バフォメット村長が病弱ショタ気味青年に無知ゆえに好き放題してしまい、最終的に好き放題されて、ぐちゃぐちゃに混ざり合って最終的に二人で幸せになる話 作:五角ちくわ
終わりです。
入稿完了しましたので、何事もなければイベントで出せるかと思います。
読んでいただきありがとうございました!
早朝。
バフォメットのむせび泣く声が、屋敷中に響く。
その声で飛び起きたソロモンたちの胸中に、最悪のビジョンが映し出された。
分が悪い賭けだったのはわかっている。
それでも、と望んだそれが叶わなかったのか。
無言で全員が部屋から飛び出た。ざわつく胸を抑え、今取れるはずの最善を練っていく。
ボフマンがいた部屋になだれ込んだ彼らが見たのは、青年に顔を埋め嗚咽を漏らすバフォメットと、未だ横たわる青年の姿だった。
駆けつける間に沸かせた希望は、音をたて崩れ、
彼らの胸中に、黒く霧がかった想いが宿る。
青年にすがるバフォメットに、かける言葉を見つけれず、
項垂れ、己の無力さを噛みしめることしか出来ずにいた。
痛みを伴う一歩を踏み出した彼らは、バフォメットの肩に、手を乗せ、
或いは、震える頭を撫でる。そして、彼女は青年の手を握り、握りしめ、
青年も、それに応えるように、彼女の手を握り返した。
「おはようございます……バフォメットさん」
彼女のむせび泣く声が、一層激しくなる。
悲嘆ではなく、歓喜の涙が、
彼女の心の底からとめどなく溢れ、頬を濡らしていく。
青年が、彼女の頬を優しく拭うと、バフォメットの顔に、少しずつ笑みが戻っていった。
一層掠れるハスキーボイスで、彼女は青年に、目覚めを祝福する言葉を紡ぐ。
「……おはよう、ボフマン」
「ヒヤヒヤさせないでくれよ……」
フォラスががっくりと肩を落とし、その身を椅子へと預ける。
息を飲み二人を見ていたソロモンたちが、椅子が大きく軋む音を合図に、安堵の溜息を漏らした。
すぐさま思考を切り替え、バティン、アンドラス、そしてサタナキアがボフマンの容態を確認していく。
「……傷の治りが早いですね」
「元来は、丈夫に造られていたんだろう。でないと、あんな幻獣を腹に飼ってて生きているはずもない」
「……うん、これなら一週間くらいで動けるように、下手したら以前より健康になるんじゃないかな」
彼らが青年の体をあちらこちら弄っている間に、フォラスの隣に座り込むソロモン。
彼の頭にポンと手を置き、お疲れさんと声をかけたフォラスは、眼前に歩み寄ってきたバフォメットと、握手を交わす。
バフォメットがソロモンに向き直り、腫れる目を綻ばせニイと笑った。
「ありがとう、ソロモン。お主のおかげだ」
差し出された手を握り返し、ソロモンは真っ直ぐな視線を彼女に送る。
そして、バフォメットに手を引かれ、立ち上がり、芯の通った声で彼女へ想いを語った。
「俺も、この人を助けられて嬉しいよ。だから俺からも」
「──ありがとう、バフォメット」
フォラスが立ち上がり、二人の肩を叩く。
それに応じるように、青年──ボフマンの元へ、
彼らが救った命の元へ、
バフォメットの、大事なものの元へと、ゆっくりと、確実な足取りで歩み寄っていった。
§ § §
あれから一週間。
青年の体は、以前の病弱さは消え失せ、細さは残るものの確実に健康体になっていた。
村人の支えもあり、仕事へもすぐに復帰することが出来た。
青年の胸中に、ソロモンたちに教えられたことが思い出される。
