※この作品はR-18です。

ガチャ姫   作:ブリコたっぷりっ子

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信徒はつらいよ-邂逅編-

「こら、行儀悪いぞ」

 

 想定外の出会いになんか的違いなツッコミを入れてしまった感があるが、俺の勘違いかもしれないしな……。

 改めて目の前の娘を見てみよう…………うん、女神だ。

 

「スゥィート! スゥィート!! 全く、甘味の女神め! 彼女とはよきライバルですが、こればかりはあやつの力を認めざるを得ません。くぅーはぁー!! 

 

 喜びながら悔しがるという器用なリアクションを取る女神はこれでもかとハイテンションだ。

 げんこつでもくれてやろうかと構えたが、不思議と側にいるシスターや周りの子供達は気にした様子がない。

 

「ふっふっふっ、我が使徒は不思議に思っているようですね?」

 

 なんか得意気な女神。

 

「何を隠そう、今の私の回りには女神パゥワーが充満してる為、周囲からはあくまでおしとやかで可憐な少女が愛らしくケーキを食べてる様にしか見えていないのです! あぁっはっはっはっ! どうです!? この完璧なカモフラージュ術。これにより迷える子羊たちの生活に密着、不満や疑問にも即対応可能!! この素晴らしき女神の御心を聞いては、もぉっっとケーキを奉納したくなったでしょう?」

 

 女神ふんぞり。

 

「あーそうだな、すごいすごい。あっ、マリアさん? マリアさんにもありますんでお皿に置いちゃいますね?」

 

「はい、ありがとうございます。こちら粗茶ですけど……」

 

「どうも~」

 

 適当にあしらって菓子を配り終える俺。

 お茶を受け取りつつマリアさんには残りのお土産の置き場所とかを確認してっと。

 なるほど、倉庫ですね。はいはい。

 他のは普通に主食の小麦とか米で重たいし、後で倉庫に持っていってやろう。

 

「こらっ、我が使徒っ! 物のついでとばかりに私を誉めてはいけません! 全っぜん敬いの心が込もってませんでしたよ? その辺り女神的には敏感なんですから、誤魔化されませんよ!?」

 

 プンスコ、キャイキャイと抗議する女神。

 なんだよせっかくマリアさんとお茶してるのに……。

 

「お前自分の教会で子供に混じって菓子せびってちゃダメだろ……」

 

「あぁーっ!! 貴方もそんな正論で私の幸せを否定するのですね!? 

 いいじゃないですか、甘いものは女の子の活力なんです! 定期的に食べないと死んじゃうんです! 私の像に信徒からのお供え物が捧げられても、ただただその場で時間が経って悪くなるだけなんですよ!? なら下界に顕現してその場で食べたって罰は当たらないじゃないですか! 食べ物を粗末にすると罰が当たるんですよ!? 当てるのは神罰の神ですけど!!!」

 

 止まらぬ女神の反論。一当てれば十返ってくるとはこのことだろう。

 

()()()()()()()()を食いにおりて来いよ、これはここのガキ共にやる分で「私もここの子です!!」

 

 ちらりとマリアを見る。

 

「めがみちゃんもご近所に住んでるみたいで、よく子供たちと遊んでくれたりお手伝いしてくれますし……」

 

 あははと、一応肯定的なマリア。

 彼女もコイツを教会で世話してる子供の一人くらいにしか思ってないらしい。

 てか「めがみちゃん」ってまんまじゃん、隠す気ゼロじゃん。

 それでも騒ぎになってないのは彼女の人望なのか、神力なのか…………あほと思われているのか。

 

「わーたから、ほらこれで勘弁してくれ」

 

「わぁ☆モンブラン! やったー!!」

 

 なんだか可哀そうになった。

 自身の信徒達に身分を隠しているとはいえ、近所のちょっと手のかかるガキんちょ扱いされてるようだし。

 俺の食べかけだが、残りを奉納して怒りを収めてもらおう。

 ムグムグ食べる女神と、女神の口の周りについたクリームを拭いてあげるマリアを見ながら茶をすする。

 周りの騒がしい子供の声は信仰するのがコレなら、やっぱりこの教会らしいかな? なんて頭をよぎった。

 

