打ち止めになってからも力尽きるまで何度も何度も潮を吹かされる拷問のような行為を終え、消耗しきった俺はアロメルスに介護されていた。ごめんねえやりすぎちゃって、などと言って甲斐甲斐しく世話をしてくれる彼女に、あの夜の捕食者のような気配は微塵もない。
必要以上に身を寄せて体を拭いてくれたり、手料理をあーんしてくれたり、実に充実した療養生活を送れた。手先が器用で料理が得意、トリオンに教えたのも彼女だそうで、食事も非常に美味しく俺の体がどんどん健康になっていくようだった。
しかし身も心も息子も元気になったあたりで、それじゃーねえとあっさり帰宅してしまい、名残惜しさが尽きない所である。ただまあなんというか、このマッチポンプっぽいので好感度ガンガン上がっているのはDV彼氏に絆されるみたいでどうなんだという気もする。
とはいえ、今回のことでさらに男として鍛えられた、ような気がする。ここまでされたらもう並大抵のことでは動じないはずだ。いや、絶対無理だろという思いもありつつ、メスガキわからせじゃないが、生意気な女の子を肉棒でヒンヒン言わせてやりたいのだ。
次こそ負けないぞと決意も新たにブリガンダインくんにお願いして先導してもらう。ちょっと枯れてきていた花冠やゴテゴテしたデコシールなどをアロメルスに丁寧に剥がされ、小さな花飾りを一つだけつけられてスッキリした様子である。
そんな彼は任務に向かう対魔忍を見るような、懲りねえなコイツみたいな顔をしていた。いやでもドーピング無しで一晩戦い抜いたわけだから本当に強くなっているとは思うのだ。
アロメルスのような上級蟲惑魔でなければきっとこれまでより善戦できるはずだ。そんな俺の弁解を聞き流して次の蟲惑魔のもとへ案内するブリガンダインくんに続いてログハウスを出た。
▽▽▽
「いらっしゃいませ、お兄様。お待ちしておりましたわ」
以前に一度顔を出した調香工房で、たおやかに微笑むフレシアに迎えられ、俺は膝から崩れ落ちた。また、負けるのだろうか。
「あら、お兄様、どうかなさいました? もしかしてわたくしではご不満?」
「いや、そんなことはないけど」
「それならよろしいのですが」
眉尻を下げて少し不安げな顔をした少女に全力の否定を返すと、ほっと笑顔が戻り、小さな木のテーブルに案内される。お茶を入れると言って奥に向かったフレシアを見送って一息。
実際問題彼女のことは好きなのだ。美しいとか妖艶なんて言葉が似合うような、まさに少女と女性の中間を揺らめく妖しい美貌。はいてるんだかはいてないんだかわからない、腰に包帯をぐるぐる巻いただけみたいな防御力低すぎる下半身。
スカートのような、ラフレシアイメージの腰巻きは輪っかを連ねただけのデザインで透け透けどころかスカスカだ。この蟲惑魔、スケベすぎる……! ただでさえ露出が激しいスケベロリ集団にあってそのトップを走るような少女だ。好きか嫌いかで言えば大好きだ。
だが、露出だけでなく集団のトップでもある彼女は、蟲惑魔としての能力、男を篭絡し搾り上げる能力にも間違いなく長けているだろう。酷い目に合う未来が容易に想像がつく。
おまけにこの彼女のフィールドである工房だ。外観や全体的な作りはランカの絵本ハウスをちょっと大人っぽくしましたというか、怪しさやや軽減した小綺麗な森の魔女の家という感じだ。以前見たときは煙突から変な色の煙が出ていたりした。
応接用に整えられた空間は彼女らしく上品にまとまっているが、やはりうっすらと甘い香りが漂っている。お香や香水なんかを作っているというから、単にその残りがかもしれないが、妙に脳に来るというか、フレシアを感じさせる匂いだ。
ここでは薄い本に出てくる媚薬みたいなやつも作っているなんてことも言っていた。おまけのようにクスクス笑いながら教えてくれたが、むしろそっちがメインなのではないか。需要がありそうだし売れそうだ。
そういうので理性を奪われガンガン搾られみたいなことになるのだろうか。本気で嫌というわけではないがもう少し手心がほしいというか。
「おまたせいたしましたわお兄様」
「ああ、ありがとう」
