バフォメット村長が病弱ショタ気味青年に無知ゆえに好き放題してしまい、最終的に好き放題されて、ぐちゃぐちゃに混ざり合って最終的に二人で幸せになる話 作:五角ちくわ
村長に情緒をぐちゃぐちゃにされながら、一生甘々手コキでイかされ続けたい。
0621 一部文字化けの修正。公式設定との齟齬を修正。
二章 悪魔の右手
あの日から四日、僕は自慰をすることが出来なくなってしまった。
正確に言うと、自室で自慰をしようとするたび、
「おい貴様! 自慰をする時はちゃんと呼べと言っただろう!」
タイミングを計算してか、バフォメットさんが部屋に乗り込んでくるようになったからだ。
「ちょっと! 本当に全部搾り取る気なんですか!?」
「ええい、だからそういっておるだろうが! 今日こそこの瓶いっぱいまで絞るぞ!」
そう言うと彼女は、肩掛け鞄から香油を取り出し、右手に塗りたくった。
脇に抱えていた、半分ほど精液の溜まっているワイン瓶の口を僕の亀頭にあてがい、テラテラとひかる右手で手淫を始める。
陰茎の先端を、望遠鏡を覗き込むように見ながら、彼女は、にぢにぢと態とらしく音を立て僕の陰茎を扱いていった。
「バフォメットさんっ……! なんか前より上手くなってませんか……!」
「合間を縫って学んだのでな。これくらい朝飯前だ」
握っては緩め、握っては緩め、彼女は、牛の乳をより多く搾るように、一滴残らず搾精しようとした。
立場的にも上位の彼女から家畜扱いされているように感じ、僕は、ひどく赤面し泣き出しそうになってしまう。
勝手に腰が浮き、もっとシてほしいと乞うように自然と、鈴口を彼女の顔に押し付けようとした。
しかし、あくまで精液が欲しいだけの彼女は、邪魔をするなと言わんばかりに、肩で僕を押さえつけ、手の動きをより一層激しくさせる。
にぢ、にぢゅ、ぐぢゅん、ぐちゅっ
「うぁ……! だ、バフォメットさん……。せめて口の中に出させてください……!」
「駄目だ。経口摂取でフォトンを取り込めるかもわからんのでな。それに、顔は蕩けきっておるではないか」
気持ち良いのだろう?
そう挑発した彼女は、手を止めるどころか、瓶詰めのドレッシングを振るように、乱雑な手振りで僕の肉棒をいじめ抜いていく。
香油と先走りでコーティングされた僕の陰茎と彼女の手が、ぐちゃぐちゃと交わりあう音が、部屋中に響いた。
それと同時に、子供のような僕の嬌声も反響し、手に、音に引きずられ、どんどんと情けなくなっていく。
「クフフッ、女衆が貴様を『かわいい』と言う気持ちが少しわかってきたな。ほれほれ、はやく精液を出さんと、もっと激しく魔羅を扱かれてしまうぞ♡」
「か、かわいいって言わないで下さい!……ふぁっ……くぅっ……や……」
ぐぢゅ、にぢゅ、くぢゅ、にぢゃ
陰茎も、耳も心も、プライドも、ぐちゃぐちゃに溶かされ、弱く堕ちていく。
今出したらもっと彼女に堕ちてしまう、そんな風に思わされてしまい、ただひたすらに射精を耐える。
しかし、とうとう押さえきれなくなり、僕は、無機質なワイン瓶目掛け精を吐き出してしまった。
びゅぐん、びゅっく、ぶびゅ、びゅくく
深緑色の瓶の中に、とぷとぷと精液が注がれていく。僕は精気が抜けるような感覚に陥り、気を失いそうになってしまう。
彼女は、残っている一滴も惜しいと、根元から亀頭まで、指でつくった輪で尿道の中の精液を絞りあげていった。
「はぁ……ひゅう……はっ……はぁ……」
「ご苦労。さて、こういう生の素材は鮮度が大事だからな、今日は後3回ほど出して貰わねばならぬ」
「ちょ……お願いしますとは言いましたけど、一日にそんなに出せませんよ!」
そう言うと彼女は、少し悲しそうな顔を僕に向けた。
悲しませてしまった罪悪感が、心に満ちてくる。
「本当に無理か? 我が野望のために、あと少しでいいから協力してはくれぬか?」
「……まあ、あと少しなら多分──」
僕が言い終わる前に、彼女は懐から小瓶を取り出し、ドロッとした真っ青の液体を、僕の口の中に流し込んだ。
苦味と酸味と甘みとの混ざった、腐りきったブドウのような味。思わず吐き出しそうになるが、彼女に口を塞がれ、飲み込むしかなくなる。
喉に焼けるような刺激が走る。
どうにかして液体を飲み込むと、彼女はニヤリと笑い、僕の口に付いた、残りの液を拭き取った。