「枢機卿達がシスターの制服の生地を薄くするように御布令を? それを聞いたテレサ婆がジジイ共をシバきにすっ飛んで行ったと。……大変ですね」

 

「最近熱くなっているから熱中症対策で! なんて言ってたらしいですけど、発案の筆頭者がエロイ枢機卿ですから私も少し……」

 

 困った顔でそんな近況を説明してくれたシスターアリサ。

 内心俺はエロイ枢機卿に賛成だが、その案はまだ甘い。

 修道服を着る人間の年齢も加味しなければ真の効果は得られないだろう。

 まあ、絶対口には出さないが思うのはタダだし。……投書しようかな匿名で。

 

 ガキ共は皆、既にお菓子を食べ終えまた遊びにいった。

 数を数えるでかい声が聞こえるからかくれんぼでもしてるのだろう。

 無論、女神も小さい子側の勢力だ。

 

「めがみちゃんもかくれんぼしよー?」

 

「この万象を見通す目を持つ私に!? あわや、かくれんぼを挑むと!? いい度胸です! その驕り、神聖たる私が正してあげましょう!!!」

 

「わー! めがみちゃん面白ーい!!!」

 

 とか言ってたから間違いない。

 結構な頻度で『めがみちゃんみっけー!』と鬼の声が聞こえてくる。

 隠れるのは下手らしい。

 

「あっ、カップが空ですね。お注ぎしましょうか……」

 

「いえ、そろそろ残りの物を置いて引き上げますよ。シスターテレサにもよろしく言っておいてください」

 

 お茶のお替りを遠慮して席を立つ。

 重たいものを倉庫に運んで今日は帰ろう。

 

 アリサさんにも子供たちの様子を見に戻ってもらったほうがいいだろうしな。

 

 場所はわかっていたのでえいこらしょと物を運び込み倉庫の奥へと並べ置く。

 

「やっぱり力とか強くなってるな、今度どんくらい重いもの動かせるか試そっかな……」

 

 米の袋を並べながらそんなことを一人つぶやいていると、パタンと部屋の扉が閉じた音がした。

 

「ふふふっ、我が使徒みーつけた♡」

 

 かくれんぼの鬼……じゃなくて、女神に見つかった。

 

「見つけたって……あっちのガキ共はもう良いのか?」

 

「あの子羊達はもういいのです! なんですっ「めがみちゃんは何かピカピカしてるからすぐ見っかる! 弱すぎ~」だなんて! 失礼しちゃいますっ」

 

「あー、なるほどな?」

 

 ちょいと薄暗い倉庫なんだが、確かに女神の所を中心に明るくなってる気がする。

 これなら隠れるのに向いてないだろう。

 

「倉庫に向かう貴方を見つけたのでわざわざ馳せ参じたのですよ? 気配りもできる女神とは私のことです! さあ、私を持て成しなさい?」

 

「そっすね」

 

 暇になった女神は遊び相手に俺を御希望らしい。

 

「なんですっ! つれない態度ですね! 私が定めた唯一の使徒なんですからもうちょっと敬いの心を──ー」

 

 構ってちゃん女神、止まらぬマシンガントークが炸裂。

 めんどくせーなと思っていたが、そういえば扱いに困っていたアレがあったから相談してみよう。

 

「ところで女神さま、ちょっと困った物があって、これなんですけど見てもらえます?」

 

 そう言って俺はパッと見杭の用な、若干禍々しい物を取り出す。

 なんですなんです? と、トークを中断して差し出した物を見てくださる女神さま。

 

「ッ!?!?」ッダ!!! 

