パートナーがちょっと離れていく話 作:灰泥
エルダという男は仕事に真面目で、他職員からの信用が熱く『エルダさんとなら大丈夫』と云われる程だった。
それなのに、なぜキャロとそういった関係になったのか――。
今回はそのお話。
自然豊かな光景そして間伐や下草刈りがちゃんと行われ、手入れが行き届いた森の中を男性と少女は歩んでいた。
「いやぁ、まさかあの機動六課で大活躍した女の子と組めるなんて、光栄だなぁ」
「そ、そんな、私なんか、皆さんと比べたら……!」
「はははっ、謙遜しなくていい。寧ろ申し訳ないね、こんなおじさんと組む羽目になっちゃって……同じ年頃のエリオ君の方がよかったろ?」
「そんなことありません! エルダさんと組めて私は嬉しいです!」
少女――キャロ・ル・ルシエの言葉は裏表のない素直で真っすぐなもので、思わずこちらが照れてしまうほどだ。男性、エルダは「ありがとうね」と紡ぎながら照れくさそうに頬を掻いている。
今回の職務は、各職員が担当する地域の自然と生物の調査に充ること。
本来であればキャロはパートナーであるエリオも調査するはずだったが、生憎と他の担当地域の人員が不足したため、エリオはそのほか担当地域に赴くこととなった。
その為、今回担当するエリアの適任者と判断されたエルダと二人だけの調査となった。
(エリオ君以外の男の人と組むなんて初めてだったけど……『エルダさんなら大丈夫』ってみんなが言ってた通りだなぁ)
正直担当するエリアに入る前はキャロは緊張していた。
今までコンビを組んでいたのは同年代のエリオだったり、チームとして動いていたのは年上が多かったものの殆どが女性だったりと、年上のしかも中年頃の男性と組むのは初めてだった。
だが、エルダはキャロを案じながらも少女としてではなく、自然保護管職員として扱い、時に厳しく接してくれた。仕事に対しても真面目に取組めており、他職員の『エルダさんなら大丈夫』という言葉も納得だ。
「……ふむ、問題ないな。特定外来生物や植物は見当たらないから、このまま山の頂まで登ろう」
「それじゃあ、このまま――きゃあ!」
キャロが一歩踏み出そうとしたとき、足元の蔦に引っかかってしまい転びかけたときに、エルダの両手が彼女の両脇を入れ込んで、転ぶのを防いだ。
「あはははは、意外とおっちょこちょいさんだね。大丈夫?」
「は、はい、ありがとうございます……」
エルダの両手でぶらさがりながらキャロは唯々恥ずかしそうに頬を赤く染めて、彼の顔から目を逸らすしかなかった。
山頂広場前に到着した際、甘ったるい不快な臭いが鼻についたエルダの表情が険しくなった。
「エルダさん……?」
「……キャロちゃん、ハンカチを持っているかい? 申し訳ないけど、それを貸してもらえない?」
「――あっ! は、はい、どうぞ!」
一瞬返答が遅くなったもののキャロはハンカチを取り出した。
エルダはキャロからハンカチを受け取ると鼻に押し付けて、そのまま進み始める。
「あ、あの、エルダさん、これって……っ」
――――同じく臭いを嗅いでいたであろうキャロの頬が赤くなっていき、荒く肩で息をしていることに気づかず。
「キャロちゃんは待機。私がいいっていうまで動かないで」
エルダは広場の中央まで進んでいく。広場は様々な色合いの花や草木があちこちに咲誇っていた。
本来ならば統一されていない色合いの花々など、色の組み合わせのバランス次第で、周囲の環境に溶け込むことなど難しく、寧ろ悪目立ちしそうになるくらいだ。
しかし、目の前にある広場に咲いている花や草木の色合いは非常に最良な組み合わせとなっており、憩いの空間として称される程の景色がそこにはあった。
だが、エルダはそう楽観的に捉えることが出来ない。
エルダの視界を捉えているのは広場の中心に咲いている一輪の花。
濃桃色の八重咲き大輪で黒斑の花だ。先程から漂う不快な甘ったるい臭いを放つのはどうやらこの花のようだ。
