※この作品はR-18です。

ご注文は美少女ですか?   作:ココナポッカ

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三人めの美少女と関係を持った日

 

 

 

 

 僕はある時からシャロさんやリゼさんとことある事に交わるようになった。一昨日はシャロさんと、昨日はリゼさんとベッドの上で激しく愛しあった。

 僕と彼女たちの淫らな関係は周りの誰にも言ってない。さらに言うと、僕とシャロさんの関係をリゼさんは知らないし、シャロさんは僕とリゼさんの関係を知らなかった。つまりは僕は二股をかけているような状態なのだ。よくないことだとは考えつつも、結局は今の状態を持続させてしまっていた。

 ほんと、僕は男として最低な人間である。……とか考えつつも、今度はいつお誘いしようかなとふしだらな欲望を膨らませながら、僕は皿専門店《ショータイム》の裏手にある小さな工房で皿作りに励んでいた。

 

 

「よし、できた……」

 

 

 最近は皿作りの調子が今まで以上に良くなっていた。今日も皿作りをいつもより早めに終わらせることが出来たし、皿の出来栄えも普段よりもよく出来てきた。これもシャロさんやリゼさんが色んな意味で僕に活力を与えてくれているかもおかげかもしれない……なんて、本当にそうだとしたらある意味僕らしくはあるな。

 一応皿に不備がないがチェックしていると、コンコンっと工房のドアを叩く音が聞こえた。店の方じゃなくて、工房の方に人が来るのはかなり珍しい。一体誰だろうとスライド式のドアを動かすと、そこには黒髪ロングの少女──宇治松千夜さんがいた。

 

 

「千夜さん? こっちの方に来るなんて珍しいね」

「直接工房の方にお邪魔してごめんなさい。まだお仕事中だった?」

「今から休憩しようと思ってたところだよ。もしかして何か僕に用事?」

「実は────」

 

 

 千夜さんの話した内容を要約すると、次のようなものだった。

 千夜さんはこの街にある甘味処《甘兎庵》の看板娘なのだが、その店がもうすぐ周年記念日を迎えるらしい。その日は今まではちょっとしたサービスを加える程度にしていたのだが、今回は派手めに記念日を祝ってお客さんを喜ばせたいとの事だった。

 そこで記念日を派手にするための作戦の一つとして、普段とは違うお皿を使って、メニューの見栄えを変えてみるのはどうかというものだった。他にも色々作戦を考えているらしいが、そこら辺は僕には関係なかったので割愛。

 つまり、千夜さんは周年記念日に使うためのお皿をたくさん用意して欲しいとの事だった。

 

 

「ショウくん、どうかしら?」

「とりあえず、いつまでに納品すればいいか聞いてもいい? あと具体的にどんな皿がいいかとか、皿の枚数も」

「それは……」

 

 

 千夜から納品日の日付と、作ってほしい皿のデザイン、用意してほしい枚数を聴く。……が、今日から納品日まであまり時間がなく、それに加えて皿の納品数が多いことが分かった。

 

 

「ううん……」

 

 

 正直、結構無理がある依頼だ。不可能とまでは言わないけど、納品日までに間に合わせられるかというと、若干不安があった。ここはどうするべきなんだ……。

 

 

「……やっぱり、無茶な依頼よね。ごめんなさい、さっき話したことは忘れて。記念日を祝う方法は他にもあるから、それでどうにかするわ」

 

 

 千夜さんは仕方ないと言った感じで笑いながら背を向ける。そんな彼女を見ながら、僕は考える。

 千夜さんは僕の皿職人の腕を頼って、直接依頼しに来てくれた。必死に努力して技術力を蓄えた腕を頼りにされるのは、職人として最も嬉しいことだ。それにここで断れば彼女の期待を無碍にするのと同じ……なのに、難しいからという理由だけで依頼を断るのは職人としてどうなのか。難しいからこそ、それを達成してみせるのが職人であり、職人の腕の見せ所ではないだろうか。だから、僕は工房を立ち去る寸前の千夜さんに言った。

 

 

「待って千夜さん。その依頼、僕に任せてほしい」

「え、でも難しいんじゃ……」

「確かに少し難しい注文だ……でも、出来ないわけじゃないと思うんだ。だから僕に任せてくれないかな。絶対にどうにかしてみせるから。それにせっかくの依頼を断るのは、職人としての自分が納得できないんだ」

「そう……ふふ、そこまで言うならお願いしようかしら。でも、無理だけはしないでね」

「分かった」

 

 

 とは言ったものの、普段のペースで皿作りをしては納品日までに間に合わないのは確実。逆を言えば時間が足りないだけだから、多少無理してでも皿作りに時間を割けばどうにかなるはずだ。

 

 

「そうだ。僕からも一つお願いがあるんだけど、皿のデザインとか形の意見がもっと欲しいから、納品日までにちょくちょくここに来てもらってもいいかな? 千夜さんの意見とか案を取り入れながら皿を作れば、甘兎庵に適した皿を作れると思うんだ」

「わかったわ! デザインでもなんでも意見くらいしかできないだろうけど、私にできることなら是非やらせて! あ、せっかくならショウくんが普段作ってるお皿に商品名でもつけてあげましょうか?」

「それは遠慮しとく」

 

 

 千夜さんのネーミングセンスは甘兎庵のメニューを見る限りあれだからな……もし彼女に任せたら、うちのお店まで色々とカオスになってしまう。

 

 

「それじゃあ早速始めようかな。とりあえず和風のお皿をいくつか作って見るから、それが完成したら千夜さんに連絡するね」

「ええ、本当にありがとうショウくん。連絡くれたらいつでも駆けつけるから」

 

 

 そうして、僕は千夜さんの依頼を請け負うことになった。

 

 

 

 


 

 

 

