パートナーがちょっと離れていく話 作:灰泥
エリオはキャロと共に事務仕事を取り組んでいた。
久々に彼女と過ごす時間なのだから、折角だし声を掛けようと、エリオはふとキャロに視線を向けると――首筋に赤い痕があった。
自然保護隊が所有する事務所。
そこにエリオとキャロ、他にも様々な職員が机に向かって書類を作成していた。保護・調査を担う職務だけでなく、報告書作成等の事務仕事にも勿論対応しなければならない。
その事務所内にて、キャロとエリオは隣席となり、共に担当地域の自然と生物の調査報告作成をしていた。
二人は機動六課で培った経験が功を奏したのか、調査報告書の作成に戸惑うことなく、手を止めることはなく、モニターに映る報告書を文字を打ち続け作成していく。
(……なんだか、キャロが隣にいるのが久しぶりな気がするなぁ)
キャロとはパートナーではあるが、最近ではコンビを組んで仕事をすることが少なくなっている。
久々とも感じられるキャロと過ごす時間。折角だからと声を掛けようと思い、エリオがキャロにふと視線を向けると――。
(あれ?)
彼女が着用している制服から見えた首筋の赤い痕。いったいあれはなんなのだろうか。
「キャロ……首筋が赤くなってるよ、どうかしたの?」
エリオは気になってしまい、つい質問をした。
確かつい先日まではあんな痕はなかった気がすると考えながらもずっとキャロの首筋を見つめていると、ジトリと半目でキャロからにらまれてしまった。
「エリオ君、女の子をじっと見つめるなんて失礼だよっ?」
「え、あっ、あぁ、ごめん! つい、気になっちゃって……」
「もうっ、女の子ってそういう視線は敏感だから気を付けようね!」
キャロから放たれた発言に、エリオは謝罪すると同時に内心驚いていた。
おっとりとした天然な性格で羞恥心に欠ける発言が時に出る天然な、あのキャロに叱られるなんて初めてのことだ。
しかし、エリオとて別に下心があって見つめていたわけではないが、キャロの言い分も正しいところもある。
確かに親しい仲だからといって、気になったからと一方的に見つめてしまうのは、流石に気分を害してしまう。ここは素直に謝ろうとエリオは謝罪をする。
「ごめん……気を付けるよ」
「くすっ、えへへへ、私も言いすぎちゃったね。……ええっと、首筋だよね? ごめんね、私も分からないや。もしかしたら虫に噛まれちゃったのかも」
「そうなんだ。あとで塗り薬を貰っておいた方がいいよ?」
「大丈夫だよ。全然痒くないし、痛くもないから」
エリオの心配をよそに、むんっと可愛らしくガッツポーズをとるキャロ。
そして、すぐさまキャロはモニターに目を向けて書類仕事を始めてしまった。
そんな彼女に苦笑しながらエリオは「あまり無理しちゃだめだよ?」とくぎを刺すように伝えると、再びモニターに目を移して資料を作り始める。
だから、エリオは気づかなかった。
キャロがモニターから目を離し、恍惚に満ちた笑みで首筋の赤い痕を軽く撫でていたことを。
そして、撫で終えると同時にさっきまでの恍惚さとは打って変わり、エリオを見つめる表情と瞳が――悲しさと寂しさ、そして失望を交えた冷ややかなものになっていることに。
そして――。
「キャロ。次の休みになんだけど」
「あっ、ごめんね、エリオ君。次のお休みなんだけど、学士を取るためにエルダさんに勉強を教えてもらわないといけないから、また誘ってね」
「……そ、そうなんだ、頑張ってね」
報告書作成と同時に勤務時間も終了となったその時にエリオが誘ってきた際、つい冷たい態度を取ってしまったキャロがいた。
そんなキャロを目の前で見て感じたエリオは驚きながらも、どこか胸をたかならせたのは秘密だ。
エリオがそんなことになっているとはつゆ知らずに、キャロはそのままエリオを置いて行く。
(エリオ君の、鈍感♡)
キャロは心の中でそう言いながら、パートナーの元から離れていき、今日も彼のもとに向かう――。
* * * * *
「それ、んんっ♡ で、エ、リオ君ったら気づかない、んです♡ くびの、キスマークをぉ♡ むし、さされだってぇ♡」
「ふぅん、それで今日は貪欲なんだねぇ――エリオ君にバレるかもって興奮しちゃったわけだ」
「は、はぃぃ♡ とってもぉ♡ 興奮、しちゃったぁ♡ あんっ♡ んんっ♡ あんっ♡ ひゃっ♡ おくぅ、きもち、いいよぉ♡」
パチュンパチュンと淫らな水音が部屋中に響き渡っている。ベッドの上で寝転がっているエルダの下半身に跨り、彼の腹部に手を添えながらキャロは腰を懸命に上下に自ら動かし、時に小刻みに揺らしている。
キャロの可愛らしい桃尻が股間を何度も触れ合うことで、エルダの肉棒の根本から亀頭まで擦りつけていき、快感にひたすら耽った。
「まぁ、まだエリオ君は純粋だから。キャロちゃんみたいに経験者じゃないからなぁ」
「んっ♡ ぁあっ♡ んやぁ♡ も、もうっ、私をこうしたのはぁ、エルダさんじゃないですかぁ……♡」
