凌辱系二次創作短編集 作:凛輪
ズジュ…ブジュビジュリュ……
粘り気のある音を響かせながら広大な空間に所狭しと蠢くヒトデやタコを思わせる軟体生物の群、切り刻まれた大量の死骸が放つ悪臭。
ひとたび歩みを進めればそれに絡み付くように肉の床が形を変え、足が沈み込む。
毒々しい色の触腕が折り重なるように床、天井、に無限に思える程脈動し、一つの巨大な生物を思わせる空間を形成していた。
「そこの物陰に隠れていろ なに、この程度の雑魚すぐに片が付くさ 一時の間だけ、君の槍となろう」
年端も行かぬ幼い少年に優しく語りかける凛々しい雰囲気の女性は、襲い来る海魔の群を睨みながら槍を構える。
紫紺の長髪をなびかせ、全身を包む霊装は第二の肌のように隙間なくフィットし、指先から筋肉の一挙手一投足まで魔力を伝え洗練された構えの美しさに少年は思わず息を呑む。
レイシフトの途中で藤丸達と不運にもはぐれてしまった影の国の女王・スカサハは、海魔の群に滅ぼされた特異点に飛ばされ、そこで辛うじて生き延びていた少年と臨時の契約を結んだはいいものの置かれた状況は最悪に近い。
(まずいな…二重契約と海魔共の影響で宝具を解放どころかまともに戦闘すら… 少年の負担が大きすぎたか…)
周囲一帯を埋め尽くす海魔の麻痺毒液がスカサハと少年に無慈悲に襲い掛かり、僅かに揺らいだ槍筋の隙間を伝うように触手が腕へ絡み付く。
細かな牙が突き刺さり僅かに毒が打ち込まれるものの、圧倒的な生物としての実力差を用い、瞬時に切り刻み治癒をすれば何の問題もない。
筈だった。
「ぐっ……!! 治癒が間に合わないか…」
辛うじて生き延びている状態の少年と自身を魔力供給が十分でない状態での戦闘、同時に治癒し続けた影響により著しく回復力が低下し、絡み付く海魔を振り解く行動が微かに遅れる。
その一瞬に麻痺毒がスカサハの全身に駆け巡り、コンマ一秒動きが硬直してしまう。
僅かな隙を見逃す程海魔たちも愚鈍ではない。
シュルルッ!!!ギチッ!! ギリリリリッ!!
無数の触腕が四方八方から一斉に伸び、スカサハに殺到すると腕や足に纏わり付き痺れと同時に多大な魔力が吸い取られる。
「しまっ……」
咄嗟に魔力を練り上げ反撃を試みるが、麻痺毒により視界が火酒を飲み干したように眩み、手足が鉛のように重くなる。
強引に腕に絡みつく海魔の触腕を引きちぎるも、それ以上の物量で押し寄せ雁字搦めに戒められてしまう。
四肢に纏わり付く触腕にに気を取られ、背後から音もなく忍び寄る中型の海魔に気が付かない。
ビチャリという粘着質な音と共に生温い感触が背筋を覆い、触腕を胸元や腹部へ巻き付けると圧し潰すように圧搾し魔力を吸い取りながら麻痺毒を注入する。
同時に簡素な弱体化魔法をかけられ脱出の目は更にか細いものになる。
身体に纏わり付くネバネバとした生温い不快感と立ち込める生臭さに眉をしかめながら、全身に広がる麻痺に四肢が小刻みに震え、必死に身を捩る。
「ぐっ… このっ… 小賢しい…」
取りつく海魔の数は増え続け、極上の魔力を求め次々と群がり最早スカサハの抵抗など意味を成さない程に隙間なく絡み付き、身を捩る事すら許さない徹底的な拘束は霊装越しに隙間なく這いずり回る。
ギジュギギリリッ… ギチギチギリリリリ…
「がああああっっ… ぐおおああっっ…」
束になった海魔の群は万力のような締め上げでスカサハから魔力を絞り取りながら麻痺と弱体化を絶え間なく重ねがけし、一切の回復の暇を与えない。
悔しそうに歯を食いしばり、鬼の形相のを浮かべる彼女の顔へ太い触手が包み込むように迫り、口と鼻を覆いそのまま粘液を吹きかけていく。
「ごほっ……!? ぶぼぉっ……!」
口内に入り込んだ粘性の高い液体は呼吸を阻害し、粘膜に付着した瞬間強烈な麻痺と刺激を伴い体内へ染み込んでいく。
