※この作品はR-18です。

神技一刀´   作:TETUYA

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十章・三話:印

 意識が朦朧とした悠也を―――

 

『悠様・・・』

『・・・』

 恭司が呼び掛ける。その声に悠也は反応しない。虚ろな目で恭司の顔を見つめている。

『・・悠様・・・』

 牙による傷口が出来た場所へと手を伸ばす。そっと触れてゆっくりと覆う様に撫ぜる。

 

ぴくン・・

 

『・・・っ・・』

 悠也が身体を震わせてきた。明らかに恭司の手触りに身体が反応している証拠だった。

 薄暗い室内。窓が閉まっている為の湿気と熱気が漂う中、タンクトップを中途半端に捲

り上げられた悠也の露出した肌は汗でしっとりと濡れていた。

 呼吸する度に胸が上へと押し上げられる。そして、ゆっくりと沈んでいくといった動作

を繰り返す。それが筋肉の鍛え具合を恭司に見せている様子にも思えた。

『綺麗です。悠様・・・』

 両腕を動かして腋の下を露出させる。そこは若くも男の様が生えている。

 恐る恐る腋に触れる。茂みの感触が指に絡まる。

 この時、悠也の瞼が静かに瞑られていく。瞳が瞼により覆い被せられて見えなくなると、

何故か恭司はホッとする息を吐き出した。

 タンクトップを更に捲り上げて両腕より引き抜く。完全に脱がされたタンクトップが恭

司の右手に握り締められている。ほんの僅かな温もりと多少の湿り気が布地全体から感じ

られてくる。

『悠様・・・すぅーーはぁ・・すぅぅ・・』

 左手は腋の下を擽りながら、右手に持つタンクトップを使って自分の顔を覆う。それか

ら何度も鼻で大きく息を吸っては吐くといった行動を繰り返した。

 汗を掻いた所為で漢臭さが一層香ってくる。これが悠也の匂いだと思えば思うほど、感

情が昂ってしまう。

 湿り気が汗によるもの。温もりは肌に密着していた所為。匂いは悠也自身を象徴する。

 間近に悠也が居る。

 今、悠也は気絶して眠っている。手に入れるなら今しかないと、恭司の心の中で昂る感

情が急かす様に訴えてくる。

 心の暴走を抑え切れない。恭司の目が血走る。収まろうとしていた牙が再び唇より露出

を始めた。

 白く闇の中で輝く二本の牙が、悠也の血液を味わいたいと疼いてくる。それが歯全体を

疼かせ、恭司はその衝動に身を任せた。

 

ちゅ・・くちゅ。ちゅぅぅ・・

 

