結衣は私の大事な友達だ。
高校が同じで、同じアイドルグループが好きですぐに仲良くなった。
そんな結衣とは色々なことをしてきた。
一緒にライブに行ったり、同じバイト先で仕事をしたり、恋バナを夜中の3時まで語り合ったり。
だから結衣はとてもとても大切な友達で、大切な親友だ。
専門学校を卒業して2年が経った後、私は暇を持て余していた。
卒業してから就職した仕事はすぐ辞めてしまい、今はバイトに明け暮れる日々を過ごしていた。
そんなある日、結衣から連絡が来た。
「蓮、明日暇?新しくできたカフェ行かない?」
「行く行く!迎えにいくね!」
結衣からの誘いをすぐに返して、明日を楽しみにしていた。
「私ね、彼氏できたの。」
結衣からの突然の報告に驚きを隠せなかった。
「え、いつ?!なんで全然相談とかしてくれなかったの?!」
「ごめんごめん。驚かせようと思って。蓮には直接会いたいと思ってさ。」
そんな嬉しいことを言ってくる。
「ありがとう。どんな人なの?」
「んー、イケメンで身長高くて、私のことを1番に考えてくれるすごく優しい人。」
「えー、めっちゃ羨ましい!そんないい人と私も会いたいー。」
彼氏の写真を見せてもらいながら、私は羨ましがった。
たしかに身長は高そうだ。
結衣も167cmあり、その結衣と並んでも頭1つ分は違う。
顔は、、、私のタイプではないけどブサイクってほどでもない。
結衣は彼氏のことをほんとに好きみたいで、それからはノロケ話を永遠と聞かされた。
この前は一緒に花見に行ったとか、彼氏が急に手を繋いでくれてドキッとしたとか。
聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどだ。
それと同時にすごく羨ましくも思った。
最近はあんまり恋愛をできていない。どこかにいい人いないかなー。
「蓮は最近どうなの?いい人いないの?」
「私は全然。バイト先の年下の子が可愛いなーとは思うけどなかなかそんな機会ないし。」
「えー、珍しい。いつもはもっと結構グイグイ行くのに。」
「最近はバイトとかオタ活に専念しすぎて、恋愛の仕方忘れちゃった。」
「蓮なら大丈夫だよ!前みたいにグイグイ行けば絶対付き合えるよ!
今からでも連絡送ってみよ!」
そんな結衣の言葉に押され私は彼に初めてプライベートで連絡をした。
『結衣のおかげで彼と付き合えました!』
そんな良い報告ができたのは結衣と会ってから2ヶ月後のこと。
あの日から毎日連絡を取るようになり、遊んだり、ご飯を食べに行ったりして私たちは付き合った。
バイト先では静かな方の彼もプライベートでは普通で、2人の時はよく笑顔を見せてくれた。
その顔が可愛くてもっともっと見てみたくて、たくさんアタックして、私たちは付き合った。
それからは毎日が楽しくて2人でたくさんデートをした。
いろんなことで喧嘩をしたりしたけど、それでも私は彼のことが大好きだ。
きっと彼となら、どんなことがあっても仲良くやって行けるだろう。
そんなことを思っていたのに、あんなことになるなんて…