※この作品はR-18です。

ご注文は美少女ですか?   作:ココナポッカ

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四人めの美少女と関係を持った日

 

 

 特別語ることも無い平日のお昼。平日と言っても僕の店は今日休みなので、コーヒーでも飲みながら過ごそうと思った僕はラビットハウスに来ていた。

 そこで僕はある異変を目撃した。

 

 

「……あれ。なあチノ、注文の卵サンドまだできてないのか?」

「あ……! す、すいません忘れてました。今すぐ作ってきます」

 

 

「ココアさん、今から買い物をお願いしていいですか。これ、必要な材料のメモです」

「りょーかい! ん、でもこの材料ならたしかまだたくさんあったはずだよ」

「え? ちょっと確認してみますね……」

 

 

 ……と、こんな感じに今日はチノちゃんがたびたびミスをしており、それをココアとリゼさんがサポートしていた。

 感情を表に出すのは苦手なチノちゃんだが、仕事は真面目に取り組むしっかり者なはずだ。いつもなら失敗してもマイペースなココアをチノちゃんがサポートしているのに、今日は逆である。これを異変と言わずしてなんと言うのか。

 

 

「おいチノ、水の勢い強すぎだ! 床が水浸しだぞ!」

「あ……す、すいません!? ボーッとしていました」

 

 

 今もチノちゃんはミスしていた。どうやら皿洗いをしようとしたチノちゃんが、水を出しっぱなしでぼんやりしていたらしい。

 その後もまだミスは続いた。

 

 

「ショウさん、お待たせしました! こちらアイスコーヒーです」

 

 

 そう言いながら、コーヒーの入ったグラスをお盆に乗せて運んでくるチノちゃん。しかし、足元には何もないはずなのにチノちゃんはその場で転んでしまい、お盆と一緒にグラスを落として割ってしまう。パリーンという音が店内に響き、黒い液体が木製の床を派手に汚していった。

 額に手を当てながらよろよろと立ち上がるチノちゃんが心配で、僕は駆け寄った。

 

 

「チノちゃん大丈夫? 怪我はない?」

「は、はい……驚かせてすいません。それよりもショウさんのコーヒーをこぼしてしまいました……本当にすいません」

 

 

 謝罪の言葉とともに何度も頭を下げるチノちゃん。

 なんというか、今日のチノちゃんは店に入った時から元気がなさそうに見えた。今は申し訳ないという気持ちがより彼女をそうさせているのかもしれないが、こうもしょんぼりとしているのは他に理由があるとしか思えなかった。

 

 

「チノちゃんが無事ならそれでいいんだよ。……それでさチノちゃん、もしかして今なにか悩み事でもあったりするの?」

 

 

 問いかけに対し、チノちゃんは一瞬ビクッと肩を震わせると、悲しみと驚きの混じったような表情で僕を見た。

 

 

「……はい、そうです。すごいです、よく分かりましたね」

「チノちゃんの様子がいつもとおかしかったからね」

 

 

 そう話していると、カウンターの奥にある厨房のドアが開いてそこからココアとリゼさんが出てくる。この場の惨状を知ると、二人して驚きの声を上げた。

 

 

「おいおい、なにがあったんだ」

「……私がショウさんのアイスコーヒーを運んでいる途中で転んでしまったんです。驚かせてすいません」

「大変! 大丈夫? グラスの破片で怪我とかしてない?」

「はい、怪我はしてませんが……お客さんに運ぶ大事な飲み物を無駄にしてしまいました。……はぁ、今日の私はミスばかりしてます。これでは到底店を継ぐことなんか出来ません。本当に、すいません……」

 

 

 チノちゃんはこれで何度目かになる謝罪を口にする。

 とりあえずここは一旦、僕がチノちゃんの悩みの相談に乗ることにした。本当はココアとリゼさんにも協力して欲しかったけど、他にも仕事があるのと後から来たお客さんの対応もあるのでそういう訳にもいかなかった。それに対しココアが『妹が悩んでいる時こそお姉ちゃんの力が必要なんだよ! なんでそこでショウくんが出てくるのー!』と駄々を捏ねていたが、リゼさんの『お前はまだ仕事が残っているだろう』との発言と、チノちゃんの『別にココアさんは私の姉じゃないです』という否定によりあえなく撃沈した。

 今もココアは皿洗いをしながら、僕とチノちゃんがテーブルを挟んで話し合ってるのを見て何やらブツブツ言っていた。

 

 

「そ、それでチノちゃん。早速だけど、いったいどんなことで悩んでるのか聞いてもいいかな?」

「……」

「それとも、僕に話すのは嫌?」

「い、いいえ。そんなことありません。ショウさんのお気遣いは嬉しいです。……ですが、ショウさんからしたら私の悩みは大したことじゃないと思います。きっと、些細なことで悩むなんて情けないって思っちゃいますよ」

「思わないよ。いいかい、チノちゃん。どんなことを悩みと感じるかはは人それぞれで、たとえ他人に自分の悩みを些細だと思われてもそれは重要じゃないんだ。そしてチノちゃんは今なにか悩みを抱えてて、困っている。それを誰かに相談するのは恥ずかしいことじゃないよ」

 

 

 実際にチノちゃんはその何かの悩みが影響して、仕事でミスを連続でしてしまっている。どんな悩みだったとしても、僕はそれを些細な問題だと一蹴するつもりはない。必ずチノちゃんの悩みを解決できる、とも言えないけど。

 そんな僕の思いが通じたのか、チノちゃんはしばらく俯いたままだったが、やがて僕と目を合わせ口を開いた。

 

 

「実は、友達と喧嘩してしまって……」

 

 

