ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜 作:斧池 数馬
「アイゼル様、我が魔王にして、主様……♡今日はたくさん可愛がってくださいませ♡」
艶やかな黒髪の穏やかな微笑を浮かべる美女。そんな清楚な佇まいを感じさせる彼女が祭に浮かれた童女のようにわたしに抱きつく。
巫女とメイドを混ぜ合わせたような衣装は、肩や太ももは露出しており白い肌を見せつけており、それでいてリボンやフリルで飾り立てられたヘッドセットや袖で彩られてロリータファッションのようになっている。
そんな愛らしさと媚びをめいいっぱいに詰め込んだような格好は、甘えるような振る舞いを見せる彼女に良く似合っていた。
「ふふ、今日のあなたはずいぶんと甘えたがりですね。ですがそれは、巫女としても、メイドとしても恥ずべき振る舞いです」
「風華、はしたないですよ。それに、ずるいです。わたしも、アイゼル様に可愛がって欲しいというのに」
わたしと、風華と同じく巫女メイド服に身を包んだ名取に、嫉妬混じりに嗜められた風華は、悪戯を見つけられた子供のように楽しそうな笑みを浮かべた。
それが叱責や処罰であれ、構ってもらえるのであれば嬉しくてたまらないと、そう心底思っていることが分かる純粋さで、得意げに短い袴の裾をまくり上げた。
「ふふ、アイゼル様。風華はとても悪い娘ですから、こうして自分を戒めております♡ですが、もっともっと、懲らしめて欲しくてたまらないのです♡」
風華は下着の類を身につけておらず、その代わりとでも言うように赤い縄が白い肌に映えていた。
きつく結ばれた縄は風華の股間に食い込んでおり、愛液で濡れた縄はまるで蛇の鱗のように光を反射していた。
「くす、あなたは先の戦いでよく働いてくれましたからね。ご褒美に、虐げてあげましょう」
「ああ……♡ありがとうございます♡」
わたしの言葉に風華は感極まったようにはらはらと涙を溢れさせた。
その感情の昂りに呼応するように彼女の右の眼が黒く染まり、赤い光を灯した。
悪魔との戦いでウィリアム・Gの怨念を喰らい尽くした風華は、その身に色濃い瘴気を宿していた。
オロチの力を持った魔人である彼女をして苦しめるに足るそれを、わたしは彼女の右目に封じた。
昇華された瘴気は、見たものを支配する魔眼へと昇華した。
呪いに近いその力は、風華の意思で制御出来ないがわたしと、わたしに支配される女たちには容易にレジストされる。
風華の感情次第で見たものの心臓を止めるほどの恐怖の眼差しは、わたしにとって興奮と欲情と好意を伝える秋波でしかなかった。
「アイゼル様……♡心より、お慕いしております……♡贄として喰われ、この世に朧な存在としてさすらうだけだったわたしに、女としての幸せをお教えくださってありがとうございます♡」
服の合わせを開き、赤い縄で彩られた身体を押し付けながら細い指先をわたしのものに這わせる。
服の上から触られるだけで、ともすれば達してしまいそうな興奮と快感は、彼女の手管と纏う色香ゆえだった。
「アイゼル様……♡奥に宴席を用意しております♡馳走も、酒も、女も、たんとご用意してございます♡どうか、戦の疲れを癒してくださいませ♡」
「今宵は、今宵だけの特別な巫女をご用意しております……♡きっと、お楽しみいただけると思います♡」
風華と名取が相次いでわたしの耳元で囁く。
男の興奮を煽るようなその息遣いは、遊郭の楼主のような、どこか薄暗い気配を漂わせていた。
巫女機関の巫女とは、男の欲望を、汚れを受け止め、それをカミたる存在に捧げるもの。
その使命は、わたし専用の巫女となっても変わるものでは無かった。
◆ ◆ ◆
宴会の場には、面で顔を隠した巫女たちが並んでいた。
