バフォメット村長が病弱ショタ気味青年に無知ゆえに好き放題してしまい、最終的に好き放題されて、ぐちゃぐちゃに混ざり合って最終的に二人で幸せになる話 作:五角ちくわ
次でラストにしたい。
あれから一週間。
彼の意識は、未だ戻っておらず、ただただ無為に時が流れていた。
「……容態は?」
ボフマンを看ていた医者が、沈痛な面持ちで首を横に振る。
どうにもできない、と医者から暗に伝えられ、バフォメットは歯をギイと食いしばり、拳を振り上げた。
「っ……! 我が何のために貴様を呼んでいると思っておる! 何も出来ぬというのか? ふざけるのも大概に──」
振り上げた拳を、彼女はゆっくり降ろした。
「いや、全部我の責任だ。……怒鳴ってすまなかったな」
自身の無力さでうなだれるバフォメットに、医者は深々と頭を下げ、寝室を後にする。
二人だけになった空間。張り詰めた空気の中、か細い呼吸音だけが静かに響いた。
何か出来ることはないのか、と彼女の頭に思考が渦巻く。
何も出来ることはないのか、と彼女の頭に不安が渦巻く。
冥い感情で満たされ始めていた彼女に、
「バフォメット、いるか?」
一筋の希望が訪れた。
先ず目に着くのは、褐色の肌を覆うタトゥーの幾何学模様、そして、そのタトゥーをひときわ目立たせる、肩に掛けられたベスト状の黒い服。
本来腰までの布地は、太もも辺りまで伸びており、ドアを開けた風圧でなびいている。
左手の五指にはめられた紅い宝石の指輪、スラッとした黒いズボン。そして、そんな威圧的なファッションにも関わらず、人の良さがにじみ出ている顔にミディアムくらいの黒々とした跳ね髪。
太めの眉にキリとした目には確固たる意思が宿り、
真っ直ぐ、そして柔らかく結ばれた口には、人々を思う優しさがあった。
故郷を奪われ、そして世界を救うために奔走する少年──ソロモンが、仲間を引き連れバフォメットの元を訪れた。
普段から、彼に知略家としての期待を寄せているバフォメットは、彼にアドバイスを求めた。
愛する従者である、ボフマンを助けるために。
「西にある村が幻獣に襲われてさ、その帰り道で寄ったら、村人の様子がおかしかったから来たんだ」
不安が伝播してしまった村人たちの、不安そうな顔が彼女の目に浮かんだ。
重ねてうなだれるバフォメットに、ソロモンは、忖度なしの本音をぶつける。
「その人を助けられるかもしれない」
彼の後ろから、西の村人の治療に当たっていたメギドが現れる。
一人はサタナキア、もう一人はフォラス。
そして、医療機器をかかえ現れたのは、
「患者はアレかい」
「アレ扱いはやめてください」
オレンジ髪の長身の医者メギド──アンドラスと、
金髪のボブカットの看護婦メギド──バティン。
彼らはバフォメットから事情を聞く三人の横を素通りし、力なく横たわるボフマンの元へと向かった。
「脈拍も呼吸も薄いですね。それに、意識もないようです」
「声が聞けなくて残念かい?」
患者にわざと痛みを伴う治療をする癖があるバティンに対し、アンドラスはボソリとおどけてみせる。
彼の笑顔の向こう側の感情は、その目の無機質さもあって読み取ることが出来ない。
そんな彼に、バティンはメスのような切れ長の目をキュウと細め、感情の読み取れない淡々とした口調で言葉を返した。
「ええまあ。これだけ細いと、大した声も出ないでしょうが」
「それも、確かめないとわからないですからね」
毒を吐きながらも、青年のバイタルをチェックしていくバティン。
彼の腹や胸部を触診するアンドラスも、目線は患者に向けたままで頷き、彼の容態を確認する。
「……僕も、助けられる命は助けたいよ。ソロモン、面倒くさい話は四人で頼む」
自身を取り囲むフォラス、ソロモン、サタナキアの三人にバフォメットは事情を説明していった。
搾精をし、中止したこと。
村人にそそのかされ、交尾をしたこと。
それ以来せがまれ続け、四六時中交尾三昧だったこと。
ボフマンの事が頭から離れず、熱にうなされ薬を飲み、
副作用か何かで発情し、彼をレイプしたこと。
そして、彼が死にかけていること。
バフォメットの明け透けな性体験を聞かされ、気まずそうな顔をするソロモン。
事態の重さは理解しているが、どうしても彼女らの性的行為が頭に浮かんでしまう。
「十七のお前さんには、色々と酷な話題だな」
「いや、はは……。えっと、バフォメットは、その」
「発情期か何かだったんですか?」