 その日から工房にこもって皿作りに集中する日々が続いた。店員は一人も雇っていないので、その間《ショータイム》は閉めることになった。

 

 

「ショウくんこんにちは。新しいお皿ができたって聞いて、早く見たくてすぐ来ちゃったわ」

「千夜さん、わざわざ来てくれてありがとう。これなんだけど、どうかな?」

「まあ……とても素敵なお皿だわ。これならそうね。周年記念日を祝っての新しいデザートを試作しているのだけど、それと相性良さそう」

「それならもう数枚作っておいた方が良さそうだね」

 

 

 甘兎庵はこの街でもかなり人気のお店だ。和スイーツをメインにしているお店はあまりないから、そういう意味でも評判が高い。そんなお店が出す記念日祝いのデザートなら、注文が殺到すること間違いなし。そのためにも多めに作っておいた方がいい。

 

 

「助かるわ。……けれど、ショウくん、ここの間ずっと工房にこもっているわよね。そうさせた私が言うのも変だけど、大丈夫? キツかったら無理しないでちゃんと休んでね」

「大丈夫だよ。それに甘兎庵のせっかくの周年記念日だし、ちょっとでも千夜さんの力になりたいんだ」

 

 

 ……千夜さんの手前だからカッコつけて言ったけど、正直に言ってしまえばちょっとしんどい。昨日も夜遅くまで作業してたし、今日も朝早く工房に入ってからはまだ外に出ていない。

 弱音を吐いたら、優しい千夜さんのことだから依頼を取り下げてくれるだろう。でも、依頼を引き受けた以上諦めたくなかった。

 

 だというのに。

 千夜さんにカッコつけた直後、僕の腹の虫がグゥーっと鳴った。……なんともまあ情けない。

 

 

「お腹すいてるの? もしかして今日何も食べてなかったりする?」

「う、うん。でも、今は食事よりも仕事を優先しないといけないから。あともう少し仕事してから、何か食べるよ」

「ダメよ! しっかり食べないと、倒れてからだと遅いのよ!」

「本当に大丈夫だって」

「頑固ね。そこまで言うなら……ちょっと待ってなさい!」

 

 

 そう言って、駆け足で工房を出ていく千夜。

 数分後、彼女はすぐに戻ってきた。息切れを起こしつつ、何故か羊羹を手にしながら。

 

 

「あの、千夜さん……」

「さあショウくん。早くこの羊羹を食べなさい」

 

 

 千夜さんは羊羹を包んでいたビニールを半分剥がし、それを僕の口元に突きつけた。

 今僕の手は皿作りに全力を尽くしている。千夜さんの気持ちは嬉しいけど、今は仕事に集中したい。そう言うが、それでも千夜さんは引き下がらなかった。

 

 

「それならはい、あーん」

「……え?」

「だから、あーん」

 

 

 いや、それは分かる。でも、なんでいきなりそんなやり方を?

 

 

「そうしたらショウくんも手を食事に回さずに仕事できるでしょう。ショウくんが仕事終わるまで何も食べないって言うなら、私が直接食べ物をショウくんの口に運べばいいって思ったのよ」

 

 

 なるほど。……て、いやいや、いくらなんでもそこまでする必要はないと思う。

 大和撫子と表現するにふさわしい黒髪ロング美少女の千夜さん。そんな彼女からこういうことされるのは嬉しくはある。でも、恥ずかしくもあるので、そうなるとそれはそれで仕事に集中できないのだ。

 

 

「ショウくんが頑張ってくれるのは嬉しいけど、私もできる範囲でショウくんをサポートしたいの。と言っても、私にできることは少ないけど……とにかく遠慮しないで。ね?」

 

 

 遠慮とかそういう問題でもないんだけど……どう言っても、千夜さんは引く気か無さそうだった。

 このままだと埒が明かない。僕は千夜さんが近づけてきた羊羹に食らいつき、もぐもぐと咀嚼した。

 

 うん……めっちゃ美味い。流石は甘兎庵お手製の羊羹だ。一度口にすると、二度目は素直に羊羹に食らいつくことができた。何も栄養補給していなかった身体に羊羹の甘みが駆け巡り、空腹を満たされていく。

 それを実感していると、千夜が「……ふふ」と急に優しく微笑む。

 

 

「千夜さん?」

「なんだかこうしていると、うさぎに羊羹を与えているような気分になっちゃって。ショウくん、私のペットにならない? あんこも同じうさぎとして歓迎してくれるはずよ」

 

 

 なりません。あと、僕はうさぎじゃないです。

 

 

 

 

 


 

 

 そんな感じで大変ながらも依頼分の皿作りは順調に進みつつあった。

 千夜さんは、しばらく放置していた店内を代わりに掃除してくれたりと、僕が食事も採らないで仕事をしていたら何か食べ物を持ってきてくれたり(さらに言うと、羊羹の時みたいに食べ物を直接口まで運んできたり)と、彼女には何度もお世話になった。千夜さんも甘兎庵の仕事があるだろうに……すごく感謝している。

 

 そうこうしていくうちについに依頼分の大量の皿作りが無事に終わりそのことを千夜さんに連絡すると、彼女は緑色の着物を着たまますぐに駆けつけてきた。

 

 

「すごいわ、短期間のうちにこれだけのお皿を作り終えるだなんて。しかもどのお皿もしっかりと作り込まれてて、デザインも素敵」

 

 

 作った皿の数々を見て感想をこぼす千夜さん。すると、彼女はとあるデザインの皿を見て大きな声をあげた。

 

 

「え!! これってもしかしてあんこをデザインしたお皿なの!」

「うん。甘兎庵のマスコットをデザインしたお皿なら、特別感が出ると思ってね。数枚用意しておいたから使ってくれると嬉しいな」

「もちろんよ、ありがとう!」

 

 