気づかぬうちに死にかけていたこと、それを助けてもらったこと、
そして、自身が何かしらの実験の産物であること。
そのことについて、特段思うことはない。
今、ここに居て、生きていることが全てだ。
そうひとりごち、彼は、
息を吸い、息を吐く。
想いを胸に、彼はこれからも、呼吸をして、生きていくだろう。
しかし、その傍らにいるはずのバフォメットの姿はなく、
いるはずの彼女がいない事が、彼に一抹の不安を抱かせていた。
屋敷に戻っても以前のような会話はなく、
あくまで従者と主といった風に接するバフォメット。
彼は、関係を戻そうと躍起になるが、その度にひらりと躱されてしまう。
負い目を感じているのだろうか。彼がバフォメットを許そうとしても、彼女は上の空で返事を返すばかりで、彼に見向きもしない。
そうして、空虚な関係を続けていった数日後、バフォメットは、青年を自室へと呼びつけた。
彼が部屋を訪ねると、そこには神妙な面持ちで座る彼女がいた。
彼女は、彼へ心の内を明かしていく。
「我はメギドだ。貴様らヴィータを喰らい潰さんとする、悪魔なのだ」
一瞬身じろぐボフマン。しかし、彼女の真剣な眼差しを受け、そして彼女の懸命な姿を思い返し、一歩ずつ近づいていく。
バフォメットは、彼の胸下辺りに対面する頭はもたげ、黄色い瞳で彼を真っ直ぐに見つめた。
彼女は、語る。
「メギドラルにいた頃、我は中央……そうだな、ヴァイガルドでいう王都に歯向かった」
「この世界を支配するのは我だと、叫び抗い、そして戦った」
ボフマンが片膝をつき、バフォメットを下から見やる。
項垂れるように視線を下げた彼女は、目を瞑り、さらに深く過去を思い返していった。
「中央の軍勢に一泡吹かせようと思ってな、崖の上にあった施設を一つ吹き飛ばし、瓦礫で埋めてやったことがある」
「後に知ったことだが、その施設には、ヴィータが家畜として収容されていた」
彼女のまつ毛が潤み、喉が震え、弱々しい声が吐き出される。
バフォメットは、スカートの裾をぎゅうと握りしめた。
視線はもはや彼ではなく、真下の虚空へと向けられている。
「結果、多くのヴィータを殺してしまったが、当時の我は特になにも思わなかった」
「その戦いに破れ、ヴァイガルドに逃げ、村を興し、そして貴様を買った」
「そのときには気づかなかったが、貴様の背中の焼き印は……」
握る手が、結ぶ口が一層固く締められる。
彼女の唇が、腕が震え、潤んでいた目からポロポロと雫が落ちていった。
「……その焼き印は、我が潰した施設のものと、同じだった」
永遠の別れを惜しむように、わあわあと泣き叫ぶバフォメット。
縋るように彼の肩に手をかけ、堰を切ったように流れ落ちる涙。
そして彼女は声を振り絞り、心の内を、自身への呵責を吐露していく。
「我があのとき潰した中に、お前の家族が居たかもしれない……っ!」
「我があのとき、お前を物言わぬ肉塊にしていたかもしれない……っ!」
「そして……そして我は、お前をまた、殺しかけてしまった……」
絞り出すように心の内を吐き出すと、彼女は椅子から崩折れ、彼によりかかり泣き崩れた。
自分のせいだ。
全て自分のせいだ、と。
両の手で顔を覆い、懺悔をするように、その場にうずくまる。
彼は、応える。
「僕はここにいます。今、生きて貴女の側に居ます」
「──全部、貴女のおかげです」
ボフマンは、すべてを包み込むように彼女を抱きしめた。
面を上げた彼女を、ただひたすらに見つめていく。