看護をするバティンは、視線も向けずに言葉のナイフを刺した。
バフォメットが件の薬を手渡すと、興味なさげにアンドラスに押し付ける。
患者と薬を交互に見ながら、彼はふむとひとりごちる。そして、ボフマンを憂れんだ目で見やるバフォメットに向け、興味なさげに薬を投げ返した。
「これ、多分風邪薬ではないよ。話から推測すると、媚薬じゃないかな」
「まあ、渡し違いなんでしょうね」
話し合いを終えた三人が、バフォメットの元へ集う。
サタナキアは、納得がいかないといった風に肩をすくめ、眉を下げた。
「…………この人がヴィータだとしてもメギドだとしても」
「助けられるなら助けたい」
ソロモンがそう告げると、バフォメットの目から涙がつうと流れた。
震える唇をきゅうと結び、目を見開いた彼女は、暗礁に乗り上げた事態を打破する、希望の光をじいと見据える。
「……すまぬソロモン、頼むぞ」
「横から良いかな」
アンドラスが、ぬうと割って入った。
普段のポーカーフェイスに、わずかながら陰りが見える。
「申し訳ないけど、彼、治せそうにない」
沈痛な静けさが、部屋を満たしていく。
バフォメットは、震える声で彼に理由を訊ねた。
光りが消えた目で、縋るように彼の胸ぐらを掴む彼女の必死な形相に、流石のバティンも口を横一文字に結び、それでもと結論を言い放った。
「……医療的な処置ができる体力が、もう、残っていないです」
バフォメットが、ガクリと膝から崩れ落ちた。
残った道を閉ざされ、彼女の視界が灰色にぼやける。
絶望の縁から突き落とされた彼女は、もはや涙を流すことすら出来なくなってしまった。
「なんかこの人、ヴィータのはずなのに、メギドみたいだ」
青年をつぶさに観察していたソロモンが、青年の体に違和感を感じ取る。
内部にあるフォトンの、質の違い。
視ることの出来るソロモンだからこその視点に、全員がにわかに行動をしだす。
皮膚の一部を採取するアンドラス。
彼が切った跡を処置し、バイタルチェックを記録するバティン。
フォラスが彼の体を起こし、ソロモンとサタナキアが背中を見ると、そこには奴隷の証らしき焼き印がおされていた。
「! サタナキア、これって……」
しかし、二人にはそれが別のものに見えていた。
彼の背中に刻まれた焼き印は、ヴァイガルドに存在する、どの奴隷商のものとも一致せず、
「なるほどそうか、やっと合点がいったよ」
それは彼が何処から来たのかを示していた。
「──彼はペクスだ」
ペクス。
それは家畜を意味する言葉。
メギドラルにおいて、秘密裏に交配、繁殖させられたヴィータたちの総称であるその言葉を聞かれぬよう、
サタナキアはソロモンにだけ耳打ちした。
主に、研究施設での実験体として飼育されている彼の体に、何が仕込まれているかを慎重に探る。
爆発、暴走、幻獣化。
疫病を振り撒き、阿鼻叫喚を発生させる。
死後徘徊し、噛みつき同族を増やす。
考えうる最悪を想定しつつ、彼を生かすために、彼らはそれぞれの最大限を費やした。
ボフマンの頭を撫でるバフォメットは、泣きながらも、気丈に振る舞い、彼に微笑んだ。
§ § §
「だいたい調べ終わったよ」
サタナキアがそう告げると、その場にいた全員が彼に真っ直ぐ視線を送る。
たじろぎもせず、いつも通りの自信ありげな姿勢で、彼は確定事項を述べていった。
「彼はメギドの力に近いモノを有している」
「バフォメットや僕の能力──点穴に近いものだ」
塩のかけらを手にしたサタナキアは、フォトンを指先に溜めていき、ピンと欠片をはじく。
壁に当たったそれは弾け、小さな破片が花火のように散って舞う。
「彼はコントロール出来ていないようだけれどね」
彼の服をバティンが剥ぎ、アンドラスが幾つかの痣を指さした。
小指の先ほどの黒点が、点々と皮膚に拡がっており、
それは、彼の体を蝕んでいる原因が、表層にまで顕れていることを示していた。
「最初は内疾患の反応だと思ったんだけどね、フォトンの制御が出来ていないのが原因かい?」
「あくまで予測だけど、フォトンの一部が血栓のように溜まり、弾けて彼の内をズタズタしていたんじゃないかな」
彼が、湿り気のある咳を一つする。
口の端から、赤黒い血がどろりと垂れた。
バティンは彼を右側位にし、布で覆った指で血を掻き出す。
彼の体の限界が近づいていた。
「僕らのと違って、無効にすることのできる程度のものだけど、ここにはフォトンがない」