 千夜さんは笑顔でそう言ったあと、あんこのお皿をキラキラした瞳で見つめていた。

 

 ふう……ここまで喜んでくれたなら頑張った甲斐もあったというものだ。

 

 しかし、数日間工房にこもって皿作りに集中していたせいで、肩やら腰やら背筋やらが痛い。

 僕は両手を真上に上げて全身を伸ばす。…………くっ、痛たっ。

 そんな僕の様子を見て、千夜さんは言った。

 

 

「ショウくんたくさん頑張ったから、相当疲れてるのでしょう? 良かったら私がマッサージしてあげましょうか」

「それは嬉しいけど千夜さん、まだ仕事中だよね?」

 

 

 千夜さんの緑色の着物に白エプロンを重ねたその服装はすごく似合ってるけど、これは甘兎庵の仕事中にいつも使ってる作業着だ。仕事中に呼びつけた上にマッサージしてもらうのは流石に迷惑だろう。

 

 

「いいのよ気にしないで。連絡がきた時点で、依頼分のお皿の確認と一緒にあなたを労うって決めてたの。みんなにも今日は先に上がりますって言ってあるから問題ないわ」

 

 

 なんと、そこまでしてくれたのか。ならば断るというのも失礼だろう。……それに千夜さんみたいな美少女のマッサージなんて、色々な意味で最高だ。そう考えたら、尚更断る必要なかった。

 

 

「それならお言葉に甘えてお願いしようかな?」

「ええ、私に任せなさい! ショウくんを骨抜きにしてみせるわ!」

 

 

 お願いしたところで、僕は千夜さんとともに店の二階にある部屋へ戻る。

 僕はベッドにうつ伏せになると、ギシッと音を立てて千夜さんもベッドの上に乗る。千夜さんと二人でベッドの上に乗るという状況だけでムラムラしそうになるんだけど……ここは耐えるんだ。

 千夜さんは太ももを左右に開いてから、僕の背中に腰をゆっくりと下ろした。こ、これは!! 千夜さんのおしりの柔らかい感触がして……だ、ダメだ! 性欲に任せて襲いでもしたら僕は犯罪者になってしまう。

 僕はあくまでリラックスしてる風を装っていると、千夜さんはマッサージを開始した。千夜さんはまず僕の両肩に手を添えると、親指を使って首と肩の間を指圧した。

 

 

「ふふ、どう? 気持ち良いかしら」

「うん、すごく……気持ちいい」

 

 

 肩と首の間の凝り固まっていた感覚が解きほぐされて、血行が良くなっていく感覚……とても心地が良い。

くん千夜さんは力加減を上手い具合に変えながら、絶妙な強さで肩を揉み込み続けていく。

 

 

「すごく凝ってるわね。ショウくんは今回の件もそうだけど、仕事が大事だからって頑張りすぎちゃだめよ? 身体を壊したら元も子もないんだから」

「うん……気をつけるよ」

 

 

 千夜さんの言葉に返事をしながら、僕はマッサージを堪能する。

 肩と首の凝りが解消されたところで、次は腰回りを入念にマッサージしてくれるようだ。千夜さんは僕の背後に座ったままで上半身を前に倒し、両手で僕の腰を掴むと、自身の体重を利用して親指をぐりっと押し込むようにしながら力強く揉んでくれる。

 千夜さんのマッサージはとても丁寧で、腰の筋肉がじわぁ〜と熱くなるような快感があった。

 そして、今度は太ももの裏やふくらはぎといった部分を入念にマッサージしてくれた。

 

 

「さて、こんなところかしら……調子はどう?」

「うん、疲れが取れてだいぶ楽になった気がする。ありがとう」

 

 

 千夜さんのマッサージはとても効果があった。今度またして欲しいくらいだ。

 

 

「ふふっ、それは良かったわ。じゃあ最後に、頭もやってあげるから仰向けになってちょうだい」

 

 

 まさか、頭のマッサージまでしてくれるとは。すごくありがたい。

 僕は千夜さんの指示に従い、一度上体を起こしてから仰向けになる。すると、千夜さんは僕の頭の方に移動すると、僕の頭を優しく持ち上げてその下に太ももを差し入れた。つまり僕は今、千夜さんに膝枕をしてもらっていた。

 

 

「ショウくん、頑張ってお皿をたくさん作ってくれてありがとう。おかげでこれで安心して甘兎庵の周年記念日を迎えられるわ」

 

 

 千夜さんは優しい声で言いながら、僕のこめかみを指で押しほぐしてくる。正直言って、今の状況は天国そのものだと思う。だって、千夜さんの太ももに頭を預けている上に、マッサージまでしてもらっているのだもらえているのだ。しかも仰向けになっている僕の視線の先には、千夜さんの整った綺麗な顔があるわけで……。

 

 

「……っ」

 

 

 千夜の色っぽい色合いの唇を見て、僕は唾を飲み込む。お、抑えろ僕。

 既に二人の女性と関係を築きあげてしまってるんだ。いつかはどうにかしないといけない問題なのに、これ以上問題を増やすのは駄目だ。

 

 

「ショウくん、そんなにじっと見つめられたら照れちゃうわ……」

「千夜さん、もう一つわがままを聞いてもらってもいいかな?」

「え、ええ。他になにか私にできることがあるならなんでも言って」

「それなら、キスして欲しいかな」

 

 

 ……て、どさくさに僕はなんてことをお願いしているのだろう。頭の中で自身の節操の無さに説教していたところなのに、何故かそれより先に本能が欲望を口にしてしまっていた。

 

 

「……いいわよ」

 

 

 千夜さんは一瞬驚いた顔をしたものの、すぐに笑顔で答えてくれた。僕は冗談のつもりだったと言いたげに「え……本当にいいの?」と返す。

 

 

