パートナーがちょっと離れていく話 作:灰泥
前にも言ったと思いますが、試験勉強やスランプで書けなくなっていました。
今回はちょいと長めで、一応エロ大目にやったつもりなので、よろしくお願いします。
キャロ・ル・ルシエは足がガクガクする中でも、バクバクとする心臓を落ち着かせるように深呼吸をする。
いま、彼女がいる場所はエルダの自宅の扉前。
今日という日を待ちわびた彼女は、居ても立っても居られずに、寮で朝食を済ませてから即座に飛び出してここまで必死に走ってきた。
おかげで、息切れとなりすっかりと肩で息をしている状態となり、汗まみれだ。
しかし、それはキャロにとってはもう二の次だった。なぜなら今日は。
(エルダさん、と……っ)
エルダとの交わりを想像したキャロは身体を震わせた―――無論それは期待の打ち震えるものだ。そして、その想像だけでキャロの下半身は濡れだし、その液体が足元まで垂れていくのが分かる。
――本来下半身に身に着けるための下着を、キャロは着用していなかった。さらに、上半身に纏うブラジャーも着用していない。
早くエルダに抱かれたいという想いで、無我夢中になって来たのだ。そのおかげか、乳首が服にこすれる度にくすぐったさと快感の両方が都度襲ってきたのが難点だった。
しかし、それはもう些細なことだった。ようやくここに到着することが出来たのだから。
「っは、ぁ……っ♡」
キャロは先日まで犯されつくしたことを思い出す、そして更にこれから起こる出来事を想像してしまう。エルダのあの巨体に抱きしめられるのを。肉棒の味を、そしてその肉棒に蹂躙される膣内とその快楽を。
キャロは喉を鳴らして、チャイムを鳴らすと同時に数秒後にエルダが出てきた。
「あっ、エ、エルダさ――きゃっ!」
キャロが最後まで言葉を紡がれることはなかった。彼女の姿を捉えたエルダの手によって、抱き上げられそして――。
「んむっ♡ んんんっ♡ んむぅぅ♡」
有無を言わさずに、キャロの唇を奪ってそのまま家の中に連れ込まれていった――。
エルダの自宅の寝室。寝室の床には服が散らばっていた。しかし、そんなこと寝室にいる二人にとっては些細なことであった。
「あんっ♡ あっ♡ ぁあっ♡ んんんっ♡ はぁぁっ♡」
肉を打ちつけ合う音が響き、その度に少女の尻が波打つ。バチュンバチュンと擬音が鳴るのではないかという程の音と、子供の声特有の高い声も響き渡る。だがその高い声は無邪気さは見受けられず、大人顔負けの快楽に満ちていた。
「ひゃぁん♡ エルダ、さぁん♡ おしり、揉んじゃやぁっ♡」
「おいおい、バッグでしているんだからお尻を掴まないと上手く動かせないでしょ!」
「んやぁぁぁ♡ あッ、ああッッ♡ くひぃいぃぃッ♡」
お尻を突き出し四つん這いになっているキャロの尻に、エルダは自分の腰をピッタリ密着させ、根本まで肉棒を突き挿れた状態で振りながらキャロの撫で回したくなるような小さな桃尻を掌で納めながら揉んでいた。桃尻はエルダの手の動きに合わせて、グニグニと形が変わっていく。
エルダの手から伝わるキャロの桃尻は柔らかく、何度揉んでも飽きないくらいだ。その為エルダの尻を揉む手は止まることはなく、しかし腰の動きは緩めることなくキャロの膣奥を責めていく。責める度に、にちゃにちゃと淫靡な水音が響いた。
「んっ♡ んんっ♡ あっ♡ あっ♡ んんんっぅ♡」
突かれるたびにキャロの口は快感を訴える。いや、口だけではない。二日間ぶりに貰える性欲と快感を受け入れられて、その表情は恍惚としたものだった。そして、その肉体も悦楽を求めてエルダの腰に合わせて振っている。
「あんっ♡ あぁ♡ ぁぁん♡ え、エル、ダ、さぁん♡」
快楽によがる顔をエルダに向ける。小さく、庇護欲を駆り立てる幼い少女。守らなければならないのに少女を穢していると思うと、エルダは余計に興奮してしまう。
小柄であるが故に膣内が強い。しかしそれはキャロの膣内だからかもしれない。既にキャロの膣内はエルダの肉棒によって、無垢なものからエルダ専用に作り変えられているのだ。
それによって、エルダの肉棒を悦ばせようとキャロの身体が無意識に動いているのだ。
そんなキャロの小柄で小さな膣内を苛め抜こうと、エルダの腰の速度が更に上がる。
「ぁっ♡ うっ♡ んんっ♡ あぁぁああっ♡」