魂の色や気配で、巫女機関の者や風華の使徒でないものたちがいるのは分かった。
体格や髪色を良く観察すれば正体も分かりそうだったが、敢えて視線を逸らす。
彼女たちが特別な巫女であることは明瞭で、仮面を被っているのはある種のサプライズだろう。
だとすれば、先にそれを詳らかにするほどつまらないこともなかった。
「アイゼル様、今宵はわたし、上杉勝子と」
「上杉虎子が」
「巫女として、この身を捧げさせていただきます」
「どうぞ、お楽しみくださいませ」
上座に座ったわたしの正面に、巫女の列から二人が出てきて座り、仮面を外す。
そして、勝子と虎子の二人は正座したまま深々と頭を下げた。
床に頭を擦り付けるような土下座を長々と続ける様は、己をこき下ろすことでわたしへの敬意を表そうとしているようだった。
二人が纏うのは、極めて薄く布地からなる巫女装束。
透けるようなその衣装は露出も多く、特に背中は首周りと腰周りで帯で留める構造になっており、白い肌がむき出しになっていることが見下ろすこの視座からよく分かった。
「表を上げなさい。ふふ、名高き武家の猛者たちが、巫女に身をやつして媚びを売る。なるほど、確かに特別な巫女と言うに相応しい趣向です」
わたしの言葉を待っている二人は、放っておけばいつまでも土下座の姿勢を続けていそうだった。
微かに身が震えているのは、恐怖と緊張ゆえか、それとも興奮と歓喜のためか。
ゆっくりと頭を持ち上げると、上目遣いの視線には偉大な存在を仰ぎ見るような畏敬の念が強く宿っていた。
今代の帝である上杉謙信が当主となる上杉家は、JAPANにおける上位の家と言っていい。
その中心人物といえる勝子と虎子が、わたしに対してこのように媚びている様はとても興奮させられた。
「アイゼル様……、彼女たちは巫女としては若輩にございます。至らぬところがございますれば、それはすべて我らの責任。その咎は我々にお与えください♡」
「巫女たちを統べるものとして、如何なる罰も謹んでお受けします♡」
「ちょ、ちょっと風華様、名取様!わたしたちが、粗相をしてしまう前提で言わないでくださいっ!」
「そうよ!そりゃあ、巫女としては俄仕込みの未熟者かもしれないけれど……、アイゼル様と謙信様への忠義では遅れを取るつもりはないわ!」
先ほどまでの完璧な作法はどこへやら。勝子と虎子はわたしの左右に侍る巫女たちの口ぶりにやいやいと反論する。
それは紛れもなく粗相と言っていいものではあったが、わたしとしては生のままに近い振る舞いは、むしろ好ましく感じる。
「ではアイゼル様……。わたしたちがお見せするのは、いちゃいちゃ百合えっちです♡」
「見逃し厳禁、ですよ。でもでも、アイゼル様が望むならいつでも中座して、ご奉仕させていただきます♡」
「というわけで、虎子。おっぱいとおまんこ触るわよ?」
「うん、勝子……♡気持ち良く、シてね?」
そして二人は睦みあいを始めた。勝子が背中から抱きしめるようにしながら、両手を虎子の体へと伸ばしていく。
もどかしさすら感じる手つきは、相手への労りに満ちていて、男が女を貪る様とは全く違う雰囲気があった。
「くす、いかがですか、アイゼル様。ご自分を蚊帳の外にして絡み合う巫女たちの姿は」
「あんっ♡乱暴に乳房を鷲掴みにされて……、お怒りになられましたか?では、ご命じになられますか?深い絆で結ばれた二人を引き裂いて、犯す……♡お互いへの愛を、アイゼル様への淫欲で塗り潰す……♡」
「くくっ、せっかくの見せ物なのですから、楽しませてもらいましょう。代わりに、あなたたちが奉仕しなさい」
「はぁい♡かしこまりました♡」
「ふふ、名取を使ってくださり、ありがとうございます♡」
そそり立った肉棒をむき出しにすると風華と名取は蛇のように這いつくばって奉仕を始めた。
