精神が破綻したのと同時に、性欲も上限を振りきれるどころか、ほぼ無尽蔵という状態なので、客の供給が性欲需要に追い付かなくなるという感じです。
そして今回の接客相手となったオジサンが、第1話で行為に及んでいたオジサンとなります。生きててよかったと思う(こなみ)。
次回は現代へと戻ります。そして次章が最終章。ヒロインが男との清算をする話へと進んでいきます。
「表はお客さま用の入口だから、あなたはここから入ってちょうだい。」
危害を加えられそうになっていた真希を助けた男、コタロウは彼女を建物の中へと案内する。
「コタロウさん、お疲れ様です……その子は?」
「私がスカウトしたの?どう、結構可愛いでしょ?」
入ってすぐの場所にいた従業員と思わしき男とコタロウは話をする。
「まぁ……確かに。ですが、仕事の詳細を伝えているんですか?」
「それなら大丈夫だと思うわ。彼女、かなり『強い』みたいだから。」
「……?」
彼らの会話を真希は怪しみながらも黙って聞く。そして話が終わり、再び歩き始めたコタロウのあとを彼女も追う。
「真希ちゃん、接客は得意かしら?」
「はい、あまり元気よくということはありませんが、アルバイトでしていた時もありましたので……」
「だったら、下のほうは安心ね。あとは……」
さらに真希へ何かを伝えようした矢先、前方からウェイトレスの格好をした女がコタロウのもとへ向かってきた。
「コタロウさん、すいません……また例のお客様がいらしたのですが……」
「またあのオジサン?確か、よく指名をしていた新しいあの子は……」
「先日辞めました……それに、今日はレイカさんもお休みで……」
「うーん……どうしようかしら……」
彼らの会話の内容から、何かしらの問題があったということは真希でも理解出来た。ウェイトレスの女を前に考え込むコタロウに、真希はたまらず声を掛ける。
「あの……何かあったんですか?」
「ん?え、ええ……ちょっと面倒なことになっちゃって……あ、そうだ……」
「コタロウさん、その子は?」
問いかける彼女を尻目に、コタロウは真希に言う。
「真希ちゃん、試しに接客をお願い出来るかしら。」
「え、いきなり……男の人のお相手を……?」
「ちょ、ちょっとコタロウさん、何とんでもないことを言ってんですか!?」
コタロウの突然の提案に真希は戸惑い、ウェイトレスの彼女は声を荒げる。それでも彼は言葉を続ける。
「大体の準備はこちらでするわ。部屋に入ってからの接客は真希ちゃん、あなた次第ね。」
「私は反対です……たった今連れてきた子に、あの男性の相手をさせるだなんて……!」
「それじゃあ……あなたが代わりにあのオジサンの相手をする。」
「そ、それは……」
コタロウの反論に言葉を詰まらせるウェイトレス。器量の良い整った顔を苦いものにするほど、件の客に対する接客は抵抗があることを真希は理解した。
「……わかりました、私がそのお客さまのお相手をさせていただきます。」
「えっ……!」
「ありがとう、助かるわ。でも……嫌だと思ったらすぐに部屋を出るのよ。無理をするのは絶対にダメよ。」
「はい……気を付けます。」
真希はコタロウの提案を承諾する。彼の言った自らの「望むこと」を実現するため、彼女はそれらを受け入れるのであった。
◇
「終わったかしら?」
「……はい」
スタッフルームの更衣室で「接客」の準備をしていた真希。コタロウの声に返事をして、彼と彼と言い合いをしていたウェイトレスの前にその姿を現す。
「うわっ……」
「へぇ……」
彼らの口から思わず出る感嘆の声。黒いドレスを身に纏い、やや濃い目の化粧で彩られた顔。太股は露にして、ふくよかな乳房の谷間を惜しげもなく見せるその姿は、多くの者を惹きつけて止まない淫らなものであった。
「お、大きい……」
「普通の服でも分かるほどの大きさだったけど、これは相当な物ね……」
「あ、あの……ブラをつけることは出来ないんですか。なんだか私、これだけで変な気分に……!」
自身の胸に手を当て、頬を赤らめ違和感を訴える真希。その言葉と姿にコタロウは呆れたように言葉を返す。