キャロの喘ぎ鳴く声と膣内の締まりによって、エルダの肉棒はそろそろ限界を感じてきた。強い快感を運ぶそれを感じて肉棒が震え、膨れあがっていく。
「んゃああああああああああああ♡」
歓喜に満ちた嬌声を張り上げるキャロの膣奥の、子宮口に亀頭が食い込んだ瞬間肉棒は吐精した。
子宮口に亀頭がピッタリと嵌っている状態で、子宮内に三日間分の大量射精する。キャロの小さな膣内の中で何度も脈動し、エルダの精液でいっぱいにする。
「んぁ、あぁ……♡」
満たされていく子宮と膣にキャロは悦びに震える。
エルダは射精が収まった肉棒をキャロの膣内から引き抜くと、膣内から精液がこぽりと擬音を立てるように垂れ流れてくるのが見える。キャロの小さな膣内に納まりきれなかった精液がドロドロと垂れてくる。
「あ、ん♡ エルダ、さぁん……」
垂れてくる精液の感覚に、切なそうにするキャロ。後背位のままで顔だけを動かして流し目で見つめてくるキャロ。
次いでエルダが行動したのは後背位のままのキャロを起き上がらせて、キスを交わす。
「んむっ♡ んぅ♡」
二人の舌先がコツンと触れ合って、握手を交わし、唾液を絡める。キャロは乱れた横髪を小さな耳へと掻き上げながら、夢中になってエルダと唾液を絡ませ合う。エルダの舌の上に溜まった唾液の塊を掬い取って飲み干して、幸せそうに息を漏らし、お返しとばかりに自分の唾液をエルダの口の中に流し込む。
「ちゅっ♡ あ、ふっ♡ ちゅっ♡ ぴちゃっ♡ ちゅっぅ♡」
キャロは淫魔のように積極的に舌を交わらせ、甘えるように擦りついてくる口内から直接唾液を流し込まれ、濡れた舌で唾液を幾重にも塗りつけられる。そんな彼女の姿にエルダの肉棒は再び力を取り戻し、キャロを押し倒す。
「あっ……♡」
ギチギチと勃起して来る肉棒を目に、嬉しそうに声を上げるキャロ。そんなキャロの期待を応えるようにエルダは彼女と向き合って重なり合うのと同時に、精液と愛液まみれの小さな膣内に肉棒を入れた。
「~~~~~~ッ♡」
肉棒が侵入してくる膣内の快感に躍動するキャロ。その顔は蕩け切っていた。
自らの肉棒によって、このような表情をしているのだと思うと、さらに増長した勢いに乗ったエルダは欲望を解放する。
「ぁっ♡ んっ♡ はぁっ♡ あぁんっっ♡」
エルダは腰を動かしていく。肌同士がぶつかり合う淫猥で厭らしい音と混ざってセックスの音楽を生み出していく。
「あっ♡ んあ♡ んああ♡ ああぁぁああぁっっ♡」
体重をかけ、キャロの桃尻を潰す勢いで波打たせる力強く腰を振るう。肉棒が膣内を行き来するたびに、その接合部から粘ついた愛液が溢れて、キャロの内股を伝っていく。
そして、キャロは自分からエルダの腰に脚を絡める。より一層に密着すると共に、それに応えるようにエルダは力強く腰をぶつけ、もはや気遣いなんかできないほどに激しいストロークを繰り返す。肉槍で穿つ度にキャロの口から艶やかな声が上がり、同時に締め付けを強める。
その締め付けによって肉棒が射精する準備を始める――その時だった。ピリリという音と共にキャロの目の前に空中ディスプレイが現れたのは。
「ひゃっ!?」
突然のことに、思わずキャロが悲鳴を上げたのと、エルダの動きが止まったのは同時だった。
キャロが恐る恐ると空中ディスプレイに目を向けると、相手はエリオであった。
ディスプレイには映し出されているエリオの顔――しかしもちろんそれはあくまで連絡相手の写真が映し出されているだけ。この性交をエリオが見ているわけではない。
「んっ、あ」
それでも。写真越しとはいえ、キャロのあられもない姿を見られていることに興奮を覚えていた。
「エリオ君からかい? どうしよっか、出ても構わないよ?」
ニタニタとどこか厭らしい笑みを浮かべて様子を窺ってくるエルダ。
だが、先ほどまで興奮を覚えていたはずのエリオの連絡に感じたのは――。
「エリオくんのっ……ばかっ……」
先程までの快感が、エルダの肉棒が、精液が一気に台無しにされてしまったことへの怒りだった。
キャロは浮かんでいるディスプレイを無視して、エルダに両腕を伸ばした。
「エルダっ、さんっ、はやく、はやくぅ♡ オチンチン、うごかしてぇ♡」
媚びるキャロの甘い声に、即座に答えるが如く。エルダはキャロの両手を掴み、恋人つながりのようにする。
そして、先ほどまでの快感を取り戻そうと言わんばかりに腰を激しく動かした。
「ふあ♡ はぁん♡ あはっぁっ♡ あっ♡ あっ♡ あああああっ♡」