「ほれ、改良した我滋養強壮薬だ。味もそれなりに仕上げたから、今回は飲みやすかったろう?」
「そ……ソウデスネ……オイシカッタデス」
味は兎も角、効果は確からしく、数刻もしないうちに頭は冴え、息も楽になってきた。
しかし同時に、下半身に熱が宿り、萎びていた肉棒はみるみるうちに固く、大きくなっていく。彼女は、ほころばせていた口角を、一層釣り上げた。
「それっぽい材料を全て混ぜ込んでみたが、なるほど確かに効果はあったようだ」
下半身が熱い、お腹から先っぽまで、じんじんしている。
脳までもが焼けそうになっていると、急に、亀頭に冷たいなにかが当たる。目線を移すと、彼女は、パンケーキにハチミツを垂らすように、香油の残りの全てを垂らしていた。
足元に投げられた小瓶には、ひとしずくの油もなくなっている。
香油で冷やされ、それでもなお熱くたぎる肉棒に、つつっと指が這わされ、
もどかしさで、全身にいじらしい快感が走った。
「い……今敏感だから、ちょっと待ってくれませんか」
「駄目だ、あと少し出せるのであろう? 悪いが我が野望の為にしばし付きあえ」
彼女は、空気に触れただけでびくびくと跳ねる僕の肉棒を、筒状にした手で包み込んだ。
指の段差が当たる感触が、亀頭から竿、竿から根元へぬるりと移っていった。
にぢっ、ぐぢゅ、ぐぢゅん
薬で高ぶった性感を刺激され、足の力が抜けていく。
言葉にならない声が、アゴの震えでへなへなとした音に変わってしまう。
「ひぃ……うう……あぁ……」
「大丈夫か? 痛くないか?」
「いえ……きもち、いいです……もっと……して、ください……」
そう伝えると、彼女はいたずらっぽい笑みを浮かべ、徐々に、手の動きを早めていった。
ハンバーグを捏ねるような音から、石鹸で手を洗うような音へ、竿を擦り上げる響きが、段々と淫靡なものになっていく。
「あ……くぅ……ふぁ……あぅ……もっと……もっと……!」
「よしよしもっとだな。……我が野望の礎となるのだ、頑張るのだぞ」
触れるか触れないか、優しく、そしていじらしくもある手淫。
かと思えば、少し痛むほど握られ、膿を出すように捻りながら、陰茎をいじめられる。
四日前より、格段に技術の上がっている彼女の手淫は、僕の心をも弄ぶような緩急をつけれるほどになっていた。
身も心も彼女に預け、僕は、
「バフォメットさん……もうイきます……! い……くっ……!」
文字通り、精根尽き果てるような射精をした。
びゅぐ、びゅる、びゅぷ、ぴゅくん
また、鈴口から漏れ出る精液が、瓶の中へと注ぎ込まれていく。
頭がまっしろになる。思考がまわらない。
抑えていたふるえが一気に開放されて、座ってもいられなくなり、体がくの字に曲がり、前にたおれこみそうになる。
すると、彼女が肩を掴み、僕をぎゅう、と抱きしめた。
震えがゆっくりと消えていき、ぼやける意識が、少しずつ戻ってくる。
「よく頑張ったな、褒めてやろう」
「あり、がとう……ございます……」
彼女の髪が頬に当たり、こそばゆくなる。
窓から差し込む陽の光と、腹の空き具合から、昼時なのがわかり、昼餉を用意するためにゆっくりと立ち上がろうとするが、
「おっと……少し横になれ、少し無理をさせてしまったな」
膝に力が入らず、危うく倒れそうになってしまう。
体を支えていた彼女が、僕をベッドへと押し戻し、毛布を一枚掛ける。
彼女の細い指が、僕の髪をさらとかき分けた。
そのまま頬に当てられた手に、一度も会ったことのない母親の姿を、刹那のあいだ幻想してしまう。
「ふむ、大丈夫そうだな。どこか病んだりしてないか?」
「大丈夫です。……少し、疲れましたけど」
彼女は、ふうと息を吐くと、母親のような眼差しの顔から、征服者らしい不遜なにやけ顔に戻った。
床にしゃがみ、八割ほどを満たす瓶を持ち上げ、僕の精液の匂いを瓶口から嗅ぎ、満足そうな笑みを浮かべる。
「えっと、それで足りますか?」
「まあ、予定よりも少し足りないが、貴様が頑張ってくれた成果だ。大事にあつかってやろう」
少し残念そうな目になった彼女は、瓶を振り、僕に成果を見せてくれる。
この場で一息に飲んでくれないだろうか。
そんな事を思っていると、彼女は、ポンと肩を叩き、その場を離れようとした。
「さて、これだけの濃度のフォトンを経口摂取した経験はないのでな、どうするかは我の手下に研究させてからにしよう」
