膣内を穿つ男根と、尻肉を割り入るもう一つの男根が、膣壁と腸壁を捏ね回し、お互いの存在を誇示するように、互い違いにあけびの中を抉った。
「あああああっ!!」
我慢などできなかった。快感の波が鋭く寄せては、目の奥でチカチカと爆ぜた。
「いぐっ! いぐぅっ! いっ、ぐぅっ!!」
あけびは、狂ったように尻を振りたくった。ビクビクと尻が震えた。両手で両の乳房を捏ね回し、握り潰した。
「もっとぉ——おっどぅ、ちょうらぁい!」
舌がうまく回らなくなっていた。指先で両乳首を、クリトリスを捻り回した。膣口に入り込む男根に何度も指を這わした。一度触れてからは、もうとどめがきかなくなった。指先や掌で感じ取ると、膣肉が、腸壁が、よりリアルに男根の瘤やざらつきを感じられるようだった。指が回り切らないこの太い男根が、いくつもの小さな瘤が、私を気持ち良くさせているのだとより感じられるように、腰の動きに合わせて掌全体で擦り扱いた。自分の愛液と潮、触手の粘液にまみれているからこそ、小さな隆起の群れが、滑りの中でゴツゴツと快感を強くするのだ。
その濡れた指でクリトリスも弄り回した。
「やぁ、ぃやぁ。あ゛っ、いくっ、いぐっ!」
ビクンビクンと身体を仰け反らせながら、何度も何度も絶頂があけびを襲った。
尻を上げ、打ち下ろし、捏ね回す。膣口から膣肉が捲り上がり、巻き込まれる。菊座の花弁が、捲り上がり、埋没する。白濁した双方の体液が、内圧に押されて溢れ出る。感極まる度に、あけびは秘唇のあわいから潮を吹いた。吹きながら、嬲られ続けた。潮で触手の表皮は夥しく濡れた。二本の男根は容赦なく膣肉を抉り続け、肛門を潜り腸壁を捏ね続けた。
「イってるっ! イっでるのっ——!」
そう言いながら、尻を振りたくった。
「だめっ、ダメぇ——っ!」
そう言いながら、クリトリスを押し付けた。
「あ゛あ゛ぁ——ッ! 止まん、ないっ!」
あけびは潮を吹きながら、男根の蹂躙に合わせるように、腰を激しく動かした。快感を強くするために、これでもかと力を込めて、男根を締め上げた。
ぐちゅ!とも、ずゅりゅっ!とも聞こえる音が、あけびの胡坐から聞こえる。同時に、尻をしとどに濡れた触手に打ち付ける湿った音も絶え間なく響く。淫らな音を立てて尻が打ち下ろされる度に、
「いぐいぐいぐいくいくぅっ——!」
美貌を崩して、あけびは叫んだ。
二本の男根が自分の中でぶつかり、バラバラな律動で膣と腸の壁を抉られる感覚に、背筋を快感の電流が走り抜ける。
「またっ、くるっ! きちゃう!」
尻が止まらない。否、止められない。
「こわれりゅっ、ああぁ! こわれりゅ!」
絶頂が連続して襲ってくる。
「はやく、きてぇっ!」
身体を仰け反らせ、痙攣し、潮を吹き、イクッと何度も叫ぶ。あけびは、もうそれしかできなくなっていた。二本の男根から、律動だけではない、震えのような振動を感じ、男根も悦んでいるのだと思った。
触手の呻き声が上がった。
「うっ、止まらぬっ。止められぬ!」
あけびは、その声を尻を振りたくりながら聞いた。
あけびの前に、ふわりと何かが降り立った。
パンッ!
と、地下神殿に音が響き渡った。あけびの頬が鳴ったのだ。
張られた痛みを感じていないのか、訳がわからないといった様子で、あけびの焦点の定まらない目が、目の前に立つものに向けられた。
「来たわよ。まったく、相変わらず夢中になっちゃって——。」
都立四谷西高校の制服に身を包んだ女子高生が、触手の上をローファーで踏みしめ、腰に手を当てて仁王立ちしていた。その背後で、ビシッと空気が爆ぜた。ほぼ同時に、
パンッ!
と、再び音が鳴る。反対側の頬を張られて、あけびの瞳に光が戻った。
「胡桃ちゃん!」
と、尻は振り続けたまま、あけびは目の前の相手を呼んだ。ビチャビチャとはしたない音が止まらない。
「だから、来たわよ」
胡桃が、快楽に溺れている姉に、噛んで含めるように言う。
「あああぁぁ——」
あけびは、頬を緩ませて喘ぎ声を上げ、
「ガマンしたの——っ。」
必死な様子で妹に訴えた。
「これで?」
妹が無慈悲に返す。その視線にあてられ、尻の動きを止めて、
「ほら!」
と、すかさず姉も返す。その言葉を無表情で受け止めて、胡桃は小さく数字を呟き始めた。背後で再び空気が三度爆ぜる。
五まで呟かないうちに、姉の尻が動き出す。
「五秒ともたないじゃん」
「だってぇ——。その方が、やりやすい時もあるでしょう?」
甘えた声が言う。
「だからって、妹の前でこれ見よがしによがらない!」
「ああぁ。また、見られちゃったぁ——」
と、あけびは悪びれもなく言い、いっそう頬を赤らめた。胡桃は、その快楽の底の知れなさに内心で感嘆しながら、姉のにやけた痴態をヤレヤレと見下ろして、
「どうせ、見せてるくせに。」
と、口の中で呟くと、その顎に指先を添えて上向かせた。
触手の声が低く響いた。
「お前——どこから来た?」
声を無視して、胡桃は姉の唇に自らの唇を重ねた。
その背後で、ビシッ、ビシビシッ、と今度は連続して、空気を切り裂き爆ぜるような音が鳴り始めた。
「なぜ、届かぬ⁈」
驚愕した触手の声は、やはり無視された。