青年に寄り添うバフォメットに向け、冷酷ながらも、忖度のない事実を告げる。
「申し訳ないが、僕らに出来ることはなにもないね」
彼の言葉を聞いたバフォメットは、青年の襟首を握りしめた。
項垂れ、隠れる顔。青年の白いシャツにポツポツと雫が落ち、染みができていく。
「っ……!」
「サタナキア!」
「事実を言ったまでさ」
ソロモンがサタナキアに詰め寄るが、彼は意に介さない。
緊迫した空気の中、一人冷静に思考を巡らせていたフォラスが、面を上げた。
「待て、どうしてヴィータがメギドの力なんか持っているんだ」
「……結論から言うと彼、純粋なヴィータではないよ」
直接、青年の背中を見せようとするが、バティンに睨まれ肩をすくめる。
床に散らばる書類から一枚を拾い上げ、サタナキアは幾何学模様を描いていく。
彼の背中の焼き印と同じものを描きあげ、その場にいる全員に見せつけた。
「彼の背中に見覚えのある焼印があった。彼は……」
「ペクス」
声の主の方を全員が見やる。
視線の先にいたのは、バフォメット。
青年に寄り添っていた彼女が、涙を拭い立ち上がった。
「知っていたのかい?」
「……看病の合間に調べ上げた」
その瞳には、確固たる意思が宿り、この先に何をするか、何が起きるかを確信しているようであった。
懐から、一組の鍵束を取り出したバフォメットは、それをソロモンに投げ渡す。
「商人から買い取った遺物がいくつか倉庫にある」
「! なるほどその手があったか」
遺物──それは、メギドとハルマの古代大戦時に、ヴァイガルドに持ち込まれた道具や兵器群であり、
内包されるフォトンを使えば、一時的にメギドの力を発揮することも出来る。
「ああ、フォトンの殆どない村を守る為の最終手段として取っておいていた」
彼女は、机の上にあった天秤を、根元から折り曲げた。
すると、割れた面から仄かに光が浮かび、彼女の体へと吸収されていく。
「遺物のフォトンを使い、あやつの体から少しずつ、メギドの力を取り除く」
彼女が呪文を唱えると、密室に一陣の風が舞った。
敵の力を削ぎ、外部からの強化を断つ、覚醒したバフォメットの術。
それを、自身が守るべきものへと放つ。
「やつのメギドの力を解除、並行して治療を施していけば、やつは回復していくはずだ」
ソロモンとフォラスが、古今東西から集められた、様々な遺物を抱え床に広げる。
望遠鏡、ペンデュラム、指輪、鍵、宝石箱といったものが、普通のそれとは違う、妖しい輝きを放っていた。
「我は、こやつを、貴様らを信じている」
その場にいるものへ向けられる、真っ直ぐな視線。
それに呼応するように、それぞれが遺物を手に取った。
「それで治るなら、私は賛成です」
「僕も、治せるなら願ったり叶ったりだ。元気にならないと観察もできないからね」
バティンとアンドラスが頷き、医療道具を構え、
「やっと普段の君に戻ったね」
「愛する者を守りたいってんなら、何でもやってやるさ」
サタナキアとフォラスが、魔本と学術書を開く。
「バフォメット、俺はフォトンの制御を手伝えばいいんだな?」
ソロモンが左手を前に構え、バフォメットへ、そしてその後ろのボフマンへ視線を送る。
その視線を受け、彼女は頷き杖を構えた。
「ソロモン。貴様の軍団だ、号令は貴様がやれ」
「ああ。……みんな、力を貸してくれ!」
彼の声に呼応し、それぞれがソロモンの前に立ち並ぶ。
「……今度こそ、実験の被害者を救うんだ!」
「「──応!」」
一筋の糸を手繰り寄せるように、流転する運命を掌握せんと、彼は策を即興で作り上げる。
それぞれが遺物を取り出し、ソロモンの指示を介し力をコントロールする。
ボフマン目掛け、一陣の風が吹くと同時に、バティン目掛け力の奔流が降り注ぐ。
「そらっ! 一気に力を上げるぞ!」
「多少荒っぽくても、文句言わないでくださいね!」
彼女が元の姿──巨大な食虫植物に戻り、輝く花粉を青年に浴びせた。
青年の顔に、少し血の気が戻っていく。
それと同時に、彼の腹にミミズ玉のような跡が浮き、ミヂミヂと蠢き始めた。
「! 実体があるのか?」
「恐らく、点穴を扱える幻獣と融合させでもしたんだろう」
サタナキアとソロモンの分析通り、実体の伴う幻獣が、彼の皮膚を食い破り、外へと飛び出す。
「まずい! このまま放置するとアイツが死ぬぞ!」
「──アンドラス!」
「ハハっ! これもまた、一つの実験だな!」
そうアンドラスが叫ぶと、彼の体が、ペスト医師のような仮面を付けた異形へと変貌する。