「もう……大丈夫よ、どうせすぐに脱がされるんだから。ブラなんて邪魔なだけよ。」
「そ、そんなこと……!そうなる前に、ここでこうして見られるのが恥ずかしくなってきて……」
「コタロウさん、この子……本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫よ……こんな大人しく真面目そうに見えるけど、スイッチが入れば相当やれる子でしょうから。」
未だ不安を払拭していないウェイトレスに対して、コタロウは念を押すように真希について語る。
「このままさっき言われた部屋に行けばいいんですか?あとは、そこに男性と……」
「ええ、私が『上手くいった』と判断すれば、あなたを正式に採用するわ。それじゃ、よろしくね。」
コタロウの言葉に真希は無言で頷き、スタッフルームのドアを開けて廊下に出る。そして、彼の指定した部屋へと1人で向かうのであった。
◇
「……ここで、合っているわよね。間違って開けたりしたら大変なことになりそうだけど……」
目的の部屋を見つけ、真希はその扉の前に立つ。ここまで来る途中に内装を見回しもしたが、建物の作りは豪華ではないにしても、白を基調とした清潔感あるホテルのようであった。
「本当にこんなところで、いやらしいことを……」
一抹の不安と疑いを持ちつつも、真希は部屋のドアをノックする。
「失礼します。」
断りを入れてドアを開けると、そこもまたホテル部屋のような光景が広がっており、綺麗に片付けもされていた。しかし、その部屋のベッドに座るガウンを着た男は部屋と不釣り合いであった。
「ん……?おお、ようやく来たのか。待ちくたびれたよ。」
「お時間を取らせてしまい、申し訳ございません。ほ、本日のお相手をさせていただく……真希です。よろしくお願いします。」
謝罪の言葉を述べた後、緊張の色を見せながら自己紹介をする真希。見るからのぎこちない様子に男は彼女に声を掛ける。
「もしかして新しい子かな?ふむ……中々に良い身体をしている。顔も悪くない。」
「あ、ありがとうございます……」
下卑た視線で真希を品定めするように眺める男。その目に十分に不快感を持っていたが、それ以上に男の容姿に彼女は抵抗感を持つ。
「それじゃあ時間ももったいないし、早速始めてもらうとしようか。」
「は、はい……よ、よろしくお願いします。」
これまで抱かれてきた男とは全く違っていた。中年で肥満気味の体系、決して整っているとは言えず、むしろ崩れていると言える顔、そして全身から発せられる中年特有の油脂感に、真希は後悔の念を抱くのであった。
「まずは……そうだな、とりあえず手で扱いてもらおうか。」
「うっ……」
そう言いつつ彼はガウンを脱ぎ捨て、その肥えた身体を恥ずかしげもなく真希に見せつけ、既にそり立っていた肉棒を露にする。
「こんな場所で働こうと思ったんだ。チンポを見るのは初めてではないだろうし、まして処女ということもあるまい。」
「も、申し訳ございません。そ、それでは……」
醜悪な男根に抵抗感を見せながらも、真希は男の前に跪き、その言葉に従って肉竿へと手を伸ばす。
「んっ……」
「あっ、熱い……」
「いいぞ……そのまま、ゆっくりと扱き上げるんだ。」
「はい……かしこまりました。」
言われるがままに握った竿を緩やかに扱き始める。それは次第に硬さを増し始め、尿道から半透明の液体を溢れさせて異臭を漂わせていく。
「ふぅ、ふぅ……いい、いいよ。もう少し、激しくするんだ……」
「は、はい……んんっ、はぁ、はぁ……!」
先走りを垂らし、快楽に翻弄され始める男。手淫に集中をしつつも、真希は時折男の顔を見上げて、彼が感じていることを確認する。
「んっ……す、すごいです。お客様の……ペ、ペニス……とても固くて、熱いです。」
「そ、そうか……」
快楽を得ていることは確かである一方、男は先程よりも些か不満を持つような声音となる。それでも真希は肉竿を扱くことに没頭し、さらに溢れ続ける先走り汁を絡めて愛撫をする。