覚悟を決める間もなく、フレシアがほこほこと湯気を立てるティーセットをお盆にのせて帰ってくる。パッと見は紅茶のようだが、これもまさか何か入っているのだろうか。
「うん?」
香りを嗅いで見るが、特におかしなところはないというか、むしろ気持ちが落ち着くような爽やかな香りだ。少し飲んでも違和感はない。コーヒー党というか、普段エナドリばかりで紅茶を飲み慣れているわけではないのでわからないが、飲みやすいクセのない味だ。
「お茶菓子もどうぞ。アロメルスほど上手ではありませんけど、わたくしも多少は心得がありますの」
皿に並べられていたクッキーはフレシアの手作りだったらしい。謙遜しているが普通に既製品レベルというか、とにかく美味い。
「お気に召していただけたなら何よりですわ」
「うん。すげー美味いわ」
パクパク食ってしまった俺をにっこりと微笑んで見つめるフレシア。少々、いやかなり照れくさいが、なんだか悪くない雰囲気だ。そのまましばらくは他愛のない雑談、他の子達と一緒に料理をした話だとか、面白い輸入品の話だとか、こっちでの暮らしに不自由はないかだとか、そんな話をして過ごす。
「良かった」
「……?」
「いえ、お兄様の気がほぐれたみたいで」
「ああ、ごめんな。なんというか、いまだに慣れなくて」
コトの回数的にはかなりこなしたはずであるが、男女の機微みたいなものはわからないままだし、そういう事をするにあたってどうやって雰囲気を高めていくかとか、デートで女の子を楽しませるだとか、さっぱりわからないのである。
搾られることへの期待と不安というか、複雑な思いもそれに相乗しメンタル的には見てわかるほどグラグラだったようだ。だが話上手で聞き上手な彼女のおかげでいつの間にかずいぶんと落ち着いていた。
「もっと色々上手く、カッコよくやれればいいんだけどな」
「お兄様はお兄様だというだけでいいのですよ。それに……」
身を乗り出したフレシアは俺の手を取ると、薄い布地の胸元へ導く。そしてやや小振りな胸をつかむように触れさせる。
「んっ……」
「ふ、フレシア?」
「わかりますか? わたくしも、すごくドキドキしています」
言われてみれば確かにフレシアの鼓動は速く、長く尖った耳にも朱が差している。余裕そうに見えて案外そうでもないようだ。とろんと目も潤み、息が浅く、荒くなる。
腕をつかむ手のひらから、柔らかい胸から、どんどん上がっていく熱も感じられた。そんな彼女の様子に俺自身の興奮も高まっていくのが分かる。
「ずっと、ずっとあなたを待っていました。お兄様がこちらを見るように、わたくしもお兄様を見ていました。世界を隔てて、触れることは叶わぬまでも愛することだけならばと」
胸に触れていた手が持ち上げられ、慈しむように、壊れ物を扱うように抱きしめられる。
「
「俺も、いつも同じようなことを考えてる。長い夢を見てるだけなんじゃないかって」
「それなら……確かめましょう、二人で。あなたの熱を、わたくしに刻みつけて」
立ち上がり、腕の中にすっぽりと収まるフレシアを抱きしめて、蕩けた瞳で見上げる彼女の求めに応じてキスをした。触れるだけのキスでは物足りなかったのか、もう一度、長いキス。
本気で余裕が無いのか、時折震えるように足元がおぼつかなくなる少女を支えながら寝室へと向かった。
▽▽▽
かなり大きめの、それこそ女の子なら4~5人くらいは余裕で寝れそうなベッドに二人ならんで腰掛けると、なんとなく沈黙が降りる。フレシアもベッドの上でこちらの手と手を重ねてみては離したり、ちらりとこちらを見てすぐ顔をそらしたり、どうにも落ち着かない様子だ。
というか、照れているのだろうか。普段はいかにもこちらを手玉にとってきそうな雰囲気があったのだが、いざこうして寝室で二人きりになってからは全然そんな感じではない。あわあわしているというか。
「……慣れてないのか?」
「あっ、当たり前でしょう! 初めてですもの!」
もーっ、と顔を赤くするフレシア。本能的なものなのか蟲惑魔は初めから百戦錬磨みたいな娘が多いが、フレシアはそうではないらしい。
「……お兄様はいざとなったら落ち着いてますわね。もう慣れてしまわれましたか、そういう行為に」
