※この作品はR-18です。

ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜   作:斧池 数馬

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女神との再びの逢瀬

「久しぶりです。アイゼル」

 

 ネプラカスを辛うじて無力化し、疲弊した体で床に付いたはずのわたしは、気がつくと光に満ちた世界にいた。

 そして目の前には、神聖な気配を纏った女神の気配。

 

「これはこれはクエルプラン様。お久しぶりです」

 

「顔を上げて構いません。今回も、あなたに褒美を与えるために召喚しました」

 

 一級神クエルプラン。彼女との邂逅はこれで二回目だ。

 彼女は神域の美貌に相変わらずの無表情を浮かべている。しかしながら、その態度は少しばかり柔らかくなっているような気がした。

 それは、わたしの思い上がりでないことを示すように、彼女は平伏しているわたしに褒美を与えると宣った。

 

「褒美ですか?」

 

「はい、悪魔ネプラカスの封印。この功績に報いてあなたに褒美を与えましょう」

 

「クエルプラン様、わたしは己の身を守るために戦っただけに過ぎません。ましてネプラカスの封印を為したのは我が主、リトルプリンセス様です」

 

「構いません。悪魔の目的を挫いたこと、それ自体が魂の運営においては大きな功績です。褒美の内容ですが……、前回と同様にわたしの身体でいかがでしょうか?」

 

「それはとても光栄です。しかし、折悪く今は大戦の最中、叶うならば、あなたの加護を賜りたく。我が主の苦しみを抑える術はありませんか?」

 

「……そうですか」

 

 そのように告げるとクエルプランの顔に僅かに狼狽の色が浮かんだような気がした。

 わたしの願いに対して、どのように答えればいいか案じあぐねているかのように、彼女は沈黙していた。

 

「ええ、本当ならばそうすべきなのでしょう。しかし、あなたを前にして、そのお身体に触れられるとなれば、理性や忠誠など吹き飛んでしまいました」

 

「そうですか。愚かなことです。それもまた人間の肉欲の一側面ということでしょうか」

 

「ええ、その通りです。今夜も、人間の欲望の浅ましさについて、あなたに教授させていただきます」

 

「アイゼル、これはあなたへの褒美だというのに、わたしが性行為について知るための機会としてくれたることに、感謝いたします」

 

 その沈黙は時間にしたら一瞬であったことだろう。しかし、まるで時計のように正確なリズムで言葉を紡いでいた彼女だからこそ、そのズレははっきりと感じられた。

 その事実に内心でほくそ笑み、実際に肉欲に囚われた浅ましい人間そのものの笑みで、わたしは再び彼女を抱く機会を選ぶのだった。

 

「ああ、待ってください。今日は衣服を脱ぐところから始めましょう」

 

「……いいでしょう。今回はあなたの指示に従います。しかし」

 

 クエルプランが指を鳴らすと、視界がCDの表面のような光沢のある虹色に染まる。

 それは一瞬のうちに収まっていたが、何かが先ほどまでと決定的に違っていることを感じて、本能的な恐怖を覚えた。

 

「時間と空間を隔離し、凍結しました。本来は時空管理局の管轄ですが天界のわたしの支配領域の内部であれば、問題はないでしょう。以前も言いましたが悪戯に時間を浪費するのは好みません」

 

「……感謝いたします。今日は、ゆっくりと性行為の魅力についてお教えさせていただきます」

 

 性交のためだけに時間を操作する。それは一級神にとってなんてことのないことなのかもしれないが、魂を管理するという彼女の製造目的から大いに外れている。

 あまりにも以前の性交が功を奏していることが、愉快すぎて吹き出してしまいそうになる。

 しかし、わたし自身も時間を気にせずに彼女を思うがままに出来ることに強い興奮と喜びを覚えているのだから、人のことは言えなかった。

 

「はい。先ほども言いましたが、これはあなたへの報酬です。ゆえに、あなたの望むままに振る舞うことをお約束します」

 

「分かりました。ではまずはわたしの服を脱がしてください」

 

「分かりました。……すでに男性器が肥大化していますね。性交の準備はすでに出来ているように思うのですが」

 

 クエルプランがわたしの衣服を脱がしていく。

 その動きはぎこちなさとは無縁だが、一級神がこんな真似をするのは初めてに違いない。

 上着を脱がせ終わると、彼女は下履きに手をかけてその身を屈める。

 女神の頭部を見下ろすという未知の体験に、わたしの笑みはますます吊り上がっていくのを感じた。

 

 当然、男根はすでにこれ以上ないほどに屹立している。硬くなったそれがクエルプランの目の前で解放された瞬間、射精してしまいそうなほどの喜悦がわたしの体を駆け巡っていた。

 