そのまま、彼は顔を近付け、震える彼女の唇をついばみ、
ゆっくりと、深く深く唇を、想いを重ねていった。
まるで初めての接吻のような、切ない声が彼女の口端から漏れる。
感極まった息が吐き出され、息継ぎもままならぬ内にまた接吻で塞がれる。
くぐもった甘い声が、彼の唇を震わせ、彼の声もまた、彼女の唇を震わせた。
お互いがお互いを激しく求め、一つに混じり合うような接吻が半刻ほど続いていった。
「んっ……♡ ふぅ……♡ ボフマン……ボフマンっ……♡」
彼の名を呼び、彼もまた彼女の名を呼ぶ。
絡ませあっていた舌と舌がゆっくりと離れ、その舌先から、つうと細い糸が垂れていった。
じいと見つめられ、彼女は思わず目を逸らす。
初恋をした少女のように、手をもじもじとさせ、頬を真っ赤に染めるバフォメット。
そんな初々しい姿の彼女に、彼もまた、ただひたすらに想いをぶつけていった。
「……みんなのために頑張る優しい貴女が好きですっ!」
「……僕を受け止めてくれる貴女が好きですっ!」
「僕を大事に想っていてくれる貴女が、貴女を僕は……っ!」
「わかった、わかったから!」
彼に絆され、羞恥で余計に萎れていくバフォメットは、降参と言わんばかりに彼の口を塞ぎ、ぜえぜえと肩で息をした。
息を吸い、息を吐く。
それでも鳴り止まぬ鼓動に苛まれながらも、彼女は、彼の想いに応えていく。
「言葉はもういい、だから」
「我を、抱いてくれ……♡」
呆ける彼の手を引き、彼が横たわっていたベッドへと移る。
何度も交わっているにも関わらず震える、お互いの手を固く結び合わせ、
ベッドの端へ、ボフンと音をたて座った。
彼の膝に、バフォメットが手を添え、彼は彼女の唇をまた啄んでいく。
前のめりになる彼を誘うように、少しずつベッドの中央へと下がり、
バフォメットは、仰向けで彼をじいと見つめた。
彼が覆いかぶさる前に、彼の首元に腕を回し、今度は彼女から唇を重ねる。
顔を引き寄せ、ふうふうと息を吐きながら、小鳥のさえずりのような音をたて彼の唇を食んでいった。
彼女の上着の結び目に、震える手をかけ解いていく。
するりと抜けたサテン生地が、彼女の肌をこそばみ、脇腹の下へと退けられた。
重みで左右に広がる、たゆんとした胸を持ち上げると、彼女の口からほうと甘い吐息が漏れる。
汗ばみ、張り付く乳肌に五指を埋め、ゆっくりと、回すように揉み込んでいく。
むに、もに、むにゅん
「ふぅっ……♡ んぅ……♡」
コップを持つように胸を伸し上げ、じんじんと疼く小指の先ほどの乳首を、親指の腹でいじくり回す。
押しつぶし、捏ねくり回し、掻くように弾くと、彼女の声が湿っぽい艷やかなものへと変わっていった。
くり、こり、こりゅ、かりっ♡
「やぁっ♡ あんっ♡ ボフマン♡ もっと♡」
彼女に求められ、ボフマンはより強く、よりいやらしく乳首を弄ぶ。
彼女の出す声が、意味を持たない音に変わった頃に、彼は弄る指を止めた。
「あ……♡ うぁ……♡」
彼は、優しく胸を握り込み、突き出した舌先を、乳首へと押し当てた。
呆けて見えていなかった彼の舌が突然当てられ、彼女は目を見開き、驚きの嬌声を上げる。
「ひゃあうっ♡ んんっ♡」
ちろちろと舌先で弄ばれ、突沸のように声が弾け、
舌の腹でねっとりと舐られ、気の抜けた震える声が、彼女の艶めいた唇から漏れ出でる。
乳首を吸い、舌で舐め回していく度、細っこい喉が緊張と弛緩を繰り返し、啜り泣くような鼻声と、乞い縋るような吐息が絞り出された。