すねた様子でこちらを睨むフレシアを抱き寄せて、胸元に顔を抱えた。ドキリと固まったが、段々と身がほぐれ、こちらに委ねてくる。
「すごく速い音……」
「うん。全然、慣れるなんてことないよ」
さっきとは逆に、バクバクと早鐘を打つこちらの心音を聞かせる。実際、この緊張と興奮に慣れるようなことはないだろう。毎回新鮮で刺激的、恐ろしくも甘美だ。しばらくじっと抱き合っていたが、不意にフレシアが少し離れる。
「ええと、そう、まずはご奉仕! ですわよね……? わたくしも房事の手順は学びましたから!」
グッと胸の前で両手を握りしめる姿は実に愛らしいが、同時に大丈夫か感も漂う。ちょっとは落ち着いたようだが、どうにも目がぐるぐるしているというか。しかしまあやる気を出しているのに水を差すのもなんなので身を任せることにする。
「それじゃばんざーい、してくださいませ」
いきなり幼児相手にするような動きで服を脱がそうとしてきたため、笑いを堪えるのに苦労する。素直に腕を上げた俺の上着を脱がしながら首を傾げるフレシア。ちびっ子組相手に服を脱がすのに慣れているのだろう、やたらとスムーズに脱衣は進んだ。
これからするそういう行為と、子供の世話をする母や姉といった様子のアンバランスさが、愉快なような、妙な興奮を誘うような。脱がした服をテキパキと畳んで脇にやったフレシアは下半身に手をかけた。
「次はお尻をあげてー……ふぇ」
腰を浮かした俺のパンツをズボンごとさっと取り払うと、当然のように硬く勃ち上がった俺のモノがとび出てくる。まじまじとそれを見つめて停止するフレシア。
「お、おっきぃ……こんなに? なにかの間違いでなくて?」
おっかなびっくり肉棒に指を伸ばし、つぅとなでる。くすぐるような微かな刺激は、焦らしプレイだとしたらかなりのテクニシャンだろう。ビクと跳ねた肉棒に驚いてのけぞっている様子からそのつもりはなさそうだが。
「ご奉仕、してくれるんじゃないのか?」
「……ええ! もちろん、骨抜きにして差し上げますわ!」
真っ赤な顔で怒張を見つめていたフレシアは気を取り直すと、俺の正面でしゃがみ込む。そしてがっと肉竿を握りしめるが、そこで停止してしまう。
絹のようなさらさらとした素材の指なしイブニンググローブは、少女の手の柔らかさと布が擦れる感触で、握られているだけでもまあまあ気持ちいい。しかしずっとそのままでは流石に生殺しだ。
「フレシア?」
「わ、わかってますわ……! わたくしも、一応予習はしてありますもの。えと、上下に、上下に? こする……」
本当に握ったままぐいぐい動かすフレシア。先端が皮に包まれたり出てきたりするのを眺めて目を丸くしているが、これもあんまり気持ちよくない。というか力加減が下手でちょっと痛い。
「つばを垂らして、すべらすようにしてくれ」
「つば? えっ、唾液? そんなことしていいんですの?」
「そういう作法なんだ。頼むよ」
「そ、それでは……」
ピンクブロンドの長髪をかきあげ、ぇれーと真っ赤な舌を伸ばし、亀頭に唾液を垂らす。透明な糸が橋をかけ、これでいいのかとこちらを上目遣いに見つめる少女の姿に興奮が止まらない。何も知らない少女の目に、美しく妖艶な雌の体。早くしてくれとばかりにその先を促すと、おっかなびっくりの手コキがはじまる。
「……これでよろしいの?」
「ああ、すごくいい。先端の、そのくびれのところを擦るようにしてくれるともっといい」
「くびれ……」
ぎこちなさは残るものの、こちらの反応を見つつ手淫を続ける。唾液の染み込んだ手のひらの布地でごしごしと擦られるのは刺激的な新感覚で、真剣にペニスと向き合う少女の様子と合わせて一気に射精感が高まる。
「……うっ」
「あっ♡これが気持ちいいんですわね。ちょっと、わかってまいりましたわ……♡」
俺がイキそうになっていることに気付き、パッと笑顔になるフレシア。責めの勢いを激しくし、一気に搾りたてようとしてくる。技巧はなく、同じ動きを繰り返すばかりだが、逆にそれが粘膜の感覚を鋭くしている。
「出るっ……!」
「きゃあっ!?」