「ええ。私、ファーストキスもまだだけど……ショウくんが相手ならキスしてもいいわ。

 今まではお友達として仲良くしてたけど、今回の依頼でショウくんの良いところとか、かっこいいところをたくさん見るようになって……初めてのキスの相手は、ショウくんみたいな素敵な殿方が良いなって思ったの」

「千夜さん。……そんなこと言われたら本気にするよ?」

「いいわよ、本気で。それともなあに、女の子がせっかくキスしていいって言ってるのに、ショウくんは断っちゃうの?」

「まさか、千夜さんみたいな可愛くて綺麗な人とキスできるなんて嬉しいよ」

「うふふ、ありがとう。それじゃあ、目を閉じて……」

 

 

 会話の途中で、僕は欲望の足掛けを一切捨てた。

 千夜さんはそっと僕の頬に手を添えてくると、ゆっくりと自分の顔を下ろしてくる。彼女の顔はどんどんと近づき、互いの鼻先が触れ合う。

 

 そしてついに、千夜さんは僕の唇に柔らかい感触を与えてきた。

 瞬間、僕は千夜さんとは友達以上恋人未満の関係だというのを忘れてしまっていた。千夜さんの口付けは、ただ触れるだけの軽いものだった。でも、それでも十分すぎるほどに官能的で……恋人でもない千夜さんにムラムラとした欲望が強まっていった。

 

 

「ショウくん、私の唇……どうだった」

「すごく柔らかくて気持ち良かったよ。千夜さんみたいな美少女とキスできるなんて本当に最高だ」

「そう言ってくれると……嬉しいわ。それで、その……」

 

 

 千夜さんは視線を横に向けて、ぶつぶつと何か言っている。顔も赤い。キスしたことを恥ずかしがっているのだろう……僕はそう思っていたが、彼女の次の言葉でそれだけでは無いということが分かった。

 

 

「ど、どうしてそこを大きくしてるのかしら……?」

 

 

 視線を正面に戻す千夜さん。しかし、視線の先にあるのは僕の顔ではなく、それよりもっと向こうにあるもの。

 直球に言うと、千夜さんは僕のズボンの膨れ上がった部分を見ていた。

 

 ……あー、バレたか。

 と、そう心の内でため息したあと、僕は急いで起き上がり、ベッドの上で土下座した。

 

 

「ごめんなさい! 千夜さんがあまりにも魅力的だからつい興奮してしまいました! しかも実は言うと、マッサージ受けてたくらいの時から半分以上は興奮してました!」

「そ、そうだったの?」

「はい! ですから、それでせめて千夜さんとキスだけでもしたいなあっと思ってしまって……全ては僕の理性の弱さが原因です! 本当にごめんなさい!」

 

 

 謝って許されるわけじゃないのは分かっている。それでも僕はベッドシーツに額を擦りつけて、謝罪を口にする。そうしていたら、千夜さんは少しの間何も喋らなくなった。

 やっぱり怒ってる? あのいつものほほんとしていて穏やかな口調だった千夜さんが何も言わないのは余計に怖い。そう思っていたが、千夜さんはいきなり僕の肩に優しく手を置いて、こう言った。

 

 

「えーと……まずは顔をあげてくれる?」

「は、はい……て、千夜さんっ!?」

 

 

 言われた通りに顔をあげると、千夜さんが視界いっぱいに顔を近づけてきて唇と唇を重ねてきた。

 なぜこのタイミングでまたキスを……そう動揺しているうちに、彼女は唇を重ねたまま僕の両肩を押して、僕をベッドに押し倒してきた。それだけにはとどまらず、僕を倒したあとも千夜さんは唇をちゅうちゅうと吸いつたり、擦りつけたりしてきた。

 そうすること数十秒。唇がほどよく温まったところで、千夜さんは顔を上げて、僕の身体に跨ったままこちらを見つめてきた。

 

 

「千夜さん? 本当にどうしたの……?」

「こ、これが答えよ。私はショウくんになら最後まで抱かれても構わないわ……」

 

 

 とてつもなく魅力的な言葉が僕の脳を強く揺さぶる。肉棒がさらに硬くなり、肉欲が強く反応してしまうが……僕はどうにか抑えて、彼女に訊ねた。

 

 

「本当にいいの? 僕も男だから千夜さんのような美少女にそんなこと言われたら、最後までする自信しかないよ」

「私も、最後までして欲しいわ……ショウくんとキスするだけでこんなにも幸せな気分になれるんだもの。だから、私をもっと幸せにさせて……お願い」

「……千夜さん」

「……ショウくん」

 

 

 ……ちゅぷっ、ちゅうっ、ちゅるっ

 

 千夜さんが顔を下ろしていくのを受け止めて、ふたたび唇と唇を重ね合う。彼女の黒くて艶やかな髪が流れるように落ちてきて、僕の頬を優しく撫でた。

 顔の左右を黒髪のカーテンに隠されたまま、その中で僕は千夜さんとちゅっちゅっと唇を押しつけ合う。千夜さんが降らせてくるキスは僕の唇だけじゃなく、頬や首筋や額にも降ってきた。千夜さんに強く愛されている気分だ。僕も負けないようにと千夜さんの腰に両手を回して強く抱き締めると、僕の方からも千夜さんの唇を強く攻め続けていく。

 

 

「んんっ、ちゅぷっ……ちゅぅっ」

 

 

 ぷるんとした潤いのある千夜さんの唇と擦れ合うことで、口全体に心地良い痺れが広がる。それは千夜さんも同じようで気持ちよさそうに瞳を閉じていた。

 そしてキスの快楽で緩んだ唇の隙間を狙って、舌を差し込んでいくと、彼女もそれに応えてくれた。

 

 

「んうぅ……♡」

 

 

 千夜さんが甘い吐息を漏らしながら、僕の口内へと自分の舌を入れ込んでくる。彼女の柔らかな舌がぬるりと絡みつき、僕もまたそれを逃さないとばかりに捕まえて、舌と舌を激しく絡め合わせた。