「次はわたしがあなたの服を脱がせますね。この工程で男と女は衣擦れの感触や顕になった互いの肌に高揚し、肉体だけでなく心の準備を済ませるのです。クエルプラン様、何か感じいるところはありますか?」

 

「なるほど、露出した男性器を目視したことで、前回の性行為が想起されました。このような精神活動が性行為には必要なのですね?」

 

 クエルプランの纏う薄衣に手をかける。

 羽毛のような質感とそこに残る体温に、童貞のように胸が高鳴ってしまう。

 乳房や性器が顕になっても恥じらう素振りを見せない超然ぶりは健在で、秘所は以前の性交の実在が疑わしくなるほどに慎ましく閉じている。

 

「ええ、その通りです。人間の精神は肉体と強く結びついています。ですから、例えばこのように……」

 

 クエルプランと口付けを交わす。

 彼女は一切の抵抗を示すことなく、それを受け入れた。

 瑞々しい唇の感触は、むしゃぶりつくことを堪えるのに理性を総動員させられた。

 

「唇と唇を触れ合わせる、キスという行為でも精神は性行為への期待感に満ちた状態に遷移することが出来ます」

 

「理解しました。性行為の想起によって、肉体が性行為のための状態に遷移していることを認めます。まだ微量ですが、女性器からの体液の分泌も確認しています」

 

「流石はクエルプラン様、生物として、完璧な肉体をお持ちです」

 

「当然でしょう。天使を参照して、様々な機能をダウングレードして設計されたのが人間です。逆に言えば我々神において人間が有している機能についての欠落などあるはずがありません」

 

「それは道理ですね。ではキスを続けましょう。この行為において肝要なのは敏感な口の粘膜を擦り合わせることによって肉体と精神に刺激を与えることです。その度合いは大きければ大きいほど良い」

 

 ちゅ♡じゅ♡ちゅじゅ♡じゅるっ♡じゅるるっ♡れる♡れろぉ♡れるれろれるるるる〜〜〜っ♡じゅるるる♡じゅれろろじぞぞぞ〜っ♡

 

 再び唇を重ね合わせる。今度は舌先をねじ込み、女神の口内を蹂躙する。

 クエルプランの舌先の柔らかさと暖かさを堪能しながら、彼女の口内から涎を啜り上げて、自分のものを流し込む。

 彼女の唇のキスと舌を絡めるキスの両方の初めてを奪った事実に興奮が抑えられず、いつまでも舌先を動かし続ける。

 

「ん♡んん♡ん♡……ぷはぁっ♡このような長いキスだと、人間の肉体だと酸欠に陥ると思われますが、支障は生じないのですか?」

 

「ええ、その息の出来ない苦しみすらも、興奮を高める好ましい刺激なのです」

 

「なるほど、理解に苦しみますね。しかし、唇だけでなく、舌も触れ合わせることで性感を高められるということは実感出来ました」

 

「ふふっ、性行為をしたくなってきましたか?」

 

「はい、男性器を女性器に挿入して欲しいと感じています。現状では体液による潤滑が足りないように感じますが」

 

 昂りを揶揄するような言葉にも、クエルプランは一切の恥じらいを示さずに肯定を返してくる。

 その反応は、ある意味で期待外れなものだったが、性的な知識やそれに対する羞恥を一切持たない無垢な存在と相対しているのだと思うと、罪悪感にすら似た興奮を覚えるのだった。

 

「では、性器を直接刺激して性感を高めるとしましょう」

 

 ちく。ちく、ちく。ちゅくっ♡

 

 恥丘に指先を沈める行為をゆっくりと繰り返す。

 肉棒を見て以前の性行為を想起して、長い口付けを交わしたことで精神面はすでに性交への用意が出来ていたようだ。

 肉体も、それに追随して、素直に潤いを帯びていき、瑞々しいピンク色の中身を僅かに覗かせながら、少しずつ愛液が溢れてくる。

 

「性器を指で刺激するのですね?」

 

「ええ、あなたもわたしの手技を真似てやってみてください」

 

「分かりました」

 

 ちく♡ちく♡ちゅく♡ちゅく♡

 

 一級神が自慰をしている。そのような光景は前代未聞だろう。

 

「ん……、あなたに触られた方が快感が強いように感じます。これは技能レベルの影響でしょうか?……いえ、技能レベルに依らない、純粋な回数の積み重ねによる習熟ですね」

 

「ふふ、他者と触れ合う、それ自体が快感なのです。こうして自分で自分を慰めていると、その物足りなさが分かるでしょう?」

 

 しこ、しこ、しこ……。

 

 わたしも、自身のものを手で扱いて快楽を得る。

 手淫などいつぶりのことだろうか。肉棒は手での刺激に対して満足することなく、むしろ女体への渇望が増していくかのようだった。

 

