俺が一条楽に復讐するまで 作:ヘルファイター18号
いつもの教室。穏やかな青春。
色めきだった恋模様だとか、学校全体を巻き込んだハプニングとは無縁の人生。されども、わずかばかりのスパイスで学校生活を謳歌してきた俺に悲劇が起きたのは高校生になってからだ。
「いい加減にしてよね! 何回言ったら分かるのよ!!」
「う、うるせぇーな! そんなに言わなくたって分かってるっての!」
「じゃあ1回でしなさいよ! このヘタレもやし!」
「ンだとこのゴリラ女!」
都内でも良くも悪くもないその名の通り普遍的な偏差値である公立凡矢理高校に入学してから、わずか1ヶ月俺の理想とする青春は砕け散った。
教室で級友と親睦を深める男子や女子の喧騒とは異なる耳障りの悪い諍いに俺は苛立ちを隠せずにいた。
その声の主のひとりは一条楽。町内でも有名なヤクザの一人息子。もう1人は入学式直後にやってきたパツキン女子の桐崎千棘。
どうやら2人は付き合っているらしいのだが、喧嘩するほど仲がいいの度を越した争いが今日もクラス内で行われていた。
「も、もう2人ともやめなよ!」
それを仲裁するのは、2人の友人である小野寺小咲。一条楽やニヤニヤと楽しそうに見ている舞子集、我関せずといった表情の宮本るりとは同じ中学出身らしい。
「おい一条楽、今お嬢のことなんて言った……?」
そして、桐崎千棘に加勢するのは鶫誠士郎。男みたいな名前だが、れっきとした女子だ。
「あらあら、事実でしょう? 楽様も分かってらっしゃるなら、あんな進化半ばの哺乳類よりもわたくしと添い遂げませんこと?」
一条楽のことを追いかけて凡矢理高校へと転校してきた橘万里花は、愛する楽様の味方をして、一条派、桐崎派、中立派と分かれた3勢力の騒がしさは今日も変わらない。
「あぁ……クソが……」
そのうるささにじっと座って本も読めやしない俺は、誰にも聞こえないような声で呟いてから席を立った。
「……クソクソクソクソ、クソが!!」
教室から廊下に出て、屋上へ続く階段のチェーンを飛び越えながら、悪態つく。鍵の緩くなったドアを蹴破り、柵と予備タンクしかない殺風景な屋上へと出た俺は日陰に腰掛けた。
「あー……もう耐えられねぇ。うるせぇ害虫共が……!」
なんで俺がこんな気分にならなくちゃいけねぇんだ。なにが仲良くしてくださいだ。結局関わってるのは一条とか小野寺の取り巻き連中ばっかで、他の奴らと話してるのはほとんど見たことねぇぞ。
「にしても一条の野郎ォ……」
特に何が許せないって、あのうるささの原因は一条ってことだ。あいつが桐崎と付き合ったり、小さい頃に面倒な約束をしなければ、俺は無事平穏に学校生活を過ごせただろうに……!
しかも、その取り巻きの女子たちの顔の良さだ。身体つきも悪くない。驚くことに宮本以外全員が一条に好意を向けてるのが腹立たしい。
どうにかして、黙らせる方法はないものかと思案するも、いい案は出ずに空を見上げる。
「あ? なんだ……」
そうしていると、ポケットの中のスマホが揺れる。
どうせ迷惑メールかSNSの通知だろうと、スマホを取り出すと見知らぬ相手からメッセージが来ていた。
「なんだぁ、こりゃ……?」
メッセージの内容は応募した覚えのない懸賞に当たったレベルのそんな文言だったが、その内容に俺は目を細めた。
「催眠アプリだぁ……?」
『あなただけの特別な力を授けます』という胡散臭い一文があり、URLも添付されていた。
正直、こんなもんすぐにゴミ箱行きなのだが、1時間目が終わるまでに時間はまだまだある。
変なサイトに誘導されても、コンテンツブロッカーがあるから、乗っ取りやウイルス感染といったことはない。
時間潰しくらいにはなるだろうと、俺はそのURLへと触れた。
そして、この日、俺の全てが変わった。
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件の催眠アプリを色々試そうとして自身に催眠をかけた結果、1時間目どころかその日1日全ての授業をサボってしまった俺は、翌日の放課後に担任である日原恭子教諭に呼び出されていた。
「最近、遅刻や保健室が多いけど、何があった? それに1回学校に来たのにそのまま帰るなんておかしいぞ」
「はい、すみません。着いてから気分が優れなかったもので」
「本当にそれだけか? 他になにかあるんじゃないのか?」
