この辺りは筆者の処女作『陸上部のアイドル』とリンクをしていたりします。実際は本作が2作品目でしたので、ハーメルンの投稿順が崩れているんですよね。というか該当作品を当サイトで投稿したのが4年前だというね……
ほのぼのとした雰囲気は今回が最後かもしれません。次回以降はさらに陰鬱な展開となっていきます。やっぱこの作者病んでるわ。
日曜日の夕方、真希は用事を終えて自宅への帰路に付いてた。
「あの子……どこかに行っているのかな。」
思っていた以上に図書館で行っていたレポートの調べ物が早く終わり、夕食の買い物を済ませても帰りが早くなった彼女は、家にいるかもしれない妹のことを考えていた。
「たまには一緒にゆっくりするのも悪くないわよ……ね。」
娼館での仕事もなく、両親も旅行で出掛けている日曜の午後。妹と2人きりの団欒を真希は密かに期待していた。
「どこかへ遊びに行っていたら、何か作って待っていようかな。」
淫らに彩られた日常の中、家族と過ごす時間は彼女にとって、多くの過去を忘れることが出来る時であった。
◇
自宅の前に辿り着き、真希は玄関の施錠を開けて中へと入る。
「あの子のサンダル……どこにも行かなかったのかな。それとも、どこかに行ってもう帰って来たのか……」
玄関に置かれていた妹のサンダルを見て、家に彼女がいることを確認する真希。そして履いていたサンダルを脱いで、廊下へあがろうとした矢先、彼女の目に珍しくも疑わしいもの入ってくる。
「この靴……お父さんのものじゃないわよね。だとすれば……一体誰の……」
見慣れぬ男物の靴に、彼女は心をざわつかせる。
「まさか……あの子に限ってそんなこと……」
脳裏に過ったあらゆる疑念を振り払い、廊下を進んでリビングへと向かう。
「ただいま。未希……いるんでしょ?……未希?」
妹の名を呼び、彼女に帰宅したことを告げようとする。しかし返事はなく、真希の声だけがリビングへと広がる。
「もう部屋に戻ったのかな。暑いからシャワーでも浴びて、冷房の効いた部屋に……あら?」
リビングを見渡し、ふと目に入ったのはキッチンに置かれている使われたコップ。1つであれば妹が使っただけと判断したものの、使われたコップは2つ置かれていた。
「誰……あの子、誰と一緒にいるっていうの……!」
先程まで抱いていた疑念や不安を一掃され、ただひたすらに胸の鼓動だけが高鳴り始める。自らの妹が異性と共にいる。それだけで真希は何かに押し潰されそうな程の感覚に襲われるのであった。
「と、とりあえずさっぱりしてから、あの子の部屋に行ってみましょう。もう、なんでこんな嫌な汗をかかないと……」
汗ばんだ身体を洗い流すため、リビングから風呂場へと向かう真希。しかし、その足は風呂場へと入る前、脱衣所の入口で思わず止まる。
『あひぃっ!あっ、ふぅっ、あっ、あひっ!ああんっ!あぁぁぁぁんっ!好き……好きぃ!オチンチン……オチンポ……オチンポ、気持ちいいっ!私で気持ちよくなってくれちゃうオチンポ……気持ちいいよぉっ!!』
『せ、先輩……先輩、未希……先輩……!』
浴室から聞こえる女の嬌声、そして男が発しているであろう苦悶の声。前者は紛れもなく、真希の妹の声であった。
「……未希!?」
何をしているのかはすぐに判断出来た。そして脱衣所内で無造作に脱ぎ捨てられている妹の衣服や下着を目にすることで、彼女が一糸纏わぬ姿でいることも否応なく理解する。
「あの子……家でなんてことをしているのよ……!?」
込上げてくるのは驚き、そして怒り。しかしそれらの感情を忘れさせるように、浴室内の声は激しさを増す。