「男性器は、そのように手で包むように刺激するのですね?あなたも今、弱い快感を覚えているのですか?」

 

「ええ、焦ったくて、もどかしくて、たまらない心地です」

 

「であれば、こうするのが合理的だと思います」

 

 しこ♡しこ♡しこ……♡

 

 クエルプランがわたしの肉棒に手を伸ばして扱き始めた。

 彼女の指の感触は、僅かにわたしと比べて冷たく感じる。

 それが強い刺激となって溢れ出た先走りの汁が手を汚した。

 

「確かに、ではわたしも失礼して」

 

 ちゅく♡ちゅく♡ちゅく♡

 

 快感を得る。そのためには自分で触るよりも他者に触られる方が有効である。

 そんな認識を彼女に刷り込んでいく。

 最終的には、わたしに頼らなければ快楽を得ることは出来ない、と思うようになってもらうことだが、さて、どうなることか。

 

 洗脳の異能を使わない調教も、何度も経験してきているが、ここまで隔絶した相手は初めてだった。

 冷静に考えればこのような行為はリスクが大きすぎる。

 しかし、それを無視するほどに彼女の存在は魅力的だった。

 

「クエルプラン様。手淫だけでは限界があります。性器が濡れたら、次の工程に移ります」

 

「ん……。確かに、あなたの指先での行為によって快感こそ得られてはいますが、それは絶頂には遠いようです。あなたの性器も、射精を迎える気配がありません。別の手段が必要なようです。察するに、性器同士の結合ですか?」

 

「ええ、しかし、人のまぐわいにおいては、その前に性器の検査が必要なのです。性交に費やすことの出来るエネルギーには限りがありますから。有意義な行為が出来るかの確認は、性行為において重要です」

 

「なるほど、前回は性機能については重視していませんでしたから、省略した工程です。しかし、どうやって検定するのですか?レベルを除き、自身の魂や肉体に関する情報の参照は人類の多くには行えないはずです」

 

「ええ、味覚を用います」

 

 口から出まかせでクエルプランを騙しながら、彼女の前で跪いて彼女の性器に舌を這わせた。

 舌先を尖らせて性器にねじ込むと、口の中いっぱいに雌の味がしてわたしを昂らせた。

 

「なるほど。ではわたしも、確認をさせてもらいます」

 

 気づくと天地が入れ替わっていた。

 いつのまにかわたしの体は地に横たわっている。

 そしてクエルプランの体勢も変わっており、彼女はわたしの顔を跨いでいた。

 彼女が腰を下ろすとわたしの意識は彼女の存在で満たされる。

 そして、下半身にも柔らかく、暖かで、湿った感触がもたらされた。

 

「どうぞ、好きなように確認してください。この行為そのものにも、あなたが興奮を覚えているのは理解しています。正当な報酬として、心ゆくまで教授しなさい」

 

「かしこまりました。感謝いたします」

 

 クエルプランの声は、肉棒を這い回る舌先の感触と同時に届いていた。

 塞がっている口の代わりに、思念によって意図に、わたしも舌先で秘裂をなぞりあげながら心中で感謝の念を示す。

 心を読まれている。余計なことが掬い上げられてしまわぬように、思考を興奮と色欲で満たす。

 それは実のところとても簡単なことだった。

 

「んん……♡あなたの舌がわたしの性器を這い回っている……♡そして、熱い吐息も感じます♡」

 

「もっと、鈴口を吸い上げて、溢れる汁を飲み干してください……。口腔内を、性器に見立てて、肉棒を扱くのです」

 

「分かりました。こうですか?……生殖器の脈動を検知しました。どうやら有効なようですね」

 

 無我夢中で女神の女陰から溢れ出る液体を啜り上げる。

 どんな美酒も叶わないと確信出来るほどに、それは恍惚と陶酔をもたらしてくれる。

 女神の雫を味わいながら、男根を奉仕するのは、文字通り天上の快楽だった。

 

 じゅ♡じゅぷっ♡じゅるるっ♡じゅずずずずっ♡じゅぼぼぼぼっ♡

 ぐ♡ぐぐっ♡ぐぷぷっ♡ぐぽ♡ぐぽぽっ♡ぐぶぶぶぶぶっ♡

 

「もっと、もっと快楽を!」

 

「了承しました。わたしの口に、好きなだけ劣情をぶつけなさい」

 

 びゅるっ♡びゅるるるっ♡びゅるるるるるっ♡

 

 長く、地獄のような苦しみを堪えてかれ迎える射精は格別だった。

 竿の根本まで柔らかく、暖かな粘膜に包まれながら、白濁を吐き出す。

 クエルプランが、精液を飲み込んで喉を鳴らす音を聞いて、焼かれるような喜悦で、頭が真っ白になる。

 