 

 女神ビックリ仰天、からの大きくバックステップ。

 

「そ、そそそ、それは!!? あの伝説の神槍、

流天魔槍デカリボルグ!?!?」

 

 おののく女神。

 

「知っているのか女神」

 

「こ、これは所謂最上級のレジェンドアイテムです」

 

『その昔、地母神に浮気現場を目撃され、夫婦仲が極寒となったことに困った男神が、飲み仲間の鍛冶神に依頼、縁結びの女神の監修を受け造り上げたとされる神槍。

 地獄~天国レベルと複数段階によるパワー制御。

 対象にあわせて自動に変化するリサイズ技能。

 今は失われた技術、パイルバンカー機構を搭載させ、悶絶ツイストドリルや震天バイブドライブなど、様々なオプションを内臓させた唯一無二の一品である。

 この槍の一突きを受けた地母神は、あまりの快感に下界で土砂崩れを乱発させ、二突きで数多の間欠泉を枯らし、三突きで泣きながら男神に許しを乞い雨を降らせたとも言われており、男神の地母神三段突きアへ媚び謝罪は今でも伝説として神界全土に囁かれている。』

 

「ああっ、こんな物に突かれてはひとたまりもぉ♥️」

 

 ガクガクガクッ

 

「そんな、想像しただけで!? ♥️ぐぅぅ!? ♥️いっぐぅぅぅ♥️♥️」

 

 プシュッ!! ショロロロ……

 

 女神の足元に水溜まりができる。

 ……嘘やろ。

 

「店で売ろうとしたんだけど、店主に魔剣の類いは取り扱えないって断られてな、女神これいらん?」

 

「ひゃめて♥️近付けないで!! ひゅっ!? ♥️しまって!! 今すぎゅ♥️ひまってぇ!!」

 

 プシュッ♥️プシュッ♥️ビクビクッ♥️♥️

 

 悲鳴混じりの懇願と、立たない腰の下から染みを広げる女神さま。

 なんかマジでやばそうなので大人しくブツをしまってあげる。

 とんでもないなこの魔槍。

 会わせてはいけないもの同士だったのだろうか? 俺は何ともないのだが。

 

「ひゅ──、ひゅ──♥️うっ、ふぅー。うぅ゛、う゛え゛ぇぇぇぇん!! びぇぇぇぇん!!」

 

 まさかの事態である。

 魔槍のあまりの威力に女神が泣き出してしまった。

 流石に慌てる俺。

 

「ほら、もうしまったからな? ないないしたから恐くないぞ、な?」

 

「びぇぇ──ん、……ひっぐ、ひっぐ」

 

 近年希にみる(見た目は)いたいけな怖がる少女に、禍々しいディルドを隠して無い無いアピールするという状況。

 第三者が見れば俺はお縄についていたことだろう。

 

「うぅ、うぅ、……ずびっ」

 

 俺に抱きつき鼻を啜る泣き虫女神。

 鼻水がシャツににじむし、ズボンもなんかしみて着てるが我慢しよう。

 まったく、誰がこんな酷いことを……。

 よしよしと背中を撫でてあやす。

 

「……グスッ、…………」

 

 そこそこの時間撫でてると女神の体の震えも収まってきた、ガッシリホールドされてはいるがもう大丈夫そうかな? 

 

「落ち着いたか?」

 

「……」

 

 顔を押しつけだんまり女神。

 

「悪かったって、な?」

 

「……ダメでしゅ、ゆるひましぇんっ♥️」

 

「うごぉ!!?」

 

 どんな力が働いてか、女神に体が押し倒される。

 

「ごふぅ……」

 

「かみを荒ぶらせたんです、鎮めの儀式を要求します♥️♥️フフ、フフフフッ♥️♥️♥️」

 

 ヌチョヌチョ♥️グニグニ♥️♥️と、いつの間にか取り出された息子が濡れた女神の秘所に確保されている。

 

(鎮めの儀式って、騎乗位素股っすか?)

 

 哀れな使徒は最早抵抗する力を失い、辛うじて脳内でツッコミを入れたのであった。

 




[メッセージ]
それを うるなんて とんでもない!!
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