『あああんっ!!すごっ……しゅごいっ!オチンポ……下からオマンコズボズボって犯しちゃってるよっ!こんなのダメッ……!わらひ……もうきもひよくれ……りゃめになひゃうよ……』
『せ、先輩……中に、また、中に出しますよ……!』
『うん……出して、らひてぇ。わらしのいやらしいオマンコの中に……オチンポ汁、ドピュドピュってしてほしいのぉ……!』
下品で卑猥な言葉を躊躇いなく放つ妹。男に精を注ぐように促す彼女の言葉は、真希の知る妹とはかけ離れたものであった。
「バカ……バカじゃないの……・!あんな声を出して、誰かに聞かれでもしたら……どうするのよ……!?」
顔を引きつらせて蔑みの言葉を呟く真希。しかしその言葉に反して下半身へと伸び、自らの股間を指で弄り始めてしまう。
「んっ……ふぅ、はぁ、はぁ……こんなの……こんなので……わたし……!」
すぐ傍で繰り広げられる実の妹の淫らな行いに、彼女は異常さを感じながらも自らを慰めることを止めることが出来なかった。
『くっ……で、出る、出る……!未希……先輩のマ、マンコで……イクッ!』
『い、いやぁぁぁぁぁっ!また来てるっ……オマンコの一番奥まで、また来ちゃってるよっ……!熱くて気持ちいい精子……オチンポ……チンポ汁、気持ちいいよぉ……』
浴室にいる彼が果てたことで、妹は子種を膣内へ注がれる悦びの声を上げていた。その声に真希の自らを慰める手もまた、激しさを増していく。
「ダメッ……マンコに中出しなんて、んんっ……いけないわよ……未希っ……!はぁ……!はぁ、はぁ……ああっ……!」
声を懸命に押し殺し、彼女たちに気付かれぬように股間を弄り続ける真希。壁に背もたれて座り込み、無意識のうちに下着に手を滑り込ませ、さらなる快楽を求めているのであった。
『イクッ!いく、イクッ、イクゥ、いくぅっ!チンポでオマンコイってるのぉっ!中出し大好きな変態マンコ……ずっとイキっぱなしになっちゃってるのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!』
『せん……ぱい……声が大き過ぎ……!』
『ダメェッ!そんなの知らない……知らないもんっ!オマンコ気持ちいいの止まんないっ!チンポでオマンコ気持ちいいのやめられないよ!オチンポ好きっ……!私、オチンポ大好きなんだからぁぁぁぁ!!!!』
実の姉がいることも知らず、浴室の壁を突き抜けるような大声で妹は下品極まりない言葉を叫んで果て続ける。
「み、未希っ……あぁんっ!んっ、んんっ!んんんんんんんんっっっっっっ!!!!!!!!!!!」
浴室の外で自慰行為に更けていた真希もまた、絶頂を迎えていた妹に続くように激しく達するのであった。
「っはぁっ……はぁ、はぁ……だめぇ……マンコ……マンコ弄るの……止められないのぉ……!」
絶頂を迎えてもなお、真希は自らの淫裂を三本もの指で掻き回し続け、浴室で繰り広げられる妹の情事を盗み聞く。
『せ、先輩……こんなに激しいセックス……お、俺……!』
『はぁ、はぁ……ごめんね……慧くん。私……ちょっと、やり過ぎちゃったかも。んっ……んちゅ、ぢゅぶっ、ちゅぷ……んぷっ……』
『んっ……せんぱい……んんっ……!』
『んちゅぅ……あきらくん……すき……すきぃ……ちゅ、ちゅぷっ……』
事後の言葉を述べた後、水気を含んだ音を奏でて口付けを交わす妹と男。紛う事なき恋人同士の行為を間近で聞く真希の心に、劣情とは異なる感情が芽生え始める。
「何よ……こんなに……気持ちよさそうにして……!なによ……なんなのよ……!」
陸上にしか興味関心を持っていなかったはずの妹。その妹の異性との激しい行為に真希は少なからず妬みを持ってしまうのであった。