 チノちゃんが言うには、その友人とはいつも仲が良く、学校が終わるとよく一緒に帰ることも多かったという。ところがある日、些細なことで喧嘩してしまった。

 喧嘩した友達の名前はマヤちゃん。僕も何度かラビットハウスで見かけたことがある。その時も、彼女はチノちゃんに会いに店に来ていた。

 マヤちゃんとは喧嘩した日からろくに口も利かず、帰りもバラバラらしい。

 

 

「私にとって、マヤさんは数少ない友人なんです。……でも、どう仲直りすればいいか分からなくて」

「なるほど……チノちゃんの悩みの原因はそれか」

「はい……」

 

 

 悲しそうに悩みを吐露したチノちゃんを、カウンターの上に座っているアンゴラウサギのティッピーが見つめている。その目はまるで我が孫を心配するような、おじいちゃんのような目つきだった。

 ついでにココアも今すぐにでもチノちゃんの悩み相談に乗ってあげたそうにこちらをガン見している。……あ、リゼさんに厨房に連れ込まれてった。

 

 

「……やっぱり、もう二度とマヤさんとは仲良くなれないんでしょうか。マヤさん、もう私のこと嫌いになってるかもしれませんし、私と違って友達も多いですから……」

「チノちゃんは仲直りしたいって思ってるんだよね?」

 

 

 僕の言葉にチノちゃんはこくりと頷きながら、

 

 

「……マヤさんは、せっかくできた数少ない友人です。このまま疎遠になってしまうのは、寂しいです」

「そうか。……多分、マヤちゃんも同じ気持ちなんじゃないかな。あの子もチノちゃんと仲直りしたいって思ってるはずだよ」

「そんなの、どうして分かるんですか……」

 

 

 チノちゃんは納得できてない様子だった。

 それはその通りだ、僕はマヤさんの本意を確かめたわけじゃない。でも……ラビットハウスで彼女達が仲良くしていたのを見る限り、些細な喧嘩で一生修復できなくなってしまうような、そんな脆い仲だとは思えない。

 問題はチノちゃんがマヤちゃんに嫌われてしまって、二度と仲直りできないのではないかと思ってしまっていることだ。もしかしたら、マヤちゃんも同じことを思っているのかもしれない。

 

 

「大丈夫、僕も力も貸すから安心してよ。だけど、マヤちゃんと仲直りするには、チノちゃんのちょっとした勇気も必要だから、そこは頑張って欲しいかな」

「は、はい……!」

 

 

 緊張しながら返事をするチノちゃん。

 僕はコーヒーを飲み終えると、家に戻って早速計画を練ることにした。

 

 

 

 


 

 

 

 チノちゃんの悩みの相談に乗った数日後の土曜日。

 仲直り計画のために必要な準備ができたので、僕はチノちゃんとマヤちゃん、あとその二人とよく一緒にいるメグちゃんをうちの店に呼ぶことにした。

 まだ仲直りできていないチノちゃんとマヤちゃんが本当に一緒に店に来てくれるのかという問題点はあったが、それを解決してもらう役目をココアに任せている。彼女には、三人をここまで連れてきてもらうように頼んでおいたのだ。あいつなら持ち前の明るさと前向きな性格で、三人を無事にここまで連れてきてくれるだろう。

 

 

「……さて、無事に到着。ショウくん、三人を連れてきたよー!!」

「「「こ、こんにちは……」」」

 

 

 ココアが朗らかに店に入り、それに続いてどこか緊張しているチノちゃん、マヤちゃん、メグちゃんの中学生三人組が入ってくる。

 見るからに三人の空気が悪い。理由は言うまでもなく、チノちゃんとマヤちゃんの二人が喧嘩してしまっているからで、その気まずい空気に押されてメグちゃんも困っている感じだ。……ちょっと強引だったかもしれないけど、ここまできたからにはどうにかするしかない。

 

 

「ようこそ三人とも、待ってたよ」

「ショウ兄ちゃん、ココアから聞いたけど私たちになんか用事があるって?」

「うん。実はね、君たちに渡したい物があってここに呼んだんだ」

「お兄さんが私たちに……?」

 

 

 マヤちゃんの質問に答えると、今度はメグちゃんが首を傾げてみせる。僕はカウンターの下にある棚から小さなダンボール箱を取り出して、それを彼女たちの前に置いた。

 いったい何が入ってるのだろうと三人が箱を見つめ、その後ろではココアが今の現状を見守っている。

 

 

「チノちゃん、開けてみてよ」

「は、はい」

 

 

 チノちゃんは箱の上部を開けると、中を覗きみてそこにあるものを一つ取り出した。

 

 

「これは……マッグカップですね」

「すごーい! これ、チノちゃんの顔が描いてあるよ」

「ほんとだ……私がいます」

 

 

 メグちゃんの指さした部分には、デフォルメ風のチノちゃんのイラストがあり、チノちゃんもそれを見て驚きの声をあげた。

 その間にマヤちゃんは箱にまだなにか入っていると気づき、箱に入っている物の残りの二つ────マグカップを取り出し、そのうちの一つをメグちゃんに渡した。

 そして二人は気づいた

 

 

「うお! こっちには私の顔が描いてある。めっちゃ上手!」

「こっちにも私の顔が描いてあったよ! これ、お兄さんが描いたんですか?」

「そうだよ」

 

 

 僕がメインで作っているのはお皿系だが、マグカップも作れるし、作ったものにちょっとしたイラストも描けるくらいの技量はある。

 三人は目を輝かせてマグカップを見つめている。反応は嬉しいけど、本題はここからだ。

 

 

「めちゃくちゃ嬉しいけどさ、なんで私たちにいきなりプレゼントしてくれたんだ?」

「いつも三人が仲良くしてるのを見てたら、急に創作意欲が沸いてきてね。三人の仲良しの証みたいな、そんなものが作りたかったんだ」

 

 

 本当はチノちゃんとマヤちゃんを仲直りさせる手段のために作った物だが、まあそれも嘘ではない。

 

