パートナーがちょっと離れていく話 作:灰泥
久々の投稿です。理由は多忙によるPCの起動ができなかったのと、PCの調子が悪いうえに、物価高によるお金のやり取りのせいです(笑)
あと、もう一つはゲーム。これに限ります。
今回から番外編となります。主役は勿論キャロと、もう一人……。いやもしかしたら?
次元世界【マウクラン】
そこは自然管理世界として登録されている1つ。ただ厳密に言えば、ここは無人世界ではない。
人が本当に極僅かだが、住んでいるからだ。その住人は僅か3人――内、1人は人とは呼べないが。普通なら有人惑星、即ち管理世界に住み込むものだ。
無人管理世界に移住するとなれば、それは大概が資源採掘の為に派遣された企業や管理局員、または自然保護課の局員、はたまた旅をする人間くらいのものであろう。
住まう住居は草原に建っており、周りは草木が生い茂る他、森林や川等も近場にある。まさに自然に恵まれた世界――には少々似つかわしくない、ホテルと言わんばかりの在宅が建てられていた。
「さて、と。もうすぐ来るわよね、キャロとその職員さんは!」
「そうね。しっかりとお出迎えをしなければならないわ」
その住居の住人2人は女性だ。1人は、10代前半で腰まで伸ばした薄紫色のロングヘアー
もう片方は30代後半、腰まで伸ばした薄紫色のロングヘアー。
容貌が似ていることから、2人が親子であることは容易に想像がつく。前者はルーテシア・アルピーノ、後者はメガーヌ・アルピーノと言う名前であった。
もう1人は人型ではあるが、昆虫が人型になったような印象を受ける。小さな眼が4つ、全身は灰色か薄い黒色、昆虫型の為か甲冑を纏っているようにも見える。名をガリューと言う。
ルーテシア・アルピーノの召喚獣だ。召喚獣と聞けば予想もできるが、ルーテシアは召喚魔導師である。
かのJS事件にも関与していたが、現在は出所し、魔力を大幅に封印され、この無人の次元世界「マウクラン」で管理局の保護観察を受けている。
そんな召喚獣も、これから来訪するキャロと職員を歓迎と共に、もしものことを踏まえてルーテシアとメガーヌのボディガードも備えている。
「あっ、来た!」
ルーテシアが声を上げると同時に指をさす。メガーヌのルーテシアの指を追いかけるように顔を動かすと、確かに遠目ではあるが桃色の髪を靡かせるキャロ・ル・ルシエと中年男性の姿がこちらに向かっている姿があった。
(……あら?)
二人の姿をとらえたメガーヌは疑問を抱いた。
事前に報告を受けているため、キャロの上司である中年男性――エルダが来ることも知っている。
なにより、部下であるキャロと上司であるエルダがともに行動することは可笑しいことではない。ましてやキャロは道案内のためにエルダを先導しているのだ。
だがどうにも……。
(近づきすぎ、じゃないかしら?)
上司と部下の関係にしては距離が近いような気がする。というよりも、キャロがエルダに擦り寄っている気が……。
(今どきの上司と部下ってそうなのかしら……? どっちかというと親子みたいに甘えている、のよね?)