「バカ……未希のバカ……私の……バカ……」
彼女と自身への蔑みの言葉をつぶやきながら、真希はおもむろに立ち上がり、妹が行為を続ける浴室前の脱衣所を後にするのであった。
◇
「んんっ……はぁ、はぁ……ああんっ!いやぁっ……ひゃぁんっ……なに……なにしているのよ……わたし……!」
自室へ戻った後も身体の火照りが収まることはなく、真希は冷房の効いた部屋のベッド上で自らを慰めていた。
「何を作ってあげようかって思っていたのに、心配していたのに……んふぅ……男の子と一緒に過ごしているなんて……んんっ……しかも、あんなことまで……ああんっ!」
絶え間なく嫉妬と劣情の火を燃やしながら、それを快楽へと昇華させる。実妹の情事を思い起こしながらの自慰を異常だと分かりつつも、今の彼女にそれを止めるだけの理性は残されていなかった。
「まだ……まだ子供でしょ……!それなのに……あんなにいやらしいの……あぁんっ!いいっ……マンコ……マンコが気持ちいいのぉっ!」
右手3本の指を挿入して、激しく膣内を掻き回して快楽を貪る。妹に対する嫉妬は次第に自らが与える快楽にかき消されそうになるのであった。
「どうして……どうしてこんな身体なのよ……!あの子があんなことをしてたら……止めないといけないのに……!どうして……あっ、あぁぁっ!いやぁ……!」
不純な行為に励んでいた妹を窘めるどころか、それを糧に自らを慰めている自身の身体を呪う。
「バカ……!私のバカッ……!あの子が私みたいになったら、どうするのよ……!?ひぅっ……んっ、んんんっ!」
身体を弓なりに強張らせ、指を膣奥へと届くように入れる真希。自慰によって肉棒を挿入される程の快楽を求め、彼女の手付きは激しく乱暴なものへとなっていく。
「違う……あの子は、私とは違う……セックスだけじゃなくて、スポーツが好きな……良い子なんだから……!良い子……いぃんっ!イヤっ、だめぇ……チンポ、チンポ欲しいっ!やっぱりチンポが一番いいのぉっ!」
堪らず行為を止め、部屋に隠していた張型を探し取ろうとする。いつも隠し置いているクローゼットの隙間を探した時、彼女の中に違和感が生まれる。
「あれ、この前使った時……こんな片付け方したかな?」
以前に張型を使い終えた時と僅かに異なる場所に思えてくる真希。さらに箱に入っているそれを開けてみた時、違和感は疑念へと変わる。
「けっこう前に使ったはずなのに……少し濡れてる。それに……この匂い、家で使っている石鹸じゃない……?」
自身以外の誰かが使っていることを確信する。そしてそれが出来て、かつ彼女に心当たりがある人物はただ1人であった。
「あの子……私のご主人さまを勝手に……!」
込上げてくる怒りと呆れ。しかしそれ以上の性欲に突き動かされる真希は、そのことを苛む前に挿入の快楽を得ようとベッドへ戻り、再び横となって足を開く。
「来てください、ご主人さま。私のいやらしいマンコ穴に、ご主人さまのチンポを……んんんっ……!」
張形に快楽を求めながら、彼女はそれを自ら膣奥へと沈める。
「あぁぁぁぁぁっ!!!!!!!や、やっぱりいいですっ……ご主人さまのデカマラチンポ……!わらひのマンコ穴を広げて……ずぶぅぅって入ってきてますぅぅぅ……!!!」
既に大量の愛液を溢れさせていた真希の淫裂は「彼」の残した張形を容易く飲み込み、肉棒による快楽を再現させていく。
「ああんっ!いいっ……チンポいいっ!!ご主人さま……ご主人さまチンポいいのぉっ!もっと……もっと私をチンポで愛してくださいっ、ご主人さまぁっ!あぁぁぁんっ!!!!!!」
