信者はつらいよ-望郷編-
薄暗い部屋に響く濡れた打ち音。キツすぎる位に俺のモノを締め付けるこの穴は、相も変わらず天にも昇るような快感。そろそろフィニッシュといくか。
「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ……」
「めがみちゃーん? ここで遊んでるのー?」
しかしその最中、少女を探しているらしいシスターの声が聞こえ、それに反応した女神の穴がぎゅゅぅと締まった。
俺が溜まった信仰心を吐き出すと同時に部屋の扉が開く。
「くっっ!」ビュルルッ!!!
「ほっっぅ゛ぅ♥️ぎゅゅぅ゛ぅ゛♥️♥️♥️」ブシュッゥゥ♥️♥️!!
「めがみちゃ……きゃ──ー!?!?」
細目を名一杯見開き、悲鳴をあげるシスター。
なぜって? そりゃ当然、彼女が目撃したのは『俺が女神(小柄な少女)と半裸で合☆体している姿』を見たからに他ならない。
あっ、これは終わったわ。
腰をグニグニと押し付け、膣奥を躾ながら悟る。
俺は、一先ず何故こんなことになっているかを振り返ることにする…………。
-
「…………」
やっちまった。
ピクリとも動かないフィオナ嬢を見ながら冷や汗が流れる。
しかしまあ、時たまビクッ! って痙攣してるから生きてるな。
ダイジョブ、ダイジョブ……。
体を拭いて綺麗な別のベッドに移してシーツをかける。
ふっ、二度寝を貪れる幸せ。素敵やん?
「彼女を起こさないでくれ、死ぬほど疲れてるんだ」
自然と口から出た言葉を残し、扉へと向かう。
……書き置きも残しておいた方がいいかな? メモを取り出しサラサラッっと。
『夜までには帰ります、家の中のものは自由に使って下さい。お留守番お願いね』
扉に貼れば気が付くだろう、ペタリっと。
これから1日、がんばるぞぃ!
ーーー
ーー
ー
俺は今拠点としている家に程近い街までやって来た。
ガチャからいい感じに換金できそうなアイテムがてに入ったので、それを売りにきたと言うわけだ。
「本日は毎度ありがとうございました。また何か御座いましたら、お立ち寄り下さいませ」
店の入口からわざわざ見送りに出てきてくれる店主。
後ろ手に手を振り、とりあえず街の中心に向かう。
「へへっ、ちょっとした宝くじが当たった気分だ、やったぜ!」
以外と高く売れたので資金もホックホクだ。
なんたる幸運、これは幸運の女神様が微笑んでるに違いない。
別に信心深い訳でもないが……人間、懐事情に余裕ができるとついつい善行にはしりたくなる。
「……丁度良いや、あそこに顔を出すか」
幸運の女神といえば、近くの教会を思い出した。
確かあそこは幸運の女神さまを信仰してるとかで、孤児院も併設されてたっけか。
そこのシスター婆さんにも昔は世話になったし、ガキ共に菓子やら飯やら食わしてやるのも悪くねぇ。
思い立ったが吉日! そんな気まぐれもあってか、俺は次の目的地へと向かうことにした。
『教会』
八百万……とまではいかないが、この世界にはそこそこの数の神様がいて、それぞれを信仰する人々がいる。
絶対神とか、唯一神とか、他の信仰は認めない! ってやからがいない訳ではないが、それはほんの一握り。
皆がみんな、それぞれの人生に関わりのある神様を信仰しているってのが一般的だ。
狩りで生活する人は「狩りの神様」や「森の神様」
商売人は「お金の神様」や「信用の神様」
冒険者みたいなのは「戦いの神様」や、それこそ「冒険の神様」なんかに自分の安全を祈願したりするのさ。
そして今目の前にある「幸運の神様」を奉る教会。
『幸運』なんてのはどんな人間でも必ず関わるメジャーな概念だから、当然信者も多い。
総本山はかな~り御立派らしいが、やはり地方は地方、この街の教会も手入れはされているが、立派な建物とは呼べないこじんまりとした教会だ。
なかからワイワイと子供のはしゃぐ声が聞こえてくる。
この騒ぎの度が過ぎれば、シスター婆さんの怒鳴り声が響くってのがいつものパターンだ。
どれ、早速お邪魔するかね。
「よぉ! ガキども、みんな元気でやってるかー?」
「あっ! にーちゃん!」
「あー! 飯のにーちゃん!」
「わ゛ー! あたしのおもちゃー盗っだー!!」
「いーや、おれのだー!」
ワイワイ、ガヤガヤ
やんちゃが盛りのガキんちょどもは俺に気がついても騒がしい。
「おーら、ケンカはやめろぉ! 菓子持ってきてやったから皆で食うぞ──?」
「わー! お菓子!!」
「お菓子のにーちゃん!!」
「あ゛ー! あ゛ー!」
「わかった、泣くなって! お菓子食べよう?」
手に持った袋を掲げてアピールする。
やはりガキには菓子、もうちょい年が経つと小難しくなってくるがまだセーフな奴らだ。
意気揚々と建物の奥に向かう。
「なあ、誰かテレサ婆にも「お茶ー」って呼んできてくれねーか?」
しかし俺の頼みに首を振るガキ達。
「今シスターさまいなーい」
「シスターさまお出かけ中ー」
「テレサさまジジィ達シバきに行ったー!」
「お土産お願いしたの~!」
「あん? じゃあ今誰が教会を……」
「皆さんー? そろそろお茶時間ですよー。集まって下さ……あら?」
奥から子供を呼ぶ女性の声が聞こえてきた。
「あっ! マリアさま~」
「お茶~!」
それに反応して足元の子供達が声の主の元へとワっと向かう。
開いた扉の方を見れば、修道服の若い女が見える。
「あらあら、お客さまも来てたのね? 皆さん良い子に挨拶しましたか?」
「したした! あれ、お菓子の兄ちゃん!」
「いいからお菓子~!」
「お茶とお菓子~!」
「マリアさまも一緒にお菓子!」
元気な子供に押されながら出てくるシスター。
「どうもこんにちは、教会に献金とチビッ子達にお菓子を配りに来ました」
「まあ! 有難う御座います。お客さまも奥へどうぞ、お茶を御入れします」
「どうも」
シスターさんがニッコリ、予期せぬ美人とのお茶(ガキども付き)に俺もニッコリ。
やっぱり善いことはするもんだな!
そのまま俺も、子供達に押されて奥の食堂へと流されていった。
ーーー
ーー
ー
「ほーら、配るぞー良い子は並べー! 今日のお菓子レベルはちょっとしたもんだぞ?」
「「「わーい!!」」」
俺の号令で食堂に並ぶチビッ子一同。それぞれ順に菓子を配り、お礼を言って席に向かっていく。
そして、自分の中の順になったとある女の子が声をかけてきた。
「わったしの番っ! これは……っ! 街で人気のアノお店のお高いスゥイィーツッ!!! ああっ素晴らしい信仰です、流石は私の使徒っ!! なんなら他の子羊達よりも多めに捧げる栄誉を与えます! さあさあ!!」
「はいよ一人二個までな、しかしお前もお高いブツだとよくわかっ……!?」
えらい図々しい奴が来たなと思いつつも菓子を渡して相手を見れば、どっかで見たことのある面影……。
「私に対しても引かぬ心っ! 貴方を気に入りましたよ我が使徒。裏に来てマリアをファックしてもいいわよ! ムグムグッ」
「なにやってんだお前……」
そこには既に片方のケーキにかぶり付いてモゴモゴしてる女神がいた。