そう考えるも、どうにも親子のような甘え方ではない気がする。
だが、メガーヌもルーテシアと特殊な環境のために親子としてのコミュニケーション等が少ない。
少女と中年という歳が離れているのだからそう思ってしまうのだろうか――。
「二人とも、ようこそぉ! 我がアルピーノ屋敷へぇ!」
メガーヌの考えなどつゆ知らずにルーテシアは二人のもとに駆け寄っていき、祝福の声を上げていた。そんなルーテシアの後を追うようにガリューも歩き出していく。
ルーテシアとガリューに置いてかれたメガーヌはようやく思考の海から抜け出して、追いかける。
ルーテシアとキャロは再会を喜んでおり、ガリューとエルダはお互いに頭を下げている姿があった。
メガーヌも遅ればせながらキャロとエルダにあいさつを交わすことにした。
「ようこそ、キャロちゃん、エルダさん。 お二方の自然保護と観察のサポートをさせていただく、メガーヌ・アルピーノと娘のルーテシア・アルピーノと申します。 これからよろしくお願いしますね」
あいさつと共に開始された屋敷の案内によって、メガーヌから先ほどに見えた二人の距離感は脳裏から消えた――。
* * * * *
キャロとエルダを受け入れたアルピーノ一家。
それぞれの部屋に案内すると、それらはホテルのスイートルームに近い一室だったために大層驚かれたので、ルーテシアは大満足だった。
廊下をスキップしながら歩いているのが何よりの証拠だった。
(さてさて、次はどこを案内しようかなぁ♪)
レイヤー建築物として陸戦魔道使用訓練場設置、ガリューとともに作ったアスラティックフィールド、自宅横の宿泊山岳、天然温泉等々。案内できる場所はたくさんある。
ほぼリゾート休養施設水準に改造しているこのアルピーノ家をどのように案内させようかと思っていると――水音が聞こえた。
(ん?)
ぴちゃぴちゃくちゅくちゅという音。どこからかと耳を立てて探るために歩いていく……そしてたどりついたのがエルダの部屋だった。
(でもここって新しく新設したから何もないはず)
隙間の空いた扉。指一本ほどしか入らない程の隙間からルーテシアは覗くことにした。
そのまま部屋に入ろうと思ったが、もしも部屋に入ってからエルダと鉢合わせになったら気まずいことこの上ない。とりあえず隙間から様子をうかがってから部屋に入ろうと考えていたが。
「んっ♡ んんっ♡ ちゅっ♡ くちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぅうう♡」
(……え?)
ルーテシアは、その目に映った光景を疑った。
それは友人であるキャロ・ル・ルシエがエルダとキスを交わしているものだった。しかも、ただのキスではない。
唇を離し、軽く呼吸をして再び重ね合わせる。彼女の吐息が肌を撫で、お互いに熱を帯びてくる。今度は触れては離す、啄ばむようなバードキス。
そしてキャロは舌をうねらせて口腔に侵入してから、エルダの舌を絡め取るようにする。先ほどに触れ合うようなキスとは全く異なる、快楽を求めるディープキス。
『んふっ♡ じゅるっ♡ ふっ♡ れろれろぉ♡ んんん♡』
キャロはエルダの舌を絡ませると嬉しそうにその激しさを増していく。舌の動きに合わせて唾液がお互いの口腔を行き来し、生ぬるさが舌を覆っていく。
(えっ、ええっ! ちょっ!?)
目の前の光景に驚愕と戸惑いで内心満ちながらも思わず口を抑え込んだルーテシア。そうしなければ今繰り広げられている淫靡で異質な光景に声を出してしまうところだったからだ。
そんなルーテシアなど気づくことはなく。キャロは乱れては垂れる横髪を小さな耳へと掻き上げながら、エルダと唾液を絡ませ合う。
エルダの舌から唾液を掬い取って飲み干し、はぁ♡と幸せそうな息を漏らし、お返しとばかりに自分の唾液をエルダの口の中に流し込んでいく。そのときのキャロの瞳には、ハートが浮かんでいた。
『んむっ♡ んんぅ♡ エ、エルダさん……っ♡ キスだけじゃなくって、胸も触ってくださぁい♡』
キャロは体をよじらせて、エルダに擦り付けてくる。そのたびに彼女の慎ましさながらもふくよかな胸がいやらしく形を変えて興奮を煽る。
そんなキャロの誘惑に応えるかのようにエルダは彼女の服越しから胸を揉みしだき始めた。指先で乳首こねくりまわされていくことで、服越しでも突起が分かるほど膨れ上がっていく。
『あんっ♡ やぁ♡ ん、っはぁ♡ ぁああん♡』
(うっわ、うわっ、うわわわわわわわわわわっ!?)