 

 ちゅるるっ、じゅぷっ、れるるっ、ちゅぴぴっ、ぐちゅっ、れろれろっ

 

 互いの唾液を交換し合いながら、舌と舌を擦り合わせる。そのたびに頭の中に甘美な電流が走り、僕の思考が蕩けていく。唾液が混ざり合う淫らな水音が部屋に響き渡る中、僕は千夜さんと激しいキスを続けた。

 覆いかぶさっている彼女の体温を感じるとともに、胸元に押しつけられる柔らかい感触もまた心地よい。

 

 お互いの呼吸が荒くなり、興奮が高まっていく。

 

 既に十分すぎるほどに気持ち良い快楽に浸ったはずだが、まだ物足りない。このままずっとキスをしていたい……そう思った矢先、流石に息苦しくなって唇どうしが離れてしまった。

 

 

「はあ、はあっ、くふぅ……キスって、すごく気持ちが良いのね。頭がくらくらして、ぼーっとしちゃったわ……♡」

「そうだね、僕もすごく気持ち良かったよ」

「ふふ、嬉しい。……でもまだこれでおしまいじゃないのよね」

 

 

 どこか期待したような潤んだ瞳で未だに下敷きになっている僕を上から見つめる千夜さん。

 僕はこくりと頷き頷いて上体を起こすと、千夜さんは僕の上から退いてすぐ隣へと移動した。

 

 

「千夜さんはそこに腰を下ろして」

「ここね……それで、次になにすればいいのかしら?」

「そのままでいいよ」

 

 

 僕は千夜さんに指示して、彼女をベッドの端に座らせる。そして僕は後ろから近づいて両足を広げると、足と足の間に千夜さんをすっぽり収めた。

 

 

!……さっき、あんなに激しいキスしたのにまだ慣れないわ。ショウくんに密着されたら、ドキドキが止まらない……」

「大丈夫。僕も同じだよ……」

 

 

 僕はそう言いながら、千夜さんの緑色の着物に触れる。一応彼女の表情を確認するが、恥ずかしそうにはしているものの抵抗の色はなかった。

 

 

「脱がすよ」

「……ん、お願い」

 

 

 僕はまず背中にある帯に手をかける。結び目を解くのに苦戦するかと思ったが、案外簡単に解くことができた。

 次にエプロンの肩紐とともに着物の肩部分を下へとずらし、千夜さんの肩全体を露出させ、そのまま胸元が見えるまで着物を引きずり下ろしていく。

 すると、黒いブラに包まれた大きな膨らみが露になった。むっちりとした丸みのある乳肉は見るだけで男の情欲を刺激し、その圧倒的な存在感に視線を釘付けされた僕は、着物を下ろす手を途中で止めてしまっていた。

 

 早く触りたい……そう思った僕は、ブラのホックを外し、乳房全体を外気に晒そうとする。ブラから開放された乳房はぶるんっと揺れ動き、桃色の小さな蕾が姿を現わした。

 

 

「綺麗だ……」

 

 

 思わず呟いた僕に、千夜さんは頬を赤らめながらも嬉しげに微笑んでくれた。

 僕はその笑顔に促されるように、ゆっくりと両手を動かし、千夜さんの乳房を優しく揉んだ。

 

 

「んっ、んんっ……はぁっ♡」

 

 

 千夜さんの大きな胸を両手いっぱいに掴むと、指の間からはみ出すほどのボリューム感と柔らかさが伝わってくる。僕の手の動きに合わせて形を変える豊かな弾力に感動を覚えつつ、夢中で揉んだ。

 

 

「んっ、んんぅ、ああっ♡ はぁ、んんうぅ……♡」

 

 

 艶かしい声をあげ、身を捩る千夜さん。僕は彼女の反応に興奮しながら、両手で胸を弄び続ける。

 

 

「あんっ、誰かに胸を触られるなんて、初めてだけど……はぁっ、こんなにも気持ちいいものだったのね。ひゃあぁっ、やぁ……♡」

 

 

 つまり今の僕は、千夜さんの誰にも触れられることなかった魅力的な乳房を、欲望のままに揉みしだいていることになる。そう考えるだけでますます興奮してしまい、それと同時にもっと千夜さんを僕の汚れた欲望で染め上げたいという支配欲が強まった。

 僕は餌に飢えた獣のごとき勢いで、千夜さんの胸を激しく揉みしだき、柔らかな弾力をひたすら堪能し続ける。指と指の間にはみ出た乳房を挟んだり、乳房全体を上にグッと持ち上げたり、硬くなった乳首を指で弄ったりした。そうやって胸の感触を愉しんでいると、千夜さんの甘ったるい声が徐々に大きくなっていった。

 

 

「やああぁ、ああっ、ダメぇ……んくぅ、こんなのぉ……♡」

 

 

 ……反応を見る感じ、もっと攻めてもいい頃合いだろう。

 僕は一旦胸から手を離すと、千夜さんの脱ぎかけの着物をさらに引きずり下ろして前を開かせる。そこから露出した千夜さんの滑らかな肌触りのお腹に触れ、そのままさらに下の方へなぞるように指を移動させる。

 

 

「はぁっ、んん……ショウくん?」

 

 

 僕の行動に疑問を持ったのか、首を傾げる千夜さん。僕はその問いに答えずに、ついに目的の場所に到達した。

 そこは下着越しでも分かるほどに湿っており、秘所を覆う布はぐしょ濡れになっていた。

 

 

「千夜さんのここすごいね……もうこんなに濡れてるよ」

「い、言わないで! 恥ずかしいわ……」 

 

 