「うくっ……だ、ダメだ。そろそろ……出る……!」
「はぁ、はぁ……出る……?もう出そうなんですか?……いいですよ、お客様のペニスから……白くて熱いものを……いっぱい出してください。」
苦悶に満ちた男の顔を見上げながら、彼に精を放つことを促す真希。肉竿を扱き上げる手は激しさを増し、彼女は男の盛大な射精に期待を膨らませる。
「何を勝手な……まだ挿れてもいないというのに……うぐぅっ!」
「我慢しないでください、チ……ペニスが可哀そうです。出してしまっても、また扱いて差し上げますから。だから……いっぱい出して……!」
「あっ、ああっ……ダメだ……い、イ、イクッ!あっ……!」
あくまでも丁寧な言葉遣いを心掛けて、咄嗟に出そうになる下品な単語を抑え、さらに肉竿を攻め立てた真希。その手淫を前にとうとう亀頭が躍動して、先端から大量の精が放たれるのであった。
「きゃぁっ……!あ、これ……こんなにたくさん……熱いので……いっぱいに……」
「あっ……はぁ、はぁ、はぁ……い、今の感覚は……?」
「も、もう……せっかくの綺麗なドレスがこんなに白くなって……身体にもたくさん……んっ、ちゅっ……」
「あっ……ま、真希ちゃん……」
「はい、なんでしょう?」
自らの身体に付着した精を舐め取る真希を見ていた男が、物欲しそうに声を放つ。
「つ、次は……真希ちゃんの膣内で……」
「はい……私も、お客様のチンポ、欲しくなってしまいました。」
「っ……!」
小悪魔的な微笑みを浮かべ、下品な言葉で男に肉棒を求める真希。その様子に萎えかけていた彼の愚息は硬さを取り戻し、男は無意識に自身のそれを握りしめているのであった。
◇
「自分でも出来るのですが……脱がしていただけますか?」
「あ、ああ……いいよ……」
ベッドに仰向けとなり、男に服を脱がすよう促す真希。その言葉に彼は躊躇いなく彼女のドレスに手を掛ける。
「あっ……」
「大きい胸だね。サイズはどれくらいあるのかな。」
「Eか、Fくらいですね。最近は正確に測っていませんでしたから、それくらいだと思いますよ。」
「え、Fカップ……んっ。」
問いかけに対して何食わぬ顔で答えを返す真希。わずかに濃い桃色の先端まで露となった乳房を前に男は息を飲んでそれを凝視する。
「お客様……チンポがビクビクしていますよ。私の胸を見て、もっと興奮してしまったんですね。」
「あ、ああ……真希ちゃん、も、もう……!」
耐えることの出来なくなった男が彼女の足を大きく開く。そして、黒のショーツをずらし淫裂のみを外気に露出させると、挿入の出来る体勢となる。
「はい、来てください。お客様の勃起チンポを、私のいやらしいマンコ穴に思いっきり……ぶち込んでください!」
「……んっ、ふぅっ!」
「あああっ……!入って来ました……チンポ、お客様のぶっといオチンポぉ……!真希のいやらしいマンコ肉の中にずぶぅって入ってますぅっ……!」
淫裂を押し広げ、膣肉を搔き分けて肉棒が侵入する。我慢の効かなくなった男の容赦ない挿入に、彼女は卑猥な言葉を口にして嬌声を上げる。
「ぐおっ……思ったよりも、締め付けが強くて……んんっ!」
「あぁんっ……チンポ、私のマンコに入ってもビクビクしています。もしかして……また出そうなんですか……」
「くっ……舐めるなよ……青臭い小娘が……!」
再び苦悶の表情を浮かべる男に対して、真希は僅かに挑発的な笑みを浮かべて声を掛ける。その様子に尊厳を傷付けられ、加虐心を昂らせた男が乱暴な抽挿を開始する。
「ひゃぁんっ、あっ、ああっ、あああっ!!!!!いいっ、すごくいいですっ!チンポ、お客様のデカチンポ……気持ちいいっ!あんっ、あっ、やぁんっ!いやぁぁんっ!」
愛撫をされていなかったにも関わらず、真希は一心不乱に肉棒を突き入れ続ける男の激しい攻めを受けて、激しく喘ぎ乱れていく。
「大人を……私のような中年男を軽く見おって……許さんぞぉっ!」
「あっ、あっ、あんっ!ひうっ……そ、そんなことありません……こんなチンポ、全然バカになんてしてな……ああんっ!いいっ……このチンポ気持ちいいのぉっ!」