妹の営みを盗み聞いていた真希は、自身で突き動かす醜悪で無機質な外見をした張形に激しく求める。嫉妬心から来る果てなき性欲は彼女に空しさを感じさせながらも、自らを壊すかのようにそれを抽挿し続ける。
「いいっ……いいのぉっ……チンポ……もっとチンポでいっぱいにしてくださいっ!なんにも考えられないくらい……心も身体も……チンポでいっぱいにしてぇぇぇっ!!!!!!」
偽りの肉棒が与える快楽は真希を絶頂へと導く。誰にも聞かれることなく、知られることもなく、彼女はただひたすらに「彼」への思いを叫びながら声を上げる。
「いやぁんっ、あっ、あっ、ひゃぁぁんっ!好き……好きぃっ!ご主人さまっ!すきっ、チンポ大好きっ!ご主人さまチンポ大好きですぅっ!大好きなチンポでイきます……わらひっ……チンポでイく……チンポでマンコ……いっひゃう……イっひゃうのぉぉぉぉっ!!!!!!!」
彼女がただ一つ求めていたもの。叶わない願いを口にしながら、真希は一人で絶頂を迎える。
「ご主人さま……ご主人さまぁっ……!好き、好き……すきぃぃっ!!!!あっ、ああっ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」
ただ一人の男を思いながら、真希は激しく達し続ける。喜悦の声を上げて絶頂する彼女の顔は恍惚の表情を浮かべながらも、頬から伝うものが流れ落ちていく、。
「あっ……ああっ……わらひ……もう、もどれなくなっひゃったよぉ……」
脱力して絶頂の余韻に浸り、改めて空しさを感じ始める。零れる涙をベッドのシーツで拭い、彼女はしばらく間、仰向けとなって部屋の天井を見上げているのであった。
◇
「んっ……んんっ……ふあ……うーん……あれ……私、寝ちゃってた……?」
激しい自慰行為の末、真希はベッドの上で眠りに就いてしまっていた。時計と窓の外を見てみると、時間は既に日の沈む頃となっていた。
「やだ……あの子が家にいるっていうのに私……早く夕飯の準備をしないと……!」
慌ててベッドから降りて、乱れていた外出用の衣服から部屋着へと着替える。そして着替え終わったのも束の間、部屋のドアがノックをされる。
「……!」
ドア越しに誰がいるかは分かっていた。真希はあらゆる感情を抑え、平静を保った声音で返事をする。
「……はい。」
「あ、お姉ちゃん。」
彼女の応答に声を出す、ドアの向こうにいる妹。真希は何事も知りもしないように、部屋のドアを開ける。
「どうかしたの?未希。」
「帰っていたなら、すぐに言ってくれれば良かったのに。」
「お友達と2人きりでいるのを邪魔したら悪いと思っただけよ。」
「なっ……そんな気遣いなんて、いらないんだからっ……!」
茶化すような言葉に頬を赤らめて言い返してくる妹。真希はそれを笑いつつ彼女に言う。
「ふふっ……。夕飯、買ってきてあるから。もう少ししたら、一緒に食べましょう。」
「う、うん……分かった。」
戸惑った表情しながらも、彼女の言葉に妹は納得をする。それを聞いた真希は部屋のドアを閉めて、再びベッドへと倒れ込む。
「……はぁ。あの子……大丈夫かな。」
妹のことを不安に思う真希。しかし、次いで彼女の脳裏に過るのは大きな疑念。
「聞かれていたなんて……思っていないわよね。でも……もしそう考えていたら、あの子は私をどう思って……」
払拭出来ない疑いと共に、彼女の激しい行為を思い起こして再び身体を疼かせようする真希。それを振り払うように、彼女はベッドから起き上がる。
「忘れましょう。あの子が好きな人と一緒にいられるなら、それでいいじゃない。私とあの子は……絶対に違うのだから。」
崩れ始めた平穏な日常。真希はそれを取り繕って目を背けるように、激しく自らを慰めていた部屋を後にするのであった。