「最初はこんな関係になるとは、しかもまさかここまで引きずるとは思わなかったんだ――よっ!」
「んひぃいいい♡」
エルダが腰を浮かせて、キャロの下半身を持ち上げながら、子宮を軽く叩いた。
それだけでキャロは絶頂の液で垂らしてベッドを濡らしていく。そして、エルダはキャロの小さな胸を揉みつつ、小さいながらもしっかりと勃起しているピンク色の乳輪と乳首を摘まむと、キャロは甘い声を上げながら絶頂する。
「んあああぁぁぁぁああっ♡」
キャロが子宮を何度も突かれて絶頂を迎える度に、膣内もエルダの肉棒に合わせて締め付けを実現する極上なものへと仕上がっていく。
そんな最高な状態となったキャロの蜜壺と膣内に耐えられるわけもなく、エルダの肉棒は膨張し、精を子宮に流し込む。
「あぁぁぁぁぁっ……♡」
絶頂と射精のタイミングに合わせ、快楽に酔いしれながら、股間に盛大に尻餅を突くキャロは全身で痙攣している。
そんなキャロの姿を見つめながら、エルダは幸福に満ちた快楽と射精を堪能し、肉棒を引き抜く。
「んぁ……もう、おしまいですかぁ♡」
不満げな表情で見つめるキャロを持ち上げて見つめながら、彼女を横たわせる――無論ここでお終いにするわけがない。
「んひゃああああああああああああああああ♡」
エルダは勢いのままに、プレスをかけるように肉棒を正常位のまま彼女の蜜壺に捩じ込む。全体重を彼女の子宮に撃ち込むような挿入に、キャロは顔を反らし舌根を晒す。
しかし、そんなキャロの様子を気に留めることなく、ぶちゅっと子宮口に亀頭が食い込む勢いで腰を動かしていく。小さくも温かい、エルダ専用となりかけているキャロの膣肉がギチギチに締めつけられるのがとても気持ちいいのと同時に心地よさも感じていた。
「はぅっ♡ んんはっ♡ あぁっ♡ あぁぁぁぁあん♡」
それを貪りつくす勢いでエルダは自らの身体をキャロに押し付けて、それさえ潰すように味わい尽くしていく。
キャロもそれに応えようとして、自らの足と両腕をエルダの上半身と下半身に巻き付けて抱き着いてくる。
「ぅっん♡ あんっ♡ あぁんっ♡ あ、あ、ああっ♡ す、ごいッ♡ おくっ、おくまで♡ おなかの、おくっ、ゴリゴリってされるの♡ きもち、いい♡」
最奥を穿たれ子宮口を弄ばれる。その衝撃は凄まじく、キャロは頭の中は既に何度も快楽により真っ白に弾け、甘い痺れが広がるのを感じていた。
甘い痺れが何度も続くことで、エルダの肉棒は、意識が蕩けてしまいそうな心地の良い熱と共に絡みつくような締め付けが襲ってくる。
「ぅうううんん♡ ひん♡ っゃぁぁああああ♥ あっ、いっ、ぃい、もう、イッ、っくぅううううううううう♡」
賑やかながらも幼くも艶のある声。膣の締まりも強くなる。これだけの締まりの中で肉棒を出し入れしていて長持ちするわけがない。
「――グッ、イくぞっ!」
「んあッ、あ、ああ♡ はあっあっあああああん♡」
鉄砲水の如き勢いで発射されるエルダの特濃な精液。その熱さと膣内で跳ねるペニスの勇壮さを感じながら、キャロはエルダの射精と同時に絶頂を迎え、男を誘惑するような吐息を漏らしている。
エルダの昂りを注がれたキャロの蜜壺は成熟の最中であり、その小さな身と小さな膣と子宮では全てを抑えきることが出来ない。それ故に、肉棒を咥えこんでいた蜜壺から行き場を失った精液が逆流し、垂れ流されていく。
「んっ、あ、あぁ、エルダ、さん……♡」
「ん? まだやるかい?」
「はいっ♡」
エルダはキャロの唇と重ね合わせて、執拗に腰を振って彼女の膣内に再び精液を注ぎ入れた――。
朝を迎えた頃には、キャロは全身精液に塗れた格好で、幸せそうにベッドに沈んでいた。
対するエルダは意気揚々と制服に着替えており、寧ろ体力が有り余っている様子だ。
「ほらほら、キャロちゃん。今日も仕事なんだろ、早く起きなさい」
「んはぁ♡ は、はいいぃ♡ んしょっと――あっ、そうだ♡ エルダさん、お願いがあります……♡」
気だるげにしかし艶のある声で返答しながら、キャロがいいことを思いついたと言わんばかりに言葉を紡いだ。
――今日も、昨日よりもっとたぁくさん首にキスマークをつけてください……♡
――
――今日は……どっちかなぁ♡
それは、まるでゲームのようだった。だが、エリオに気づかれるか気づかれないか等、キャロにとってはどっちでもよかった。
ただ、彼女は自分自身の快楽と興奮を得る為に選択したのだから。そして今日はどうなるのかという期待を胸に抱きながら、キャロは首筋から感じるエルダの吸いつきに悶えた。
続きプリーズという要望に何とか応えられた、かな?
だけど今回のは、まだバレてないお話で、陰ながらNTR風味で、オリ主とキャロがまたイチャついてる話……ごめんねエリオ君。
多分次回あたりでエリオ君にバレてしまうお話を書くかもしれない――でも本当に需要あります?