喫茶店ラビットハウス。ココア、チノちゃん、リゼさんと三人の美少女が働いているその店に僕はコーヒーを飲みに来ていた。
「むむ……分かった! この舌にゆっくりと広がっていくほろ苦な味はキリマンジャロだね」
「違います、グアテマラです」
「嘘でしょ! な、ならこれは……うん、ブルーマウンテンだ!」
「うちのオリジナルブレンドです。全然、当たってないじゃないですか……」
「そ、そんなぁ……」
「この調子だとコーヒーの味を当てるのはまだ当分先だな」
お客さんは今のところ僕以外におらず、友達でもある僕の前では三人ともラフな感じで働いていた。働いていると言っても、暇ができたのかココアがコーヒーの味を当てる訓練に二人が付き合っているようだけど。
「ちなみにショウさんは完璧ではありませんが、ココアさんよりもコーヒーの味を当てることができますよ」
「なんだって!? 喫茶店で働いてないショウくんに現役の私が負けるなんてショック……」
「現役ってなんですか。ココアさんバリスタでもなければ、ただのバイトじゃないですか」
僕は彼女たちのやり取りに苦笑いしながらコーヒーをゆっくりと飲む。温かくて美味いコーヒーを飲みながら美少女とお喋りを楽しむ。とても平和な時間だ。
そんななか入口のドアがバタンと大きく開き、僕たちはいっせいにその方向を見る。入ってきたのは、こことは別の喫茶店《フルール・ド・ラパン》でバイトをしているシャロさんだった。表情からは焦りの色がにじみ出ており、様子がおかしい。しかも、そこの喫茶店用のコスプレみたいな制服を身につけた状態だし……働いてる時になにかあったのかな?
「シャロじゃないか。どうしたんだ、そんなに慌てて」
「はぁ、はぁ……従業中にすいませんリゼ先輩。ショウさん来てませんか?」
「ショウくんならそこでコーヒー飲んでるよ」
ココアの返しに、「良かったぁ……」と息を吐くシャロさん。僕は席を離れて彼女の元へ歩く。
「シャロさん、僕になにか用事でもあった?」
「しょ、ショウさんっ! ショウさんのお店って今日は定休日でしたよね?」
「う、うん。そうだけど……」
「ううっ……その上でお願いがあります!! 今すぐお店を開けて、私にお皿を売ってくれませんか!!」
……お皿を? 全然構わないが、そのために息を切らしながら僕を探しにこの店にまで来たのか? 未だに焦ってる様子は拭えないし、ひとまず彼女に落ち着くように言って、一体何があったのか理由を聞いてみた。
「……私、さっきフルールで仕事してた時に、ついうっかり皿を割っちゃったんです。それも十枚以上」
「そんなに!? 怪我は?」
「はい。幸い、どこも怪我しなかったです。けど、そのせいでお皿を弁償することになっちゃって。しかも、その皿がショウさんにオーダーして作ってもらってる皿で……ショウさんが頑張って作った皿なのにすいません」
シャロさんは両手でスカートの上部をギュッと掴んで顔を俯かせる。彼女がなぜこんなに動揺しているのか、それは僕がフルールにオーダーされて作ってるお皿がいくらするのか、その合計がどれほどの額か気になって仕方ないのだろう。
「ショウさん、そのお皿ってどれくらいの金額でフルールに出しているんですか?」
お化けでも目の前にしたかのように青ざめた表情で聞いてくるチノちゃん。シャロさんだけじゃなく、チノちゃんたちもお皿の額……弁償代が気になるらしい。
「一枚でも数千円……だから十枚以上だと余裕で万は超えるね」
「「「ひえええええ!?」」」
信じたくないとばかりの絶望の叫びが店に響く。シャロさんに至っては声も発さず、白目を剥きながら首を力なくガクンと曲げていた。まるで魂が抜けたかのようだ。