キョーコちゃんと生徒に慕われる日原先生の目は正しく、最近の俺のフラストレーションに気づいたのかそんなことを聞いてくる。
担任ではあるが、関わりが少ないため粗暴で昼ドラみたいな授業しかしない人だと思っていたが、その認識を改めなければならないらしい。
「いえ、特に何もありませんよ。ただ体調が崩れやすくなっただけです」
「ホントにそうか?」
愛想笑いと共に誤魔化そうとしたが、日原先生はなおも訊いてくる。クラスメイトの煩わしさと、催眠アプリの実験をしていたから授業に出なかったとは、少し言いづらい。
待てよ……? 先生には悪いが、せっかくだからこのアプリの性能をもっと試してみるとしよう。
自分には効いたが、他者にはどうなのか。また催眠の度合いはどこまで調整できるのかなど、知りたいことは多くあった訳だし。
効かなかったとしても、これが原因だという証明にはなるだろう。
「実は、このアプリのせいで……」
「ん? なんだゲームか? 最近の学生はみんな……」
言いながら、催眠アプリを起動し、常識改変と従順の項目にチェックを入れてから日原先生に見せる。
「……っ」
見せると、先生の目が僅かにだが見開かれる。が、変化はそれだけで、すぐさま俺の方へと顔を上げる。
「……それで、これがどうかしたのか?」
効いていない? 画面を見せただけで暗示内容は呈示していないからまだ分からないな。試しに、そうだな……普通なら有り得ないことをしてもらうか。
「先生、袖まくってから腕上げて貰ってもいいですか?」
催眠が効いていなければ、なんでそんなこととなるはずだ。
「別に構わないが……」
しかし、日原先生はシャツの袖を捲って、腕を上げた。こんな訳の分からないお願いは嫌がるか断るはずだ。
けれども、まだ催眠にかかっているか分からないため、他にも確証が欲しいと俺は日原先生と人のいない教室へとやってきた。
「じゃあ、先生スリーサイズとか聞いてもいいですか」
聞くと、先生は答えてくれた。聞いたところで、良いとか悪いとかは分からないものの、本来ならば教えてくれるはずのない情報であるため催眠の効果を感じた。
「では、下着の色を聞いても?」
「ピンクだけど」
「上下共に?」
「うん」
「ありがとうございます」
お礼を言うと、日原先生は不思議そうな顔をしていた。
さてと、ここまでは順調だ。次はどこまで従順になるかだ。
「じゃあ、本当かどうか下着を見せてもらってもいいですか?」
「分かった」
言うと、日原先生はパンツスーツを脱ぐと、そのままパンツを脱ぎ出した。
「これでいいか?」
脱いだ下着を手渡され、俺はそれを受け取る。脱ぎたてだから温もりのある下着は地味目でピンクのパンツで、彼女の申告通りのものだった。
しかも、見せて欲しいという命令にも応えたことから、催眠アプリの効力は俺の想像以上のものだと確信できた。
これならばあの騒がしい連中も黙らせることは簡単だ。しかし、それだけで俺の気が収まらない。
「そうだな……」
一条の後ろには集英組がいるから手出しするプランは消していたが、これがあるならいけるかもしれない。ただし、暗示をかけられる人数や、効力の期間の確認などすることは多い。
「ひとまず楽しませてもらうか」
それらのことは一旦置いておいて、俺はこのアプリのおかげで、自身に縁がないだろうと思っていた肉欲という物に興味がわいた。
「では、先生」
俺はズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろす。そして、緩くなったズボンをパンツごとおろすといきり立った肉棒を日原先生の前に晒した。
「俺のちんぽ、舐めて貰えます?」
「……あぁ、わかった」
そう言って、日原先生は躊躇いなく、俺の股間に顔を埋めた。
「んっ……ちゅぷっ……れぇ……れるっ……」
日原先生は小さな口で亀頭をくわえ込み、舌先でチロチロと鈴口を刺激される。
経験があるのだろうか、かなり上手で、俺の肉茎は徐々に固さと大きさを増していく。
「あっ……せんせ、そこ気持ちいっ……」
「ここがいいのか?」
カリ首辺りをなぞるように舐められると、ゾクッとした感覚が走る。それは今まで感じたことの無い快感で、もっとして欲しいと思った。
「そうです……もっと強く……吸ったり……裏筋も……あ、ヤバい……もう出る……!」
射精を促すように激しく吸いつかれ、俺は限界を迎える。
「あー出る! 先生飲んでください……!」
ビュブッ!! どぐっ! どぐっ!