 そう言われても、これからもっと恥ずかしいことをするのだが……まあ続けるとしよう。

唇僕は下着の上から割れ目をそっと撫でる。すると千夜さんはビクッと身体を震わせ、切なげに息を漏らした。

 

 

「ふぁ……っ、あっ、んんっ。はぁっ、なんか変なかんじぃ……んんっ、あっ、自分でするよりも気持ちいい……っ」

 

 

 今、誰にも言わない方がいいことを言ってたけど、聞かなかったことにしよう。そう思いながら、僕は指先で下着の隙間を広げ、中へと侵入させた。

 

 

「んっ、んんぅ……!」

 

 

 膣内に指を入れると、千夜さんは一瞬だけ表情を歪めるが、すぐに快楽の色に染まっていく。そして僕の指先は蜜壷の奥へと誘われていき、周囲から押し寄せてくる膣肉を指の腹でぐにぐにと刺激した。

 

 

「どうかな千夜さん、気持ちいい? それとも、もっと奥が良かったりする?」

「ああっ! そんなこと言わないで……っ♡ はぁっ、んんぅ……っ、そこっ、だめぇっ……」

 

 

 僕は指先を器用に動かし、感じやすそうなところを的確に攻めていくと、その度に千夜さんは身を捩らせた。密着していた僕の胸板と千夜さんの背中が離れそうになるが、僕は空いていた片方の手でたぷんと揺れる胸を鷲掴みしながら彼女の身体ごとぎゅっと引き戻した。

 

 

「はぁっ、んくっ、んんっ、はぁ……♡ き、きす……キスもしてぇっ♡」

 

 

 胸を揉まれつつ、同時に膣内を指で攻められる刺激に表情を蕩かせながらも、千夜さんは顔だけをこちらに向けて、だらしなく舌を差し出した。

 僕は口内からだらりと出ている千夜さんの舌を絡めとると、そのまま唇を密着させて口内全体を舐めまわしていく。

 

 

「んっ、ちゅる、じゅるるっ……! れるれる、ちゅぴっ、んんうぅ……っ」

 

 

 唾液の交換をしながら、互いの舌を絡ませ合う濃厚な接吻を交わす僕たち。その間にも手の動きを止めることはなく、千夜さんを絶頂へと導いていった。

 

 

「はぁっ、あんっ、あああっ! ショウくん、だめ、だめよっ♡ ……そんなに激しく膣内ぐちゅぐちゅってされたらっ♡ あ、ああんっ、や、やめてぇぇ……!」

 

 

 膣内で暴れ回る僕の指先に翻弄されるかのように腰をガクガク震わせながら、千夜さんは甲高い喘ぎ声をあげる。その姿はとても官能的で、見ているだけで射精してしまいそうだった。

 

 

「本当にやめていいの? 千夜さん、今ものすごく気持ち良さそうにしてるけど」

「ああぁ、やあっ、んあっ……♡ はあっ、んやぁぁっ、ふあぁぁぁっ……!!」

 

 

 僕の言葉に返答する前に、千夜さんさんは一際大きな声で喘ぐと全身を震わせた。少しして震えが終わったかと思うと、今度はガクンと力が抜けて後ろにいる僕にもたれかかってぐったりとした。どうやら、達してしまったようだ。

 

 

「はぁ、はぁ……。もう、ショウくん、いじわるなんだから……」

 

 

 僕の胸の中で荒い呼吸を繰り返しながら、ちょっと怒った感じにつぶやく千夜さん。しかし今の彼女には迫力がなく、むしろ可愛らしささえ感じるほどだった。

 

 

「ごめんね。千夜さんが喘ぐ姿が可愛かったからつい」

「もうっ、そういうところよ? ……でも、今度は私がショウくんをいじめる番ね。

 ショウくん、服脱いでくれる? 私も全部脱ぐから」

 

 

 そう言うと、千夜さんは僕の身体から離れていき、自ら着物と下着を脱ぎ捨てていく。それを見て、僕も同じように裸になった。

 僕は先程の千夜さんと同じようにベッドの端に腰を下ろし、足裏を床につける姿勢になる。千夜さんはベッドから下りると、僕の目の前に座った。

 

 

「す、すごい……男の人のおちんちんってこんなに大きくなるのね♡」

 

 

 僕の膨れ上がった股間を見つめながら、感嘆の声を上げる千夜さん。 彼女はそっと股間の根元あたりに手を伸ばすと、優しく握ってきた。

 

 

「わ、熱い……それに硬いし、なんだか苦しそう。待ってて、私が今から楽にしてあげるから」

 

 

 千夜さんはそう言って、ゆっくりと顔を近づけると、柔らかな唇で肉棒の先端にキスをした。

 

 

「ちゅっ……んっ、ちゅるっ」

 

 

 そのまま千夜さんは肉棒に何度もキスをすると、先端の割れ目に舌先を当ててきた。そしてちろちろと小刻みに動かしてくると、くすぐったくも心地よい快感が肉棒を通して腰まで響いてきた。

 

 

「んっ、ふぅ……っ、ぺちゃっ、れろぉ……♡」

 

 

 舌先で亀頭全体を舐め回されると、次第に我慢汁が溢れてきて、それが潤滑油となって千夜さんの口淫をスムーズにさせていく。

 潤いと張りを秘めた唇が肉棒の表面を吸いつくように愛撫してきて、じゅるるっと嫌らしい水音を奏でている。僕はその快楽を黙って受け入れていると、その途中で千夜さんは肉棒から口を離し、自身の乳房を下から両手で持ち上げた。

 

 

「次は、こっちで気持ち良くしてあげる」

 

 

 千夜さんは豊かに実った二つの乳房を近づけ、谷間の間に僕の肉棒を挟み込む。

 ふわふわの柔らかな弾力が圧を持って肉棒に襲いかかってくる。それだけでも十分気持ちいいのに、千夜さんは乳房を動かし、いわゆるパイズリで僕を攻めてきた。

 