「ううっ……どうしよう。弁償したとしても、今日から何を食べて生きていけばいいの!?」
「シャロ。良かったら、私が親に言ってお金借りてくるけど」
「そ、それだけは嫌です! お金で苦しんでも、お金で人間関係に影響を与えるようなことは絶対にしたくありません! ……あはは、たしかどんぐりって食べられるわよね。あと食べれそうな実が成ってる木ってあったかしら」
「なあ、店長……」
壊れかけのシャロさん。リゼさんは彼女と僕を交互に見て困った表情を浮かべる。
学生にはおいそれと払える額じゃない。それも弁償代だしな、払っても彼女本人が得られるものは何も無い。その上、シャロさんはなんというか、こう……お金に困っている身なのだ。そんな彼女にきっちり全額払えと言えるほど、僕は鬼畜ではない。
「仕方ない。今回はサービスってことにしてあげるから料金は払わなくていいよ」
「……ふぇ?」
「店長にはしっかりとお金を支払って皿を注文しときましたって言っといて。僕もこのことは秘密にしておくから」
「い、いいんですか? そんなことしたらショウさんが困るんじゃ……」
「大丈夫だよ。今のところ収入は安定してるし、それにフルールはお得意様だからね」
「しょ、ショウさん……ありがとうございます!! このご恩は忘れません。すぐには返せませんが、いつか必ず返してみせます!!」
シャロさんの表情にたちまち生気が宿り、笑顔が生まれる。まだ仕事があるからとはつらつに言って、ラビットハウスを出た。……借りなんて、気にしなくていいのにな。
それから夜になり、部屋でのんびりと過ごしているとインタホーンが聞こえた。
僕の家は、二階が居住空間。一階が店となっている。こんな時間に皿を買いに来るお客さんはまずいない。それなら、訪問者は店より僕に用事があるわけだ。
店内を通って玄関を開けると、金色のボブカットにした少女──シャロさんの姿があった。先ほどの店の制服ではなく、肩から袖口まで白のラインが伸びた、赤色のジャージに身を包んでいた。
「こんばんはショウさん、夜遅くにすいません」
「いいけど、どうしたの?」
「ラビットハウスで話した件──私のためにお皿の料金をサービスしてくださって、本当にありがとうございます。……それで、ケーキ買ってきたのでよかったら食べてください。あ、これとは別にお礼は別の形でちゃんと返しますから安心してください」
シャロさんに白い箱を渡される。中を除くと、ケーキが四ピースあった。種類もそれぞれ違う。……ありがたいけど、僕にはこんなに多くは食べきれない。冷蔵庫に入れて置くにしてもそんなに日持ちしないし……そうだな。
「ありがとう。でも僕一人でこんなに食べきれないし、よかったら一緒に食べない? お茶入れるからさ」
「あ、そうですよね。私ったらナマモノなのにこんなに買っちゃって……」
そう喋っていると、突然シャロさんのお腹がぐーっと音を鳴らした。
夕飯ならもう食べていてもおかしくない時間のはずだ。それなのにこんなにお腹を鳴らすなんて……あっ。
「シャロさん、もしかして僕にケーキを買うために夕飯我慢したの?」
「……はい」
シャロさんは顔を真っ赤にして、ジャージの袖口で顔を隠す。気持ちは嬉しいけど、別にそこまでしなくてよかったのにな。でも買ってくれたんだから文句は言えないし、お腹を空かしているのならなおさらこのまま帰ってもらうわけにはいかない。
「冷蔵庫に夕飯の残りを入れてあるんだけど、それでも良ければ食べる?」
「は、はい! ありがとうございます! ……うぅっ、何度もすいません。お礼をしに来たつもりが、また助けられてしまうなんて」
「遠慮なく食べていいからね。といってもケーキはシャロさんがくれたものだけど。あ、白ご飯もあるけどどれくらい盛った方がいい? やっぱり大盛り?」