 

「仲良しの証……。ショウ兄ちゃん、悪いけど今私、チノと喧嘩してて……」

 

 

 周りに聞こえないよう小声で話してくるマヤちゃん。僕は気にせずにあえてみんなに聞こえるように言葉を返した。

 

 

「それなら大丈夫だよ。なにせチノちゃんがこの間、僕にどうすればマヤちゃんと仲直りできるのかって相談してきたからね」

「ちょ、ちょっとショウさん!! 何を言ってるんですか!」

「チノ……そうだったのか?」

「うっ……まあ、はい」

 

 

 僕のカミングアウトを聞いて、マヤちゃんがチノちゃんに聞き返す。それに対し、チノちゃんは顔を赤くしながら小さく返事をした。

 

 ここまではバッチリだ……あとは頼むぞ、ココア。

 

 僕はこっそりとココアに目で合図を送ると、彼女は任せてと言いたげに強く頷いて口を開いた。

 

 

「ほんと! それならマヤちゃんと同じだね」

「同じ……?」

「す、ストップココア!? それ以上は……っ」

「マヤちゃんもね、私にチノちゃんと仲直りするための方法を聞きにきたんだよ。なーんだ、二人とも仲直りしたいって思ってたんじゃん」

 

 

 ココアはそう言いながらチノちゃんとマヤちゃんの片手を握って軽く引き寄せると、二人の片手を重ね合わせた。

 そう、実は僕がチノちゃんの相談を受けた後、ココアもマヤちゃんから仲直りの相談を受けていたのだ。どう仲直りさせるべきか計画を練っていた僕は、ココアからその件を聞いて今のような状態に持ち込む案を閃いた。

 ここまですればお互い素直になれないチノちゃんとマヤちゃんも、ようやく心の内を開けて素直になってくれるだろうと。……さて、あとは二人がどうするか見守るだけだ。

 

 すると、メグちゃんは二人の肩をぽんと叩いて言った。

 

 

「ほら、二人とも。お互いになにか言うことあるよね」

「チノ。その、この間はごめんな。あと、すぐに謝れなくて……それもごめん」

「マヤさん……私の方こそごめんなさい。私もあの後、どうマヤさんと接すればいいか分からなくて……避けてしまっていました。本当にごめんなさい」

 

 

 お互いに頭を下げて謝るチノちゃんとマヤちゃん。頭をあげると、チノちゃんは言葉を続けた。

 

 

「私……これからもマヤさんと友達でいてほしいです。お願いします!」

「な、何言ってるんだ。そんなの当たり前だろ。これからもよろしくな、チノ!」

「は、はい!」

 

 

 二人が笑顔になり、それを見守っていたココアとメグちゃんがほっとする。僕も計画が無事に成功して良かったと、内心でほっと一息した。

 

 

 これにて一件落着だ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 あれから二日経った日。

 閉店時間にさしかかり、店仕舞いの準備をしていると、チノちゃんが店にやってきた。

 

 

「こんにちは、ショウさん」

「やあチノちゃん。来てくれて嬉しいけどごめんね、今はもう店を閉めるところなんだ」

「あ、すいません。今日は買い物じゃなくて、ショウさんにお話がしたくて来たんです。お時間はありますか?」

 

 

 店仕舞いはもう終わるところだし予定も特にない。なんの話かは分からないけど、とりあえず僕はチノちゃんを二階にあげることにした。

 二階の居住スペースに入ると、チノちゃんが言った。

 

 

「ショウさん、改めてこの前のお礼をさせてください。ショウさんが協力してくださったおかげで、無事にマヤさんと仲直りすることができました。本当にありがとうございます」

 

 

 そう話すチノちゃんの顔には、嬉しさと安堵が入り交じっているように見えた。きっと今まで喧嘩していたことにずっと悩んでいて、仲直りできたことが嬉しいのだろう。

 

 

「いいんだよあのくらい。僕もチノちゃんとマヤちゃんが無事に仲直りできて嬉しいよ。あれからはマヤちゃんとはどんな感じなの?」

「はい、今日もたくさんお話しました。……と言っても、私は自分から喋るほうではないので、マヤさんのお話を聞いてばかりでしたが」

 

 

 楽しそうにマヤちゃんとの出来事を話すチノちゃん。あまり感情を出さないチノちゃんが、これほどの笑みを見せるのは珍しい。

 

 

「……ショウさん?」

「ああ、ごめんね。チノちゃんってそんなふうに笑うんだなって」

「み、見ないでください……恥ずかしいです」

 

 

 チノちゃんの笑みを見つめていると、彼女は視線を僕から外して恥ずかしそうにした。それから少ししてもう一度僕の方に向きを戻すと、会話を再開した。

 

 

「……それで、言葉だけのお礼じゃなくて形でもお礼をしたくて。これ、一緒に食べませんか?」

 

 

 そう言って、チノちゃんは先程から手にしていたラタンバスケットをテーブルに置いてそれを開いた。

 中には色合いのある具材を使ったサンドイッチが複数個、きつね色に揚がったフライドチキンにポテト、あとクッキーも入っていた。

 うん……とても美味そうだ。

 

 

「これ、本当に食べていいの?」

「はい。ショウさんへのお礼ですから……それと、お礼をしながらこう言うのは変ですが、ショウさんにお願いがあるんです」

「なに?」

「……い、いきなりですが、今日は私をショウさんのお家に泊めてください!」

「え……ええ!!」

 

 

 本当にいきなりのお願いすぎて、僕は声を上げてしまった。

 い、いったいどうしてこんな展開になるんだ。ひ、ひとまずここは冷静に対応を……。

 

 

