パートナーがちょっと離れていく話 作:灰泥
今回は本番行為はお預けとなります。
不穏なタイトルですが、毒は毒でも媚毒なのでリョナ要素はありません
朝の眩しさと身体の芯に残る疲労感に眉をひそめながらも、その目覚めは、心の奥深くから湧き上がる穏やかな充実感を全身に感じさせる晴れやかなものだった。
「……ん……ふぁ……ぁぁ」
ルーテシアはゆっくりとあくびをしながら起き上がった。
不思議な感覚だった。 疲労感は確かにまどろんでいるはずなのに、心は非常に穏やかで充実している…。
今までに感じたことのない不思議な感覚を抱きながらルーテシアは周囲を見渡す。
「はれ……ここ、私の部屋じゃ」
見慣れた自室ではなく客室の間。なぜ自分がこんなところにいるのだろうかと疑問に思っていると、掛布団が肩から落ちた。
「……え?」
掛け布団で隠されていた自らの裸体を見ては呆けた声を上げる。そして周囲に広がる交尾の臭いと、シーツの皴とその湿った感覚に、彼女は思い出した。
ここがエルダの部屋であること、そしてここで行われていたキャロとの性行為、そして――ルーテシア自身も性行為にのめりこんでしまったことを。
「~~~~~~~~~~っぅあああ!」
昨夜のことを否が応でも思い出してしまう。
女としての悦びを知りたいと快楽を求め、自分からあの淫らな世界に入った。そして淫らにエルダの肉棒を舐めただけでなく、処女を捧げて性欲のまま求めた。
『んっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ だ、ダメ♡ また来る♡ イク♡ またイク♡』
「っ、ち、ちが、ちがうっ、あ、あれは空気に任せて言ったのであって、私は――」
『あはぁん♡ ああんっ♡ また、きたぁ♡ せいえきぃ、あついのをぉ♡ ああああん♡』
「っぃゃあああああああああああああああああああああああああ!」
昨夜の、猥らに猥れた自らのことを思い出して、ルーテシアは悶えてしまう。
しかし悶えたところで昨夜のことは消えることはない。むしろ恥ずかしさしか覚えない。
だからこそ、ルーテシアはやけくそ気味に切り替えることにした。
「っぅん、もうっ、もう忘れよう! 昨日のあの時はおかしくなっちゃったから! 普段のルーテシアちゃんは性に乱れない清き乙女なんだから!」
そう言ってルーテシアはベッドから飛び降りた。そして、昨夜いつの間にか脱いでいた――というより脱がされていた――白いワンピースを着用して、下着も手に取ろうとしたとき。
「……は?」
それはルーテシアの下着ではなかった。彼女が昨日着用していた下着は白いショーツで、色気の薄いものだった。
しかし、いま彼女が手に取っているのは黒い下着。さらに言えば、それはただの黒い下着ではない、
ウエストやサイド部分が細い紐で作られている所謂紐パンで、下着の股が開口があるデザインのオープンクロッチというセクシーショーツだった。
「う、うわっ、こ、こんなの誰が……って一人しかいないよね」
ルーテシアの母であるメガーヌがこんな下着は絶対に着用しない。というか女しかいないこの家でつける必要がないし、そもそもサイズが違う。この紐パンは小さすぎる。
だとしたら、この黒い紐パンを着用するのは、もう一人しかいない。
「キャロ……だよね」
そう、この紐パンを着用していたのは、部屋でルーテシアとエルダの性行為を隣で見守っていたキャロ。
なぜキャロの下着があって、ルーテシアの色気の薄い白いショーツがないのは分からないが、自室に戻って下着を着用するのは手間がかかるのでこれを履くしかないだろう。
そう自分で思い込ませながらルーテシアは黒い紐パンを履いた――。
「……なんか、すごいスースーする」
臀部周りを覆う布も少なく、秘所を隠すはずのクロッチもオープンされていることで、普段のショーツを履いているルーテシアにとっては下半身の風通しが良すぎて落ち着かない。
「キャロって、こんなエッチでセクシーなのつけてるんだ」
ルーテシアは想像する。
エルダが、このオープンクロッチの紐パンをつけたキャロの腰をガンガン打ち付けてくる。昨日のこともあってか、どこか腰同士がぶつかる音が聞こえる。