 

「んっ、はぁんっ、んんっ……! ど、どうかしら? 私のおっぱい、気持ち良い?」

 

 

 肉棒が乳肉に溺れる心地良い快楽のせいで、余裕をなくした僕は小さな声で最高だとしか言えなかった。

 

 

「良かった……もっと気持ちよくなってね」

 

 

 千夜さんはそう言うと、さらに激しく乳房を動かし始めた。

 柔らかい乳肌に包まれながら、上下左右に擦られる僕の肉棒。時折、谷間から顔を出す先端部分に千夜さんはキスをしては唾液を塗してくる。それによって滑りが良くなり、より一層、千夜さんの動きが激しくなっていく。

 

 

「んっ、んっ……! ちゅっ、んむっ、んはぁ……っ」

 

 

 懸命に僕のモノへ奉仕を続ける千夜さんの様子はとても健気であり、見ているだけで早く彼女と一つになりたいという欲望が沸き上がった。

 僕は千夜さんの肩に手を置くと、その意図を察したかのように彼女はこちらを見て肉棒を胸から解放した。

 

 

「んん、とうとうこの時がきたのね。ちょっと緊張してきたかも……」

「大丈夫。初めては痛いかもしれないけど、ちゃんと優しくするから」

「ふふ、ありがとう。…………それにしてもショウくん、なんだか手慣れているように見えるわ。気のせいかしら?」

「そ、そんなことないって。気のせいだよ」

 

 

 そう誤魔化して、千夜さんがベッドの上で仰向けになるのを見届ける。そして、僕は彼女が足を向けている方に移動すると、両の太ももを左右に開かせて肉棒を秘部へとゆっくり近づけていった。

 

 

「あ……あっ、入って……くる……!」

 

 

 肉棒の先端が濡れた花弁に触れる。そのまま腰を前に押し出すと、やがて蜜壺の中に僕のものが収まっていく。

 挿入した瞬間、待ち構えてたとばかりに膣肉が肉棒に襲いかかり、ぎゅううっと強烈な締まりを与えてきた。僕は肉棒で膣肉を押し上げると、その勢いで千夜さんの処女膜を突き破る。肉棒が根本まで膣内に入ったが、千夜さんは歯を食いしばりながら苦悶の声を上げた。

 

 

「くぅあっ、んぅっ……!! しょ、ショウくん……どうしたの、動かなくていいの?」

「千夜さんが痛そうにしてるのにそんなことできないよ。今は千夜さんの痛みが引くまで待つから、落ち着いて」 

 

 

 そうしている間にも膣肉が肉棒に絡みついて、腰の動きを促そうとしてくる本当は今すぐにでも動きたいが、そんなことしたら千夜さんに負担がかかるだけだ。だから、僕は千夜さんが楽になるまでしばらく待った。

 

 

「はぁ……んっ、だいぶ落ち着いたから動いてもいいわよ」

「本当に大丈夫?」

「もう平気よ。ほら、私はこの通り。だから、遠慮しないで好きなようにしていいのよ」

 

 

 千夜さんは笑顔を浮かべ、片手で僕の頬に軽く触れてくる。それを見た僕は安心すると、ゆっくりと腰を引き始めた。

 

 

「んぅっ……はぁっ、あんっ♡」

 

 

 肉棒が抜けていくと千夜さんは切なげな声を漏らし、膣奥に押し込めば艶めいた声を漏らした。

 結合部からは血が滲んでいるが、それでも彼女は嫌そうな表情を見せていない。むしろ、僕を受け入れて気持ち良さそうにしている。それが嬉しくて、僕は何度も抽送を繰り返した。

 

 

 ずぷっ、ずぶずぶっ、ぬちゃっ、じゅぼぼっ、ぐちゅっ、ぬぷっ

 

「はぁっ、んんっ、んぁっ♡ あぁんっ、はぁっ……」

 

 

 肉棒で子宮口を突かれる度に千夜さんは大きな喘ぎを上げ、身体をビクンッと震わせる。その姿はとても可愛らしく、同時にとても淫靡だ。僕は彼女の反応を見ながら肉棒を出し入れさせ、徐々に速度を上げて突き上げていった。

 

 

「はぁ、んんっ! はげしいぃ気持ちいいっ……♡ はぁんっ、こんなの、はじめてだわ♡ ああっ、ひゃああっ、んああっ!」

 

 

 千夜さんは顔を赤くしながら甘い吐息を漏らす。その様子からは余裕がなく、ただひたすら快楽に浸っているように思えた。

 子宮口を強く突きまくると、その反動で膣肉が肉棒をきつく締めつけてくるが、僕は構わず肉棒を叩きつけ続ける。千夜さんは瞳をうっとりとさせながら、綺麗な黒髪を振り乱しており、そのうちの二三本が彼女の口元に付いていた。

 そのあまりにも艶かしい光景と、絶え間なく肉棒を引き締めてくる膣内により、僕の我慢がどんどん限界へと近づいてきていた。

 

 

「やああっ、はぁぁ、んんっ……♡ しょ、ショウくんっ、お願いがあるのだけど。はぁっ、私、ショウくんの上に乗って、動きたい♡ 私からもあなたを気持ち良くしてあげたいの」

「千夜さん、くっ……わかった」

 

 

 ぎゅうぎゅうと締まりの良い膣からなんとか抜き出した肉棒は愛液で塗れていた。千夜さんの表情を見る感じ、本当は彼女も限界が近づいていたのだろう。

 身体の熱が引いてしまう前に僕はすぐにベッドに寝転ぶと、千夜さんは股を開いてから僕の腰上にゆっくりと身体を下ろしてきた。

 

 

「はぁっ、んんっ……またショウくんの熱くて、硬いのが、奥に……♡ ああっ、んぅぅっ♡」

 