「えーと……理由を聞かせてもらってもいい?」

「知ってると思いますが、私、引っ込み思案で人付き合いも苦手で、友達が少ないんです。マヤさんやメグさんと友達になれたのも、二人の方から話しかけてくれたからです。

 それで、私思ったんです。友達を作るコツは、マヤさんやメグさんが私にそうしてきたように、相手を知ろうとすることかもしれないって。でも、私じゃそうするのも難しくて……ですからまずは身近な人の色んなところを知っていって人付き合いに慣れようって……そう考えたんです」

 

 

 チノちゃんの話を聞いて、彼女がうちに泊まりたい理由は理解できた。しかし、その上で一つ疑問がある。

 友達を作るために大切なことは相手を知ろうとすること、だけどそもそも人見知りの激しいチノちゃんはまずは身近な人のこともっと知ろうと考えた。

 

 そこで、なぜ僕を選択したのだろうか。

 僕は男で、チノちゃんと仲の良いメンツでは一番年上だ。しかもそんな男の家に泊まろうともしている。

 身近な人をもっと知りたいというだけならもっと適任がいるのではないか? たとえばココアとか。

 

 

「ココアさんは……こっちが話しかける前にガンガン話しかけてくるし、それにココアさんとは一緒住んでますし、嫌でもココアさんの色んなところを知ることになりますから……」

 

 

 ……ああ、妙に納得してしまった。ごめんよ、ココア。

 しかし、それでもなんで僕を選んだのだろう。

 

 

「それは……今回の件でショウさんに助けられて、ショウさんのことをもっと知りたいとも思ったからです。

 それに……こう言う言い方は失礼かもしれませんが、私が人付き合いに慣れるために適任な人だと思ったからです。ショウさんは優しくて、穏やかで……私からすると、すごく接しやすい人ですから……」

 

 

 言いたいことは言ったとばかりにチノちゃんは一息ついた。

 なるほど、それで僕を選んだわけか。そこまで考えた上で僕を選んでくれたというのなら、仕方がない。お泊まりを許可することにしよう。

 本当は世間から見たら、幼い女の子が血の繋がっていない男の家に泊まるという行為はブーイングものだが、チノちゃんの考えを無碍にするのも可哀想だと思った。

 しかし、そのためにはもう一つ解決しないといけない問題がある。

 

 

「わかった、そこまで言うなら泊まってっていいよ」

「本当ですか?」

「だけど、まずはチノちゃんのお父さんにも許可貰わないとダメだよ。あと、一応ココアにも聞かないと。じゃないとあとから、僕が色々うるさく言われそうだからね」

「その事ですが……実はもう許可を貰っているんです。お父さんは今日、夜に用事があるので家を留守にしますし、それならショウさんに娘を任せた方が安心だと言ってました。ココアさんには千夜さんとお泊まり会するから一緒にどうかと誘われたのですが、ショウさんの家に泊まりにいくと言って断っちゃいました」

「ん? ……つまり、はじめから僕の家に泊めてもらう気満々で来たってこと?」

「はい。ショウさんなら、きっとそうしてくれると思ってましたから」

 

 

 くすくすと笑うチノちゃん。……なんというか、意外と強かな娘だな。

 

 

 

 


 

 

 そういうわけで、チノちゃんが突然僕の家に泊まることになった訳だが……彼女が持ってきた食事を一緒に食べたり、雑談したり、僕の仕事について興味を持ってきたので、皿を作るために使う道具や今後作る予定のある皿の設計図とイラストを見せてあげたりと、二人で楽しい時間を過ごした。

 

 そして、シャロさんやリゼさん、千夜さんを招いた時に起きてしまった間違いを犯すこともなく、無事に就寝の時間がやってきた。

 というかまあ、そんなの当たり前だ。チノちゃんは将来美人になる見た目をしているし、今でも美少女と呼ぶに相応しい容姿をしているが、まだ中学生だ。

 さすがの僕でも中学生に手を出そうなんて思わない。いや、店を持つような大の男が既に女子高生三人と関係を持ってるというだけでも、世間的に見ればやばいやつなんだろうけど。

 

 

 とにかくあの時のような間違いをしてしまうこともなく、僕とチノちゃんのお泊まり会は終わる。……はずだった。

 

 

 

 

「どうしたんですか? えへへ、ショウさん顔が紅いですよ?」

「それはチノちゃんの方なんだけど……」

 

 

 現在、ベッドに寝転がっている僕の腰の上にチノちゃんが乗っている。彼女は紅くし、口からアルコールの香りをほんのりと匂わせていた。

 無論、僕はチノちゃんにお酒を飲ませたりなんかしていない。女性を酒で酔わせて理性がおかしくなったところで肉体関係を無理やり迫る、世の中にはそんな酷い男がいるらしい。が、そんな外道な行為、僕はしたこともしようとも思ったこともない。

 

 なのに、今のチノちゃんは酔っ払っているとしか説明の仕様がなかった。

 

 ……もしかしてだけど、チノちゃんと一緒に食べたあのチョコレートが原因だろうか? 今思い出したけど、あれにはほんの少量のアルコールが入っていたはずだ。でも、あれでここまで酔っ払うなんて……チノちゃんは将来、お酒が弱くてすぐに酔うタイプなんだろうな。

 

 ……て、そんなこと考えている暇はない。チノちゃんはあろうことか、猫のように僕の胸板に頬をすりすりと擦り寄せてきた。

 

 

「チノちゃん、なにしてるの!?」

「なに……て、もっとショウさんと仲良くなりたくてこうしてるんですよ。人と仲良くなるためには、こういうスキンシップが大事……なんですよ」

「そういうスキンシップは相手によるんだよ!?」

「たとえば、どんな相手ですか?」

「ええーと……恋人とかかな。でも僕とチノちゃんは恋人じゃないでしょ? それにチノちゃんのお父さんも、僕になら君を任せても安心だってことでお泊まりを許可してくれたんだ。だから、こういうことしたら怒られるんだよ」

