凌辱系二次創作短編集 作:凛輪
異形の微小特異点が呑み込んだのは、黒い聖女だった────
臓物をぶちまけたような肉の沼地
大小様々な海魔が無限に湧き
‘‘獲物‘‘へ死をも恐れず群がっていく
新宿から転送されたジャンヌ・オルタを待ち受けていたのは、視界を埋め尽くす海魔の群れ……
「ほんと……数だけは一丁前ね」
邪竜の魔女・ジャンヌに伸ばされる赤紫の触腕。
彼女の白い肌が際立つ漆黒の霊装に向かい、全方位から欲情の腕が絡みつく。
剛く、美しく、芳醇な魔力を吸うために、海魔はジャンヌへ死をも恐れず飛び掛かる。
周囲には焦げた死骸が積み重なり、飛び散った粘液が即席の沼を形成していた。
矮小な海魔らはジャンヌに触れる事すら叶わず塵になる。
だが、飛び散った粘液は確実に彼女へ絡みつく。
「くっ……!気持ち悪い……!」
実力差は一目瞭然だ。
しかし、膨大な数と時間により戦況が傾き始める。
どれだけ切り裂いても終わりが見えない海魔の群れに、ジャンヌの中に怒りと焦りが積み重なる。
精神の揺らぎは剣技を鈍らせ、血肉と粘液の張り付いた斬撃は触腕を切断しきれない。
ぶにゅっ────
「しまっ……」
ジャンヌの肩から胸に触腕が絡みついた。
プラチナブロンドのミディアムヘアにブヨブヨとした表面が張り付く。
コートに大被さるように腰まで巻き付き、黒い衣服に濁った粘液がべっとりと纏わりついた。
切り裂かれた触腕が意志を持つように「ぬ゛るんっ!」と滑ると、ジャンヌの瞳に怒りが浮かぶ。
「いい度胸じゃない……!」
張り付く肉腕、そこから溢れる濁った分泌液は不快感を煽る。
彼女の胸から腰を覆い、スカートから太ももに「ぬるり」と滴り落ちていく。
白磁のような脚線美にスライムのような粘液が絡み、ジャンヌの足元から機動力を奪う。
「この程度……!」
可憐で狂暴な美貌が嫌悪に染まる。
瞳をアシンメトリーに歪ませ、食いしばった唇に粘液がかかる。
異形の分泌液に穢されていく黒い聖女……
粘液の被弾が増え、いつの間にかジャンヌの四肢には袖のような膜が出来始めていた。
彼女がどれだけ振り払おうと、スライムのような半固形の物体がのしかかる。
粘液の分厚い膜に気を取られた瞬間、海魔の群れが四方八方から一斉に腕を伸ばした。
「なっ……!私に触ろうなんて……っぐぶ!!」
鉄砲水のように押し寄せる肉の腕
密集し‘‘点‘‘が‘‘面‘‘になるように
海魔の群れがジャンヌの攻撃を数で押し潰した
みぢゅギチッ────
彼女が放った拳を、蹴りを、炎を
折り重なった肉の渦が絡め捕り無効化する
攻撃の僅かな隙間を物量だけで捻じ伏せていく
「────っ!!」
生暖かい触腕がべったりと巻き付き、スポンジから水が溢れるように粘液が彼女に纏わりつく。
ジタバタと暴れるジャンヌの身体を隈なく絡め捕り、艶髪からブーツの先まで覆い尽くす。
1匹、2匹……10匹と飛び掛かり、彼女の抵抗を数で押し潰していく。
タコとヒトデが合成されたような筋肉質な腕が、ジャンヌの華奢な肢体を舐め回すように張り付いた。
「こんの……ザコのくせに……」
小型の海魔といえど、腕を伸ばした全長は脅威に成りうる。
ブヨブヨとした触腕の表面が何本もジャンヌの腰から大腿部に密着し、しがみつくように絡みつく。
粘液と触手の層がデタラメに入り乱れるだけで、彼女の身体が厳重な拘束具をはめられたように動けなくなる。
「最悪……んっ!!」
ジャンヌの口から甲高い声が漏れた。
衣服の中を這いずる触腕の‘‘ヒトデ特有の構造‘‘が彼女を乱したのだ。
彼らの腕の中には管足と呼ばれる細かな触手が多量に蠢き、衣服の隙間に吸盤のように張り付いた。
攻撃の隙間ができる度、異形の群れが数を増していく。
「気色悪い……離れ……っぐあっ……っぐ……」
海魔はジャンヌに群がり、抱き着き、舐め回す
潤沢な魔力と生命力を吸うように
