※この作品はR-18です。

神技一刀´   作:TETUYA

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六章・八話:環に連なる青き痛み

 仰向けに見える天井の薄暗さ。上から押さえ付けられる圧迫感が続いている。

 胸が苦しくなり、呼吸が整わない。

『ハァ、ハァ・・』

『非常に好い様だぞ。各務・・』

『大道、ハァ、ハァ・・寺ぃ・・てめ、ぇは・・ァ!!』

 悠也の視界に入る大道寺の高圧的な姿。黒ずんだ肉棒が活発に脈打って太く勃起する様

は、悠也には不快だった。

『競パン伝説でも築かせてやろう・・はっは!!』

『くっ!!・・ッ』

 高らかに笑う際に身体が揺れて、その揺れが肉棒にも伝わり陰嚢もゆさゆさと揺れる。

 身体を起こそうとする悠也であるが、身体が金縛りに遭って動かせない。

 大道寺は小気味良く笑った後、悠也の視界から忽然と姿を消した。身体が動かせない状

態の悠也では、大道寺が何処に移動したのかが把握出来ない。

 

 ―――ちく、しょ・・神技が使えりゃ・・こんなヤロー、を・・

 

 競泳水着一枚の裸。今更であるが寒気を感じる。外の雨音の強さもあって寒さは肌に染

み入るように伝わってきていた。

 大道寺はニヤリと笑いながら、悠也の足元へと移動していた。無防備な両脚は大道寺に

向かって投げ出されている。その両足の鋭い筋肉を見据え、再びニヤリと笑みを成す。

 そっ・・と、大道寺の手が悠也の足首に触れた。

『ッ!?――く?』

 その瞬間、ぞっとして鳥肌が立った。それから大道寺は肌の身震いを覆いながら両足首

を中心に手で撫ぜ付けていった。

『くくっ・・』

『くっ!?』

 臑毛の一本を引き抜き、それを口元へ近付けるとフッと息を強く吐いて空気中に舞わす。

 チクリとした痛みに悠也は顔を顰める。その内にも大道寺の手は徐々に上へと這い上が

っていく。

『十分すぎる鍛え上げ方をしているな・・これほどの筋肉、何が目的で鍛えているのかは

知らんが・・・それも今は俺の為だと思えば、納得もいくぞ』

『勝手に・・言ってろ、ってンだ・・・・・てめぇ』

『まだ俺に意見する強気が残っていたか?―――その方が面白いから、もっと喚け』

『ちぃ・・』

 大道寺の脚の撫ぜ方は巧みである。臑毛を転がす様にして掌で肌を覆い、そして、指で

筋肉を解す動きをする。徐々に手を移動させて、やがては太腿に至る。

『凝ってるな・・ここは?』

『くっ・・っ』

 太腿を揉み始める。強張って力の入る太腿は指がすぐに疲れて揉み難いが、それでも揉

む動作を続けるのは、悠也の表情の歪みを見て楽しむ事が出来るからだ。

 筋肉を強く押すと、身体が震えて肌の表面に鳥肌が立つ。肩が若干の揺れを見せるのは、

懸命に身体を動かそうとする証であろう。

『だが、動かせんな―――これが俺の“力”だ』

『ち、力・・うあっ!?』

 ぐっと指に力が入り、爪が肌を傷付ける。悠也には多少の痛みではあるが、揉まれる感

触と合わせれば、それは確かな刺激となって伝わってくる。

 悠也は、素っ頓狂な声を上げてしまった後、急に口を閉じて顔を横に倒した。屈辱的に

染まる表情の中で下唇を強く噛んでいる。

『もうお手上げか?―――各務悠也。つまらんな・・だが、高校生(ガキ)だから仕方な

いか・・・もっと責めを強くしてやらんとな』

『何ッ・・!?―――やめ、ろ!!そこは!!!』

『ん?―――どうしたァ?』

『くっ。ぐっ!?』

 悠也の頬が赤く爆ぜた。両目を大きく見開いて天井を見る。

 ゆっくりと身体が上下するのを他人事の様に感じるしかない。揉まれるという行為の屈

辱感を感じ取る事しか出来ない自分が悔しいのである。

『・・っ・・ッ・・ッ』

『水着の質感に加えて、この重量感か?―――相当に溜め込んで何が愉しい?若い高校生

(ガキ)だったら、性欲を持て余して毎日している所だぞ』

『っ・・ッ・・ッ・・』

 ゾクゾクと身体の奥が震えてくる気がする。水着の質感が今は相当に厭らしい。肌に吸

い付く刺激すら受け、きつい布地が更にきつく締め上げてくるのは、水着越しに揉まれる

所為だろう。

『まだまだだな。だが・・・高校生(ガキ)にしてはデカい部類だがな。このデカさだと

精通は早かったんじゃないか?――ん?』

『・・・・・・っ・・』

 五本の指が悠也の“男”を調べ上げていく。