射精の前兆に気づかないまま手でしごき続け、それによりかなりの勢いで精液が放たれる。きょとんとしたままその瞬間を迎えたフレシアの体に白濁液が降り注ぎ、全身を汚していく。無垢な少女を性のはけ口にする罪悪感と興奮で肉棒は全く萎えない。
「これが、殿方の……いえ、お兄様のお子種……」
しばし呆然と全身についた精液を眺めていたが、ビンビンに勃たせた俺がじっと見ている事に気づいたのか、恥ずかしそうに立ち上がり、汚れを拭うついでに服を脱いでいく。
ホルターネックのブラジャーがはらりと落ち、ほんのりと膨らんだ柔乳がさらけ出される。小さめの淡い桜色の乳首が可愛らしく、さらに薄いピンクの乳輪はそれに比して少し大きく広がっている。
白い肌とのコントラストが美しく、キュッとくびれたウェストに、控えめな胸と違って大きくまろやかなお尻から柔らかそうな太ももまでのラインは非常に性的で、大人なのか子供なのかわからない、彼女の妖しい魅力を引き立てている。
「あんまり、見ないでくださいまし……あまり大きくないですから、恥ずかしいですわ」
「綺麗で、可愛い。俺は好きだよ」
「……もうっ♡」
恥ずかしげに顔をそらし、体を抱いていた腕を解くと、いよいよ腰に巻いていた布を外しにかかる。しゅるしゅると床に落とされていく包帯のような布の面積がだんだんと減っていき、最後には少女の花園が現れた。
ピッタリと閉じた割れ目からはつぅと一筋の蜜が垂れ、うっすらと生えた髪と同じ淡いピンクの柔毛がかすかに光を反射している。
「……お兄様のお情け、くださいまし♡」
ベッドに座る俺にのしかかってきた少女を強く抱きしめた。ばらまかれた桃髪からの甘い女の匂いに包まれながら、性器同士をこすり合わせる。
足に当たるもっちりとした尻肉の感触と、雄幹に塗りつけられる少女蜜のぬめりにそれだけで射精してしまいそうだがまだまだ本番ではない。慣れない様子の彼女に無理に突きこむのもよくないだろうと、フレシアの全身を感じながらしばし待つ。
ずりずりと入り口を探るような動きが肉竿を刺激し先走りが漏れ、彼女の蜜と混ざり合いながら塗り拡げられていくのがわかる。ふっ、ふっと速く浅い呼吸、熱が出ているのではないかと思わせる程の高い体温が少女の興奮を伝えてくる。
「んっ♡ふっ……♡あっ♡だめぇ……♡なんでぇ……入りませんのぉ♡♡」
処女の狭穴に男のモノを導こうと何度も腰を揺するフレシアだが、入り口近くを浅く掻くばかりで一向に挿入には至らない。そのうち亀頭で小さなぽっちをいじめる動きが大きな快感を与えることに気づいたのか、セックスそっちのけで雄チンポを使ったクリオナニーをはじめてしまう。
「あっ♡あぁっ♡なにこれぇ……♡きもちいぃ……♡お兄様おちんちんでコスコスするの、なんでこんなにきもちいんですのぉ♡♡やらぁ♡ぁたくしぃ、お兄様のお子種いっぱいおなかに欲しぃのにぃ♡♡んっんっあぁぁっ♡♡♡」
ぷしゅぷしゅと下半身に淫蜜が噴きかけられる。俺のペニスを使った一人遊びでイッてしまったらしい少女の蕩け顔に辛抱たまらず、細腰を掴んで位置を調整し、絶頂の余韻に震える雌膣に容赦なく突きこんだ。
「ぃっあぁぁあぁぁぁっっっ♡♡♡そんなっいきなりぃっ♡んっんんんぅぅぅっっっ♡♡♡♡」
ガクガクと全身を震わせながら、ぎゅうぎゅうと肉棒を抱きしめるフレシアマンコ。初めての挿入にも関わらず盛大にイッてしまったらしく、抱きしめる腹部にまたも潮が噴き出し当たる感触がする。
ベッドに押し倒して本能が求めるままにガンガンに突き刺すと、そのたびに激しい嬌声があがり、膣肉が震える。ペニスを出し入れするその一突きごとに達しているらしく、彼女にいつもの余裕は欠片もない。
「あ゛ぁっ♡やぁっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あぁっ♡お兄様ちんちんっすごいのぉっ♡♡ダメっ♡ダメになって♡壊れちゃっ♡ひどいよぉ♡♡♡」
髪を振り乱し下半身からはありとあらゆる液体を垂れ流し、紅潮した汗まみれの肌から舌で感じ取れるほどの濃い雌臭を放出し、全身で抱きついてくるこの少女を、自分のモノにしたくてたまらない。