風華が潤いに満ちた喉奥にまで男根を迎え入れ、名取がはみ出た根本や睾丸を舌先でくすぐる。
「酒を注ぐ役は、わたしが代わりましょう。隣席、失礼いたします」
「こちらも。両脇に女が居なくては寂しいだろう?わたしで良ければ、好きなだけ手慰みに弄んでくれ」
風華と名取が奉仕のために移動して空いたスペースに、別の巫女が補充される。
風華と名取に負けず劣らず、色香に満ちた豊満な体の美女。それでいて武を修めたものらしい凛とした気配。二人の正体は、それだけですぐに分かった。
「山本五十六。巫女として、お仕えさせていただきます」
「徳川千。今日は戦場での名ではなく、産まれたときに授かった名で、お前に侍ろう」
面を取って顕になった二人の顔は、僅かに化粧が施され、子を持つ母らしい慈しみも浮かんでいた。
それでいて初心な少女のように少し手が触れるだけで恥ずかしそうに声を漏らす。
そのギャップが面白く、両の手を巫女装束の合わせから滑り込ませて乳房を弄ぶ。
「ねえ、虎子」
「なあに、勝子?お話、する?いいけど、手は止めちゃやだ。わたしもお手々で気持ち良くしてあげてるんだから、勝子も続けて」
「ああもう、可愛いなぁ!じゃなくて、アイゼル様の反応が芳しくないわ」
「うっ……。それは不味いわね……。このままじゃ、謙信様のお顔に泥を塗ることになるわ。どうしよう?」
「どうするも何も……、こっちから頭を下げてご奉仕させてくださいってお願いするしかないわ」
「そうね……。あそこに割って入るの、ちょっと怖いけど」
そんなやり取りを繰り広げていた二人の背後に、分身を呼び出し、抱きしめる。
二人は背後を取られた衝撃から一瞬身を強張らせるが、すぐにその身を預けた。
目だけでなく、分身越しに五感すべてで感じられるようになった二人の体は、女同士の睦みあいですっかり欲情した気配を漂わせていた。
「あっ♡ああっ♡やっぱり、虎子の指より気持ちいいっ♡」
「し、仕方ないわよっ♡わ、わたしたち、この人に体全部調教されたんだものっ♡」
二人の体は、少し指先を這わせるだけで面白いように反応した。
二人の睦みあいは、かつてのわたしの調教をなぞっただけ。
その事実に暗い喜びを覚える。
「くすくす、食べ頃のメスを二人も用意してくれるとは。二人とも、ありがとうございます」
「はいっ、光栄ですっ♡わたしが、下拵えした虎子の体、どうぞお召し上がりくださいっ♡」
「ふふっ、すっごく嬉しいです♡わたしが手塩にかけてほぐした勝子の穴♡とっても気持ち良いと思いますっ♡」
先ほどまで愛し合っていた少女たちを、欲望のまま食い散らかす。
その行為に昂り勃起した肉棒を二人の女性器に擦り付ける。
二人のそこからは愛液が雫となって溢れ出て、わたしの男根をコーティングする。
愛撫の手間なく女を抱ける。そんなわたしの身勝手な言葉に歓喜する二人に、更なる興奮を覚え、そのまま男根をねじ込んだ。
「じゅぶ♡じゅぶぶぶっ♡じゅぞぞぞっ♡じゅるるるるっ♡」
「あむ♡れるぅ……♡れろぉ……♡れるれろぉぉおおお……♡」
「どうぞ……♡」
美しい巫女たちの口淫奉仕を受けながら、これまた美しい巫女に酒を注がせる。
人肌の燗は、染み渡るように喉を通り、次の瞬間燃えるような熱を覚える。
あまりの快楽、あまりの贅沢さに、まさに夢見るような心地で笑みが浮かぶ。
「はぁ……♡はぁ……♡」
「おや、ずいぶんと息が荒いですね」
「申し訳、ありません……♡こうして、側に居させていただくだけで胸が高鳴ってしまうのです♡」
「ふふっ……♡種を明かすとだな、こういうものが、わたしたちの体に施されている♡」
五十六が、濡れた瞳で内心を吐露すると、千姫が揶揄うような笑みを浮かべながら胸襟を開く。
そこには黒いのたうつ線が浮かび上がっており、まるで蛇が這いつくばっているかのようだった。