「もうショウさんってば、からかわないでくださいよ!!」
顔を真っ赤にして声を出すシャロさんに僕は苦笑いで返す。とりあえず本人の了承も得られたので、僕は彼女を連れて二階へと戻った。
ちなみに僕の家で食事をする時くらいおなかいっぱいになってほしいので、ご飯は大盛りにしておいた。
「ショウさん、次は私が注ぎますよ。なに飲みます?」
「ならハーブティーをお願いしようかな。台所の棚にティーパックと、あとケトルにまだお湯があったはずだから」
「りょうかいです」
シャロさんに夕飯の残りを食べてもらい、お茶とともにケーキを食べながら二人で楽しく談笑する。カップが空になったので、シャロさんに注いでもらうことにした。
「はい、おまたせしました」
「ありがとう。……ん、同じ茶葉を使ってるはずなのに味がちがう」
「そりゃあ私が働いてるところがハーブティー専門店ですから。お客さんの接待もしますが、ハーブティーの美味しい作りかたも勉強するんです」
「へぇー、でも注ぎ方を変えるだけでこんなに味が変わるんだな」
「一般的にはコーヒーがそれに当たるのかもしれませんが、ハーブティーだって奥が深い飲み物なんですよ」
シャロさんの言葉を聞きながら、僕はもう一口ハーブティーを飲む。
……しかし、思えばこの状況、僕はとんでもないことをしてしまったのではなかろうか。だって異性と夜に部屋で二人きり。しかも相手は美少女で現役の女子高生ときた。僕がちょっとでも理性の弱いやつだったら、既にシャロさんを押し倒してしまっていたかもしれない。それくらいシャロさんは魅力的だ。
意図的ではないけれども、僕の下心が無意識に彼女を部屋へと招いた……と指摘されても完全に否定しきれない。それにこれ以上考えると、ちょっといかがわしい妄想をしてしまいそうで……。
「ショウさん、ぼーっとしてどうしたんですか? もし眠いなら私もすぐにここを出るので、無理に起きなくても……ショウさーん?」
シャロさんの呼びかける声に、僕は思考に沈みかけていた意識を取り戻しハッとする。しかし、その前にカップを手から滑らせてしまい、中身のハーブティーは全部こぼしてしまった。
「ショウさん!? だ、大丈夫ですか!?」
「う、うん。それより洗面所からタオル持ってきてもらっていいかな」
洗面所の方を指さすと、シャロさんは急いでそこに向かう。
全部ぶちまけたせいで床だけじゃなく、ズボンも濡れてしまってる。救いなのは、熱かったのは最初の一瞬だけであとはそうでもなかったことか。
すぐにタオルを手にしたシャロさんは戻ってくると、両膝を下ろして濡れた床を拭き始めた。
「シャロさん、あとは僕がするから」
「いいえ。夕飯をいただいたのでこれくらいはさせてください。あ、ズボンも濡れてるじゃないですか。ショウさん、しばらくじっとしていてください」
ズボンなら濡れてしまったなら着替えれば済む話なんだけど……生真面目なシャロさんはそんなことにも気がつかずに、ズボンの濡れたところにタオルを押しつけ吹いていく。
そ、それよりもだ。さっきいかがわしい妄想をするまで一歩手前だったのと、シャロさんにズボンを拭かれているせいで僕は興奮してしまい、あろうことか愚息を硬くさせてしまっていた。このままではバレてしまうと焦るが上手く誤魔化す方法が思いつかず、シャロさんのタオルを握った手が徐々に上がり、ついに彼女の視線の先とズボンの膨れ上がったかしょが重なった。
「へ? あ、あわわわっ!? ショウさん、どうしてそこを大きくして……っ!?」
僕もめちゃくちゃ焦っているが、シャロさんも同じくらい動揺してしまっている。水が奥底から急激に沸騰したかのように、首筋から顔にかけて急激に赤くさせていた。