彼女は、鞄から大きな鍵を取り出し、どこかへ向かおうとする。
つまりそれは、焼け付くほどの搾精が、終わってしまうことを意味していた。
「バフォメットさん。あの……僕もう少し、射精できそうなんですけど」
もっと触ってほしい。
もっと精を搾り取ってほしい。
もっと、ぐちゃぐちゃにしてほしい。
愛し合えないのなら、交わり合えないのなら、
せめて、ずっと狂わされたままにしてほしい。
焦がれる想いを隠し、あくまで従者として彼女に進言をする。彼女は、目を丸くし、精液瓶と僕の顔を交互に見やり、数刻思案した。
「本当に大丈夫なのか?」
本当は、もう限界だった。
もともと体が弱かったのか、奴隷時代の環境が悪かったのか、
僕の体は、もう修復不能なほどに壊れていた。
言葉の話し方から、仕事の仕方。何をすればいいか、どう生きればいいのか、
彼女から、村の人から、優しく教えられ、厳しく育てられ、少しずつ人間になっていった僕の、唯一治せなかったところ。
「はい、あと一回くらいなら……」
それをひた隠し、彼女を求める。
「わかった。その献身を賞して褒美をやろう。何かしてほしい事を言え」
急に降って湧いた褒美に、一瞬思考が停止した。
軋む思考をどうにか奮い起こし、急激に加速させてゆく。
交わってほしい。
けどそれは絶対断られる。それに、彼女に嫌われたくない。
どうにか知恵を振り絞り、彼女からの拒否されない、そして、僕ができる最大の要求を、彼女に投げかけた。
「キスを……キスをしてくれませんか」
「接吻か、よかろう」
僕の上に、彼女がまたがり四つん這いになる。
彼女の顔が、近づいてきた。
恥ずかしさで顔から火が出るほど赤熱し、逸らしそうになるが、
彼女の、艶めく唇から目が離せず、穴が空くほどの熱い視線を送ってしまう。
吐息が、重なり当たった。
彼女の体温が、肌に伝わる。
「ん……つちゅ……ちゅ……」
ミントの爽やかな芳香の奥に、彼女自身から出る、牛乳のような、淡い甘みが口の中に広がる。
舌を絡ませ、舌先をちろちろと重ね合わせ、唇を吸う。
「ん……ぷぁっ……まだしたいか?」
「んっ……はぁっ……まだ、したいです」
そう言うと彼女は、僕の腰に手を這わせ、太ももを撫でつけ、下からなで上げるように、僕の陰茎をキュウと掴んだ。
接吻を続けながら、手で包み、指でカリカリと陰茎を掻き、こそばんでいく。
恋人同士のような甘ったるい行為に、僕は狂い、熱されていった。
ちゅ、ちゅぴ、れりゅ、つちゅ
にぢゅ、ぐぢゅ、にちゅ、ぐちょ
「ん……バフォメットさ……ちゅ、好きです……す……んぅ」
「むちゅ……我も貴様を好いておるぞ……ちゅう……ちゅ」
彼女は、子を思う母親のような口調で、僕に好意を伝えてくれた。
それでも、それでもと彼女への想いを舌に乗せ、彼女を求める。
「はぁっ……はぁっ……んっ……バフォメットさ……ちゅ……」
「ん……亀頭が膨らんできたな……ちゅう、ちゅ。そろそろ射精するのだな?」
コクコクとうなずきながら、彼女の舌を、唇を啄んでいく。
目がチカチカする。切ないけど、気持ちいい。
亀頭を揉み込むようにいじり回す彼女の手に目掛け、
「ちゅ……バフォ……ん……イきまひゅ……イ……ぐぅっ……!」
最期になってもいいと、僕の全てを放出した。
びゅくん、びゅう、びゅぐん、ぴゅく、ぴゅぴ
「ちゅ……れる、ちゅっ。……すごいな、今までで一番多いぞ」
「はぁっ……!ふぅっ……げっほ……あり、がとう……ございます……」
彼女の手の中に、精根尽き果てるほどの量の精液が、とりもちのように、ぷるぷると張り付いている。
その様子をぼうっと見ていたが、僕はそれが良くないということに気づいてしまった。
「バフォメットさん……瓶の中に入れないと……!」
「いやいい。なんだかわからないが、この精液はこのままがいい」
彼女は、僕の目の前まで右手を差し出し、精液を弄び始めた。
子供が泡で遊ぶように握り、離し、また握る。
その度ににぢにぢと鳴る淫靡な音で、僕の陰茎が反応し、ゆるりと持ち上がっていった。
「どうしてほしい?ボフマン」
また彼女は、僕からの要求を飲もうとしてくれる。
思い悩むこともなく、本能から、反射的な答えがすぐに出てきた。
「飲んで下さい……飲んでほしいです」