「なるほど……。風華の呪いですか」
「ああ……♡効果は分かるだろう?風華殿の、想いを分かち合う呪いだ♡だから、つい気を抜くと……♡」
そこで言葉を区切ると、千姫はわたしの唇を奪った。
そのまま舌を入れるとわたしのものと絡め合う。
両の腕は、わたしの頭の後ろに回されて強く掻き抱かれ、千姫の豊かな乳房がわたしに押し付けられた。
「んっ♡ぷはぁ……♡こうして、襲いたくなってしまう……♡ははっ、この、狂おしい気持ち。これが恋というものか♡」
「そう、ですね……♡我が子に向ける愛とは違う。身勝手な、強すぎる想い。そして、身を焼く炎のような熱さ♡」
五十六にも同じように唇を奪われる。
熱く、甘く、そして長い口付け。抱き止める腕には絶対に逃がさないと言わんばかりの強い力がこもっている。
「ああ、妬いてしまうな。風華殿は、こんなものを抱えながら他の巫女たちを捧げているのか。見上げた忠誠心というべきかな?」
後ろからも千姫がわたしを抱きしめ、甘い声色で囁く。
身動き一つ取れないように全身を押さえつけられているような感覚に、まるで蛇のようだと思う。
胃の腑へと呑み込まれたか、あるいは毒牙を突き立てられたか。
そんな連想を弄びながら、僅かばかりに恐ろしさを覚える。
魔王に恐怖を覚えさせるとは、なんとも大した魔人だと称える意味を込めて風華の頭を撫でると、肉棒を咥えながら微笑む感触がこそばゆかった。
「アイゼル様。んんっ♡」
「どうかしましたか?」
巫女たちを貪っているのか、あるいは巫女たちに貪られているのか。
ともかくもつれ合っていたわたしに、巫女の一人が声をかけた。
仮面を被っているが、声音と気配で風華の使徒であることが分かる。
魔力と分身を遣ってその身を弄びながら要件を聞く。
強制的に発情させられた体を抱きしめられ、身動きの取れない状態で陰核や乳首を指の腹で擦られながらも、その巫女は言葉を紡いだ。
「アイゼル様、他にも特殊な趣向の用意がございます。主は奉仕に夢中で忘れておりますゆえ、代わりに奏上させていただきました」
「なるほど、では案内をしなさい。このままね」
「はい♡かしこまりました……♡では、あちらにございます……♡」
巫女の体を抱き上げる。わたしの顔を見上げる形になった巫女は、仮面から露出している顔を赤く染めながらも、指先で案内を始めた。
◆ ◆ ◆
「ひっ!」
「久しぶりですね。傾国」
不老不死にして世に混乱をもたらすもの、傾国。彼女もまた巫女装束に身を包んでいた。
魔人すらも利用しようとする狂気は完全に形をひそめ、わたしたちの存在に身を竦ませていた。
その首を絞首のための縄のように、蛇の紋様が浮かんでいた。
「はい。この者、世を乱した罪人ではありますが、此度の戦では功を上げました。よって、帝の慈悲のもと、主が
彼女は、妖怪の呪いによって不老不死になり、死にたくても死ねないために狂気に陥った。
不老不死なのは魔人も同じだが、魔血魂を授かり肉体が作り変えられる魔人と彼女では、精神の影響に差異がある。
彼女の存在は多大な破壊と混乱をもたらすが、そこに至った経緯には同情の余地がある。
謙信は彼女を憐れみ、その呪いを解いてやることにしたらしい。
そして、彼女の不老不死の呪いを上書きしたのが彼女の首元の蛇の紋様だった。
「ち、近づかないで!」
「呪いと共に、狂気も消えてしまいましたか」
「はい、心を癒すのは我々巫女の務めです」
魔王に恐怖する様は、ただの人間の女そのものだ。
不死身だった時は、鬱憤ばらしも兼ねて手荒く体を使ったが、ただの人間だというのならば優しく扱ってやるとしよう。
「傾国。死ぬのは怖いですか?」
「あ、当たり前よ!」
「ではどうすればいいのか、分かりますね?」