「それなら……バレなければいいんじゃないですか?」

 

 

 いくら説明しようとしても僕の上から退いてくれない小さな酔っ払いことチノちゃん。その間にも彼女からただようアルコールを帯びた甘い匂いと、柔らかくて温かい感触が僕の理性を溶かし、頭をクラクラとさせてくる。

 くっ……早くどうにかしないと、本当にやばい。

 

 

「バレるバレないの話じゃないんだ。僕は大人で、チノちゃんはまだ子どもで中学生なんだ」

「だから、こういうことしたらダメって言いたいんですか? そんなのよくわからないです……あと、こういう時まで私を子ども扱いしないでください」

「チノちゃんを悪く言うつもりはないよ。……でも」

「でもじゃないです。私は子どもじゃないって言ってるのに、それでも私を子ども扱いするって言うのなら──」

 

 

 チノちゃんが水色の髪を揺らめかせ、僕の胸から顔をあげる。その瞳は潤んでおり、顔は真っ赤に染め上げ、唇がなぜか妖艶に微笑んでいるように見えた。

 だ、ダメだ。相手は中学生だぞ。しっかりしろ、僕! 興奮するんじゃない!

 

 そうこうしている間にもチノちゃんが顔を近づけてくる。そして唇を僕の耳元まで寄せたところで、静かに呟いた。

 

 

「──ショウさんが私を大人の女性にしてください」

 

 

 その瞬間、僕の脳裏に電流が走る。男の本能を呼び起こされた僕はチノちゃんの背中に両手を回して抱きしめると、唇を重ね合わせた。

 

 

「んむっ、んんっ……!」

 

 

 唇と唇の隙間からチノちゃんの驚きの声が漏れ出る。

 

 ……ああ、ついに欲望に負けてしまった。

 

 しかしそう思うと同時に、そんな後悔を払拭するほどのチノちゃんの若くて瑞々しい唇の感触がが伝わってきて、それが快楽に変換されて僕の神経を刺激した。

 

 

「んぷっ、ぷふ……どうしたんですかショウさん。私はあなたから見れば子どものはずでは? なのにどうしてキスしただけで顔を赤くしているんですか?」

 

 

 口づけを終え、チノちゃんは酔っているからなのか妙に余裕にある振る舞いをして見せた。僕はそんな彼女に少しだけ嗜虐心を芽生えさせてしまい、二度目の口づけをするとすぐにその小さな唇に舌先を押しつけて、口内へと舌をねじ込んだ。

 

 

「んん、れぷっ……しょぅ、さん? れるる、んれるっ、ちゅるるっ」

 

 

 酔っているちゃんも流石にこれには驚いたのか、目を白黒させていた。しかし、それも数秒間の間だけだった。僕はチノちゃんを逃がさないように小さな身体を抱きしめて舌で口腔を蹂躙していくうちに、彼女は僕に身を委ねるように瞳をゆっくりと閉じ、むこうからも僕の舌の動きに合わせて自分のそれを絡ませ始めた。

 

 れるるっ、ちゅむっ、じゅぷっ、ちゅっ、ぴちゃぴちゃっ

 

 唾液が絡み合う音を立てながら互いに舌を擦り合わせ、混ざり合ったそれを喉の奥へ流し込んでいく。舌と唇に温かくて痺れるような快楽が広がり、まだ中学生のチノちゃんはそんな大人のキスに没頭していった。

 それから頭が沸騰しそうになるまで僕とチノちゃんは口内と舌を貪りあっていると、やがてどちらからともなく唇どうしを離し、唾液の糸を引かせながら熱い吐息を漏らした。

 

 

「んぁ、はあっ……はあ、はあ♡」

「チノちゃん大丈夫?」

「だいじょうぶです……それよりもこれが大人のキスなんですか?」

「そうだよ、どうだったかな?」

「苦しかったですけど、すごく気持ち良かったです♡ なにより……ショウさんとのキスは、とても幸せな気分になれました♡」

「チノちゃん……」

「ショウさん、私もっとショウさんと大人なことしたいです。……お父さんやココアさん、まわりの人には絶対に言いませんから、お願いします」

 

 

 チノちゃんの言葉は、既に崩壊しかけていた僕の理性を粉々に破壊してしまった。

 僕はチノちゃんをもう一度抱きしめると、重なってはすぐ離れるキスを何度も繰り返す。そのまま片手で彼女の小さなおしりを揉んだり、太ももに触れたりする。僕の硬くなった愚息がズボンを押し上げ、その先端が彼女の身体に触れてしまうがもうそんなの気にしていられない。

 

 

「チノちゃん、そろそろ服脱がすけど心の準備はいい?」

「は、はい……」

 

 

 声は強ばっているが、覚悟はできているようだ。

 僕はチノちゃんのシャツに手をかけてボタンを外していくとスカートと一緒に脱がし、上下とともに無地の下着姿にさせる。チノちゃんのお腹はなだらかで可愛らしく、胸は未発達ながらも下着越しにほんのりとだけ膨らんでいるのが分かった。僕はチノちゃんの背中に手を回しブラを取り外すと、小さな乳房とピンク色の小粒のような蕾が顔を出した。

 そして、ついにチノちゃんの下半身の下着にも手をかける。すると、彼女は僕が脱がしやすいように腰を浮かせてくれて、おかげで下着をするりと脱がすことができた。

 

 僕はチノちゃんをベッドに寝かせると、一糸まとわぬその姿をじっくりと見つめた。

 雪のように白い肌に、主張が控えめながらも美しく見える乳房と桃色の乳首。肩はとても華奢で、手足も細い。チノちゃんは小柄な分肉つきも少なめで、全体的に見て幼い部分が目立つが、それでも彼女は紛れもなく美しい裸体をしていた。

 

 顔は未だに紅くなっているが、きっとアルコールだけが原因ではないだろう。その証拠に彼女は僕と視線を合わせると、すぐに横を向いた。

 