劣情を焚き付けられた男の攻めはさらに激しくなり、真希は肉棒が与える快楽によがり狂う。接客ということを最低限気にしつつも、彼女は突き入れられる男根の快感を貪っていく。
「もっと……もっと激しくしてください……!お客様のチンポで、真希のメス穴マンコをもっと犯してください……!」
「……っ!あ、ああ……そんなことを言われなくても……!」
「んひぃぃぃっ!!!!!!すごっ……本当にきたぁ……マンコの一番奥までチンポ来ましたぁっ!」
「ほれっ……マンコだけじゃないぞっ!」
膣奥を突き上げつつ、男は真希の激しく揺れる乳房を鷲掴みにする。
「いやぁぁぁっ!お、お乳……お乳はダメですぅっ!わらひ……おっぱい感じやすいんですからぁ……モミモミされるのダメなんですぅ……」
「良いことを自分から言って……!」
「あひぃっ……お、おっぱいも気持ちいいっ!マンコ穴と一緒におっぱいも気持ちよくなって……わ、わらし……も、もう……だ、だめぇ……!」
顔をだらしなく歪め、乳房と膣内への攻めをなすがまま受け入れる真希。客の与える快楽に流されるその姿は、娼婦としては器量に疑問が付くようなものであった。
「大人しい娘かと思えば、こんなに下品に乱れおって……うぐっ……ダメだ……また……出るっ……!」
「あひっ、あっ、ああっ……で、出そうなんですか?いいですよ……そのまま出してください。私のマンコに、お客様のチンポ汁……出してほしいです。」
「ふぐっ……な、何を言っているんだ……君は……!?」
「大丈夫です、ピルで避妊はしていますから……お気になさらず、全部出してください……!」
男に膣内へと精を注ぐように求め、躊躇う男に安心させる言葉を告げる。柔らかな笑みを浮かべる真希の顔に、男は理性を溶かされながら耐えることをやめていく。
「あ、ああ……ダメ……だ、本当に……出すから……ね……!」
「はいっ!出してくださいっ!淫乱な……新人娼婦の変態マンコに……お客様のチンポザーメン、いっぱい……いっぱい出してくださぁぁぁいぃぃぃっ!!!!!!!!」
「あっ、出る……また、ああっ……!」
情けない声と共に肉棒から大量の精が放たれる、それら全てが真希の膣奥へ注ぎ込まれる。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!熱いっ……!マンコが熱いのぉっ!チンポから熱いザーメンが出て……き、気持ちいいのぉぉぉっ!!!!!!!!」
「あっ……だ、ダメだ……射精が、止まらない……」
「いやぁ……いやっ、いやぁっ!イくぅっ、わたしイくっ!マンコ……中出しマンコでイクっ!お客様のチンポ……気持ちいいチンポでイクッ……マンコ穴イっちゃうっ!ダメっ、だめぇっ……あ、あっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
真希は背中を反らしながら激しく絶頂を迎える。膣内で躍動を続けていた男の肉棒も射精を終え、彼は彼女の身体へと倒れ込んでくる。
「はぁっ、はぁっ……んんっ……ふぅ、ふぅ……!」
「ふぅ……すごかったよ、真希ちゃん。こんなに気持ちのいいセックスは久しぶりかもしれない。」
「んふぅ……は、はい……満足していただけたのであれば、私も……嬉しいです。」
男の褒める言葉に対して、息を切らしながら言葉を返す。そんな彼女の顔に男は手を当て、さらに言葉を続ける。
「こんな綺麗な顔をしながら、あんなに淫乱な姿になるなんてねぇ。その落差が堪らなく可愛く思えてくるよ。」
「か、可愛いだなんて……そ、そんなこと……言わないでくださいっ!」
彼の言葉に真希は恥じらうように顔を背ける。しかしその背く顔を男は向き直させ、さらに言う。
「真希ちゃんはとっても可愛い女の子だよ。いやらしくて、綺麗な女でもあるけどね……」
「そんなの、違います……私はただ……んんっ!」
言葉を続けようとする真希。しかしその口を男の唇が有無を言わさずに塞いでくる。