肉棒が秘所をずぷずぷかき回す。キャロが、突き上げられるたびに揺れる。その顔はメスの顔になっていた。
妄想して、一言。
「……気持ちよさそう」
その言葉を自分の耳で捉えたルーテシアが再び悶えたのは言うまでもなかった――。
「あら、ルーテシア。おはよう、今日は遅かったのね」
「……おはよう」
リビングにやってきたルーテシアは、椅子に座ってコーヒーを飲んでいたメガーヌにあいさつを交わした。
「エルダさんとキャロちゃんもう食べ終えて調査に向かったわ。今日はルーテシアは何を……?」
「な、なに、お母さん……」
メガーヌが最後まで言葉を紡がれることなく娘をじっと見つめる。そんな彼女に首を傾げているルーテシアに苦笑しながら云った。
「あぁ、ごめんなさい。なんだかルーテシアがいつもと違うというか、キレイに見えたのよ――まるで大人になったというかなんていえばいいのかしら……」
上手く言葉にはできないのだが、ルーテシアが別人のように思えてしまった。
お転婆さは強く見受けられるものの、元々愛らしさが強い子だった。なぜかそれに磨きがかかっており、今までになかった色気も感じられるような気がした。
「――っぁ、あはははっ、何を言い出すのお母さんったら! そんな1日で大人になるとかないからっ!?」
普段ならば褒められた喜びと嬉しさで胸がいっぱいになるだろう。しかし、今のルーテシアにとってその言葉は昨夜のことを思い出させるものだった。
(っば、バレてないよね!? 大声とかそういうのは出していないはずだしっ、お母さんは早めに寝るから大丈夫なはず!?)
「それもそうね。大人になっていたら寝坊助さんにはならないだろうし♪ 朝ごはん、食べちゃいなさい」
「あ、あははは、ごめんなさい……」
メガーヌが立ち上がって台所に置いてある朝食を取りに向かう姿を見て、とりあえずは誤魔化せたと安堵して一息つくルーテシア。
メガーヌの手で並べられていく朝食を前にルーテシアは一口食べようとしたとき――身体が一瞬熱くなるのを感じた。
「え……?」
呆けた声を出したルーテシアに襲い掛かったのは、急激な熱さと子宮の疼き。ジクジクと秘所も疼き始めると同時に熱くて、紐パンの中がじんわり湿ってくる。
「は、ぁぅ……っ♡」
(なっ、なんでぇ!? どうして、急にっ――!)
触りたい。触りたい。指入れたい。その要求が無性にルーテシアを襲ってくる。
リビングでしかも目の前に、母であるメガーヌが朝食準備をして背中を向けている状態。バレないように弄ることは出来る――ゆっくりとワンピースを捲って手を伸ばそうとしたが。
(っちがうっ! なんでそう考えるのっ、我慢しなきゃ、我ま――)
「はっ♡ はぁ♡ ぅぅ♡ ふぅ♡」
自分に言い聞かせながらも、身体が熱くなるだけでなく、心臓も高鳴っていく。下半身と秘所も疼く。
しかも今は履いているのはオープンクロッチの紐パンのため、秘所から愛液が垂れても止めるすべがなく、今ワンピースの股間部分を濡らしている状態なのだ。
朝食を摂るどころではなく、適当な言い訳をつけてリビングから離れようとしたとき――。
「あらやだ。エルダさんたちにお弁当を渡し忘れちゃってたわ」
「っ!?」
『エルダ』という言葉に反応するルーテシア。彼がいた。この疼きを発生してくれる彼が。
ルーテシアが勢い良く立ち上がった――その際に下着のオープンクロッチからくちゅりと水音が聞こえた。
「っ、お母さん、ちょうど私エルダさんたちに用事があるからさっ! 行ってきちゃう! 朝ごはんは帰ったら食べるから、残しといて!」
「へっ? あっ、ちょっと、ルーテシア!?」
メガーヌの言葉を最後まで聞く余裕はなく、ルーテシアは彼女の手にあった弁当をひったくるように取ってからそのまま走り去った。
「…………どうしたのかしら、あの子」
走り去っていくルーテシアの背中を首をかしげて見つめるルーテシア。ルーテシアの急な様子が何なのか、そして、先ほどルーテシアの座っていた椅子が湿っていたことに気づくこともなかった。