「ご、ごめん。最初はそうじゃなかったんだけど、シャロさんと二人きりになんだなって意識し始めたからこんなになってしまって……シャロさんがあまりにも綺麗で可愛かったからさ」
褒め言葉も事実ではあるが、僕はそれをこの場を誤魔化すためにだけに口にする。本当に僕はクズな男だなと思う。
「……そ、そうなんですか?」
しかし、シャロさんには効果てきめんだったようで。
彼女は立ち上がると、視線をそらして小さく呟いた。
「男の人にそんなこと言われたの初めてです。でも、ショウさんの周りにはもっと可愛い子がいるじゃないですか。リゼ先輩なんて綺麗でめちゃくちゃ頼り甲斐がありますし、ココアや千夜だって能天気だけど素直なところが可愛いですし、チノちゃんにも私にはない可愛いところがたくさんあります。……それに比べれば、私なんて」
「そんなことない!!」
僕は立ち上がり、強く言う。
「へっ? で、でも私なんて貧乏でケチでひねくれてて、よく怒ってばかりで、髪もくせっ毛で、胸も貧相で……」
「ううん、僕はシャロさんのいいところをたくさん知ってるよ。まだ学生なのに生活のためにバイトもしてるし、勉強もすごく頑張ってるから学費が免除される特待生にもなれたんだよね。みんなをよく怒ってるのも、みんなを心配してるからだよね。それはむしろシャロさんの長所だし、髪だって綺麗な金色だなって僕は思うよ」
「ショウさん……もしかして、私を口説いてるんですか?」
シャロさんの視線が僕の視線を中心に左右に行ったり来たり。やがて止まり、こちらをじーっと見つめてくるが、瞳が波打つように揺れ動いて緊張しているのが分かる。ここは彼女の魅力を言葉で語るだけじゃなくて、行動で証明するとしよう。
僕は顔を近づけていくと、シャロさんはなにかを察してぎゅっと瞼を閉じる。そしてそのまま二人の顔がゼロ距離になり、二つの唇が控えめに重なった。
「ちゅっ……ショウ、さん? 私なんかにキスして良かったんですか?」
「僕がシャロさんにキスしたかったんだ。それともう一回キスするから、嫌だったらぶっていいよ」
「ふぇ!? そ、そんなまだ心の準備が……ひゅむっ、んんっ」
喋っている最中に強引に唇を重ねる。ちゅぷちゅぷと唇の粘膜を押しつけるように顔を動かし、キスに浸る。
緊張して肩を震わせていたシャロさんだったがゆっくりと震えも収まっていき、やがて僕の背中に手を回して優しく引き寄せてきた。そのまま僕とシャロさんは口付けを続け、相手の唇に自身の唇を優しく擦りつけた。
「んんぅっ……ちゅうっ、くちゅっ。……んはぁ。…………ショウさん、私たち、キスしちゃいましたね」
「嫌だった?」
「本当に嫌なら今すぐにでも通報して警察にショウさんを突き出してますよ。私もショウさんのいいところたくさん知ってますし、魅力的な男の人だって思ってますから。……もう、恥ずかしいんですから言わせないでくださいよ。ショウさんって案外意地悪ですよね」
「ごめんごめん」
「許してあげないです。許してほしいなら……もう一回キスしてください」
「シャロさん……わかった。どうせならベッドでキスしようか」
「べ、ベッドで!? は、はい。ショウさんがそう言うなら……」
シャロさんの声がだんだん小さくなるが、彼女の細い腰に片手を添えると特に抵抗せずにベッドのそばまで来てくれた。
「ショウさん……ちゅうっ、んちゅっ」
立ったまま唇を重ねてお互いの身体を撫でるように触れながら、僕はそのままシャロさんを後ろにあるベッドへ丁寧に押し倒す。彼女は自らベッドに乗っていない両足を上にあげ、そしてベッドと同じ方向に横になった。僕もベッドにあがると、シャロさんに上半身を覆いかぶらせて半ば焦る感じでまた口付けを開始する。今は口付けをしていない時間がもどかしいくらい、彼女の唇を味わいたいという欲望が溜まっているのだ。