れろ、れりゅ、れるん、ちゅぴっ♡
「ひぅっ♡ はぁ……♡ んんっ!♡」
ボフマンの頭に縋り付くバフォメット。
もっと吸い付いてほしい、もっと弄んでほしいと、彼の後頭を掴み、ぐいぐいと胸に押し付けた。
ボフマンは、息継ぎもままならぬほどに胸に押し付けられ、彼女へずぶずぶと溺れていく。
朦朧とする意識の中、赤児が乳を求めるように、乳首をキュウと甘噛みした瞬間、彼女は体を反らし、蕩けるような甘い絶頂に包まれた。
ぎちっ♡ ぎぢぢっ♡
「────っ!♡」
絶頂した乳首が、天を仰ぎピクピクと震える。
もぞもぞと身悶えしている彼女を、いたずらっぽい笑みで見つめたボフマン。
彼はバフォメットの両乳を優しく揉み、快楽を継続させていく。
しばらくの間、全身を苛む甘ったるい痺れに晒され、彼女の顔は、目の前の雄に交尾をしてほしいと、いじらしく媚びるような表情に変貌した。
ボフマンは、彼女のスカートをするりと上げ、腰のあたりで巻き留める。
今まで感じもしなかった羞恥が心に宿り、バフォメットは太ももを重ね、弱々しく抵抗をする。
しかし、彼が太ももに手を這わせただけで、力が抜け、閉じられていた脚が、自然と緩んでしまった。
自ら乞うているかのような体の反応に、目を潤ませ、喉から唸り声を上げるバフォメット。
そんな彼女を愛おしそうに眺めつつ、ボフマンは、彼女の下着を奪い取っていく。
ねち、と愛液が垂れ、下着と女陰の間に柱を立てる。
バフォメットは、足首にかけられた下着の冷たさで、自身の体がどう反応したかを分からされ、とうとう顔を隠してしまった。
彼女が見ていないのを確認し、陰核の真上から、指を降ろしていく。
指先と、濡れぼそる先が触れた瞬間、予想だにせぬ刺激に驚いたバフォメットの、素っ頓狂な甘声が、顔を覆う腕の下から聞こえてきた。
声に中てられたボフマンは、そのまま陰核を執拗につついていく。
つつかれる度に彼女の腰が跳ね、引きつった嬌声が断続的に吐き出された。
ちゅくっ、ちゅっ、ぢゅくっ、くりゅっ♡
「ひっ♡ うっ♡ やっ♡ んっ!♡」
ひくつく膣口から、愛液が止めどなく溢れ、トポトポと流れ落ちるそれは、彼女の尻を、シーツを濡らしていく。
それに気づいたボフマンは、陰核をつつくのを止め、彼女の膣口に指あてがった。
羞恥が限界に達し、身を捩り抵抗しようとするも、男子元来の力で押さえられてしまう。
太ももを裏から掴み上げ、ぐいと尻をあげ、彼女の秘部を、天井へ向け晒さしていく。
唸り声を喉からひり出すことしかできないでいる、バフォメットの愛らしい姿に、彼は嗜虐心をもたげさせ、上向きにパクパクと開閉する膣口へと、指を埋めていった。
抗議の唸り声を、気の抜けた甘ったるい声に変えられ、その羞恥で唸る声もまた、媚びるような嬌声へと変化させられる。
小動物を可愛がるように、つぷつぷと指を滑りこませ、子を撫でるように、膣壁をこそばんでいく。
くちゅ、くちっ、ぐぢゅ、ぢゅぷっ♡
「はぅ♡ ゔぅ♡ このっ♡ やっ♡ んぅう♡」
脳が焦げるような快感に、本能的に逃げ出そうとするが、腰の下を、足でがっちりと押さえ込まれてしまい、動かせない。
肉壷を弄ぶ指はどんどんと速くなり、優しかった愛撫は、次第に激しく、雄々しい動きになっていった。
ボフマンは、指先を腹側に捻り、ぬとりと押し返す膣肉の中から、少し固い所を探り当てる。
