前世では、救世の英雄一行は、公には人相も名前も知られていない無名の英雄だった。と言うのも、パレードの類を一切したことがなく、悪目立ちを嫌う四人は名前も出していなかったのだ。そのため、勇者の素顔が明らかになったのは勇者の結婚式が初めてだったりする。
では、この世界ではどうかと言うと……トラブルメーカーズの四人の名前は、王都を中心に人間族生存圏に広まっている。これは、教会や王国によるポジティブキャンペーンが原因だ。
【オルクス大迷宮】の完全攻略は前人未到の大偉業である。無敵の英雄である神の使徒に相応しい偉業であり、神の使徒の権威を確固たるものにしたい聖教教会は、この偉業を積極的に世界中の人々に伝えることにした。
当然、彼等の功績は冒険者ギルドにも伝えられた。件の神の使徒がトラブルメーカーズの四人と同姓同名であることを不思議に思った王都本部のギルドマスターだったが、”あの”トラブルメーカーズが神の使徒であるなどと思うはずもなく。
聖教教会の配布するウツシエ(異世界版写真)を目にした時は、驚愕のあまり目玉が飛び出しそうになったほどである。
流石に、神の使徒を冒険者ランク”青”のままにしておくわけにもいかず、本部ギルドマスターの判断で彼等の冒険者ランクは引き上げられることになった。
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南雲ハジメ / ユーリ 17歳 男 レベル:ERROR
天職:救性主 職業:冒険者 ランク:金
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:ERROR
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遠藤康介 / ルキウス 17歳 男 レベル:ERROR
天職:魔王 職業:冒険者 ランク:金
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:ERROR
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中村恵里 / エレミア 17歳 女 レベル:ERROR
天職:不死女王 職業:冒険者 ランク:金
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:ERROR
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坂上龍太郎 / アガメムノン 17歳 男 レベル:ERROR
天職:竜王 職業:冒険者 ランク:金
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:ERROR
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「はい、これで冒険者ランクが”金”になりました。本来は、”金”を付けるには色々と手続きを踏む必要があるのですが、【オルクス大迷宮】を攻略した皆さんを”青”のままには出来ないとの、ギルドマスターの意向で”金”に引き上げました」
「「「「うっしゃあ!」」」」
かんぱーい、とエールを呷る四人組。一足飛びに金ランクに上がった四人は調子に乗っていた。
因みに、冒険者ギルドは所属する冒険者向けに飲食施設を併設しているが、そのメニューの中に酒類は存在していない。つまり、四人の飲んでいるエールは完全に自前のものである。
冒険者の名誉の為に言えば、昼間から酒浸りになるような冒険者は存在しない。依頼を終えて、一日の締めに盛大に酒盛りをするから冒険者=酒盛りと思われるだけで、昼間から飲んでいたらただのロクデナシである。
勿論、トラブルメーカーズの四人はただのロクデナシであった。
「うわ、マジかよ。トラブルメーカーズって本当に神の使徒だったのか……」
「納得いかねー! 俺は信じねえぞ! あんなロクデナシが神の使徒であってたまるか!」
「そーだそーだ! 勇者一行への風評被害だ!」
「……でもさ。あの四人がやらかしたことを考えると納得が行く部分もあるんだよなぁ……」
既に数多の伝説を打ち立てている、史上最大の問題児パーティー・トラブルメーカーズ。
討伐対象の魔物を見失ったので森の一角ごと更地にしたとか、魔物の群れの討伐依頼で間違えて洞窟ごと山を陥没させたとか、無駄にスケールのデカいやらかしを何度もしている。
その度に、ギルドマスターの呼び出しを受けている問題児達は、寿命が縮むと評判のギルドマスターのお叱りを受けているのだが。
毎度毎度、出てくる度に、
「いやあ、絞られちゃったなあ」
「力加減って割と難しいのよね」
「余も明日から気を付けよう」
「わしも次から気を付けるぞ」
等と、全然反省の色が見られない会話をしており、王都で活動する冒険者の間では『真の勇者』と冗談交じりに称されていた。
しかし、まさか本当に勇者一行の一員だったとは……!