 室内に響き渡る音―――唾液と血液が絡みながら恭司の口の中へと吸われていく。治り

かけた傷口が再び開いてしまい、肌と密着する恭司の口の端より血が滴り落ちてきた。

 唾液を染み込ませて悠也に少しでも快感を味わって貰いたいと努力する。事実、悠也は

気絶しているにも拘らず、若干の声を口より潤ませ、頬を次第に赤く染め上げてきた。

 ぴくン・・ピクッと身体が弾く。恭司の吸血に合わせて悠也は反応していた。

 血を吸う間、左手は汗ばんだ胸を弄り、右手は吸血している首筋の反対側に触れてぶれ

を押さえていた。

 頚動脈が血流を促す様子が指に伝わってくる。トクン・・トクンと指の腹を押し上げる

のを感じ、恭司は嬉しさを込み上げさせる。

『う・・・ぅ・・』

『じゅるぅ・・じゅるぅ・・じゅるぅ』

 適度に間を置いて血を吸い上げる。その間を利用して快感作用のある唾液を―――言わ

ば痛み止めを悠也の身体の中に流し込んでいた。

 血を吸いながら顔の位置を移動させる。悠也の下半身を見るとジーンズの一部を極端に

押し上げている様子が視界に入った。

 ジーンズの盛り上がりを暫く眺めると、ピクピクと蠢き出す。まるで外に出たい早く出

せと“それ”が訴えている様に思えてならなかった。

 血を吸い続けながら、その吸血に適度な強弱を付けながら、胸を弄っていた左手を下へ

と移動させていく。汗ばむ様子が掌に吸着感を齎してくる。

 はっきりとした凹凸の腹部を名残惜しそうに通り越し、ジーンズの留め金へと至る。

『・・じゅるぅ。じゅくぅ・・・じゅくっ・・(―――悠様・・)』

 留め金を弄くる様にして外すと、チャックの突起を指で軽く摘んで下げていった。

 金属の擦れる音が恭司の耳に入ってくる。そのチャックが下げられていく音を楽しみな

がら、下げる過程でのまるで山頂へと登り降りの様な感触を更に楽しんだ。

 

ちゅぅぅ・・・

 

『う・・ぅ・・』

 呻き声を上げる悠也は、多少の顔の歪みを見せた。それが苦痛なのか快感によるもので

あるかは恭司には理解出来ない。ただ歪む際に見える唇の動きを眺めるだけだった。

 完全に下げ終わったチャックの間より、急に盛り上がるモノが下着に覆われる状態で顔

を出した。恭司はその頂点の膨らみを優しく掌で撫ぜる。

 黒のボクサーブリーフを穿いて、その布地を強く押し上げる肉棒が窮屈な場所より抜け

出て、開放的に勃起へと至った。

 力強く逞しさがある肉棒を、恭司は布越しに鷲掴みする。

 ここでようやく吸血を中止した。ゆっくりと悠也の肌より牙を引き抜いて、傷口より離

れる―――その離れる瞬間、傷口が淡く振動して出血を止めて、しかも開いていた傷口さ

え消し去っていた。

 この時の悠也は、多少だけ青ざめて見える。汗がいつの間にか引いている事を恭司は今

更気付いて焦りを覚えた。

『血を吸い過ぎてしまった・・・つい・・悠様の血は絶品だったからな・・・申し訳あり

ません。悠様―――命には別状ありませんからご安心を』

 いまだ気絶している悠也に向かって声を掛ける。頬を赤らめて顔を歪ませる悠也は、そ

の時に顔を左右に揺らす反応を見せていた。

 勃起した肉棒。膨らんだ亀頭を手で弄ぶ。今まさに悠也を支配していると言っても過言

ではない。この状況に恭司は理性を忘れ掛けて興奮していた。

 乳首を弄り、性感帯の感度を緩やかに高めながら、その感度の高まりを象徴する肉棒の

動きを観察する。

 ピク、ピクッと布地を押し上げる行動を続ける肉棒は、今度はこの布地さえも邪魔と感

じている様子を見せていた。それに対し恭司は当然に解放させる手段を取る。

『悠様・・・おれが全部見て差し上げます。悠様の全部・・・確認します』

 頬を真っ赤に染めて緊張感を示し、そして、羨望の眼差しで悠也を見つめながら、両手

をボクサーブリーフへとゆっくりと両手を広げながら近付けさせていった。

 

 ゴムを掴み・・・そして・・・

 

 太腿を通り越す。両足より引き抜かれると、布地を顔に当てて吸着している漢の匂いを

嗅いだ。

 勃起した際に先走りの液体が亀頭頂点より漏れていたのだろう。確実な湿り気が布地の

一部に感じられる。時間を掛けて匂いを嗅ぐ事で、湿り気が蒸発して香りへとなる様子を

具に楽しんだ。

『大きいですね。悠様―――普段は半分皮を被って可愛らしくもありますが・・・今はな

んと漢らしい事か・・・それでこそ悠様です』

 右手の親指と人差し指を使って悠也の肉棒を計る。

 結構な具合に太く、若干の色の濃さをする肉棒の側面である。雄々しく発達したそこは

まさに漢を語るに十分な要素だった。

『約・・17センチか・・・―――勃起状態はかなり大きいことがこれで証明された。悠

様・・・・このはちきれんばかりの勃起を鎮めて差し上げますから』

 麗しげに肉棒を見つめ、そして、ゆっくりと顔を下げていく中で、口を窄ませて徐々に

開いていった。

 

