※この作品はR-18です。

euphoria   作:nozomi

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episode1 囚われた彼女等

(此処‥‥何処だ‥‥?)

 

 

目を覚ました俺は、異常なぐらいの白い

密室に寝そべっていたらしくとりあえず

辺りを見渡した

 

 

「叶か‥?叶、此処は何処なんだ?」

 

「けっ‥恵ちゃん‥分からない‥」

 

 

幼馴染で、同級生の帆刈 叶(ほかり

かなえ)は不安な表情を浮かべ身体

を小刻みに震わせていた

 

 

「やっと、起きたのね。遅いわよ。」

 

「好きで寝てたわけじゃねーし」

 

 

叶の少し離れた、場所に立っていたのは

同級生の真中 合歓(まなか ねむ)だった

叶とは対象的にいつものあの冷めた眼差

しを俺に向けていた

 

 

「この密室に居るのは、全員で“7人”よ。

そして、男子は高遠君のみよ。」

 

「言われてみれば‥そうだな、それにして

も此処は一体‥」

 

「地下室じゃないかしら?壁は鉄製だし

床はコンクリートだし。部屋ではなさそ

うね。」

 

「地下室??何でそんな場所に俺らが

居るんだよ?!」

 

「そんな事、私には分からないわ」

 

「‥‥うぅ‥嫌‥早く‥お家にっ‥帰り

たいよぉ‥‥」

 

 

1人の、女子生徒が今にも泣き出しそう

なか細い声を出してその場にしゃがみ込

んでしまった

 

 

「俺だって、帰って漫画読みてーし

ゲームもやりてーし!!」

 

 

その時、頭上から無機質な機械の声が

淡々といきなり喋り始めた

 

 

【では、“7人”揃いましたのでルール

説明を行います】

 

 

「わっ、ビックリした‥誰だお前は?

ルールってことはゲームか?」

 

 

【諸事情により、名を明かす事は出来

ません それと、くれぐれも口の聞き

方には注意をするように】

 

 

「何だよ、それ」

 

 

【話を戻して、ルール説明を行います

まずこの空間から脱出するには鍵と鍵

穴が必要になります その為には】

 

 

「鍵、探せばいいんだろ?」

 

「そういう事ね」

 

 

【外れです 高遠 恵輔さん貴方は

開錠者となり此処に居る6人の内

の1人の女性を鍵穴として指定し

なさい】

 

 

(何か、良く意味が分かんねーけど

じゃ‥‥)

 

 

「じゃ、叶で」

 

「わっ、私‥‥?」

 

 

【了解しました では、向かって

右側の扉から入室しなさい】

 

 

「って、あんな所にあったのか

気付かなかった‥」

 

「鍵、探さなくちゃいけないん

だよね‥?」

 

 

俺の側に、歩み寄った叶がカーディ

ガンの裾をぎゅっと握って上目遣い

でそう聞いてきた

 

 

「そうだな、鍵って色付いてるし

こんな白いんじゃすぐ見つかるだろ!」

 

 

【その必要はありませんよ】

 

 

「あそこの扉の鍵を探せって

意味だろ?何でだよ?」

 

 

【元から開いていますよ】

 

 

それを聞いた、叶はいつの間にか

その扉のドアノブに手を掛けていた

 

 

「あっ‥開いた‥‥開いたよ

恵ちゃんっ」

 

「なんだ‥じゃ、鍵と鍵穴って

どういう意味で言ってんだ?」

 

 

【早く入室を】

 

 

「一体、何がしてーんだよ」

 

 

叶を先頭に、部屋に入るとそこも

辺り全体が壁も床も白くただ、目

の前の目立つ倍デカいサイズのTV

の画面だけが黒かった

 

 

「で、俺達はこの部屋で何すれば

いーんだ?」

 

 

【この部屋では、私が出した指示に

従ってクリアできないと出られません】

 

 

「今度こそ、鍵探せばいーのか?」

 

 

【ここからが、本当のルールです

開錠者の高遠 恵輔さんと指定され

た帆刈 叶さんはこの部屋にて】

 

 

「何だよ?」

 

「‥‥‥‥」

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