ちゅうっ……ちゅぷぷっ、ちゅるるっ、くちゅっ
ただ唇を擦り合わせるだけの、ちょっと力を加えただけですぐに弾け飛ぶ泡のように儚げなキス。時間が経つにつれて、相手の唇をついばんだり唇を自分の唇の隙間に吸い込む工夫が加わり、どんどんキスに熱が入っていく。
気がつけば口付けすることだけに全ての意識が集中し、僕とシャロさんは舌を伸ばして相手の舌を貪るくらいにヒートアップしていた。舌の粘膜と粘膜がくちゃくちゃと水音を鳴らし絡まり合うのがとても気持ちよくて、脳までもが熱くなっていく。肺に残った酸素が尽きるまでキスをし、僕はようやく顔をあげてキスを中断した。
「はぁ、はぁっ……」
シャロさんは放心し、頭をベッドに預けたまま動かないでいる。瞳はとろんと蕩けており、頬は紅く上気していた。口元にはさっきの激しい口づけでこぼれた唾液がまとわりついて、色っぽいツヤを放っていた。
「シャロさん、大丈夫?」
「は、はい。キス、熱くて、激しくて……でも気持ちよかったです。ショウさんって穏やかそうに見えて意外と大胆なんですね」
それは良かったと心の中で安堵する。もし苦しいだけとかだったら、自分を責めていたところだ。
僕はシャロさんが呼吸を整えるまで待つと、次に彼女が着ていたジャージのファスナーに触れた。
「ま、待ってください。こうなる予感はしてたんですけど……や、やっぱりするんですか? その、キスよりエッチなこと……」
「……うん、僕も男だからね」
「……分かりました。お皿代をタダにしてくれたお礼に、一度だけならいいですよ。私とエッチなことしても」
一度でも十分すぎるぐらいだ。ありがとう、シャロさん。僕はそうお礼を言って、ジャージのファスナーを下におろす。赤色のジャージを脱がされたシャロさんが乳房に身につけていたものは白い布地のスポーツブラだった。次いで、下の方のジャージも脱がすと見えたのは同じく白生地の下着だった。
「うぅっ……こうなるなら、もっとちゃんとした服を着てくるべきだった。本当にごめんなさい、上下ジャージにこんな色気の欠けらも無い下着で……」
「いいんだよ。そもそも、こんなことを強引にしてる僕が悪いんだ。それにシャロさんの肌、綺麗だよ」
「あ、ありがとうございます……」
これは決して慰めの言葉ではない。シャロさんの露出した肌はシミなどが一切見当たらず、健康的な白色をしている。胸は膨らみが乏しいが、お腹や腰周りはスマートで、足は全体的に細みながらも太ももはふっくらとしている。僕は試しにシャロさんのお腹の肌を指でなぞると、指先から滑らかで柔らかな感覚が伝わった。
「ひゃっ、んんっ……♡」
お腹をなぞっていた指で上に向かい、スポーツブラの縁に第一関節をかける。そのまま指にブラを引っ掛けた状態で上に運び、シャロさんが両腕を上に伸びさせるととともにブラを脱がす。続いて、白生地の下着もゆっくりと脱がしていき、それをベッドの端に放置した。
ついにシャロさんが一糸まとわぬ裸になった。しかも僕のベッドの上に寝た状態で。これ以上の幸福もないと思うが、まだこれで終わったわけではない。
僕は両手を二つの小さな乳房に伸ばし、手のひらの中心を乳首に当てる感じで包み込んだ。そして、乳肉を内側へ引きつけるようにして揉みはじめる。
「あ、ん♡ あんんっ……♡」
乳房は大きさが乏しくとも、わずかな乳肉からはしっかりと気持ちの良い感触を感じられた。僕は二度三度四度と何度も繰り返すように乳房を揉んでいき、手の中心に接触していた乳首が次第に硬くなっていってるのがわかった。シャロさんは艶めかしい声をもらし、僕は右手を離すと空いた乳房に口付けした。