「すきっ♡すきっ♡だいすきぃっ♡おにいさまぁっ♡フレシアのことっお嫁さんにしてぇっ♡♡♡」
「あぁっなれっ! 俺のものに、なれぇっ!」
痙攣が一際激しくなり、絶頂とともに愛の告白。絶対にはなさないとばかりに両手足でしがみつきながらギチギチと締め付ける膣肉にたまらず射精してしまう。ごくごくと飲み込むような吸い付きをみせる膣奥に大量の精液が流し込まれ、絞り出されていくのが分かる。
下半身が痺れるほどの快感が数十秒続き、最後の一滴まで逃さないとばかりに蠕動する膣粘膜に促された追い射精が何発か放たれ、ようやく止まった。
「あぁ、素敵でしたわ、お兄様ぁ……♡大好き、ずっと、離さないで……」
ぐったりと倒れたフレシアを潰さないように横に転がりながら抱きしめると、ゆっくりと顔を寄せた彼女のキスが触れる。イキっぱなしで疲れてしまったのか、腕の中で力が抜けたかと思うとそのまま寝息をたて始めた。
こちらの胸元に顔を寄せながらすぅすぅ眠る姿は、すっかりと安心しきった様子で、まるで小さな子供のよう。湯気を立てる性交の残滓と、ピンとたった乳首に、薄く開いた膣口は子供らしさの欠片もなく、寝ているうちにいたずらでもしてしまおうかという気持ちをむらむら湧かせたが、良い夢を見ているのか無邪気に微笑む少女に意地悪をする気にもなれず。
結局そのまま彼女を抱いて眠ることにした。腕の中の高めの体温と、全身に染み入る花のような甘い香りに、俺はすぐに眠りに落ちた。起きる頃には内容がすっかり記憶から抜け落ちてしまっていたが、少女と二人、とても楽しい夢を見ていたように思う。
▽▽▽
「おはようございますわ、旦那様♡」
目を覚ますと眼前にニッコニコの笑顔を浮かべ、白いエプロンを付けたフレシアが居た。びっくりして少し退くが、両手で顔を押さえられて引き戻される。そのまま触れるだけのキスから、舌をねじ込み、唾液を交換するような深いキス。
技巧はなく、ただただがむしゃらに荒らし回るような、長い舌で蹂躙されるような口づけ。息が苦しくなり鼻で息をすると、朝食の匂いに混じり、昨夜とは違うべとつくような甘い香りに脳が痺れるような感覚を覚える。
「食事の支度もできていますわ。すぐにお持ちしますから♡」
ようやく口を離し、二人の間で透明な橋がかかる。ぺろりと真っ赤な舌で唇を舐めたフレシアはそう言うと、ウキウキした様子で部屋を出ようとする。ぼんやりとその背中を見送るが、よくみればエプロンの後ろ、いつもの腰に巻いた布の隙間から黒いビキニ水着のような、際どいレースパンツが覗いている。
「昨晩は……その、勝負下着でしたの」
視線に気付き振り返ったフレシアが恥ずかしそうに言う。勝負下着と言うかはいてないというか。普段はこうしてはいているのだろうか。それにしては鼠径部まで見えちゃっててどう見てもはいてないよねみたいな時も多かった気がするが。
「さて、どうでしょうか。……まあ、これからはすべて旦那様のお好みに合わせますわ♡エッチな下着と、何もはいていないの、どちらがいいかしら♡フフッ♡」
耳元でからかうようにささやいて、今度こそフレシアは出ていった。美少女の下着を、着脱含めて決める権利が得られるとは……。だが、はいてるのかはいてないのかわからない状態が一番興奮したような気もする。ランダムでやってもらうのがいいだろうか。そんな事を真剣に考えているとすぐにフレシアは戻ってきた。
その後、甲斐甲斐しく世話を焼く彼女にあーんとひとくちひとくち食べさせられた。一度くらいならともかく全部はどうかとも思ったが、なんとなく体がだるく、そのまま従ってしまったのだ。
「それじゃあそろそろ戻るよ」
「なぜですの?」
腹も膨れたところで、ログハウスに帰ろうと別れを告げるが、フレシアはおとがいに指をあて、可愛らしく首を傾げる。
「いや、なぜって……」
「旦那様は旦那様なんですからここでわたくしとずっと一緒に暮らすんですのよ?」
微笑みながら告げる少女の目は一点の曇りもなく、今日の天気は晴れだとでも言うように、当たり前の真実を語るが如く口にしたのはなんだかおかしな……監禁宣言?