蟻が地に落ちた甘味に群がるように
魔力を帯びた衣服を、透き通る肌を、しなやかな肉体を
啜り、嬲り、巻き付き、吸収し、弱体化を付与する
『法具封印・弱体ダウン・攻撃ダウン・スターダウン』
絡みつく数に比例し相当量のデバフがかかってしまう。
振り解く数を上回る異形の群れ。
ジャンヌから甘い声を搾るように触腕を這わせ、締め付けながら念入りに吸収をしていく。
どれだけ吸っても枯渇しない極上の魔力は海魔の群れを夢中にさせた。
金色の瞳に、紅潮する頬に、煌めく髪にまで……
「このっ……クソ……気持ち悪……っふぐ!!」
顔面に数匹の海魔が張り付くと、ジャンヌの怒りが頂点に達した。
吼えろ────
辺り一面を焼き尽くす業火
戦艦の一斉砲撃を思わせる火力で
海魔の群れが灰になっていく
「はぁ……はぁっ……調子乗ってんじゃないわよ……」
粘液に塗れたジャンヌが屍の山から立ち上がる。
既に何日も戦闘し続けている彼女にとって、膨大な魔力の消費は避けたかった。
だが、海魔への嫌悪と怒りは抑えきれない。
「クッ……コートまでベトベト……」
ジャンヌの脱ぎ捨てたコートは濁った糸を引き腕から離れない。
彼女は生地を裏返しにする事で何とか脱衣し、ベトベトの上着を床に投げ捨てた。
「っ……最悪!!」
苛立つジャンヌが触手を投げ捨てる
四肢に粘液が纏わりつく不快感
液体の分厚い膜の重みは鋼鉄のようだった
疲労状態とデバフの重ね掛けがジャンヌを蝕み続ける……
ねぢょ……ぐぢゅ……
灼けた肉壁がゆっくりと再生し、そこから大型海魔が這い出てくる。
「ホント……大層な再生力ね!!!」
哺乳類の出産のように「にゅるんっ」とひり出された大型の海魔が、人間ひとりを呑み込めるサイズの触腕を伸ばす。
消耗したジャンヌが額に小粒の汗を浮かべ、絡みつく触腕を蹴り上げる。
「疲れた私なら勝てると思ったの? 逆に羨ましい思考回路ね……!」
汗を浮かべながら海魔を煽るジャンヌ。
しかし、肉弾戦ならば体躯の差と数の優位が勝敗を左右する。
「くっ……いくら来ても無駄よ……」
強気な言葉を絶やさないジャンヌだが、そこには現実を否定したい本心が現れていた。
聡明な彼女だからこそ、今が詰みに近い状態だと理解してしまう。
絡みつく粘液、消耗、集中力の欠如、一切減らない海魔の群れ。
それでもジャンヌは抵抗を止めない……
彼女は一体他数のセオリー通り、壁を背に海魔の猛攻を捌ききる。
異形の分泌液は白いタールのように四肢へこびり付き、動きのキレをじりじりと奪っていく。
肉床に広がる粘液がブーツの底に張り付き、足捌きを執拗に封じつつ、肉床や天井からも触手を伸ばす。
ジャンヌは余裕をアピールするように海魔を足蹴にするが、状況は刻一刻と悪化していた。
そして、抗えない‘‘敗北‘‘の時が……
「はぁ……はぁっ……この程度……なんとも……ッぐっっ!?!」
背後からの一撃
大型海魔がジャンヌの背中に張り付いた
彼女の四肢を太い触腕で包み込み
全身を細かな触手で隙間なく絡め捕り
覆い被さるように組み敷いた
(なっ……壁に擬態してたのか……)
ぶぢゅっ!!!
「しまっ……はなせ……」
ジャンヌの背中に覆い被さる海魔。
五本の触腕で彼女の頭部と四肢をホールドし、細かな管足で指の間まで絡め捕る。
ブヨブヨとした表面がジャンヌにぴったりと張り付き、奥にある堅牢な筋肉が獲物を逃がさない。
「このっ……離れなさい……よ……」
うつ伏せに倒れたジャンヌが大型海魔との体重差を覆す事は不可能だ。
両手を伸ばした状態で‘‘磔刑‘‘のような姿勢では力を放出する事すら出来ない。
海魔の生温い体温が徐々に粘液と共に染み込み、同時にデバフが叩き込まれていく。
『弱体ダウン・攻撃ダウン・弱体ダウン・攻撃ダウン・弱体ダウン・攻撃ダウン』
(まずい……まずいまずいまずいっっ!!)