亀頭を擦り上げられたときのように、強張るそこをズリズリと刮げていった。
悲鳴のような声を上げたバフォメットの視界が、チカチカと点滅していく。
聡明な彼女からは想像出来ないような、気の抜けた嬌声が喉から抜け出でる。
ボフマンは、腹側からも膣を押さえつけ、強張るそこを一層激しく擦りあげた。
ずりゅっ♡ ぞりゅっ♡ ぞりっ♡ ぞりぞりぞりぞりっ♡
「おっ!?♡ おっ♡ ほっ♡ へぁ♡」
彼女の声の間隔が、次第に短くなっていく。
暴れる足を押さえつけながら、尚もしつこく擦り上げると、彼女の肉厚な女陰がぷくりと膨れ、絶頂とともに潮が吹き出てきた。
ぷしっ♡ ぷしゅっ♡ パタタタ♡
「────っ!?♡ っ!♡ っ!?♡」
彼女の絶頂が落ち着くまでの数分の間、放物線を描いて放たれた潮は彼女自身を、青年を、そしてシーツをこれでもかと濡らしていく。
舌をだらりと出し呆ける彼女は、幾度か身を跳ねさせた後、身をこそばむ快楽の中、その意識を手放した。
§ § §
「まったく、よくも我にあのような……あのような痴態をっ!」
彼女が気絶している間にシーツを片そうとしたが、勢い余って転げ落としてしまい、羞恥と痛みで泣き腫らした彼女に小突かれ続ける青年。
「す、すみませ……痛っ! お腹はまだ傷が……痛だだだっ」
散々小突き回し、隅に追いやった青年に向け、フンと鼻を鳴らし手招きをする。
一枚、一枚とはだけていた服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿になっていくバフォメット。
そして、明かりを一つずつ落とし、ベッドの横へと手持ちランプを移した。
慌ててベッドに飛び乗る彼の胸ぐらを掴み、手早くボタンを外していく。
お互いに、生まれたままの姿で、向き合い、見つめ合う。
緊張で喉を鳴らす彼に、バフォメットはいたずらっぽい笑みを浮かべ、首根っこを捕まえた。
彼の耳に、吐息混じりのハスキーボイスで、ぼそりと呟く。
「メギドとヴィータの間でも、子は孕めると手下から聞いた」
M字に脚を開き、女陰を手で拡げていく。
彼の陰茎が、彼自身を急かすようにビクリと跳ねた。
今更ながら踏ん切りがつかない様子の青年に、フフンと鼻を鳴らしたバフォメットは、トドメの一撃の一言を言い放った。
「……我の
襲いかかるように、彼はバフォメットに覆いかぶさる。
やや無遠慮に亀頭を押し付け、膣口の位置を探っていった。
数度滑り外れる彼の陰茎を、バフォメットは優しく握り込み、未だ濡れぼそる淫穴へと誘導する。
つぷつぷと音をたて差し込まれる感触に、互いに気の抜けた喘ぎ声を上げた。
すぐさまに腰を動かそうとするのを押さえつけ、互いの性器の感触を、ゆっくりと味わっていく。
「よもや、お前とこんな関係になるとは思わなかったな」
「僕は、ずっとこうなることを望んでました」
彼からの言葉で、ボフンと音がなるように顔を上気させるバフォメット。
少し涙ぐみながら彼を睨めつけ、腰を蹴り上げる。
それを合図とし、彼は、ゆっくりと彼女の膣奥へ肉棒を埋めていった。
彼女は愛らしそうに鼻を鳴らし、彼を聴覚で煽っていく。
ねちりと互いの体液が絡み合い、腹と腹に淫らな汁が橋がかる。
深呼吸をするようなペースで、柔く、優しく抽出と注入を繰り返した。
にぢ、にぢゅ♡ ぐぢゅ、ぢゅぷ♡
「ふぅんっ♡ はぁ♡ ボフマン♡ もっと♡ もっとぉ♡」
彼女の、冗談混じりの喘ぎ声に脳が焼け焦げ、動きを抑えられなくなる。