自分と同い年であるキャロが、中年であるエルダの手で淫乱に乱れていくその姿を目に焼き付かさんとばかりに見つめるルーテシア。
そんなルーテシアのことなど知らずに、二人は情事に夢中になっていく。
『ちゅっ♡ ちゅっぱ♡ ちゅぅう♡ んんぅっ♡』
互いはキスで舌を絡ませながら、エルダはキャロの乳房を揉みながらも勃起したその乳首をつまみ上げ擦ったり転がすことで快楽を与えていく。反射的に身を引こうとするキャロの腰を抱きしめ、密着度合いを上げて動きを封じる。
『ひゃあん♡ んっ♡ じゅるっ♡ ん~っ♡ ちゅぅ♡』
乳房を掴む手は次第に力を籠めて、キャロに快感を与えていく。キャロが愛撫で体を日照らせながらも、強い快感を全身に感じることを示すように股間を擦り合わせていた。
(キャ、キャロって、あんな顔するんだ……)
恩人で、友人である揶揄い甲斐のある少女。それがキャロ・ル・ルシエであるとルーテシアは思っていた。
だがその印象はこの光景を見たことで大きく変わる。
『んむっ♡ ちゅっぱ♡ じゅるるるるっ♡ んっ♡ むぅっ♡ んむぅっう♡ ちゅっ♡ ちゅううぅぅぅっ♡』
いつのまにかキャロの上着は開けて、ブラジャー越し――しかもそれは黒のランジェリーでセクシーなもの――で乳房を揉みしだかれて、勃起した乳首も摘まんでいる。そして胸の愛撫だけでなく、口と舌の性交も止まることなく絡ませ、互いの口内を蹂躙していっている
(えっ、ちょっ、キャ、キャロの胸、大きくない!?)
服越しで分からなかったが、以前まではそこまで大きくはなかったはずのキャロの乳房のカップが大きくなっていることにいまさらながら気づくルーテシア。
(あ、あんなに大きくなるまで、ヤってたってことだよね……)
想像したルーテシアは無意識にごくりと唾をのんだ。そして、キスを交わして乳房を弄られて悶えているキャロの姿を集中して捉える。
『ぷぁ♡ エルダさぁん♡ 胸もいいですけどぉっ、もっとキスがしたいです♡』
その言葉に是として答えるようにエルダは胸を弄るのをやめて、キャロを抱きしめる。
『ちゅっ、ちゅう♡ れろぉぉ、ゅるるっ♡』
そして、エルダとキャロが熱い抱擁を交わして、唇を密着させ、舌を絡ませている。キャロの胸はエルダの身体に密着してむにゅむにゅと形が変わる。
『ぁんっ♡ ちゅちゅちゅっ♡ ぢゅぶ♡、ちゅぅう♡ んふぅ♡』
淫靡な甘え方をして自ら快楽を貪っていくキャロ。そんな彼女は今お尻は撫でられ、舌を吸われ、呼吸を交わしていく。
(っ……っはっ、あぁあ)
ルーテシアは息を吐きながらその光景から目を離さずにいた。そして彼女は意識しないまま、いま着用しているワンピースに手を入れて、股間に手を伸ばそうとしたとき――。
「ルーテシアー、どこにいるのぉ」
「んひっ!」
母親の声を耳にした瞬間。夢から醒めたような感覚で意識を取り戻すルーテシア。すぐさま扉の隙間から目を離して「はーい、いまいくー!」と叫んでから走り出した。
(い、いま何をしようとしたのわたし!?)
友人であるキャロの痴態に興奮して股間に手を伸ばそうとしたなんて、はしたないにもほどがある。だが、それほどまでにあの光景はとても――。
くちゅり。水音が聞こえた、それは身近なところで。そこは……ルーテシアの下着から。
「~~~~~~~~~~~~~~っ!!??」
恥ずかしさに思わず声にならない悲鳴を上げてしまうルーテシア。
(あー! あー! あぁもう! やめやめっ、もうぜっっったいにだめぇ!)
脳裏に焼き付いたその光景を振り払うように廊下を走っていくルーテシア。
* * * * *
そして、ルーテシアは気づいていなかった。 突然の母親の声で取り戻したことで思わず声を上げてしまったことに。それにより――。
「……くすっ♡」
一足先に、大人になった
導入ということなので、今回は前戯とのぞき見だけです。
本番はまた次回ぐらいとなります。