遮二無二暴れるジャンヌを抑え込むように、大型海魔は彼女の全身を密着することで絡め捕っていく。
柔軟で弾力のある触腕が内側に折りたたまれ、彼女の四肢を包みこむように拘束する。
太い触腕で抵抗を押さえ、細かな触手で僅かな動きすら許さない。
ミヂ……ギヂミ゛ヂ……
高密度の肉の塊がジャンヌの全身に隈なく絡みついた。
俊敏で洗練された足へ、芸術的な造形美の腕へ、華奢な体躯に似合わぬ‘‘女性的‘‘な膨らみへ。
豊満な乳房を圧迫する締め付けと、いやらしく這いずる細かな愛撫。
「っくぁ……どこ触って……ぁ……」
ジャンヌの口から溢れる間の抜けた声。
異形のヒトデに組み敷かれ、身体をまさぐられる刺激。
粘液の潤滑が生理的な快感を引き出してしまう。
本人がどれだけ嫌悪しようが、拒もうが、抗おうが、感じる刺激からは逃げられない。
にゅりゅ────
「んっ!!」
海魔はジャンヌを執拗に愛撫した。
抵抗する獲物が腑抜けた声を漏らし、脱力を繰り返すならば、‘‘それ‘‘を緩める意味はない。
彼女を逃がさないため、胸や秘所を執拗に刺激していく。
踊り狂うジャンヌを愉しみながら、嗜虐欲を剥き出しに愛撫を加速させる……
ぬりゅ゛っ……ぢゅぐじゅぐちゅぐ……
「っ……そんなヘタクソな……で……私が……」
ジャンヌの乳房と秘所に押し当てられた触手が、粘液と共に「ぬるっ」と往復する。
感覚神経の詰まった敏感な場所への摩擦、それだけで否定できない疼きを覚えていた。
まともに呼吸が出来ないほど締め上げられたまま、雑な愛撫によって身体に火が灯ってしまう。
「ぁぁ……」
ジャンヌの脳に絡みつく最悪の火照り。
嫌悪感を塗りつぶす刺激が下腹部から昇り、酸欠の頭に刺激がジリジリと沁み込んでしまう。
血管が開き、体温が上がり、耐えきれない快感が指先まで広がっていく。
っちゅっぷちゅっぷゆっちゅ!
柔肌を研磨するような雑な摩擦が止まらない。
ゆで卵の殻を少しずつ割るように、ジャンヌの抵抗が愛撫で骨抜きにされてしまう。
剥き出しの‘‘女‘‘の弱点を徹底的に嬲られ、快楽神経がオーバーヒートするほどの快楽が叩き込まれる。
脳の電源を高速でON・OFFするように、視界の裏に火花が飛び散っていく。
「こ……こんな……っく……」
痛みや嫌悪がアドレナリンなどの脳内物質で塗り替えられる恐怖。
身体の防衛反応と、生殖の本能が海魔に引き摺り出される。
高貴な輝きを帯びた髪の先から、ブーツの中の指先まで、余すところなくもみくちゃにしていく。
────ぷちゅ
「あっ……!」
一文字に結んでいたジャンヌの口が開く。
それが、彼女への刺激が許容量を超えた合図だった。
絵筆の先で優しく撫でられるような管足の愛撫。
そして発情した大蛇のように力強い触腕の締め付け。
二つが重なった瞬間、ジャンヌの中に駆け抜ける疼き……
「っめ……やめ……ふざけ……」
水を得たように海魔の愛撫と抱擁が加速する
ジャンヌの小刻みに震える身体を抱き締め
両手の指を限界まで広げた彼女を押さえ付け
仰け反る背中を固定しながら……
「んン゛……んんっ!!っく……この程度で……」
ジャンヌは不本意な快感を逃そうと、僅かに動く指や腰を動かすしかない。
しかし、それすらも大型海魔は許さなかった。
彼女を太い触腕と管足で固定し、神経の密集した鼠径部と秘所、そして胸を犯すのだ。
ずっるずっろじゅっりゅりゅっじゅ────
一度緩んだ神経から快感が一気に溢れ出し、自分の意思では制御できなくなる。
蛇口をひねったようにアドレナリンが溢れ、全身が興奮状態になり、刺激を200%受領できるようになるのだ。
脳髄が開き、快楽がダイレクトに注がれ、魔力が溢れ、吸収されていく。
「だめだっ……うそ……うそだ……」
ぷっちゅぐっじゅぐっちゅぷっちゅニ゛っっちゅ……
「うぅ……なんとか……逃げないと……!」
駄々っ子のようにジャンヌを海魔は搾るように抱擁し、啜り、擦り、舐め、揉み……
そして……
「がっ────!!!?」
ジャンヌが絶頂した
時が止まったような
視界が白く瞬くような
一瞬の出来事を彼女は受け入れられない……
プツンと脳のシナプスが切れる音、声にならない濁音を漏らしながら噛み締めた唇から溢れる嬌声を撒き散らす。
純白の肌が紅潮し、身体中の筋肉が痙攣と弛緩を繰り返し、魔力が丹田からドクドクと漏れていく。
海魔は彼女を満足そうに抱き締めたまま、魔力吸収と抱擁を緩めない。
「やめろっ!!今は……くっ!!っぐあっ!!」
絶頂した身体に過度な刺激を注ぎ続ければ、精神と肉体は壊れてしまう。
そんな女体の構造など海魔は一切気にせず、溢れる魔力を啜り続けた。
「……こんな……ヤツに……」
絶頂と共に根底の魔力が漏れてしまう。
肌から汗が気化するように、ジャンヌの上質な力が溢れて止まらない。
(まずい……このままじゃ……搾り取られて……)
最悪の状況を理解しながらも、ジャンヌに脱出の方法はない。
海魔は獲物から溢れる魔力を啜るように抱き締め、巨体と触腕をズリズリと擦り付けた。
まるで愛おしく頬ずりするように彼女を舐め回し、余韻すら冷めやらぬ秘所を愛撫していく。
にゅる!!