流石にヤバいと思い立ち上がり逃げ出そうとするが、ふらりとよろけて一歩も動けない。そのまま転倒しそうになった俺をフレシアがそっと支える。腕を取り、ぎゅっと、強く抱きしめる。
「昨晩は旦那様よりも先に寝てしまって、わたくし未熟を痛感するところですわ。でもでも、今日は色んなお香を使いますから、きっと旦那様にも満足していただけると思いますの。初めてで道具に頼るのもいかがなものかと思ったので昨夜は素面でしたけれども、今焚いているのはこうして体の動きを鈍らせる代わりに感覚を鋭敏にするものですわ。これなら未熟なわたくしの技でもたくさんたくさん気持ちよくなっていただけると思いますの。他にももっと効果の強いものもありますから物足りなくなったら追加しましょうね。妻として旦那様に気持ちよくお子種を吐き出していただくのは義務ですから。さあ昨夜の続きを致しましょう。旦那様は横になっているだけでいいですから……」
いつの間にかハイライトの消えた目でじっとこちらを見つめ、ずいずいと距離を詰めてくるフレシア。体はろくに動かず、腕はがっしりと組まれ、頭も靄がかかって働かない。このまま一生ここでフレシアと暮らすことになるのだろうか。それはそれで幸せだろうな……。
「はいインターセプトォ!」
「ふぎゃっ!?」
流されそうになった瞬間、突入してきたアロメルスにフレシアはぶっとばされ、一緒にとばされそうになった俺はトリオンにナイスキャッチされていた。
「きゅぅ……」
「こうなるかもとは思ってた。思ってたけど、森の長として理性的な行動をしてくれるんじゃないかと期待もしてた、んだけど!みんなして自制心のないことだねえまったく!」
目を回して倒れたフレシアをアロメルスは優しくベッドに寝かす。
「自分で独り占めはだめーとか決めといてこれだもんねえ……。アロ姉さんもアレだし、フレ姉さんはコレだし……ボクもまあ、あんまり人のこと言えないし。呆れちゃったかな、お兄さん」
俺を抱きしめてため息をついたトリオンに、そんなことはないと、軽く頭をなでた。えへへと笑う彼女に、羨ましそうな顔をしながらアロメルスは寝ているフレシアをなでた。
アツゥイ!。夏バテでしょうか日中暑さにやられるとその日一日なんもできません。更新間隔ちょっと空きそうです。皆様もお気をつけて。
今回のフレシアちゃんは元ネタラフレシアが蟲惑魔の中で唯一食虫植物じゃないというか、虫を食べない生態なので蟲惑魔本能弱めということになりました。それで見た目の百戦錬磨エッチお姉さんに反してよわよわ生娘に。
ラフレシアといえば匂いがアレなことで有名ですが、その辺掘り下げるとニッチになりすぎるのでやはりオミット。実際薄めると香水になるとか言う話もあるので匂い関係が得意な子という設定になりました。あとは完全寄生植物で自力で光合成とかできないというのから依存体質に。
カードイラスト・効果から蟲惑魔のまとめ役、リーダー格、保護者ポジションかなというのはあったのでお姉さん・お母さんキャラでしっかりしてる、というのもありつつ、関係を深めるとガッツリ依存してヤンデレてくるとかいうやっぱり地雷女な感じに。でも愛が重い子ってええやん感あるのでヨシ。
とりあえずここまででよく使ってる子は一通りやったかなという感じなので気持ち的に一区切りです。一度番外編でドラグマとか今回フェスで大活躍のメスガキマスターヴェール挟むか、複数プレイ解禁で残りの子二人ずつでやるとか、なんか少し変えようかな感。
まあ普通にそのままやるかもしれませんがともかく今後とも宜しくお願いします。感想評価お気に入り等クレクレ(強欲)