『ネタは誰だった?―――まさか妹とか言うなよ?―――はっは!!』

『てめぇ!!!――はぁ!!!』

 「妹」―――触れてはならない大切な部分を踏み躙られた悠也は、激昂を露にして大道

寺に矛先を激しく向ける。

『言え。今のお前では怒ろうとも無駄だな。“ここ”を押さえている、から!――な!』

『くあ!!!!』

 水着をふっくらとさせるモノが今は大道寺に人質に取られているのだ。そのモノ=男の

象徴が強く鷲掴みされる。

 激痛が下半身だけでなく全身に駆け巡った。身体は異様に爆ぜて激しく身に悶える。

 大道寺の手を中心にして水着は皺を作る。それと同時期に悠也の眉毛は強く歪んでおり、

その眉毛を大道寺は空いていた手の人差し指で拭う様に伝う。

『片方だけ剃られたくなければ、言え・・・精通はいつだ?―――ネタは誰だ・・』

『・・・・っっ、くっ。ぐあァ!!』

『ここを握り潰すのも悪くない事だぞ。そしたらお前は完全に俺の“女”だ』

 容赦なく囁かれる大道寺の声には嘲笑が含まれるが、その声の質を判断する暇は悠也に

は無い。激しい痛みと顔を嬲られる気色悪さに耐えなければならないからだ。

 眉毛を指で摘んで数本を引き抜く。引き抜かれる瞬間の悠也の表情を気に入る。屈辱と

怒りと耐えると言う重なり合った表情が・・・

 揉み、握り締める―――感触を適度に齎し、刺激を徐々に強めていけば、悠也は若い反

応を見せてしまう。

 身体を揺らし、両足を懸命に足掻かせる。しかし、身体を動かせば動かすほど大道寺の

術中に嵌って行くとは気付けない。

 忍として身体は鍛え、痛みを堪える術は十二分に知っているが、こうした感度に対する

にはまだ若い―――18歳といえばまだ「若葉」なのだ。生き生きと萌える時期へと達す

る頃への刺激は敏感である。

 性への欲求が強まるのは男として当然である。女性の肉体的な刺激を受けて、欲しいと

激しく思ってしまう事も少なくは無い。また、敏感に爆ぜる身体の一部分を扱かなければ

眠れない時もある。それら全てが大道寺によって暴かれていく気がしてならなかった。

『オレは・・っっ、っぁ・・くっ!?―――ァ』

『どうだ?―――俺のテクは、まんざらでもないって言いたい顔をしているぞ。各務』

『て、め・・――――っ。くあァッ・・』

『肉の棒としては問題ないが亀頭は半被りでは・・・まだ、男としては未熟だぞ』

『くっ・・・くっ!!』

『それに加え、身体の熱を発散しなければ夜も眠れなくなるくらいの事は・・・俺は既に

熟知しているぞ。なんせ俺は体育教師だからな。色々な生徒に保健という名目で数々の質

問書に性について書かせて答えさせてきた。その、・・・答えを集計した結果を、今・・・

お前という身体で試しているという訳だ。若くも青々しい肉体に及ぶ刺激が、俺にとって

は懐かしいぞ?―――はっは!!』

『くっ・・くっ・・』

『まだ変わらんな・・・こんなに痛みと刺激を与えても勃起せんか・・・やはり男の俺で

は駄目か・・・それとも快感が足りんか』

 水着が皺くちゃである。既に布地が乾いてしまっている。

『最近の高校生(ガキ)は、俺の時代よりも早熟な奴は多い。・・精通時期の目覚めも早

い分。早漏も多いが、どうやらお前はそうじゃないらしいな・・・』

『ってめぇは・・何言ってンのか、自分でも・・・くァ。解ってンだろう、な!!!』

『揉まれて感じながら、凄まれてもな・・・はっは!!』

 乾いた水着の布地が次第に濡れて「くちゅくちゅ」と音を立て始める。

 何故か濡れ始める下半身。冷たくぬるっとした感触が肌を伝い、次第に覆い尽くし始め

ていく。

 顔を何とか少しでも上げて大道寺を睨み付け様と両眼を強く見開いた時だった。

『だ、大道寺・・・て、めぇ・・その姿は・・・!?』

『俺は・・・くくっ。これが俺の出した結果だ。所詮、鬼畜だったという訳だ。これが俺

の拘束の力―――魔術と“奴”は呼んでいた・・・「ワークス」と』

『ま・・術・・―――――くあっァ!!か、身体が!?』

 

 ―――術の波動も感じない。これは・・霧生じゃ、ない・・!!―――ッ!?

 

『くあ・・・くっぁぁあ!!!!!!』

『快感に身体を高め、性欲求を暴く―――そして、お前の全てを支配する』

 にやり・・笑う大道寺の表情の中に暗む瞳を見た瞬間、悠也は・・・!?

 

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