「あんっ……♪ 南雲君、乳首をそんな風に弄られたら、私……ひゃうっ♡」
「乳首コリコリするの、気持ちいい? もっとしてみよっか」
ベッドの上で、普段のように盛り上がり始めた二人。
しかし今日は普段とは異なり、扉一枚隔てた所に、聞き耳を立てる者がいた。
ニアである。
直属の上司であるリリアーナに、雫の専従として任じられたニアは、実は騎士の家系の出だ。
幼い頃から父や兄達に囲まれて剣術を嗜んでおり、同じく幼少の頃より剣術を習ってきた雫とは、剣術の話やお互いのよく似た家庭環境等とが相まって直ぐに打ち解けた。
前世の記憶を持つニアはこの世界の信仰を疑問視しており、それ故に神の使徒に対する世話という役目に重圧を抱いていなかったのも、交友関係が短い時間で発展した理由の一つだろう。
だからこそ、自分の部屋を夜中に抜け出した雫のことを本気で心配しており、故にこそ、天職”暗殺者”の技能”気配遮断”をフル活用して彼女の後を追いかけた。
そして、辿り着いたのはまさかのスケコマシの個室である。あの男の部屋に女性が足を踏み入れた、という事実に嫌な予感のしたニアは魔法を行使してまで内部の状況を確認することにした。
――風属性補助魔法 ”
この魔法は、周囲の空気に干渉して音を増幅したり、小さな音を遠くに運んだりする魔法だ。
基本的には諜報員等が使用する連絡・諜報用の魔法であり、暗殺者の天職を持つ彼女はその技能と合わせて諜報活動を行っている。
すると、部屋の中から聞こえてきたのはとてもシリアスな話だった。そう、とてもシリアスな話だったはずだが。
「ちょっと体勢を変えてみようか。こっちの方が、揉みやすいし」
「ええ……♡」
ご覧の通りである。
ベッドの上で体勢を変えたハジメは、雫に後ろから絡みつく姿勢になる。
なまじ音が聞こえるからこそ、室内の二人の姿を想像してしまう。
その想像は、彼女自身、前世で幾度も情交を交わしたが故に鮮明なものになってしまう。
「ん、ふぅううっ……気持ち、いいわ……南雲、くぅん……」
「えへへ、気持ちよくなってくれたら嬉しいなあ。ねえ、うなじにもキスしていい?」
「え、ええ……明日は後が見えないように、マフラーでも巻いておくから……あうんっ!」
チュッチュッと、滑らかなうなじに唇を押し付け、ハジメはキスを何度も繰り返す。
女子高生の美少女、その若い柔肌を存分に味わいながらキスマークを残していく。
その合間にも、両手をワキワキ、おっぱいを揉むのも疎かにしない。むしろ、胸を揉む指の力が強まって、むぎゅりと掴む指の間から、柔かな肉がはみ出るほど。
むにゅう、という胸の歪む音まで聞こえてしまい、盗み聞きしているニアの昂奮と妄想は留まるところを知らない。
(す、スケコマシ、前世と変わらず……いえ、前世以上のスケコマシ、ケダモノです! 雫様も、あんな、はしたない声を上げて……!)
後ろから絡みつく男は、ひどくいやらしい顔つきで、楽しそうに胸を揉み。
絡みつかれた女の方は、甘い声を上げながら、麗しい顔を蕩けさせる。
女の姿を自分に置き換えて、強引に責めるハジメを妄想するニアの股間から雫が滴る。
そして、ハジメの右手がお腹をなぞり下腹部に降りていくと同時に、ニアも、無意識にスカートの中に手を伸ばし――くちゅり、と秘所を弄ってしまう。
にちゅり、くちゅり……
雫は、自分から股を開いて男の指を迎え入れる。びしょびしょに濡れた下着の下から生々しい水の音が響くのを、ニアは、”風音”の効果も相まって我が事のように感じていた。
「ああんっ! 南雲君、声が出ちゃう……!」
「大丈夫、ここ、王宮だから。隣の部屋には聞こえないよ」
隣の部屋には聞こえないかもしれないが、(魔法を使えば)廊下では盗み聞きできる。
それに気付かず、ハジメの指は下着の下に滑り込み、濡れた茂みを掻き分けて、密やかな割れ目に入り込む。
ピンクの粘膜を指の腹が這って行き、関節を曲げて、熱い内部をクチュクチュと擦り上げる。
ぷりぷりの膣壁を擦ったり、ぐにぐに弄ったりしてやれば、美少女の喘ぎ声が響き渡る。
「はう、んんーっ! 南雲君、はぁっ、そこ、気持ちいい……!」
「ほら雫、もうこんなになっちゃってるよ」
オマンコをたっぷりと潤したハジメは、右手を雫の顔の前に持って行き、目の前で指を開いてみせた。ベッタリと纏わりついた愛液が指と指の間で糸を引く。
「いや、恥ずかしい……顔から火が出ちゃいそうよ……!」
雫は、羞恥と昂奮から真っ赤になった顔を両手で覆い隠して恥ずかしがる。
「そろそろ、雫と繋がりたいな……俺、もう我慢できないし」
「南雲君……もう、こんなに大きくなったのね……」
フルボッキのペニスが、雫の引き締まったお尻にペチペチ当たる。
クールビューティーで通っている彼女は、今、どうしようもなくメスの顔をして、妖しいばかりの微笑みを浮かべた。
自ら腰を上げて男の方に尻を向ける。その姿は、まるでサキュバスのようだ。
淫靡な所作で、男の股ぐらに聳え立つ、逞しい男根の上に身を収める。
ずぷ、ずぷ、ぬちゅり。
少しグロテスクな形をしており、ピキピキと血管が浮かぶ男性器。
それを恐れるどころか、微笑みを絶やさないまま、その腰をゆっくり下ろしていき。