(……外来種の植物。こんな花は一か月前には咲いてなかったはず。とりあえず回収して調べてもらおうかな)
そう判断したエルダは片手で花を摘まもうとしたとき――。
「エ、ルダ、さぁん……」
「むがっ――!」
キャロの声が聞こえたのと同時に、背中から突然の衝撃が奔ったと同時に倒れ込んでしまったことで、ハンカチを落としてしまった挙句に、濃桃色の八重咲き大輪で黒斑の花を間近で嗅いでしまった。
その甘ったるい臭いが鼻一杯に入り込んだのと同時に――強い鼓動が全身に響き渡ると身体が熱くなり、特に身体の一部である股間が鈍い痛みと共に熱くなっていった。
「っぅぁが、キャロ、ちゃん! どうし、て――」
命令違反をしたキャロに驚きつつも、振り向きざまに叱ろうとしたエルダ。
しかし、その言葉は紡がれることはなく、キャロの姿を魅入れてしまった。
「エ、ルダ、さん、エル、ダさぁん……身体、あついですっ♡」
先程まで純粋さを見せていたキャロの姿はそこにはいなかった。
興奮を隠しきれない様子で呼吸が乱れており、熱さから逃れようとして制服の上着とズボンは脱ぎ棄てており、Yシャツは既に半脱ぎになっていた。
シャツは既に半脱ぎになっていた。
白い下着――すでに濡れている――とYシャツだけの半脱ぎ姿となっているキャロの姿。
あらわな姿となった少女の姿。本来であったら、すぐさま着替えるように促すだろう。しかし、エルダは答えることはなく魅入れてしまい、ただ息を荒くしている。
あの、一輪の花の影響であると理性では理解しているものの、すぐ目の前にある幼くも少しずつ女としての成長がみられているキャロのあられもない姿から目を離すことが出来なかった。
理性よりも本能の方が、勝っていた。
「エル、ダ、さん、あの、あのっ、したぎも、ぬれちゃったから、ぬい、じゃいますね……♡」
キャロが、濡れそぼっている白い下着を脱いだ瞬間――エルダは彼女に襲い掛かった。
* * * * *
空中に散らばっていく様々な色合いの花びらはまるで幻想的で第三者がいれば見惚れてしまうだろう光景。
「あうっ、ひゃうあぁぁっ♡ す、すごいぃっ♡ わたひのなかぁ、かき回されてぇっ♡ ふわああっ、あぁ、あああんっ♡」
だが、その光景には似つかわしくない、ずちゅっずちゅっという水音と若々しい嬌声が響いていた。そして周囲にはYシャツやズボンなどの制服が脱ぎ散らかされていた。
「っはぁ♡ いた、いたい、よぉ♡ で、も、でもぉ、きもち、いいよぉお♡」
地面に背中を付けて寝っ転がるキャロは、エルダに覆い被されて、未成熟なその恥部に肉棒を突き入れられていた。彼女が処女であったという膜が破れてしまった証として、恥部から愛液と共に血が垂れ流れていた。
「ぁっんんっ♡ んんっ♡ いたい、けど、きもちいい♡ こんなの、はじめ、てぇ♡」
腰が打ちつけられるたび、キャロの下腹が膨らんで、エルダの肉棒の形を浮き立たせる。エルダの亀頭はキャロのの子宮内に侵入している。
処女であったキャロ。今日初めての性交に対してあまりにも激しすぎるものであったが、キャロは悦んでいた。
そもそも処女膜が破られたものの、それすら快感としか処理しなかったのだ。
「アァッ♡ すごい♡ ダメッ♡ これ、ダメ……♡ ダメダメダメェ♡ んひぁ♡」
何度も浅い絶頂に襲われながら喘ぐ声は止まない。エルダの腰振りは激しく、キャロの感じる場所を亀頭で抉りながら突き立てていた。
膣肉が亀頭に搔き分けられ、子宮口を力強く突き上げられるたびにキャロの膣内はエルダの精を搾り取ろうと締め付けていく。
「ぅっ♡ は、激しぃよぉ♡ あんっ♡ あんっ♡ 奥ぐりぐりぃ♡ だめぇ♡」
汗と淫水で濡らすキャロは背中を反らし、舌を垂らし、ハートマークが浮かびそうなほど瞳を蕩けされていた。
エルダはそんなキャロに唇を重ねる。すぐに舌を口内に差し入れ、奥に潜んでいた彼女の舌を巻き取り舐めまわしていく。
「ゃむむっ♡ んっ♡ れるっちゅぱっ……♡」