「んっ、ちゅっ……ちゅぷっ!んぷっ……ちゅっ……」
肥えた中年男の肉棒を挿入されたまま唇を奪われ、心も身体も汚されていく。それでも彼女は男の行為を受け入れていく。
「んちゅ……ちゅっ……んっ……ぷはっ!」
「ふぅー……ごめんよ、あまりに可愛い顔をしていたら、つい……」
呆気に取られたような顔をした真希に対して、男はにやけた顔をしながら詫びの言葉を述べる。しかし次の瞬間、男は天と地が逆さになったようにベッドへと仰向けに倒れ込む。
「おうっ……な、なっ……!」
「……」
「ま、真希ちゃん……?」
膣内に萎えかけた肉棒を挿入したまま、彼女は無言で男の上に跨る。そして
「ふっ……ふふっ、ふふふっ……!」
「ど、どうしたんだい真希ちゃん……もしかしてキスはNGだったのかな?」
笑い声を上げる真希に恐れながら声を掛ける男。しかし、男の問いに返事をすることなく、彼女は笑顔で彼に告げる。
「私を本気にさせたのですから……お客様、最後までお付き合いしていただいて……よろしいですね。うふっ……ふふふっ……」
美しく整った顔を彩る満面の笑み。そして彼女のその瞳には、あらゆるものを惹きつける狂気が宿っているのであった。
◇
スタッフルームのドアが開き、1人のウェイトレスが部屋へと入る
「……あの子、帰ってくるのが遅いですね。」
「そうね。戻ってこないということは、『接客』が上手くいっているということなんでしょうけど……」
コタロウは一人、真希を待っていた。館内の雑務をこなしながらも彼は彼女のことを気にかけており、ウェイトレスが戻ってきたことでその思いはさらに強くなる
「私にも指名が入ったので戻ってきましたけど、その前に少し様子を見て来ましょうか?」
「ううん、私が行くわ。いえ……時間があるのだったら、あなたにも付いてきてもらいましょうか。」
「はい……」
椅子から重い腰を上げ、コタロウは彼女と共にスタッフルームを出る。未だに戻らぬ真希の『結果』を確認するために。2人の胸には大きな不安と、僅かな期待があった。
◇
「ま、マキちゃん……も、もう無理……」
「いやぁん……ダメですよぉ。チンポは全然固いままじゃないですか。まだ5回しかイっていないんですから。もっとイかせて差し上げますね……あぁんっ!チンポ……またビクビクしてる……!あっ、やぁんっ、いやぁんっ!」
虫の息となっている男の上で、激しく腰を振り続ける真希。肉棒が挿入された結合部からは白濁が絶えず溢れ続け、膣内に放たれた子種の多さを物語っていた。
「もっと……もっと気持ちよくして差し上げます。お客様のチンポが萎えるまで……私のマンコでイかせますからぁ……ひゃぁんっ!いいっ……!チンポ、チンポ気持ちいいよぉっ!」
「あうっ……あ、ダメだ……い、意識が飛びそ……」
今にも気絶をしそうになっている男に気付く彼女。そんな彼に対して、顔を近付けて唇を重ねる。
「んっ……んちゅ……ぢゅっ……ちゅぷっ、んぷっ……んっ、んんっ……」
「んんっ……ぷはぁっ!あ、あれ……ま、真希ちゃ……んぐぅっ!」
「うふふっ……お客様、キスで身体もチンポも元気になりましたね。とっても……素敵ですよ。」
「あっ、あっ……ああ……」
決して逃れることが出来ないのを理解した。自らの肉棒がいきり立っている限り、彼女は永遠に男の身体を貪ろうとするのであった。
「た、た、助けて……」
「ずっと……ずぅーっと、一つになりましょう……ご主人……」
男が救いを求める声を出した直後、部屋のドアがノックされる。
「あっ、真希ちゃん……お店の人が来たみたいだから、出ないと……」
「あんっ……大丈夫ですよ。私はお客様を気持ちよくしているんですから……ああんっ!そんなに動いたら、マンコが……マンコがおかしくなっちゃうのぉっ!」
部屋の外に聞こえるほどの声を上げる真希。その声に対して、ドア越しからも声が聞こえてくる。
『……お客様、大丈夫ですか?』
問い掛けをするウェイトレスの声。部屋の中から客の反応を確認出来なかったため、彼女は堪らず声を出して中の様子を伺おうとしていた。