「んぐぅ……!? ごふ……げほっ……げほ……」
喉奥まで突き入れてから吐き出す。日原先生は苦しそうな表情をしていたが、言われた通り精液を飲み込んだ。
「んくっ……んっ……」
「はぁはぁ……」
「けほっ……」
全て飲み干した日原先生の口からズルりと、精液と唾液に濡れる肉棒を抜く。すると、日原先生は咳き込んでから、俺の方を見上げてきた。
「随分出たな……溜まっていたのか?」
「え? えぇ……まぁ」
自我を消失させずに従順にしたからか、そんなことを聞いてきて俺は豆鉄砲を食らったような返事をしてしまう。
効果時間は俺が解除するまで続くとみていいらしい。
ならば、このまま色々と試させてもらうとしよう。先生に恨みはないといえば嘘になる。あのうるさい連中を1クラスにまとめた上に、あまり注意もしないしな。
「じゃあ、次は俺とセックスして童貞卒業させてください。いいですよね?」
俺がそう言うと、日原先生はこくりと首を縦に振って答えてくれた。
俺は日原先生の手を引いて、教室にある机の上に座らせた。
「じゃあ、足を開いてください」
「こうか?」
日原先生は素直に従って、両足を開いてもらうと僅かに生えた陰毛と、秘所が露わになった。
「綺麗ですね」
「そ、そんなこと言うなよ……」
顔を赤くした日原先生を見て、俺はごくっと唾を飲む。それから、俺は再びいきり立つ肉棒を取り出して、その割れ目に擦り付けた。
「んっ……」
「じゃあ、挿れますよ」
ずぶっ……!
「はぁっ……♡」
ゆっくりと挿入していくと、膣内は温かくて柔らかくて肉ヒダが絡みついてくる。まるで肉棒を歓迎しているかのように締め付けてくる。
「あぁ、先生の中最高だ……」
これがまんこ。想像以上の快楽に、肉棒と共に身体が歓喜に震える。フェラの感じから、先生は経験者だと思っていたが、あまり使い込まれていないのか膣肉の締まりはよく、先程見た時も血色のいい色合いだった。
「先生も気持ちいいですか?」
「ん……♡ 少し、な……♡ お前のが、彼氏のより大きくて……っ♡ それに……久しぶりで……っ♡」
「へぇ……」
催眠中に出た言葉だから、本当なのだろう。別に自分のちんこの大きさとか太さを気にしたことは無かったが、他の誰かより大きく気持ちいいというのは存外に気分がイイ。
俺は嬉しくなって腰を動かすペースを上げる。パンッ! パァンッ! 肌を打つ音が響き渡り、結合部から愛液が飛び散る。
「んぉっ! おっ、おぉっ♡」
「先生、声エロすぎ……」
「ち、違う……これは、お前のせいだろ……!」
「そうかも……っ」
否定されたが、先生の声には艶があり、感じているのは間違いない。
「あぁ、先生の中に出したい……! 先生の初めてを俺ので上書きしたい……!」
「う、うんっ♡ 私も、早く、欲しい……っ♡ 君のでいっぱいにして……っ♡」
「わかりました……っ」
俺は先生の肩を掴むと、思いっきり腰を打ちつける。そして子宮口に亀頭が当たると同時に、熱い奔流を流し込んだ。
びゅぐっ!! ぶぴゅ──────!!!!
「あっ、ああああっ!! 出てる……!! あついぃ……!!」
ドクンドクンと脈打つ肉茎から大量の精液が吐き出される。それは熱く、粘っこくて、とても濃く感じる。
「あぁ……あぁ……っ……すご……っ……」
初めての中出しの悦楽に浸っていると、先生も絶頂したのかビクビクと痙攣しながら、余韻に浸っていた。
「はーっ……♡はーっ……♡」
「ふぅ……」
射精を終えて引き抜くと、栓を失った秘裂からはゴポォ……と白濁液が流れ出す。
それを見て、体質とか、体内の状況とかは変えられるんだろうかと気になった俺はスマホを操作して、そのような項目がないか探す。
「あった……これか……」
催眠効果によって、体内にも変化をもたらす肉体改造の項目にチェックを入れてから、俺は日原先生にその画面を見せた。
「先生は俺の精子では絶対に妊娠しません。また、セックスしても膣内、腸内……あとは乳首とか膣口付近も汚れたり、劣化しません」
まぁ、これは要観察かな。一応、彼氏さんと結婚とか妊娠考えてたら可哀想だから、これくらいはしておこう。
「それと、先生の身体に異変が起きたら、俺に教えてください。どんな些細なことでも構いません」
「わかった……」
先生は当たり前だが素直に了承してくれた。効果時間を知るため、毎日俺を見たら裏ピースをするよう伝え、あとはいつも通り過ごすように指示を出した。
さすがに催眠を解除してしまうと、あとが怖いし、効果時間も見られないからな。
怪しまれないように先に教室を出て、足早にその場から立ち去る。
「すげぇなこれ……」
催眠アプリは本物だった。凄まじいほどに。一条への制裁プランが実行できるようになったし、童貞も卒業できた。
俺は今まさに究極の力を手にしたと言っても過言ではないだろう。
こうして俺の平穏な学校生活を取り戻しつつ、肉欲を満たしながら一条楽へと復讐するための日々が始まろうとしていた。
万里花の話し方こんなんだっけ……? 一般市民お嬢様混ざってる気がする……。気のせいかな。