ちゅ・・ちゅぱぁ・・・・ちゅぱぁ・・・・・

 

 最初に亀頭に口付けをし、それから優しげに口の中へと食んだ。舌と唾液を巧みに使い

こなして音を奏でさせる。

『う・・ぅ・・ぅ・・』

 悠也が若干の強さを伴わせる反応を見せてきた。

 

 ―――凄い・・・これが悠様の味・・・これが悠様の「漢」・・

 

ちゅぱぁぁ・・ちゅくちゅく・・ちゅく、ちゅく・・ちゅぱぁ・・・

 

『う・・・う・・ぅ』

 吸血された際に高まっていた感度が一気に弾け様としていた。悠也はお尻を上げて腰を

浮かすと最終的には両肩と爪先で身体を支える姿勢をした。

 膝が揺れて腰が震えている。まるで恭司が肉棒を舐め吸い上げる行動に協調する様子に

も思えてくる。

 今の恭司の手は悠也の姿勢を支える為、背後に回されている。左手は背中に、右手はお

尻の位置にある。

 そして、まさにこの右手が曲者だった。指が身勝手に動き出そうとする。双丘へと蜘蛛

の足の動きの様に入り込み、蕾へと目指した。

 

ビクビク、ビクン!?

 

『うあ・・・・』

 蕾へと触れた瞬間だった。悠也が極端な反応を見せてきた。そして、先程よりも呻き声

が大きくなっている事も印象的だった。

 恭司はこの悠也の反応に驚きながら指を引き、口に食んでいた肉棒を解放する。

『まずい・・・悠様が起きてしまう・・・・・・・だが、初心だな・・誰にも穢されてい

ない証拠なのか・・・この反応は』

 仕方なく肉棒を集中して攻める事にした。

『う・・・ぅ・・ぅ』

 攻めてすぐ、悠也は快感を更に昂らせて腰を揺らしてきた。ついに限界点を突破しよう

とするのが恭司にははっきりと分かっていた。

 左手は背中を支え続けたまま右手を動かして肉棒を握り締める。

 そして、扱く速度を調節してわざとじらす。すると悠也は腰を自ら激しく動かして、何

とか絶頂へと達しようと無意識の努力をし始めてきた。

 これら悠也の一連の行動を恭司は可愛らしいと思ってしまっている。

 指で肉棒を軽く弾いてやる。すると鈍い音がして、勃起した中身が相当に詰まっている

反応を返してきた。それすら恭司にとっては可愛いと思えてしまうのだ。

『悠様―――おれの手でイッて下さい。出(射精)させて差し上げますから』

 扱く速度を一気に高める。悠也が極端な反応を強くさせてくる。その中で肉棒を握る手

に確実な射精へと達する寸前の感触を得た。

『イケ・・悠っ様!!』

『ッ!?』

 

どぴゅっ!!!!――――どぴゅっ!!!

 

 二度、大きく肉棒は弾けた。非常に濃い白濁液を吐き出している。そして、射精後は浮

いていた腰が静かに沈んでいった。

 多少の息遣いの荒さと胸部の上下運動が繰り返される中、この胸部に付着するドロドロ

の白き液体が垂れて落ちていった。

『おっと・・』

 垂れ落ちていく液を指で止める。そして、身体に付着した全てを丁寧に拭っていった。

 肉棒が鎮まっていく中、ボクサーブリーフでそれを隠す。それからタンクトップを着せ

てジーンズを穿かせた。

 そして、チャック閉める際、肉棒が当たって傷付かない様に大切に思う手付きでジーン

ズ内に肉棒を収めると、最後に留め金を掛けた。

『悠様・・・―――――』

 じっと見つめ・・・顔を歪ませる悠也の顔へとゆっくりと自分の顔を近付けていく。

 

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