がしっかりと根元まで入っている。その事実にカミツレはぞくりと身体を震わせて快感を覚えた。
「んあぁっ!♡……おっきい……っ♡」
「動くぞ」
「ええ、来て……っ♡」
カミツレがそう言うと、男はゆっくりと抽挿を開始する。
「んっ♡ あんっ♡ んくっ♡……ああッ♡」
膣内を行き来する剛直によってもたらされる快楽にカミツレは喘ぎながら悶える。
そんな彼女を見てか、男のストロークは次第に速くなっていき、やがてパンパンと肉同士がぶつかり合う音が響くようになった。
「んんっ♡ んっ♡ んっ♡ んんっ♡ んひぃっ♡」
カミツレは男のシャツを強く握りしめ、押し寄せてくる快感に耐えようとする。だがその努力虚しく、彼女の口からは絶えず艶やかな声が溢れ出ていた。
「うぅ……っ!」
「や、やんっ♡ 中で……おっきくなってるぅ♡」
限界が近いことを察したカミツレの胎内で肉棒の体積が増していく。それが何を意味するかを理解できないカミツレではない。
「出してぇ……っ♡ 私の中にいっぱい……あなたのせーえき、注いで……っ♡」
「ぐぅ……出る……っ!!」
「んあぁぁぁぁッ!!!♡♡♡」
どぷっ!びゅくくくくっ!ぶぴゅっ、ごぽっ、ぼとっ、どろっ……。
熱い精液がカミツレの最奥に放たれると、彼女は背中を仰け反らせて絶頂を迎えた。ビクビクと脈打つペニスの動きに合わせるようにしてカミツレの膣肉がうねり、収縮して、竿の中に残っている精液を貪欲に搾りとっていく。
「はぁ……はぁ……♡」
(凄かった……♡)
男のものを引き抜かれた秘部から白濁液が零れ落ちる中、カミツレは満足げな表情で余韻に浸る。
しかし男の方は、未だにペニスは萎えておらず、むしろ一度出したことで硬さを取り戻しつつあった。それを見たカミツレの顔が期待に染まった時、男が口を開いた。
── 一時間後。
カミツレの姿は先程までとは打って変わって、全身汗まみれになっていた。
床には脱いだ衣服が散乱しており、そのどれもに染みが付いている。
「はぁ……はぁ……♡」
「ふぅ……」
男とカミツレは互いに息を荒らげると、再びベッドの上で絡み合い始める。
「んちゅ♡……ちゅぱ♡ れろぉ……♡ はむっ♡」
カミツレは男の上に跨り、彼の胸板に両手を置くと、唇を重ね、舌を絡めて濃厚なキスをする。その間にも腰を動かして自分の膣内で肉棒を擦り、快楽を貪っていく。
「じゅる……♡ んっ♡ちゅっ♡ んん……っ♡」
カミツレの腰使いが徐々に激しくなっていくと、彼女の乳房が揺れ、淫らに形を変える。その光景を間近で見せつけられた男は、思わず手を伸ばし、その柔らかさを堪能する。
「んっ……♡ もう、おっぱい好きなんだから……♡」
そう言いつつも、カミツレは嬉しそうな笑みを浮かべ、更に腰を振る速度を上げる。そして二人の呼吸が激しくなり、絶頂へと向かっていく。
「んっ♡……んんっ♡……んん〜っ!♡♡♡」
カミツレが身体を震わせると、膣内が強く締まり、男のものが締め付けられる。その刺激に堪らず男は射精してしまいそうになるもなんとか堪えるが、カミツレの方が先に限界を迎えてしまった。
「あっ♡ ダメぇ……っ♡イクぅぅぅッ!!♡♡♡」
ぷしゃあぁぁぁっ!!! カミツレは潮を吹きながら達すると、そのまま力無く倒れ込む。そんな彼女を受け止めた男は優しく頭を撫でてやる。
「お疲れ様」
「うん……♡」
カミツレは男の胸に顔を埋めると、頬を緩ませて幸せそうにする。その後、二人は軽くシャワーを浴びてから、ベッドの中で眠りについた。