「へっ!? ショウさん、急になにを……ひゃ、ああ、やあぁっ♡」
乳首に吸いつくと、シャロさんはより大きい喘ぎ声をあげた。元から可愛らしい声だったのが、それに色気が含まれることで、聞くだけで男の興奮を促すというある意味魔性的な声音に変貌していた。
その声を聞いた僕はより欲求が大きくなり、乳房を揉む力と乳首を吸い付ける勢いが増す。しかしそれだけではこの欲求を沈めるには足りず、僕は頭を上げて少し後ろに下がると、目の前にシャロさんの秘部が見える位置に移動した。
「しょ、ショウさん、そこ、まさか……」
「ごめん。触らせてもらうね……」
訂正、正しくは触れたり舐めたりする。僕はシャロさんの肉付きの程よい太ももを撫でる感じで手を上にあげていき、そのままたどり着いた先にある秘部の割れ目に指で触れてみる。湿っぽい感触がして、僕はさらに割れ目に指の腹をスライドさせてみた。
「ひゃっ、そこ、はぁあんっ……♡」
シャロさんは色っぽい声をあげ、腰を宙に軽く浮かす。反応を見るに問題ないと判断し、僕は指を秘所の割れ目に入れて中をぐちょぐちょと音を立てながら攻めたてる。指にぎゅうっと秘肉が押し寄せてきて、指の腹で押し返すと柔らかい秘肉からぐしょっと愛液が分泌した。
「ううんっ、ああっ♡ ショウさん、だめっ♡ そこ、指でぐりぐりってされたら、変な声、出ちゃうっ♡ 恥ずかしい……っ」
いつも誰よりも真面目で、だけどちょっとひねくれ者のシャロさん。そんな彼女が僕に責められて喘いでいる姿に、僕は彼女を我が物に染め上げていくような気持ち良い支配感と幸福感を覚えてしまう。
膣内で分泌した愛液が指にまとわりつき、狭い割れ目からとろとろと漏れだしてくる。僕は指を一旦引き抜くと、愛液で艶めかしく光る秘部を見てそこに口を近づけていく。
じゅるるっ、ぴちゃっ、じゅるっ
秘部の表面に舌を這わし、部屋にいやらしい水音が鳴る。唾液と愛液を混ざり合い、シャロさんの秘部がさらに濡れる。さっきから肩もぶるぶると震えていて、耐えるのにも限界のように見えた。
僕はベッドとシャロさんの腰裏の狭い間に両手を差し入れ、柔らかい尻肉を揉みしだき、舌で秘部を攻め続ける。
「やあっ♡ はっ♡ はあんっ♡ ……ショウさんっ、わたしっ、もうダメですっ♡ 気持ちよくてっ、耐えられない……っ♡」
僕はその言葉を聞くと、彼女の意志を汲み取り最後まで気持ちよくなれるように愛液がどんどん溢れ出す割れ目を舐め回す。やがてシャロさんは大きく腰を浮かせ、盛大な喘ぎ声を出した。
「んんっ、あああっ! はあっ、んっ、んはぁっ……♡ はあ、あんっ♡」
秘所からとどまることなく溢れた愛液が股の間を伝って下に落ち、ベッドのシーツにシミを作る。快楽に骨抜きにされて両手両足を放り出すようにしてベッドに寝転ぶシャロさんの瞳は未だに潤いに満ちており、とても扇情的な色香を放っている。……まだ性欲を発散しきれていない僕にとって、その姿は見ているだけで毒であり、僕は込み上がってくる性欲とともに勢いよく上下の服を脱ぎ始めた。
「わわっ! しょ……ショウさん、やっぱり最後までするんですか?」
驚くようにベッドから頭だけ上げたシャロさんの視線は、僕の硬くなった愚息に固定されている。
「もしかして嫌になった?」
「そ、そういうわけではありません。見てわかる通り、私って色々と貧乏じゃないですか。だから、ショウさんをちゃんと満足させてあげられるか不安で……」
たしかに胸はどちらかといえば平べったい。だけど、シャロさんが魅力的な美少女なのは事実であり、僕はそんな彼女と早く一つになりたいと思っている。