キャロの狭い膣道がほぐれる度に肉壺からは止めどなく愛液が垂れ、膣はエルダの肉棒をまんべんなく締めながら奥へと誘っていく。子宮口を突っつくたびに肉棒は昂り、腰を震せながらより強く叩きつけていく。
「んやあぁぁあぁああああ♡ ひ、もち、ひもち、いいよぉ♡」
最早呂律すら回らないくらいの快感がキャロを襲っている。媚びた顔をしながら、キャロはエルダを求めていた。
「っ、キャロちゃんっ、も、もう出るぞ――!」
「んあぁあ♡ だひて、くだひゃい♡ キャロの、なかに、全部ぅ♡ エルダさんの、くだひゃあい♡」
キャロの媚びる声を出し切ったのと同時に、エルダの肉棒が膨れ上がった。そして。
「あああああああぁぁぁ♡」
驚愕と歓喜に満ちた嬌声を張り上げるキャロの膣奥で、精を解き放つ。
「っぅ♡ ぁぁ♡ はぁん♡」
凄まじい快楽の洪水に脳を犯されるキャロの膣内を白濁に染める。一度注げば子宮の壁に張りつくほどの、しかし小さな膣内では収まりきることが出来ない精液を注いでいく。あっという間に子宮は白濁液に満たされるが、それでもなお次から次へと放たれる精液がキャロの内側に溜まっていく。
「あぁあっ、幸せぇっ……♡ エルダさんの、美味しいよぉ♡」
キャロは震え、胎の中で精液が波打つ。
やがて、肉棒から精液が波打つこともなくなった。射精も終わったのだが、二人は挿入したまま余韻に浸る。互いに視界に収めると。
「ちゅっ♡ んんむ♡ ちゅっ、くちゅっ♡」
自然と近づいた二人の舌先がコツンと触れ合って、舌と舌を絡ませていく。夢中になって唾液を絡ませ合い、やがて離れると。
「あ、あの、エルダさん……もう一回、しませんか♡」
上目づかいで、媚びるような目で、エルダを見つめてくるキャロの甘えてくる姿。
――――断るわけがなかった。
「あん♡」
再びエルダの肉棒がキャロの膣内に脈動するのと同時に、三回戦が始まったことはいうまでもない。
* * * * *
自然保護隊に宛がられた寮の一室に、エリオ・モンディアルは空中ディスプレイを操作していた。
キャロ・ル・ルシエと液晶に映し出されている画面に通信を試みるも通信音だけしか鳴らず、連絡が繋がらない。
「……うーん」
中々繋がらないことに声を上げるものの、それでも何れ気づくだろうと思い、中々切り上げられないエリオ。
最近キャロとの時間が取れていない。
この自然保護隊に来てからエリオは忙しくも充実した日々を送っているのだが、それが悩みの種だった。別行動も増えてきている。
折角の土日。ここ最近週末の休みを誘っても断られてしまっている。だが私生活はともかく、仕事上でも一緒に過ごすことが少なくなっていると感じ取ったエリオはキャロとの時間を取りたいと考えて連絡をしようと、通信を行っている。
しかし、鳴り響くのはキャロの声ではなく、結局通信音のみ。それが30秒ほど続いて――。
「仕方ないかぁ……」
残念そうにエリオは諦めて力なく通信を切った。
キャロと一緒に過ごしたいと思っていたが、結局一緒に過ごすことが出来なかった。期待していただけに虚しさしかなく、どうにも他のことに目を向けられなかった。
エリオはため息をついてベッドに寝転がる。昼寝する気は毛頭ない、かといって槍の訓練も朝一で行ったのでやる気は出ない。出かける気もないし、そもそも出かける理由もない。
ただ胸の中に湧き上がっている虚しさを解消してくれるならばなんだっていい。
「……はあ」
いや、虚しさではない。寂しさだ。エリオはキャロと云うパートナーとの距離が離れていっているように感じているのだ。
どことなく冷たさを感じてもいるし、ここ最近ではエルダと一緒に過ごしていることが多いような……。しかも、距離が近すぎているような――。
「あぁもう、変なことを考えちゃうなぁ……っ!」
エリオはて自分に言い聞かせるように叫ぶかのようにつぶやく。
やはり部屋にいると変なことを考えてしまう。エリオはベッドから降りて、机の椅子に座り込む。
「勉強しようっ、学士を取るために頑張らなきゃいけないんだ!」
エリオは叫びながらノートと教科書を広げた。
――エリオのその姿は、傍目から見れば勉学に専念するような決心に見える。しかし、当事者からすれば変な想像をしてしまった自分に言い聞かせるようなものだった、自ら生み出したもやもやとした気持ちを振り払うかのように。