「ふふっ、これからも頑張って下さい。兎も角、無事に帰ってきてくれて安心しました」
憧れの美人受付嬢にニコッと微笑みかけられて、女性耐性ゼロのハジメは顔を緩ませてしまう。
それはもう、バチュラム(トータスに於けるスライム型の魔物のこと)みたいにだらしなく、にへらっと喜色満面の笑みを浮かべていた。
美人受付嬢の本心からのスマイル。それを受け取れる幸福を、心の底から噛み締める。
だが、今日の彼には、もっといいことが待っていた。
「それと、ハジメさん。これは、個人的なお誘いなんですが……」
「……?」
「あの……実は私、今日は、午前で上がりなんですけど。お食事でも、どうですか?」
ちょっと顔を赤らめて、もじもじと切り出すソニア。
「よ、喜んで!」
それに対して、ハジメは首が外れるくらいの勢いでブンブンと頷くのだった。
「「「ヤリチン」」」
また女か! と、他の三人に生ゴミを見る目を向けられながら。
前世では、円満な夫婦関係にあった二人が、ただのお食事だけで済むはずもなく。
一緒にランチを楽しんだ二人は、ソニアの家にやって来ていた。必殺の「ちょっとウチでゆっくりしていきませんか?」が炸裂したのである。
無論、そんなお誘いを受けたハジメは、もう、邪な期待でいっぱいだった。
「男の人を家に上げるのって、初めてなんですけど……」
「こ、光栄ですっ!」
何の変哲もない一軒家。
几帳面な性格が出ているのか、よく整理されていること以外は取り立てて特徴もない。
だがハジメにとっては、とても甘酸っぱい経験だった。
普通の女の子の部屋に上がる。それ自体が、まず、とってもファンタジー。
「えっと……椅子もないし、ここ、座っちゃって下さい」
「う、うんっ!」
女の子の匂いがするベッドに並んで腰掛ける。自然と熟成される、そういうムード。
ただ少し気になるのは、ソニアがギルドを出てからずっと、制服姿のままであるということ。
前世の記憶通りなら、このパターンは……と、脳内シミュレートを繰り返す。
「ハジメさん……ふふっ、無事に帰って来てくれて、私、嬉しいです。だから、そのご褒美、あげちゃおうかな、なんて……♡」
「ご、ご褒美っ!?」
「この制服、明日はお洗濯なんです。だから……ね?」
それはもう、ソニアにもハッキリと聞こえるほど、ゴクリと大きな音を立てて唾を飲み込んだ。
白のブラウスに紺のブレザー、ヒップラインが目立つタイトスカート。
憧れの制服を着たソニアを自由にできる。ぷつり、と理性の糸が千切れる音がした。
「ソニアさんっ! はむっ、んんっ、ご褒美頂きます!」
「きゃ、もうっ、おねだりさんっ♪」
キャッキャッと笑いながら、二人は啄むようにキスをする。
そのまま柔らかな女体をベッドに押し倒す。その間も、互いにキスをすることは忘れない。
「すごい、夢みたい……! また、制服を着たソニアさんとできるなんて……!」
「ふふっ、私もです。貴方と再会できるなんて……少し前までは思ってもいませんでした。実のところ、今生は生涯処女を貫く覚悟もしていたんですよ……?」
万感の思いで、ハジメはブレザーのボタンを外し、かつての妻の裸体を剥き出しにしていく。
ブラウスの下に、窮屈そうに押し込められたGカップのおっぱい。それを解放してあげようと一つずつボタンを外していき。
「そ、ソニアさん……すごい、綺麗で、エロい……」
「もうっ、すぐそんな風に言うんだから……でも、嬉しいです。だから、その……好きにしてもいいですよ?」
抑え付けていた自制心が逆噴射。わぁいと飛びついて、大人っぽいブラジャーのホックを外す。
ぷるんっ、と溢れ出す、ボリュームいっぱいのバストにハジメは勢いよく飛びついた。
「わぁっ……はむ、むちゅっ、んんっ……」
両手でむにむに揉みしだく。
揉みながら、綺麗なピンク色の乳首をペロペロして、チュウチュウと吸い立てる。
丸くて白くて大きなバストは雄大な山脈だ。
そこへ両手の指をわきわき動かして、未踏の巨峰を隅々まで踏破せんとする。
「あんっ……ハジメさん、赤ちゃんみたいです」
「だ、だって、ソニアさんのおっぱい、すごいおっきくて、最高だしっ!」
「もうっ、女性の胸をじっと見るのって、マナー違反ですよ?」
「ご、ごめんなさい……」
「ハジメさんなら、まあ、嫌じゃないですけど……」
「っ!? そ、ソニアさんっ!!」
その殺し文句に、乳を揉む手は更に激しさを増していく。
未だに童貞を心に飼っているハジメであるが、前世から研鑽を重ねてきた女性のおっぱいを揉むことに関しては、その経験値がカンストするほどに技術を高めていた。
処女を守り抜いてきたソニアのカラダは、元々持て余し気味だったこともあり、前世の経験値を引き出したかのように花開いていく。
「ん……次は、私がハジメさんを気持ちよくしますね?」
うっとりした顔のソニアは体を起こすと、そう、妖艶な表情で男へと告げるのだった。