彼は、毒々しい緑の液体が入った管を伸ばし、青年の体へと射出した。
そのままの姿で器用に傷跡を縫い付けながら、彼に液体を注入していくと、蒼白になっていた顔色が、少しずつ戻っていく。
「ソロモン! そいつの対処は頼んだよ!」
「──フォラス!」
「くっそ、俺はインドア派だっつってんだろうが!」
鉄の巨人のような姿に戻ったフォラスが、幻獣へ巨大なハンマーを振り下ろした。
しかし、凹んだ床には死体はなく、代りに、触手を最大限に縮こませ、金属並の硬度で攻撃を弾き返した幻獣が鎮座していた。
「っく! コイツ硬てえぞ!」
「毒を与えようにも、刃が通らないんじゃどうしようもないですね!」
バティンが、パイルバンカーのような武器で、ミミズ玉型幻獣に毒牙を突き立てようとするが、毒を与える以前に歯が通らない。
ソロモンたちが攻めあぐねている隙に、幻獣が縮こませていた体を一気に開放し、司令塔であるソロモンを直接破壊しにかかる。
「しまっ……!」
「油断しすぎだよソロモン」
丁度ソロモンの眼前にいたサタナキアが、その身で攻撃を受け、彼を守った。
点穴を溜めて放たれた体当たりで、サタナキアの肋骨が粉砕され、一部が内蔵に突き刺さる。
「サタナキア!」
「ぐぅっ……体力が全快じゃなきゃ死んでたな。だが、これくらいなら想定内さ」
ピンボールのように、辺りを跳ね飛ぶ幻獣。
天井を、床を、壁を弾けるような音を立て移動する幻獣は、遺物を広げていたスペースへと着弾し、動きを停止させた。
「おっと、これは想定外かも」
「……! しまった! フォトンを食われる!」
気づいたはいいものの、触手を拡げ片っ端からフォトンを喰らう幻獣を止める手立てが思い付かず。
みるみる内に巨大化していった幻獣の体が、部屋の天井までに達し、巨大な肉塊へと成長してしまった。
「おいおい、どうすんだよコイツ……」
「いや、これでいい」
肉塊の前に、バフォメットが立ちふさがる。
仁王立ちする彼女の体には、光の奔流が纏わっていた。
光を杖へと移し、呪文を唱える。何が起きるかをやっと理解した幻獣が攻撃に転じるが、それよりも先にソロモンが彼女にフォトンをまわした。
「──さあ、ひれ伏すがいい。メギドを震撼させた、圧倒的暴力の前に!」
彼女の体から影が伸び、どんどんと膨れ上がっていく。巨大な山羊の姿に変化した影がバフォメットを包み、その身をぬるりともたげさせた。
マスコットのような可愛らしい山羊の、腹が縦に裂け、中から四つ目の禍々しい真の姿が現れる。
口からだらりと舌を出し、十字瞳孔の目をギョロリと幻獣に向ける。
そして、最大限まで貯めた点穴を開放させ、蹄を肉塊へと押し埋めた。
開放された力が肉塊の内を駆け巡り、内部をズタズタにしていく。
幻獣は、その身を悶えさせ、辺りに触手をぶちまけながら、金属を擦り合わせたような甲高い声を上げ絶命した。
「はぁっ……はぁっ……思い知ったか」
青年を蝕んでいた悪夢が、グズグズと溶けていく。
深夜に起こった騒動は、一旦の決着をみせ、
辺りに、静寂が戻った。
§ § §
「万事は尽くしたよ」
アンドラスとバティンが、青年のいるベッドから離れ報告をする。
青年の呼吸は落ち着いているが、傷の影響もあってか未だに意識は戻らない。
「……確率は?」
バフォメットが唇を横一文字にして訊ねる。
その目は潤んでいるものの、覚悟の光が宿っていた。
「三割くらいかな?」
「……そうか」
ぎゅうと結ばれた彼女の口端が下がる。
そのまま彼女は一言も発せず、青年の横たわるベッドへと腰掛けた。
ポーカーフェイスを崩さぬまま、アンドラスは誰に向けるでもなくポツリと呟く。
「医者として嘘はつけないからね。僕だって、十割で助かると言いたいよ」
「……後はアイツが頑張るしかねえな」
そうひとりごちたフォラスが、部屋を後にする。
バティンが一時間ごとに見回りにくると告げ、彼のあとに続く。
負傷したサタナキアに肩を貸すソロモンが、バフォメットへ振り返った。
「……良くなるといいな」
彼女はソロモンへ視線を移さぬまま、コクリと頷いた。
客人用の部屋へとそれぞれが戻り、
サタナキアはバティンから手痛い治療を受け、
万が一に備え、仮眠を取る。
夜の静けさが、彼らの焦燥を掻き立てるが、夜の帳は彼らを等しく包み込み、微睡みの中へと誘った。
早朝、彼らを覚醒させたのは、バフォメットの泣き叫ぶ声だった。