* * * * * *
ルーテシアが自宅から出てしばらく経過した頃、エルダとキャロは自然保護と観察のために森林に赴いていた。
次元世界【マウクラン】の自然はとても素晴らしかった。人の手が及んでいないというのもあってか、普段なら見れない草花や、木々が見受けられる。
残念ながら、動物は初めて見る人間――ルーテシアたちは森林奥まで行かない為――ということもあってか警戒心があってか、近づかれないどころか姿すら見えない。
エルダが笑みを浮かべながら草花や木々のデータを取っていくのに対して、キャロは――。
「ちゅっ♡ ちゅるるっ♡ れるっ♡ んっ♡ んむ♡ ちぅ♡ んぅう♡」
エルダの足元に跪いて肉棒の亀頭を舐めまわすなどの奉仕していた。表面を這い、舐め上げる舌の感触に身を委ねたい気持ちはあるものの、それよりも目の前に広がっている植物たちのデータが優先だった。
「むぅう♡ エルダさんってば、私よりも自然なんですかぁ……ひどいです♡」
男心を掴むようなフェラにも関わらず、目を向けてくれないエルダに不貞腐れながら両手で挟みながら扱いていく。
「うっ、ははっ、キャロちゃんの奉仕も悪くないけどっ、やっぱり目の前の自然にはかなわないね……ぅお」
「はもっ♡」
キャロはエルダの肉棒を咥えた。そして、頭を上下に動かし始める。
森林に響く卑猥な水音。甘噛みし、我慢汁を啜り、舌を使って全体を舐めて舌で強い刺激を与えていく。
「ぷはっ♡ はむっ♡ ちゅぱっ♡ ぺろぴちゅ♡ ちゅぱじゅぷ♡ ちゅちゅっ♡」
「うをぁ!? わ、わかったよっ、これが終わったら……やるからっ!」
しゃぶって、口から取り出して亀頭をぐりぐりと舌先で弄ってから、また一気に口内に招き入れる。そのしゃぶりように肉棒はさらに強く刺激され、エルダも歓喜の声を上げた。
「んふっ♡ やくそく、ですよぉ♡ ちゅぱ♡ ちゅぷ♡ じゅぱじゅぷ♡ じゅる♡ ちゅっ♡ ちゅるるうう♡」
今度は口内だけでなく喉奥まで亀頭を飲み込み、舌だけでなく喉まで使って、全体を擦り上げて刺激していく。
エルダの肉棒を夢中になってしゃぶり続けるキャロ。その愛情たっぷりの奉仕を受けて、エルダはとうとう限界を迎える。
「ちゅっ♡ ちゅうう♡ ちゅるるううう♡」
「っ、出すぞ!」
エルダが植物のデータをまとめ終えたのと同時に射精した。
「んむううううっ♡ んぶううううううううううっ♡」
濃い固形物のような精液がキャロの口に放たれる。一滴もこぼすまいとキャロは口を窄めながら精液を飲み込んでいき、射精が終わっても口を離さない。
「んぐっ♡ じゅる♡ じゅるるる♡ んぷっ♡ んぐっ♡ んくっんくっ♡ 」
精液を啜り飲んでいくキャロの刺激と快楽にエルダの腰も震えてしまっていた。
「んんんん♡ ちゅるるううううう♡ ちゅぽっ♡ ぺろっ、ごちそうさまでしたぁーー」
キャロが最後の言葉が紡がれるまえに。
「……ふぅ、好き勝手やってくれちゃって」
エルダの感情を感じさせない淡々とした言葉が聞こえたと同時に、肉棒が存在を象徴するように膨張した。
それを見たキャロは逞しいエルダの肉棒にうっとりしながら、ゆっくりと立ち上がって、下半身の自然保護職員のズボンを脱ぎ下着を見せた。
その下着は、いつも履いている黒パンではなく、白いショーツーールーテシアのを履いていた。
「……いつもと比べると色気は少ないから、年相応って感じだね」
そう言いながらも、エルダの肉棒は萎えることなかった。
普段セクシーな下着を履くキャロ。
しかし、今日はいつもとは違う、白いショーツ姿。普段と比べると地味さが強いだろう。
だが、むしろ今回その白いショーツがキャロに秘められた更なる妖艶さを引き立てている。
そんな彼女を見れて御満悦なのか、エルダはいやらしい笑みを浮かべていた。
「クスッ♡ ルーちゃんの下着ってちょっと子供っぽいですけど……気に入ってもらえてよかったです――さて、と♡」
キャロはエルダに抱き着いて、一言。
「昨日のように、たぁぁくさん抱いてくださいね♡
それに答えるように、エルダの手は、キャロの尻を上下左右に動かし揉んでいった。