咳き込み吐き出そうとするも次々に粘液が吹き付けられ浸透していき徐々に手足から力が抜け、抵抗虚しく地面へ引き倒される。
(この私が…海魔相手に膝をつくなど…)
地を這う寸前で全身を絡まれながらも必死に立ち上がろうとするスカサハに大型の海魔数匹が圧し掛かった。
「むぶぐうううう!!」
覆い被さり幾本も触腕を絡み付け、先ほどまでの拘束が稚児の戯れかと錯覚するほどに纏わり付き全身の自由を奪い、巨大な質量がスカサハの豊満な肉体を容赦なく押しつぶしていく。
ミシミシと骨がきしみ、肺の中の空気が全て吐出され息苦しさと圧迫による苦痛に意識が飛びそうになる。
麻痺毒の濃度も魔力の吸収量も桁違いで全身が焼かれるような感覚に包まれる。
かつてない危機に脳が警笛を鳴らし全力で抗い苦境から脱出を試みるが、既に詰んでいる事実を叩きつけるように海魔は全体重をかけながら触腕で握り潰すように締め上げる。
「ぐうっ! ぐっ… ぐがあ゛あ゛あ゛あ゛っ…」
膨大な量の魔力を吸い取られ苦悶の声を発するスカサハは力なくうなだれ、その様子を見た海魔が餌に群がる肉食動物のように襲い掛かり、触腕を駆使し覆い尽す。
引き締まった四肢も、大きくハリのある乳房も、くびれた腰に彩られた安産型のどっしりした尻も、彼女の‘‘美‘‘を証明していたそれらは外部からは一切確認できない程に隙間無く抱きしめられる。
殺到する海魔の群は貪欲に魔力を吸い尽くすべく、体中を撫で回し揉みほぐしながら麻痺毒を塗りつけ、同時に弱体化魔法を絶えず掛け続ける。
基本的な生物としての強度の違いの為、死に至る可能性は限りなくゼロに近いが、スカサハにとって死以上に耐えがたい屈辱を与えられ、逃れる手段が失われた事は明らかだった。
グジュ… ズジュリグジュリュッュ…
霊装の越しではあるが触腕に乳房を揉みしだかれ、指先で転がされながら魔力を吸われ、時折麻痺毒を直接注入されていく。
ビクビクと痙攣するように身体を大きく震わせるスカサハだが海魔は一向に止まる気配は無く、むしろ更に強く抱き着き魔力を吸い上げていく。
その様子に気を良くしたのか、より一層触腕の動きが激しくなり乳や尻を強く揉み解され、それに比例して吸収される魔力の量も増えてしまう。
身体の芯まで蝕んでくるような痺れと圧搾される鈍痛の中、それでも懸命に思考を続け、打開策を探る。
全身に纏わり付くネバネバとした粘液により視界はほぼ遮断され、うっすらと確認できる周囲の様子ですら海魔の毒々しい色が混ざり合い、まるで水中にいるかのように歪んだ光景が広がっている。
(まずい……このままでは……)
海魔の拘束は緩まるどころか更に強くなり、全身を包み込むように巻き付き、密着度を増して魔力を絞り出す。
霊装越しとはいえ柔らかな感触と不愉快な体温が伝わり、触手の粘着質な生温い温度が肌を伝い、粘液を擦られる。
全身に絡みつく海魔の数は増え続け、もはや数える事すら馬鹿らしくなる程に隙間なくスカサハへ覆い被さり、圧迫し、締め上げていく。
乳房や尻など敏感な個所は魔力の量が多い事を学習した海魔は執拗に責め立て、魔力を絞り出そうと躍起になっている。
「このっ…… いい加減に……しろっ……」
全身を這いずられ舐め回される不快感に加え、乳房と尻、そして秘所へと群がり直接刺激を与えてくる。
霊装の上から柔肉を押し込むように強く愛撫され、胸の先端を摘ままれ捻るように引っ張られては離される度にビリリと電流のような快楽が流れ、秘所へ侵入しようとする触手を拒む為に腰を捩るも逆に媚びを売るかのような動きになってしまう。
「この私にっ… 下手な愛撫をっ… ぐうっ!!」
抵抗の意思を示す為声を上げようとするも、口内に侵入した触腕が喉奥を突く様に暴れ回り、獲物は言葉を発する事をすら許さない。
激しく咳込みながら必死に呼吸をしようともがくスカサハの秘所へ、遂に海魔の触腕が潜り込んだ。
ズブンッ…!!
