※この作品はR-18です。

euphoria   作:nozomi

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叶side

さっきまで、私は恵ちゃんと

あの白い空間のお部屋で2人

っきりで過ごしてたんだ

 

 

『‥‥私っ‥でっ、できないよぉ

‥‥‥』

 

『じゃあさ』

 

『‥‥‥えっ‥‥‥?』

 

 

涙で、顔が濡れて恥ずかしく

も恵ちゃんの問に私は目線を

合わせた

 

 

【さあ 始めて下さい】

 

 

『いいか?』

 

『‥‥うっ、うん‥‥』

 

 

恵ちゃんは、私に耳打ちする

とベッドの方に、さっさと向

かい真っ白な薄い掛け布団を

剥ぎ取った

 

 

(‥‥恵ちゃんが優しい人で

良かった‥‥)

 

 

けど、それは現実のみで眠

りにつけば夢の中に出てく

る恵ちゃんは、まるで別人

とも思わせる人格に豹変し

てしまう

 

 

『寝た振りでもいいからな?』

 

『‥‥うん‥‥』

 

 

もちろん、そうするつもり

だったけど徐々に睡魔が襲

ってきて、そのまま眠りに

ついてしまった

 

 

 

 

******

 

 

 

 

夕陽が差し込む放課後の

教室

 

誰1人の、ざわめきと上

履きの足音が聞こえない

静まり返っているそんな

状況

 

そして、私と表情が伺えな

い恵ちゃんのただ2人だけ

 

 

(‥‥‥また‥‥いっ、嫌‥‥‥)

 

 

じりじりと、歩み寄ってくる

恵ちゃんに対してただただ私

は後退りをするだけ

 

 

「ねぇ、恵ちゃん何か変

だよ!」

 

 

思い切って言ってみる

 

 

「‥‥‥‥‥」

 

「怖いよ、恵ちゃん‥‥‥」

 

「‥‥‥‥‥」

 

 

何も、言ってくれない恵ち

ゃんに更に怯えながらも取

り敢えず、何処かに隠れよ

うと場所をあちこちと見て

いた

 

 

(‥‥‥どこにしよう‥‥‥)

 

 

いつの間にか、恵ちゃんが

見えなくなるまで私は職員

室の廊下に来ていた

 

 

(‥‥先生も居ない‥‥)

 

 

「叶こっちにおいで」

 

「ヒッ───!!」

 

 

その瞬間、後ろを振り向い

たけど誰も居なかった

 

 

(‥‥いっ、今の声‥けっ

恵ちゃん‥‥??)

 

 

いつもの、優しい恵ちゃん

のような囁いた声に似て

いた

 

 

(‥‥そっ、そうだ隠れな

きゃ‥‥!)

 

 

ふと、我に返った私は1番

見つかりにくそうな隅の

方の教卓に身を潜めた

 

 

(‥‥ここなら、大丈夫だよ

ね‥‥)

 

 

自分に、言い聞かせるもた

だ虚しいだけでどうしよう

もできずにいた

 

 

(‥‥あれ‥何だか眠くなって

きた‥こんな時に‥‥)

 

 

ウトウトしていると、突然

戸が開く音と共に恵ちゃん

かもしれない、足音が聞こえ

た瞬間に目が覚めてしまった

 

 

(‥‥けっ、恵ちゃん?それ

とも先生??)

 

 

ひょっこりと、顔を出すと

そこに居たのは恵ちゃんで

ゆっくりと歩きキョロキョ

ロと辺りを見渡していた

 

 

(‥‥みっ、見つかっちゃう

!!)

 

 

急いで、身体を縮こませ下

を向き、目をぎゅっと瞑っ

て恵ちゃんが、出て行くの

をひたすら待っていた

 

 

(‥‥‥早く‥‥出てって‥‥

‥)

 

 

鼓動が、バクバク鳴る一方

で手には汗が滲み出ていた

 

 

(‥‥目を開けたら‥現実に

戻れるかな‥‥)

 

 

そんな事を、思っていながら

しばらくして恵ちゃんの歩く

音が聞こえなくなっていた

 

 

(‥‥アレ?行っちゃったの

かな‥‥??)

 

 

すっかり、そう思ってゆっ

くりと目を開け出ようと椅

子の方に、目線を向けた途

端に、スニーカーを履いた

誰かが立っていた

 

 

(‥‥せっ、先生??それと

も‥‥‥)

 

 

「 叶みーつけた 」

 

 

ニタニタと、笑った恵ちゃ

んが顔を覗き込みながらそ

う言った

 

 

(ッ───!!!)

 

 

そして、恵ちゃんが私の目

の前まで手を伸ばした所で

ふっと、目を覚ました

 

 

(‥‥次、寝た時はきっと

‥‥‥)

 

 

隣で、スヤスヤと眠って

いる恵ちゃんの寝顔を見

つめながら、そっと頬に

撫でるように触れた

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