 

「あ、あまり見つめないでください……」

「ごめんね、でも可愛いからつい」

「うぅ……ショウさん、私恥ずかしくてどうにかなりそうです。早く続きをしてください……!」

 

 

 もちろんそうするつもりだった僕は、早速、チノちゃんの小ぶりな乳房の感触を確かめるべく手を伸ばす。

 

 指先から伝わってくるのは僅かながらも乳房らしいふわふわの肉感。僕は少ない乳肉を手のひらで寄せ集めるように揉み込むと、チノちゃんが幼い声で喘ぎ始めた。

 

 

「やぁっ、はあっ……んんっ」

「痛くはない?」

「大丈夫です。むしろ、ちょっと気持ち良いかも……♡」

 

 

 じゃあもっと攻めてもいいだろう。

 そう考えた僕はチノちゃんの乳房の感触を片手で愉しみながら、もう片方の乳房に直接口をつけ、口内に閉じ込めた乳首を舌で弾き転がした。

 

 

「ひゃあっ……おっぱい、舐めるの、だめぇですっ……! 変な声、出ちゃう……!」

「大丈夫、それが普通だから」

「ああっ、あぁんっ……はあんっ♡ んぅ……っ!」

 

 

 乳房の片方を揉んで、もう片方を口でちゅぱちゅぱと攻めていくと、チノちゃんは僕の両肩に手を置いて服をぎゅっと握ってきた。どうやら慣れない刺激に耐えるのに必死なようだった。

 しかし、これで終わりではない。

 僕は空いている方の手でチノちゃんの秘部を軽く押すように触れてみると、熱くて粘っこいものが秘部から染み渡るように漏れ出ているのが分かった。そのまま秘部の割れ目へと人差し指を挿入させていって、指先で膣内をぐちゃぐちゃと掻き乱しチノちゃんに新たな刺激を与えていく。

 

 

「ひゃっ!? しょ、ショウさんそこはダメです! 汚いですよっ」

「そんなこと無いよ。チノちゃんのここは綺麗だよ」

「そんなわけ、ないじゃないですか……意味が分かりませんっ、んああっ、ひゃんんっ……」

 

 

 それでも、チノちゃんは与えられる刺激には素直に喘ぐことしかできなかった。

 僕はあらゆる手段でチノちゃんの二つの乳房と膣内を執拗に攻め立てていく。捏ねてみたり、指と指の間で乳肉を優しく挟んだりと乳房の揉み方を変えてみたり、もう片方の乳房もちょっと強めに吸いついたり小さな乳首を舌でつついたりしていく。

 膣内の方では指の動きを封じるように膣肉が絡みついてきたが、指先を上下左右に動かすことで指の腹を膣肉に擦りつけ、刺激を容赦なく叩きつけていった。

 

 

「はああぁんっ……ひぅああっ♡ ああ、んんっ……♡」

「もうすっかり蕩けてきたね」

「とろ、ける……? はいぃ……身体が、火照ってきて、頭がぼーっとします。こんな感覚初めてです……!」

 

 

 チノちゃんの顔は完全に上気しきっていて、目も潤んでいる。中学生らしからぬ色っぽい表情だ。

 僕は彼女を絶頂に導くために、クリトリスを親指でぐりぐりと弄りつつ膣内の指を前後にスライドさせて一気にたたみかける。

 そしてチノちゃんは大きな喘ぎ声を部屋に響かせると、背筋を海老反りにさせて背中をベッドから浮かせた。

 

 

「ひゃああっ♡ ああっ♡ んああっ♡ 何か来ますっ、きちゃいますっ……! ああっ、んあぁぁ──ッ!!」

 

 

 全身を大きく痙攣させながら、チノちゃんは生まれて初めての絶頂を迎えた。その証拠に彼女の割れ目からは透明な液体が勢いよく噴き出し、シーツに大きなシミを作っていった。

 

 

「はぁ……はぁ……何なんでしょうこの感じ……♡ すごく幸せで気持ち良くて、ふわふわします♡」

「それはね、イクっていうんだよ。今のがイクっていうことなんだ」

「これが、イク……」

 

 

 ベッドの上でチノちゃんはぜえぜえと荒くなった息を整えている。その姿を見て僕の股間がぴくぴくと反応するが、チノちゃんを怖がらせないためにも慎重に行動しないといけない。

 

 

「チノちゃん、もしできるなら今度は君が僕を気持ち良くしてくれないかな」

「は、はい、もちろんです。私もショウさんを気持ち良く……幸せにしてあげたいです。でも、私、こういったことは初めてでどうすればいいかわからないです」

「僕が教えるよ」

 

 

 僕はそう言って自分の服を全て脱いで全裸になり、チノちゃんも上半身を起こす。

 ズボンとパンツの裏で膨れ上がった肉棒がチノちゃんの前に姿を現し、彼女はそれを驚いた表情でじっくりと見つめていた。

 

 

「こ、これ……男の人のおちんちんって言うんですよね。すごく大きくて、なんだか熱そうです。……あ、もしかしてここを気持ち良くすればいいんですか?」

「察しが良くて助かるよ。どうすればいいかは教えるから、お願いしていい?」

「はい……!」

 

 

 チノちゃんは指示通りに僕の肉棒を手のひらで優しく包み込むと、上下に動かし始めた。

 まだ幼さを残した手つきで扱かれるのは新鮮で、その不慣れな動作が僕の肉棒に心地良さを与えてくる。

 

「どうですか、ショウさん」

「うん、凄く良い。もう少し強くしてもいいかもね」

「わかりました」

 

 

 チノちゃんは肉棒を握る力を若干強め、扱いていくスピードを早める。しかしそれでも決して痛みを感じない絶妙な加減で、僕の肉棒はチノちゃんの小さな手のひらの中でびくびくと震えていた。