深呼吸から、速歩きのペースに、
陰茎を抜き差しして、彼女の膣壁をゾリゾリと掻き、こそげていく。
彼女の冗談混じりの嬌声が、次第に余裕のない、本気の声に変わっていった。
彼女の膣奥に亀頭でノックをしていくと、裏筋辺りに固いものが当たる。
亀頭の裏でそこを撫で回すと、バフォメットは一層甘い声を上げた。
またボフマンの首根っこを掴み、耳元でささやく。
「んっ♡ ふぅっ♡ 子種を、欲して、子宮が、降りてきたな♡」
「……我を、孕ませてみせろ♡」
速歩きから、全力疾走のペースで、
ボフマンとバフォメットを繋いでいた行為は。愛を紡ぐ甘い交わり合いから、
子を孕ませる、オスとメスの交尾に変わった。
肉と肉のぶつかり合う音が、淫らな水音とともに部屋に響き渡る。
ついばむような接吻は、互いを貪るような淫靡なものへと変貌し、
口から溢れる声は、悲鳴とも嬌声ともつかない、野性的で激しい音色に変化していった。
ばちゅん♡ ばちゅん♡ ぐぢゅん♡ どぢゅっ♡
「あぁっ♡ んっ♡ ぼふまん♡ ぼふまんっ♡」
どぢゅっ♡ ぐぢゅんっ♡ ぐちゅっ♡ どぢゅんっ♡
「いっ!♡ おぉっ!♡ われのナカにっ!♡ たっぷり♡ そそいでくれっ♡」
「バフォメットさん……バフォメットっ! 膣内に……!」
彼が、バフォメットの叫び声をかき消すように宣言する。
感覚が混ざり合うような、焦がし焼かれるような快楽に、
互いに手を組み、口づけをしながら堕ち、沈んでいく。
二人の脚に、快感の予兆が昇ってきた。
太ももは痙攣し、足先は縮こまり、
それでも彼女を、彼を求める腰は止まらない。
五回ほど大きく腰を打ち付け、
最後の一回で彼女の子宮めがけ、泥のように粘りつく、濃い、熱い精液をぶち撒けた。
びゅぐんっ♡ びゅぐっ♡ びゅうっ♡ びゅっぐ♡ びゅちっ♡
「いぁっ!♡ んぉっ!♡ お……♡…………っ♡」
「ふぅっ……! はぁっ……! ぐぅ……! バフォメットっ……」
バフォメットの子宮に、ドロドロの精液が注ぎ込まれ、みっちりとその内を満たしていく。
ずるりと抜かれた彼の陰茎が、余韻でビクビクと跳ね、
同じく、彼女の女陰が、未だ最高潮で達し続け、ひくひくと痙攣していた。
子宮に入り切らなかった特濃の精液が、膣口からとぽりと垂れた。
§ § §
秋口の隙間風で冷やされ、二人はきゅうと縮こまる。
バフォメットはベッド下から、覚束ない手で毛布を取り出し、お互いを包み込んだ。
名を呼び合いながら、溶けて消えてしまいそうな悦楽の中に身を委ねていく二人。
顔を突き合わせ、何度も口づけを交わし、微睡む夢の中へと落ちる前に、
バフォメットは、ボフマンに満ち溢れる愛を注いでいく。
「一度しか言わぬから、よく聞け」
「ボフマン、貴様の名は、本来贄を意味する言葉なのだが」
「……バフォメットという悪魔に、捧ぐ贄となってはくれぬか」
きょとんとした顔を向けるボフマンは、羊のような白髪を掻きあげ、苦笑いをする。
彼女の慈愛に満ちた顔が、途端に不機嫌なものに変わり、
彼は、なだめながらも彼女に意味を問うた。
「えっと、つまりどういう……?」
「ええい、必死に考えた殺し文句を理解せぬとは……」
咳き込み、深呼吸をし、羞恥からか涙を浮かべながら、
ランプに照らされ一層赤らむ頬を綻ばせ、
彼女は紡ぐ。
「一生離れたくない」
「……ずっと、ずっと我の側にいてくれ」
実りを運ぶ豊穣の風が、二人だけの屋敷にそよいだ。