「だ、大丈夫じゃな……」
「大丈夫ですよ……チンポはまだまだ元気なんですから。あっ、やぁんっ!ビクビク……チンポのビクビクが激しくなって……あっ、あぁぁぁぁんっ!!!!!!」
外に第三者がいることを分かりながら、真希は男の上で腰を振り続ける。抵抗するだけの力を残していない彼は、為す術もなく喘ぐ彼女の下で肉棒を震わせるだけであった。
『コタロウさん、これは一体……!』
『ごめんなさい……真希ちゃん、入らせてもらうわよ……!』
ウェイトレスと共にいた男、コタロウは状況を見兼ねて、申し訳程度の断りを入れてすぐにドアを開ける。
「なっ……!」
「ま、真希ちゃん……!」
そして、部屋の中へと入った2人は眼前に広がる光景に絶句する。
「あっ、あひっ……あっ、ああっ……」
「やぁん……お客様チンポいいのぉっ……!ビクビクチンポ……巨根チンポっ!チンポチンポチンポぉっ!もっといっぱい、チンポからドピュドピュしてぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!!」
限りなく死に近づいている男の上で、真希は容赦なく腰を振り続けていた。しかし、男の顔に恐怖の表情はなく、精を搾り取られることへの満足感を得ながら彼は意識を遠のかせてもいるのであった。
「真希ちゃん……あなた……!」
「あっ、あぁぁんっ……んっ、あっ……コタロウさん、私なら大丈夫ですよ。こうして……んんっ、お客様のチンポをイかせていますから……あっ、あああんっ!私も……とっても気持ちよくなって……いぃんっ!」
コタロウとウェイトレスの2人に裸はおろか、セックスを見られているにも関わらず、真希は膣内で肉棒を扱き続ける。彼らは彼女の正気を疑い、ただただ戸惑うだけであった。
「誰もここまでやれなんて言ってないわよ……というかそのお客様、もうヤバいことになっているし……!」
「こんなにすごいセックス……私、見るの初めて……んっ、はぁ、はぁ……」
「何こんな時に欲情しているのよっ!と、とにかく真希ちゃん止めるわよっ!」
部屋に入った2人が眺めている間も、真希は男の肉棒から快感を貪り続ける。そして、彼女自身何度目か定かではない絶頂を迎える。
「ダメェ……私、またイクッ……マンコ、マンコでまたイキます……!お客様のデカチンポで、マンコ……またイっちゃいますぅっ!」
「も、もう……し、死ぬ……あっ……!」
「やぁぁぁん!!!!!勃起チンポからザーメン……チンポザーメンまた出たぁ……!あはぁっ……これ、やっぱりクセになっちゃうのぉ……」
男根から搾り取った精を膣奥へと受け、真希は恍惚の表情を浮かべる。
「あっ、ああっ……!わ、わたし……わたしまた、イくっ……オマンコに中出しされて、チンポでイきます……!チンポ……大好きなチンポ、チンポでイくっ、イクっ……いっ……イっくぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!!!!!!!!!!!」
そして身体を弓なりに反り返らせ、部屋に響き渡る声で達する。幾度の絶頂を迎えていたものの、コタロウとウェイトレスに見られていたためか、その達し方はこれまで以上に激しいものであった。
「っはぁ……!はぁ、はぁ……あは、あははっ……わらひ……また、イッちゃいましたよぉ……」
「……」
「お客様……チンポがまだ固くなりそうですね。もっと、もっと私のマンコにチンポで精液を注いで下さ……」
そう言いながら再び腰を振り始める真希の顔に、突如大量の冷水が降りかかる。
「っ……!」
全身から水が滴り落ち、呆気に取られた顔となる彼女。しばらくすると無言のまま俯き、水を掛けた男の言葉を待つ。
「無理をするのはダメって、言ったはずよ。」
その言葉に真希は俯いたまま、重く暗い声で返す。
「無理なんてしていません。これが……今の私のすべてなんですから。」
「……お客様を助けないといけないの。退いてくれるかしら、真希ちゃん。」
「……はい。」