 

 そうしていると、ふと僕とチノちゃんの視線が絡み合う。

 それをきっかけに僕たち二人は自然と肩どうしを密着させて、そのまま唇も重ねて舌を絡め合わせる。僕はチノちゃんの舌の感触に酔いしれたまま、一度は絶頂をむかえた秘部に手を這わせていく。チノちゃんは一瞬ビクッとして動きを止めたが、すぐにまた肉棒への奉仕を再開する。

 

 

「んっ……ちゅぷっ♡ れろっ、んむぅ…… ♡」

 

 

 唇を重ね、舌を絡ませ合いながらお互いの性器を愛撫する。そんな行為を続けていくうちに、肉棒がさらに膨張していくのを感じた。

 そろそろ限界が近い。チノちゃんの口内で果てようかとも考えたが、幼い少女にそれをするのは酷かもしれない。なので僕はチノちゃんの口から舌を引き抜くと、彼女に向かってこう言った。

 

 

「チノちゃん、そろそろ本番にいこうか?」

「本番……?」

「チノちゃんのここに僕のこれを入れるんだよ。そして二人で気持ち良くなるんだ。それが終わったら、チノちゃんは晴れて立派な女性になれるんだよ」

「そんなに大きいものが私のなかに……!? わ、分かりました……少々不安ですが、これもショウさんに私が立派な女性だと認めてもらうためです。ショウさん、お願いします……」

 

 

 チノちゃんはベッドの上で仰向けになって両足を開き、恥ずかしげに顔を赤らめる。その仕草を見て僕はごくりと生唾を飲み込み、彼女の割れ目に肉棒をあてがい、ゆっくりと挿入していった。

 

 

「うっ、んふぅ……うんんっ!」

 

 

 小さな穴を押し広げて侵入してくる異物に対し、チノちゃんは苦しそうな声をあげる。まだ亀頭が半分しか入ってないが、狭い膣内がぴくぴくとうごめき膣肉が絡みついてくるのが分かる。

 そしてそれ以上進もうとした瞬間、ずぶりと処女膜を突き破った感覚がして、僕はその勢いで肉棒を根元までチノちゃんの中に挿入した。

 

 

 

「ーーーっ、はくぅっっ、い、いたっ……! しょ、ショウさん……っ!」

 

 

 処女を失った痛みに悲痛の声をあげ、助けを求めるかのように僕のことを呼ぶチノちゃん。

 僕はちょっとでも痛みを誤魔化せるように、涙目のチノちゃんと唇を重ねて口内に潜んだ舌を絡めとる。さらに彼女の胸元に手を伸ばして乳首を指先で転がすようにして弄っていく。

 

 

「んむ……あっ、あんっ♡ んれるっ、ちゅるるっ……♡」

 

 

 痛みと快感が入り混じった喘ぎを漏らしながら、チノちゃんは僕の頭を抱え込むように左右のこめかみに小さな手を添えてくる。貪るような舌と舌の絡め合いにチノちゃんはすっかり夢中になっており、気がつけば彼女の瞳はすっかり蕩けていた。表情を見る限り、痛みのほうはもう大丈夫そうだ。

 

 

「チノちゃん、体調はどうかな?」

「は、はい……最初はちょっと痛かったですけど、今はもうなんともないです。ショウさんがキスしてくれたおかげですね……」

「それはよかった。今から気持ちよくしてあげるからね」

 

 

 とは言ったものの、チノちゃんの膣内はかなりきつくて狭い。今もなお一ミリの隙間もないのかと思うほどにみっちりと膣肉が肉棒に絡みついてきてるし、油断すれば一気に射精感が込み上げてきそうだ。同時にちょっとでも激しく突けば今度はチノちゃんが壊れてしまいそうで、それでも僕は慎重に腰を動かしはじめた。

 

 

「あぁ……んくっ、はあんっ♡ は、はいってきます……ショウさんのお腹のなかに出たり、入ったりしてっ♡ すごく熱くて、気持ちいいです……♡」

 

 

 幼くて狭い膣の中を愛液のぬめりに助けられながら肉棒を奥まで挿入し、また引き下げる。やわらかくてぎゅうううと締めつけてくる秘肉の感触がすごく心地良い。

 チノちゃんもしっかり感じてくれているようで、ほっとした僕は腰の動きを早めて膣内へ肉棒の出し入れを繰り返していく。

 

 ずぶぶっ、ぬちゅっ、ぐちゅっ、ぬぷぬぷっ……

 

 

「はああっ、あうっ、ひゃうあぁぁっ♡ す、すごいっ♡ 熱いぃっ♡ わたひのなかぁ、かき回されてぇっ♡ ふわああっ、あぁ、あああんっ!」

 

 

 ピストン運動を繰り返すたびにチノちゃんの口から幼い声音に艶の混じった喘ぎが漏れ、小さな身体がびくんと跳ね上がる。起伏の乏しい乳房はあまり揺れていないが、既に秘部からは愛液がぷしゅぷしゅと溢れだし、ベッドの上を汚していく。

 

 

「んくぅっ、はぁぁっ♡ ショウさん、しょう、さん……ああっ、これぇ、すごく気持ちいいですっ♡ これでっ、私はほんとうに大人の女性に、なれるんですよね……っ」

「ああ、そうだよ。ちゃんと最後までしてあげるから安心して」

「は、はい。どうか私を大人に……♡ もっと気持ちよくしてくださいっ、もっと、もっとはげしくぅ……♡ はああっ、んんっ、やあぁぁっ」

 

 

 相手が幼い少女といえど、喘ぎ声混じりにそんなことをお願いされては断れるはずがなかった。僕は意識するよりも先に腰のスピードを上げ、肉棒でチノちゃんの狭い膣をガンガン攻め立てていく。

 