 

 千夜さんのおしりの肌が僕の腰上に重なると同時に、肉棒の先端が膣の一番奥深くに密着した。そして今度は、千夜さんの方から積極的に腰を上下に始める。

 

 ぱんっ、ぱぁんっ……ずぷっ、じゅぽっ、ぬちっ、ぬちゅっ、ぐちゅっ

 

 

「あああっ、ショウくんのおちんちん、すごいわっ♡ これぇ、気持ちよくて、腰、とまらなぁいいっ♡ はぁっ、ああっ、やああぁっ……!」

 

 

 自ら腰を動かしながら、顎を軽く上にむかせて大きな声で喘ぎまくっている千夜さん。

 千夜さんが身体を上下させる度に、彼女の豊満な乳房が僕の目の前でぷるんぷるんと震える。淫らに揺れ動く乳房の様子を見ただけで僕は脳がショートしたような錯覚を覚えてしまい、自分でも気づかないうちに目の前にある二つの乳房に両手を伸ばしてしまっていた。

 

 

「んんぅっ、だ、だめよっショウくん! 今、胸揉まれたら……ひぃああっ、あんんっ、だ、だめぇっ♡ このままだと、もうイっちゃうっ!」

 

 

 その言葉を無視し手を休めることなく、千夜さんの柔らかな巨乳を鷲掴みにして好きなだけ揉みまくっていく。乳房の表面には汗がにじみ出ており湿っぽく感じるが、それ以上に心地良い柔らかさを含んでいて何も気にならない。

 そうしている間にも膣肉が激しい収縮を繰り返し、肉棒全体を搾り取るかのように締め付けてくる。

 

 くっ……これ以上はもう無理だ。

 限界を察知した僕は乳房から両手を離すと、代わりに千夜さんの両手を握る。指と指を絡め合い、手のひらと手のひらが重なるようにぎゅっと掴むと、千夜さんの方からも強く握り返してくれた。

 

 

「千夜さん、そろそろ……」

 

「ええっ、私もよっ! だから、一緒に気持ち良くなりましょう♡ ああっ、やぁっ……ふぁあぁんっ!!」

 

 

 僕はラストスパートをかけるべく下から思いっきり突き上げ、その勢いで千夜さんを身体ごと浮かせる。その衝撃で千夜さんは仰け反るようにして全身を震わせ、ついに彼女は絶頂をむかえた。

 

 

「はぁっ♡ はぁっ♡ んんっ、ひゃああっ♡ ああんっ! はぁぁっ、んあぁっ、んんぅーーっ!」

 

 

 絶頂に達したことで膣壁が今まで以上に激しくうねり、僕はその刺激に耐えきれずに射精してしまった。

 

 びゅるるっ、びゅくびゅくっ、どびゅるるっ、びゅるっ

 

「んんっ、でてるぅ……♡ ショウくんの、熱いのが、いっぱい、私の中に流れてきてる♡ すごい、ステキよ……♡」

 

 

 僕はものすごい勢いで千夜さんさんの膣奥に熱を解き放ってしまうと、千夜さんもぎゅっとより激しく膣を収縮させて射精中の肉棒を追い打ちしてきた。

 それがしばらく続き僕と千夜さんは快楽の余韻に浸る。膣の収縮が落ち着いてから僕は肉棒を抜き取ると、割れ目から収めきれなかった白濁液がとぷとぷと溢れ、千夜さんの太ももを汚していったのだった。

 

 

 

 


 

 

 衣服を整えて千夜さんとともに外に出ると、空は夕暮れ色に染まっていた。涼しい風が肌を撫でてきて、行為を終えたばかりの身体にはちょうどいい心地良さだった。……それにしても、また欲望に流されて美少女を抱いてしまった。それも今回で三人目。

 

 

「ショウくん、今日はありがとう。すごく素敵な思い出になったわ」

「僕もだよ。身体の方は大丈夫?」

「ええ。まだ股に違和感が残ってるけど、それ以上に気持ちよかったから気にならないわ」

 

 

 千夜さんが嬉しそうにしている手前、僕は内心を悟られないように普通に振舞う。

 

 

「甘兎庵の記念日、成功するのを祈ってるよ」

「ありがとう。その日はショウくんやみんなを招待するから楽しみにしてて。……それと」

 

 

 言葉の途中で千夜さんは僕に近づいてくる。彼女は唇を僕の耳元まで接近させたところで、こう呟いた。

 

 

「また今度予定があえば、その時はショウくんのお家におじゃましてもいいかしら?」

「ち、千夜さん!? 別にいいけど、それって……」

「やった! ふふ、楽しみにしてるわね」

 

 

 小さくガッツポーズする千夜さん。

 ……今、僕の頭の中では『このままではまたよくない関係を築きあげてしまうぞ!』と僕に対し警鐘を鳴り響かせている。しかし、その時がくれば、その事も忘れてまた千夜さんを抱いてしまうんだろうなぁ。

 

 

「あ、ショウくんに千夜ちゃん! なに話してるの!」

「ココアちゃん!? こ、今度甘兎庵の周年記念日があるでしょう? それにショウくんをお誘いしていたところよ。ココアちゃん達もこれからお誘いにいこうと思ってたの。ココアちゃんも来るわよね?」

「ほんと! 絶対に行くね!」

 

 

 千夜さんはどこからかやってきたココアを適当に誤魔化す。先程の意味ありげな会話は聞かれなかったと、二人でこっそりとホッとした。

 

 

 

 こうして僕は千夜さんと身体を重ね、今後も淫らな関係を続けてしまうのであった。しかもそんな関係を結んでいる美少女は今回で三人目だ。

 流石に反省しないといけない……と思いながらも、僕は美少女と身体を重ねている時はそんなことも忘れ、肉欲をぶつけまくるのであった。

 

 

 

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