肌にフィットした意匠が仇となり、霊装ごと貫き膣壁を掻き分け、子宮口をこじ開け、最深部まで到達すると何度も突き上げる。
「ぐごぼおっ!?」
体内で爆発するような衝撃と共に強烈な熱と痛みが走り抜け、あまりの苦痛に意識が飛びそうになるもすぐさま覚醒させられ、全身が硬直する。
貫かれ引き裂かれるような感覚から逃れる為、錯乱したように暴れ藻掻くスカサハだったが、海魔は構わず絡め取り抽挿を繰り返し、最も濃厚な魔力を吸い上げていく。
「があああっ!! あがぁ! ぐうううっ!!」
悲鳴にも似た絶叫が響き渡り、海魔は更に勢いを増す。
全身を締め付けられながらの抗いようの無い凄惨な陵辱を受け続けるスカサハだが、それでもまだ諦めるつもりは無い。
蹂躙による激痛に歯噛みしながら、一刻も早くこの状況を打破するべく思考を巡らせる。
口腔と秘所を抉られながらの拷問じみた屈辱的な行為は耐え難いものであり、長時間冷静さを保てる確証はない。
脱出のために魔力を練ろうとするも背後から纏わりつく海魔がいち早く気付き、粘液まみれの触腕で骨が軋む程に強く抱き締め抵抗を阻止する。
同時に未だに抵抗するスカサハへの鬱憤をぶつけるかの如く激しく両穴を穿ち、体内に収まり切らない程の大量の粘液を流し込まれる。
ボドジュドビュビュビュビュッッッ!!!ズジュリュビュチャボジャブジャッッ!!
「んぶぅっ!? げほっ! おえぇ!」
秘所に注がれた粘液は霊装の形状が戻ると同時に掻き出され、悪臭が立ち込める。
胃袋に直接流し込まれた粘性の高い液体は逆流する事も無く腹の中で留まり、半固形のそれは吐き出す事すら一苦労だ。
そればかりか腹部を内側から押し上げるような膨満感が生じ、蠢く感覚は体内を駆け巡る。
激しい嘔吐感に襲われながらもなんとか堪えようと唇を引き結ぶが、それも長くは続かなかった。
海魔は更なる追い打ちをかけるかの様に、口へ新たに触腕を伸ばし強引に押し広げて食道までもを犯し始める。
突然の出来事に目を白黒させながらも何とか逃れようと首を振るものの、そんな事で状況が変わるはずもなく、寧ろ無理矢理開かされたそこからは夥しい量の粘液が逆流する。
「おぶぇっえ゛え゛お゛お゛ッ!!!」
間欠泉のように噴出し続けるそれは口から溢れ出し、顎先からボタボタと零れる様を見て海魔は満足気に嗤い力なくうなだれるスカサハへ触腕を伸ばす。
「フ… 好きにするがいいさ…」
スカサハは自らの哀れな姿を自嘲的に笑い、勝ち誇ったように群がる海魔の波に呑み込まれた…
死よりも屈辱的な敗北の坩堝に捕らわれながらもその瞳の炎は消えることは無い。
(海魔共の寿命が尽きるのが先か、私が果てるのが先か… 難儀な根競べだな…)
グジュンッ・・・ ズブブ・・・ グジュルル・・・