「ううっ……そんな言い方恥ずかしいですよ。わ、分かりました。ショウさんがそこまで言うなら……私のことを好きにしてください」
そう言って、ふたたび頭をベッドに預けるシャロさん。僕はこくりと頷いてから、彼女の両足を脇に抱え、開いた股の間に熱り立つ一物を近づける。一物の先端が秘所の表面に軽く触れると、シャロさんは「んっ……」と悩ましい声をあげる。僕はこのまま腰を前に進めて、一物を狭い膣内へと押し込んでいく。
「はぁっ、ああっ、はんっ……あ、熱っ」
硬く膨れ上がった一物を受け入れるには、シャロさんの膣内はあまりにも小さかった。しかも、周りから膣肉が押し寄せてきて一物をぎちぎちに締めつけてくる。感覚的にはたぶん一ミリの隙間さえないように思える。とてつもなく気持ちいいが、少しでも気を抜けば射精してしまいそうだ。
それにこの一物の先端に感じるのはシャロさんが純潔であることを示す処女膜だろう。彼女は両目を閉じ、唇を噛み締めて耐える準備をしている。
「お願いします、ショウさん。私の初めて、もらってください……♡」
言葉と表情からシャロさんの覚悟を感じた僕は、ついに膣のさらに奥へと肉棒を押し進めて勢いで膜を突き破る。肉棒は膣の一番深い部分へと達したが、秘部の割れ目から一線を描くように処女血が漏れ出て、シャロさんは「くぅ、あぁ……っ!」と明らかに痛みに耐えている声を漏らした。
「ッ……ショウさん、ど、どうしたんですか? 動いてもいいんですよ? ショウさんの熱くて硬いのが、さっきから私の中でどんどん大きくなって、とても辛そうですよ……」
こちらのことを気づかって言っているのだろうが、それよりシャロさんの方が心配だ。僕は少しでも痛みをごまかせるようにと、シャロさんに唇を重ねる。すぐに舌を口内に差し入れ、奥に潜んでいた舌を巻き取り舐めまわしていく。
「ひゃむむっ、んっ、れるっ、ちゅぱっ……!」
シャロさんもそれに反応を示し舌をねっとりと動かして、僕と一緒にディープキスに夢中になる。舌がびりびりと痺れ、口内に唾液が溜まり、頭に熱が帯びて重みが増していくのを感じる……その頃にはシャロさんの表情から痛みが消えて、膣内の締まりが良くなっていくのを感じた。
「……シャロさん、大丈夫?」
「は、はいっ……ショウさんが素敵なキスをしてくれたおかげで、痛みも無くなりました。もう本当に大丈夫ですから、動いていいですよ」
「分かった。少しでも痛くなったら言ってね」
「はい……ああっ、あんっ♡」
僕は腰をゆっくりと前後に動かし膣奥に肉棒をぶつける。シャロさんが気持ち良さそうに喘いでいるのを見るに、もう問題なさそうだった。緩やかな腰振りに若干スピードをつけて、一度二度三度と何度も何度も膣奥に肉棒を突き入れる。
ずぶずぶっ、じゅぶっ、ぐちゅっぐちゅっ、ずぷぷっ
「はあっ、やあぁ♡ あんっ……! ショウさん、いいですっ、これ、とても気持ちいいです♡ やんっ、あっ♡ ああっ、やああっ♡」
肉棒を奥に突き入れるたびに膣肉と擦れる感覚がたまらなく気持ちいい。腰を引くと膣肉が肉棒を逃がさないかのようにぎゅっと吸い付いてきて、その感覚もまた最高だった。
「あぁ、あああっ♡ あんんっ……ショウさん♡ ショウさんはどうですか? ちゃんと気持ち良く、あっ、ひぃっ……なってますか?」
そんなの決まってる。気持ち良すぎて、シャロさんみたいな素敵な女の子とセックスできて、最高だし幸せだ。
「ふあっ、ひゃああっ、んぁぁ……! わ、私もですよ、ショウさん。ショウさんに奥突かれるの、心地良いです♡ ああっ、もっと激しくしてください、ひゃ、ああんっ!」
シャロさんの言葉が可愛らしい嬌声とともに部屋に響く。僕は頷きや言葉を返す前に腰を振る勢いをあげ、ただひたすらに肉棒を膣奥に強くぶつけまくる。