 ずぷっ、ずぷぷっ、ぬちゅっ、ぐじゅっ、ずぽっ、ぱんっ、ぱんっ

 

 

「あああっ♡ あんっ♡ あんっ♡ やああっ……あっ、ああんっ!」

 

 

 膨れに膨れ上がった肉棒で締めつけてくる膣肉に対抗し、何度も何度も容赦なく膣奥を突きまくる。

 犯してはならない幼い領域を僕の汚い欲望でぐちゃぐちゃにしていく感覚は、犯罪的で、後ろめたさがあるけれど……それはすぐに背徳的な快感へと変換された。

 膣奥と肉棒が激しく衝突するたびベッドはギシギシと揺れて、チノちゃんの水色の長い髪がチノちゃんの水色の長い髪がベッド上で乱れ踊る。

 僕はその光景を見ながら迫りくる限界に備えようと、休む暇もなくチノちゃんに腰を打ちつけ続けた。

 

 

「あっ、ふぁぁっ、しょ、ショウさんっ! はげしいですぅっ♡ こんなにいっぱい突かれたらぁ♡ わたし、おかしくなりますっ♡ ひああっ、あああんっ♡」

 

 

 どうやらチノちゃんも限界らしく、切羽詰まったような声で訴えかけてきた。僕もまた絶頂を迎えようとしていたため、腰の動きをさらに加速させていく。

 

 ずぶっ、ずぼっ、ぬぷっ、ばちゅっ、ぱんぱんっ!

 

 

「ああっ、やっ、やあぁっ……!」

 

 

 もはやお互い言葉を交わす余裕はなく、ただひたすら快感だけを求めて性器を激しく交わらせる。

 膣奥を叩くたびに子宮口が亀頭に吸いつき、肉棒を引き抜こうとすれば膣肉がぎゅーっと締まる。

 もうこれ以上快楽の連打に耐えられないと判断した僕は絶頂する直前にチノちゃんの膣奥へとぐりぐりと肉棒を突き入れた。

 

 びゅるーー! びゅっ、どぴゅっ、びゅくるるっ、どくどくっ、びゅるるっ!!

 

 

「ひゃああっ、あああっ♡ あん、はあぁぁっ、んんっ……!!」

 

 

 肉棒を膣奥に押しつけた瞬間、肉棒の先端から勢いよく精液が吐き出されていく。同時にチノちゃんも大きな喘ぎ声を漏らしながら身体を仰け反らせ、幼くて狭い膣でどろどろと溢れ出す精液を一身に受け止めていた。

 

 

「あ、あ、ああっ……♡ ショウさんのが、お腹のなかに流れ込んできてますっ♡ 熱くてどろどろしたのぉ、たくさん……ああっ、すごすぎますぅっ……♡」

 

 幼い顔立ちをしたチノちゃんがうっとりとした表情を浮かべながら、膣内に射精される感触に浸っている。幼くとも艶っぽい仕草がとても可愛らしくて、僕はそれを見ながら快楽の余韻に浸った。やがて僕の肉棒は萎えはじめ、ゆっくりとチノちゃんの膣内から引き抜くと、割れ目からは白濁液がどろっと漏れ出るのであった。

 

 

 

 


 

 

 

 快楽の余韻が終わる頃、チノちゃんの行為中終始赤かった頬は元の色に戻っていった。

 そしてそれは彼女の酔いが冷めたサインでもあったらしく、自身と僕が裸になっているのと、その他の状況を見て、また顔を赤くした。

 

 

「……まさか酔ってしまった勢いで、あ、あんなエッチなことしてしまうなんて……」

「…………」

「しょ、ショウさんもショウさんですよ!! どうして私を止めてくれなかったんですか!」

「す、すいません……」

 

 

 チノちゃんも誘惑紛いのことをしてきたが、あれは僕があげたアルコール入りチョコで酔ってしまったからで、彼女は悪くない。ましてや、僕はこんな幼い少女に事の責任をなすりつけるつもりはない。

 全ての責任は、チノちゃんが酔いで理性が緩んでいると心のどこかで理解しながらも、彼女の甘い誘惑に乗ってしまい、初めてを奪った挙句に直接中出ししてしまった僕にある。

 

 ああ……今回の件で僕はめでたく、酒で女を酔わせてから抱こうとするクズ男とほぼ変わらない人種になってしまった。

 

 しかも、僕が肉体関係を築いてしまった少女はこれで四人目。詳しく言うなら女子高生が三人、中学生が一人の計四人だ。チノちゃんは今回が初めてだけど、他の三人は現在も肉体関係を継続中である。

 

 あれ……? 僕ってクズ男以下の人種では……?

 

 そ、そろそろちゃんと自分の行動を改めるべきだよな。

 僕は今までの自分の行いを振り返って反省し、今後はこのような過ちを繰り返さないようにしようと心に誓った。

 

 

「まあ……大人の女性にして欲しいと頼んだのは私ですから、ショウさんに悪気があったわけではないんですよね」

「……チノちゃん?」

「今回のことは周りに秘密にするというのなら、ショウさんがしたことは許しません。というよりも、責任は私にもありますから」

「ほ、本当にいいの?」

「はい。ですが……私を大人の女性にした責任、ちゃんととってくださいね」

 

 

 チノちゃんは恥ずかしそうにそう言って────その言葉に理性を撃たれた僕は、心の誓いも一瞬で消し飛び、今後もチノちゃんと肉体関係を継続するのであった。

 

 こうして、僕はまさかの幼いチノちゃんに手まで出してしまった。

 四人という、複数の少女と関係を築いてしまっている今の現状は大変よろしくないものだが……こうなってしまったのは仕方がない。

 せめてこれ以上増やさないようにしようと心に誓った僕は、明日も明後日と四人のうちの誰かと身体を重ねるのであった。

 

 

 

 

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