彼女はそれを聞くと、手首を口に近づけ、零れそうになる精液を舌ですくい取った。
そのまま、精液を舐め取り、手のひらに溜まったものをちゅるちゅると吸い取り、指先に付いた残りも、こそげ取っていく。
ずずう、ぢゅる、ちゅぴっ
「あの……味は……?」
いつも通りの、栄養だけを重視した感想が飛んでくるだろう。
その予想は、良くも悪くも当たってしまい、
「ん、滋味に富んだいい味だ」
それでも、彼女からの感想を聞けて、僕の心が満たされていく。
しかし、十分に満たされたはずの僕の心に、
「後はそうだな……貴様の匂いと、味がするな」
突然、剛速球が投げつけられた。
彼女は、呆ける僕の胸ぐらを掴み、すうと鼻息を吸う。
そのまま恍惚そうな声をあげ、どくどくと鼓動する亀頭の、残った精液をすくい、舐めとった。
指についたソースを味わうように、名残惜しそうに、小悪魔的な笑みを浮かべて。
「貴様の匂いと、同じような味がする。……悪くない味だ」
彼女の、いたずらっぽい満足げな笑みで、
パンパンに膨らんだ心に満たされていた気持ちが、濁流のようにうねり、想いは決壊して溢れ出してしまった。
喉から、声がせり上がってくる。
もう、止めることはできない。
「バフォメットさん……!僕は貴女が本当にす……!」
「おっと、そろそろ定時報告の時間か」
僕が抱きつこうとした瞬間、彼女はすっくと立ち上がった。
勢い余って、ベッドからずり落ちそうになる。どうにか体勢を立て直し彼女を見ると、僕の精液が入った瓶に、愛おしそうに頬ずりをしていた。
「クフフッ……うまくいけば、ソロモンなしで力を……!」
「あの……バフォメットさん……?」
「おっと、労いの言葉がまだだったな。……ありがとう、ボフマン」
近づいた距離がまた離されたようで、心がじくりと痛む。
彼女は、僕をベッドに寝かしつけると、別れの一言を言い部屋から出ようとした。
「貴様と、女衆のおかげだ」
彼女を引き止める。
激烈に嫌な予感がする。
香油の作り方を聞いたくらいであってくれと、心の底で願い、そして彼女に疑問を投げかけた。
「女衆のおかげって、あの、どういう……」
しかし、実際の状況は、思っていた以上に悪い方向へと進んでいた。
「貴様の精液を搾り取りたいから、やり方を教えろと女衆に聞いたのだ。あやつら、聞いてもいないことをまくし立ておるから、随分と難儀したぞ」
「…………え?」
──わかっていたはずだ。
「やれ、初めては優しくしてやれだの、ちゃんと避妊をしろだの。交尾が目的でない事を伝えても、一向に話を聞かん! まったく、ヴィータの女どもはいつもそうだ」
「バフォメットさん……あの……」
──人と少しズレのある彼女が、明け透けにものを喋るかもしれないと、
「大体、繁殖が目的のはずなのに、何故それを避けるのだ? ヴィータの文化は大いに研究したが、性のあれやこれやに関しては全く理解でき──」
「村長!!」
──わかってはいたが、こんなことになるなんて……。
僕の制止をようやく聞いてくれた彼女は、目を丸くしてこちらを覗き見る。
何故僕が泣きそうになっているのか、何故村の女性たちが喜んでいたのか、まったく理解していないだろう表情を見て、僕は、
「お願いだから、もう許して下さい……」
諦めの懇願を、ひねり出すことしかできなかった。
「お、おぉ……よくわからんが許してやろう」
それすら伝わっていないこと。そして恐らく、いや絶対に、村の女性陣に僕が搾精されていることを知られたこと。
そして、女性陣経由で、男性陣にもバレただろうことに絶望し、僕は、うめき声をあげて、ベッドの上でのたうち回った。
「だ、大丈夫か貴様? まるで締め切り前なのに原稿が上がっていなくて自暴自棄になっておるフルーレティのようだぞ!」
彼女の言っていることが耳に入ってこない。
頭の中にあるのは、村人たちに囲まれ、有る事無い事を聞かれた時にどうすればいいかの堂々巡りだけだった。
あの人は絶対に茶化すだろう、その奥さんは、何度も断った精力剤を、今回こそはと押し付けてくるだろう。
僕は気が遠くなっていく。
あすから、どんな顔で生きていこうか。
赤くなっていく空を眺めながら、僕は思考を放棄し、そのまま意識を手放した。
「……我、何かまずいことでもしたのか?」
僕がその日最後に聞いたのは、彼女の、疑問形の独り言だった。
了