「あなたの性機能の検証は完了しました。魔人であるがゆえ、生殖能力には乏しいですが、それ以外は十全と言えます。さて、アイゼル。あなたの、わたしの性機能の検証結果はいかがですか?」

 

「非の打ちどころがありません。完璧そのものです」

 

 口の端についた精液を当然のように指で掬ってから舐め取ったクエルプランは、先程まで肉棒を咥えていた口で言葉を紡ぐ。

 心の中での言葉に反応がないことからテレパシーのリンクが切れたことを悟って、わたしもまた口で言葉を発する。

 

「ならば、性交をしたいと考えるのは自然な流れではありませんか?」

 

「ええ、もちろん。至極当然のことと思います」

 

「くすっ、では始めましょうか」

 

 クエルプランがわたしの唾液と自身の愛液でどろどろになった精液を、わたしの男根に擦り付ける。

 精魂尽き果てていたはずの肉棒は、再び屹立して浅ましく更なる快楽を要求していた。

 

「あっ、あっ、あっ、あっ」

 

「クエルプラン、様……!く、うう……!」

 

 騎乗位でクエルプランの体が弾んで、肉棒を刺激する。

 彼女の肉壺は、先程の行為で、わたしの泣き所をすべて知り尽くしたかのように、自在に蠢いて搾り取ろうと蠢く。

 

「ふふ、性感を強く覚えているようですね」

 

「く、う……!」

 

「射精を確認しました。まだまだ続けられそうですね?」

 

 透徹な女神の美貌に僅かに嗜虐と喜悦の色が浮かぶ。

 絶対的な支配者に見下ろされる状態に、強いマゾヒズムの快楽を覚えて、すぐに射精を迎える。

 時の止まった世界で、わたしはクエルプランに、彼女が望むまま、何度も精を搾り取られるのであった。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「研究は順調ですか?」

 

 かつて空高く浮かんでいた浮遊都市イラーピュ。

 わたしの手によって墜落したそれの跡地には新しい街が生まれていた。

 闘神都市、そう呼ばれる街の地下深くにその研究所は存在していた。

 世界中からかき集めた素材、世界中からかき集めた人材。

 どちらも最高なものであり、それほどまでに重要なものの製造がこの場所では行われていた。

 

「おお、アイゼル殿。うむ、こちらの準備は万端じゃよ。あとは最後の素材である天使と悪魔の体液じゃが……」

 

「くす、どちらも極上のものが手に入りました。第壱級魔神の血肉と第一級神の蜜。悪魔と神の格の違いを思えば、血肉と蜜で釣り合いが取れることでしょう」

 

「なんと……!」

 

 研究員の一人、魔女フロストバインがわたしの持ち込んだ素材を見て目を丸くした。

 健太郎が切り落としたネプラカスの腕と、昨日のまぐわいでこの身に取り込んだクエルプランの愛液。

 シックスナインの際に飲み込んだものだ。ムシ使いの技能を駆使して、飲んだものを別に保存する程度のことは容易に行える。

 些事と取られたか、あるいは快感に夢中になりすぎて見過ごしたか、その行為がクエルプランに咎められることはなかった。

 

「素晴らしい!最高でございます!アイゼル様!!」

 

 そう言って歓喜の声を上げながら一人の男がやってきた。

 彼の名はYORA。闘神都市の都市長にして、かつての浮遊都市イラーピュの住民の一人だった。

 

 基本的に研究員たちにはわたしに対する忠誠を洗脳で刷り込んである。

 そのため強い意欲をもって研究に打ち込んでくれているが、彼はそのモチベーションの多くが最強のものを作り出したいという熱意だった。

 

 その根幹にあるのが、自身が最強となって自身に劣等感を刻み付けた者たちに復讐したいという卑近で陰湿な渇望であることから、洗脳によるセーフティに加えて、物理的にも幾つかのセキュリティを用意するほどにわたしは彼を警戒していた。

 

「ああ……、神魔の体液を素材に新たな肉体を作る。それを魔人が自身の素体にする。人の限界を越えた魔人の限界。それを更に越えることが出来るのか、期待で心が躍ります」

 

 神魔の研究によって逮捕された魔法使い。ブラックロータスもまた興奮を隠せない様子だった。

 こちらもある意味危険人物だが、純粋な知的好奇心で行動しているためまだ信頼が置けた。

 

「くく、ええ、わたしもとても楽しみです」

 

 ケイブリスとの決戦は近い。最強にして最古の魔人を相手に挑む。

 その恐怖を、最強の自分を思い描く陶酔が薄めてくれた。




決戦の前にはやはり強化イベントを
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