剣ダコだらけの指先が女の鞘をくぱぁと開き、男の剣を生々しい穴の中に咥え込んでいく。
「ん、はぁっ……! 南雲くぅん……♡」
「雫ッ……! ふうう、奥まで入ったよ……!」
背面座位。女のお尻が男の下腹部に密着し、二人の男女が一つに結合する。
(し、雫様のあそこに、スケコマシのモノがずっぽり……う、
自分でも、指先をアソコに潜り込ませてみる。
みちり、ぬぷりと内部をまさぐり、ニアは下腹部を熱くさせるが。
……物足りない。
すごく気持ちがいい。けれど、その魂は覚えていた。もっと気持ちのいいモノがあることを。
中途半端に気持ちよくなったせいか、余計に情欲の炎がジリジリと燃え上がる。
友人がそんな状態であるとはいざ知らず、雫は本能と欲望のままに快楽を貪っていた。
両腕を掴んでもらい、身体をロックされた上で、勢いよく腰を振り始める。
濡れそぼった結合部から、じゅっぽじゅっぽ、いやらしい音を撒き散らしての激しい腰振り。
座っているだけでもオチンポを刺激されるので、ハジメは気持ちいいばかりだが、腐っても元救世の勇者である。女の子だけに動いてもらうなどプライドが許さなかった。
他のところでプライドを持て、というツッコミは置いておくとして、自分でも腰を動かすことを決めたハジメは、雫が勢いよくお尻を振り下ろしてきた瞬間を見計らい――
「ひゃう、あああん……っ!」
「おほっ、雫、凄い締め付けだよ……!」
パコッ、と奥まで突っ込んだところ、弱点である子宮口にクリティカルヒット!
全身を震わせ、身悶え、雫の往復運動がストップする。
腟内も細かく震えており、精液を搾り取ろうとチンポをしゃぶりあげる。
歯を食いしばり、暴発に耐えるのが精一杯だった。
「えへへ、雫、イッちゃった?」
「はふぅ……ええ、ごめんなさい。私ばかり気持ちよくなって……」
「そんなことないよ。俺も、すごく気持ちよかった。
それに、雫が気持ちよくなってくれて、すげー嬉しい! 男としてレベルアップした気分!」
女の子を自分のエッチで感じさせ、イかせてしまうのは男の誉れ。
ハジメはイッたばかりの雫に絡みつき、うなじに舌を這わせながら、ハリのあるバストを揉みしだいた。
「ああ、んんっ……! 気持ち、いいわ、南雲君……♡」
女の子には、前戯だけではなく後戯も大事。前世にて愛の技を教授してくれた先生の教えをしっかりと守り、激しくなりすぎないように、しかし力を込めておっぱいを揉む。
雫は後ろを振り向いて、舌を出してキスをせがんだ。
当然のようにベロチューでそれに応えたハジメは、ねっとりと舌を絡め合いつつ、ゆっくり腰を動かしていく。
今度はピストンではなく、密着したまま内側を掻き回し、捻り込むような動きだ。
「はぁあっ……♡ 南雲君、南雲くぅん……♡」
雫の瞳はすっかりハートマークが乱舞しており、はふはふ情熱的にキスを交わしつつ男に合わせて腰を揺らす。
エクスタシーの直後で敏感な膣が、震えながら陰茎を掴み、搾り、搾精を再開させる。
「雫、もっと動いていいかな? 俺も、もう……!」
「ええ、構わないわ……私も、南雲君に、気持ちよくなってほしいから……♡」
「雫っ!!」
今度は小刻みに、しかし素早く腰を動かし、ラストスパートにかかるハジメ。
伊達に邪神を討伐していない、底なしの体力で行われるピストン運動は、雫の女の本能を激しく刺激する。
子種が欲しい。雫は再び腰をくねらせ、長い黒髪を振り乱し、あられもなく悶え出した。
「ああ、んはぁああっ! あっあっ、だめ、私、またイッちゃう……!」
「俺もだよ。じゃあ、今度は一緒に……! おおう、くううううっ!」
膣が根本から先端まで絡みつき、全方位から快楽を与えられては我慢など出来るはずもない。
まるで踊り子のようにいやらしく腰をくねらせる少女の奥深く、最も深いところに勢いよく精子を吐き出した。
どぴゅ、どくどくっ! どぴゅっ!
力強い脈打ちと共に、固練りの白濁液が雫の中を埋め尽くしていく。
その量は常人とは比べ物にならず、結合部からはドロドロと溢れるのが最高にエロい。
「ん、はぁあ……南雲君、熱いのが溢れてくる……♡ んっ♡ 随分と出してくれたのね」
「うん、最高だった……雫とエッチするの、やっぱ、メチャクチャ気持ちいいよ」
汗ばんだ二人が、飾り気のない顔で笑い合い、ちゅっ、ちゅっとキスを繰り返す。
その様子を盗み聞きしながら、ニアは忙しなく指を動かしていた。
(ああ……今の音、雫様は子種を貰ったのですね……私も、スケコマシ様の……んんっ)
自分一人でも確かにイクことはできる。しかし、二人で一緒にイクという最高の快楽を経験したことのあるニアは、オナニーでは満足することができず、余計にもどかしくなってしまう。
「今度は俺が上になるよ」
「ふふっ、南雲君の顔がずっと見れて、安心するわ……」
「そんな風に言われちゃうと、ちょっと恥ずかしいなあ」
でへへ、とだらしなく笑いながら、雫の上に覆い被さるハジメ。
雫の姿を自分に置き換えてその光景を想像したニアは、結局、深夜まで盛り続ける二人の情事を盗み聞きしながら、休むことなくオナニーに励んでしまうのだった。