キャロもそれに反応を示し舌を動かしてディープキスに夢中になる。舌を絡ませ合い深くキスをする二人は、傍から見れば恋人同士にしか見えない。
「キャロちゃん……っ! キャロちゃん、キャロちゃん!」
「エル、ダさんっ♡ エルダさん♡ エルダさぁん――♡ もっと、もっとぉお♡ ふぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ♡」
娼婦のような媚びる声に、エルダはついに我慢の限界を迎えた。瞬間、エルダは強く腰を振り、子宮を押しつぶす。キャロの喘ぎ声があがり、舌を垂らしながら桃色の髪を振り乱した。
エルダが身体を震わせ、一気にキャロの子宮内へと精を吐き出した。
「あああぁぁぁ♡ あついの、き、たぁ……♡ んぅ♡ んああぁぁぁぁぉ……♡ こすり、つけられて♡ すき♡」
エルダの射精が収まるまで喘ぎを漏らしながら、キャロは子宮で受け止めていた。
「エルダさん、すきぃ♡ キス、キス、してくださぁい♡」
やがて、射精が収まった瞬間に両脚を絡ませたキャロがキスを強請った。それを抱き寄せ、俗に言う種付けプレスというような体勢になったエルダが彼女を受け入れ、舌を絡ませた。
そして、そのキスがきっかけで再び――。
「あん♡ はあぁぁ♡ うぁぁ♡ んん♡ あ、ああぁ……♡」
二人はお互いに声を掛け合うことなく、当たり前のように腰を揺らし始めた。
二人の快楽の余韻が終わる頃、既に日が暮れ始めていた。
エルダとキャロはあの一輪の花のことを報告すべく、自然保護隊の事務所を目指して歩いている――が。
「んんっ♡ や、やぁ♡ エルダさん、だめぇ」
「その割には濡れているね。さっきのことが忘れられないかな?」
「はぅう♡ そ、それは……ズルい、ですっ♡」
エルダはキャロを樹木に押し付け、彼女のズボンを下ろしては下着越しからその恥部を弄っていた。
エルダの表情には昼間に見せていた優しさと厳しさを兼ね備えた真面目な雰囲気は一切なく、ただ
対してキャロは恥部をグチュグチュに弄られて快楽に悶えながら、エルダの指を止めようとしているも、抵抗する形だけしかに見られない――寧ろエルダの指を招き入れようとしていた。
「くくくっ、こんな姿をエリオ君に見せたらどんな顔になるかなぁ」
「えっ、あんっ、あ、エ、エリオ君……あぁぁっん♡」
『エリオ君』。その名前を聞いた瞬間に、キャロは言葉を失いかけるも、すぐさまエルダの指が恥部を弄ったせいですぐに快楽に悶える。
だが、その快楽と膣内を弄っていた指の感覚がなくなってしまう――エルダがキャロの膣内から指を抜いたのだ。
「あ、あぁ――っ」
愛液と、膣内に残っていたであろうエルダの精液が混じった液体がエルダの指に纏わりついていた。
その指を見て、キャロは思わず声を上げてしまう――もっとあの快感が欲しいと言わんばかりに。
「エリオ君にバレたくなければ、私とセックスをしてくれないかな? それとも、嫌かな?」
「あ――っ」
ここで拒否をすれば。
もしかしたら、エルダは優しい真面目な性格に戻るかもしれない。元の関係に戻れるかもしれない。穏やかな生活に戻れるかもしれない。
しかし、拒否してしまえばエルダはエリオに言ってしまうかもしれない――だがそれよりも。さっきまで感じていた快楽がもう味わえないかもしれない。
――キャロが選択した答えは。
「しますっ♡ エルダさんと、セックス♡ だから、だから、早く下さい……っ♡」
エルダとのセックスを求めた。
……ここでキャロは気づくことはなかった。無意識ながらも、エリオのことを紡ぐことはなく、ただ快楽を得るための言葉を紡いだことに。
墜ちるまでの過程を見たいという感想がありましたので、そちらに応えて投稿しました!
最初から書けよという声も上がりそうですが、だってねぇまさかここまでとは思わなかったので……。
……エリオ君にバレてしまうお話、見てみたいですか? 需要……あるんですよねぇ