コタロウはそれ以上問いただすことをせず、真希に行為を止めるよう促し、彼女もまたその言葉に従い、激しく振っていた腰を上げるのであった。
◇
私服に着替え、スタッフルームの椅子に腰を掛ける真希。しばらくするとコタロウが部屋へと戻り、彼女は彼に声を掛ける。
「あの……お客様は大丈夫でしたか?」
「ええ。歳も歳だし、血圧とか脈拍がおかしくなっていたり、脱水症状を起こしてはいたけど、どうにか生きてはいるわ。」
「そうですか……よかった、です。」
安堵した表情を浮かべる真希に対して、コタロウは椅子に座りながら、呆れたように言葉を口にする。
「まったく……死人が出て警察沙汰にでもなっていたら、取り返しがつかなくなっていたわよ。セックス中の死亡事故が発覚で逮捕なんて勘弁してちょうだい。」
「すいません、こんな大変なことになってしまって……」
「大丈夫よ。こういう商売にトラブルは付き物だし。でも……あなたも事の割には落ち着いているように見えるわね。外で襲われていた時も、案外冷静だったし……」
「……」
これまで取り乱すような姿を一切見せない真希を、彼は些か不思議に思っていたと言う。真希はしばらくの沈黙の後、その重い口を開く。
「最近、大切な人が……いなくなりましたからね。結構落ち込んでいたりもしましたし、私自身も何か大切なものを失くしてしまったのかもしれません。」
「大切な人ねぇ……彼氏と別れちゃったのかしら?」
「……そんな感じですね。」
的を射たコタロウの言葉に、真希は笑みを浮かべて返事をする。そしておもむろに椅子から立ち上がると、改めて彼のほうへ向いて言葉を述べる。
「今日はありがとうございました。かなりのご迷惑も掛けてしまいましたけど、貴重な体験をさせていただいて嬉しかったです。それでは……失礼します。」
深く頭を下げてコタロウに礼を言う。そしてもう一度軽い会釈をして、部屋から出ようとするが
「……これは?」
椅子に座ったまま、コタロウが彼女に一枚の茶封筒を差し出す。
「今日のお給料よ。そんなに多くはないけどね。」
「そんな……私はただお店やお客様に迷惑を掛けてしまって……!」
「あのお客さんの接客をしただけでも、かなり助かったのよ。働いてくれた分のお金を払うのは当然の事よ。」
半ば強引に給料の入った袋を真希へと渡す。それを渋々受け取り、申し訳なそうに中身を確認する彼女は驚きの声を上げる。
「えっ……こ、こんなに……!?」
「教えていなかったかもしれないけど、ここはそんなに安いお店じゃないわ。働いている子たちにも、稼げば相応の報酬は約束しているわ。」
「そんな……私はただ自分の欲求を満たすためだけに……」
戸惑う真希を尻目に、彼はノートパソコンと書類を広げながら、当たり前のように言葉を続ける。
「出勤が出来る曜日を教えてくれるかしら。そんなに急ぎではないけど、下の店にも慣れてもらう必要があるから……」
「ちょ、ちょっと……私……採用されたんですか!?」
「ん……?何か問題でもあったかしら?」
「い、いえ……何かというか、むしろ問題しかないような気が……」
さらに戸惑う真希に対して、コタロウは彼女のほうを真っ直ぐ見て言う。
「あなたみたいな子を手放すわけがないわ。他の風俗店に取られて売り上げが減るのだって癪だもの。」
「そんな理由だけで、私みたいな女を……」
「それに……放っておくことも出来そうにないからね。あなた……ここを出た後、どこに行こうって考えていたのかしら?」
「……っ!」
返す言葉は見つからなかった。再び夜の街に戻ることしか頭になかった真希に、コタロウの言葉は救いとして聞こえるのであった。
「また……今日みたいなことをしてしまうかもしれません。」
「構わないわよ。そうなったら止めればいいだけだし、あなたが1人で何かをするより、ずっと安全でしょうからね。」
「分かりました。ありがとうございます……コタロウさん。これからよろしくお願います。」
再び深く頭を下げる真希。釈然としないこともあったものの、彼女は彼の提案を受け入れて、この場所で働き始めるのであった。