ぐちゅっ、じゅぶぶっ、ぬぷぬぷっ、じゅぶじゅぶっ
「はっ、はあっ♡ ああんっ♡ やあぁぁ♡」
次第に熱くなっていく膣に肉棒を擦り入れるたび、シャロさんは可愛い喘ぎ声をあげながら身体をぶるぶると震わせる。僕は前へ手を伸ばし、控えめに揺れる彼女の二つの乳房に手のひらを押しつけ揉みしだいていく。そうすることで、シャロさんの膣がより引き締まるのを感じた。
「ショウさん、ショウ……さんっ、はああっ、あ、ああんっ♡ ショウさんに奥、激しく突かれるのっ♡ すごく気持ちいいですっ♡ やあ、だめぇっ、あんっ♡ やっ、いやぁぁ……!」
いつもは真面目で上品な雰囲気を醸し出していたシャロさんが今、僕に犯されて、悦び、感じ、喘いでいる。
しつこく生で絡み合う肉棒と膣肉。絶大な快楽によって意識が高みへと昇っていき、視界がだんだん薄れていく。シャロさんはいつの間にか両膝より先の足部分を内側に曲げて、太ももを僕の背中にくっつけていた。僕ももうそんなに耐えていられないが、シャロさんの様子を見るに彼女も限界が近いようだった。
「シャロさん……っ」
「んああっ、はぁぁっ、あんんっ! は、はい……私ももうイきそうですっ♡ 気持ちよすぎてっ、もうムリですっ♡ やっ、ああ、あん♡」
「ちょ、ちょっと待って。シャロさん、足どけてくれないと、このままだと膣内に……っ」
限界がくる前に腰を引こうとしたが、シャロさんが足で僕をホールドしているせいでできなかった。それに気づいた時には既に遅く、次の瞬間、ほとばしる熱が肉棒を駆け抜けた。
どびゅるるるっ、びゅくびゅくっ、びゅるるっ、どぷっ、どぷどぷっ
「ひゃああっ♡ やあ、あぁぁっ……♡ う、うそっ、私の膣内に熱いのが流れてきてるっ♡ はぁ、はぁ……んぅぅっ!」
結局、僕は大量の精液を怒涛の勢いで膣の奥へと注ぎ込んでしまう。シャロさんも一瞬戸惑っていたがすぐに嬌声へと変わり、背筋をぴくぴくと震わせ、顔を蕩かせている。膣肉は今もなお肉棒を締めつけてきて、残りの精液を搾り取ろうとしていた。僕たちは絶頂の余韻が終わるまでじっとしているのであった。
余韻も終わり身体の熱も落ち着くと、僕は膣から肉棒を引き抜いてシャロさんに謝罪した。
「シャロさん、本当にごめん!」
何に対しての謝罪なのか、言わずとも彼女は分かると思う。シャロさんはベッドに腰を下ろした姿勢のまま、自身の秘部を見た。小さな割れ目からはどろりと白い液体が溢れ出ている。僕が無責任に彼女に中出ししてしまった証拠だ。
しかし、シャロさんは穏やかそうな表情を浮かべてこう言った。
「気にしないでください。さっきのは私がショウさんを足で邪魔したせいでもありますし」
「でも……」
「それにショウさんとのエッチ、すごく気持ちよくて、幸せでした。ちょっとはしゃぎすぎたかなとも思いますが、私、後悔してないですよ。で、ですがみんなには秘密にしてくださいね」
「シャロさん……」
まさか許してくれるどころか、そう言ってくれるとは思わなかった。僕はそれがとても嬉しくて……気がつけばふたたび肉棒を硬くして、彼女に欲望をぶつけたい気持ちが再燃した。
「ショ、ショウさん? どうしてまた大きくしてるんですか?」
「ごめん。シャロさんがすごく可愛いから一回するだけじゃ物足りなかったみたい」
「も、もう……しかたない。本当に次で最後ですよ」
シャロさんの心づかいに感謝しながら、僕はふたたび彼女をベッドに押し倒す。僕たちは二回戦に突入し、男女の熱い夜を過ごしたのであった。
しかし、その日の夜のことを忘れることができなかったのか……僕たちは今後もお互いの肌の熱を求めるようになってしまった。
こうして僕は一人の美少女と特別な関係を築いてしまうのであった。