「え、ええ……。あ、アイゼル様……、わたしのことを、抱いてください♡」
傾国の常識を操作する。といっても内容は、わたしに抱かれて命乞いをするという極めて一般的なものだ。
ただし、それ以外に自分が助かる術はないことを絶対的な事実として理解してもらっている。
こうしなければ死んでしまうという恐怖と、こうすれば助かるという安堵が入り混じった、引きつった笑みを浮かべて、傾国は袴を持ち上げてわたしを誘った。
「ふふ、もう濡れていますね」
「え、ええ……♡だ、だから抱いて欲しいの……♡」
「はい、呪いは、主の畏敬の念を伝染させています。ゆえに、アイゼル様を恐ろしく思えば思うほど、身体は発情します」
「へえ、それは面白いことを聞きました。【我を恐れよ】」
かつては不死とその悪性から、わたしの嗜虐を誘った傾国だが、今の怯える様もまたわたしのそれを強くかき立てた。
肉体に代わって精神を嬲る。魔力で恐怖を増幅すると、彼女の性器を弄る手に熱い雫が浴びせられた。
「……傾国、粗相ですか」
「ひっ、も、申し訳ありませんっ!」
「くくくっ、指が汚れてしまいましたね。舐めなさい」
「は、はいっ!!」
恐怖のあまり失禁したことに気づいた瞬間、傾国は更なる恐怖の虜になった。
濡れたわたしの指先を、丁寧に舐めしゃぶる彼女の瞳は媚びと怯えに満ちている。
「さて、先にあなたを抱きましょうか」
「光栄にございます」
わたしが風華の使徒に声をかけると、彼女の顔にはっきりと絶望が浮かんだ。
それなのに彼女の手は袴の下へと伸びていく。
「くすくす、そうやって準備をして待っていなさい。終わるまで続けられたら抱いてあげましょう」
恐怖に支配されているというのに、指先は快感を求めて己を慰めている。
そんな矛盾を、わたしに言われるまで気づいてなかったのか、傾国は自身の正気を疑うような顔をして驚愕していた。
自慰を長く続けるたいのに、絶頂へと己を追い込むことを躊躇しない指先に翻弄されている傾国の姿はなかなか面白く、風華の使徒のわたしに尽くす姿のいじらしさもあって長い時間をかけてわたしは彼女を抱くのだった。
その後、傾国を抱くのだが彼女は恐怖からの解放と快感に吊り橋効果を起こしたか、甘い声を上げてわたしを楽しませるのだった。
◆ ◆ ◆
「あいぜる……♡すき、すき、すき……♡」
巫女たちがわたしに捧げる宴は、もはや理性が吹き飛んだ乱交の場になっていた。
その呪いを変質させた魂縛りが、わたしに犯されながら愛欲の呪いを周囲に拡散させる。
幼い容姿に巫女服を纏った姿は手を出してはならない処女性を感じさせる。
それを犯す背徳感と舌足らずな睦言を紡ぐ様に、呪いが効かないわたしまでも強く昂らせていた。
「あっ♡あっ♡ああっ♡黒姫様っ♡見ないでくださいっ♡」
「申し訳、ありません……♡アギレダ……♡アイゼル様が、視線で、あなたを辱めよとご命じに……♡ああ、あのような体勢で抱かれるなんて……♡素晴らしい体の柔らかさです♡」
褐色の美姫たちもまたその蠱惑的な肉体を巫女装束に包んでわたしに抱かれている。
アギレダは足先が天に向くほど脚を開いて立ったまま犯されている。
黒姫も、自身が犯されながらその様子を言葉にしていく。
それはアギレダの羞恥をかき立てた。
「あっ♡あっ♡あっ♡アイゼル様っ♡アイゼル様っ♡もっと、もっとわたしを愛してくださいっ♡」
「アイゼル様……♡お慕いしております……♡」
手を繋ぎながらわたしの上に風華が跨って繋がる。
横では同じように名取が腰を振っており、美しい巫女が甘い匂いを振り撒きながら体を上下させる光景はなんとも蠱惑的だ。
腰を突き上げるごとに、二人の中はキツく締まって肉棒を刺激し、縋るように繋いだ手に力を込めてくる。
「んっ♡んんっ♡じゅぶっ♡じゅるるっ♡じゅぶぶぶぶっ♡」
「んっ♡んんっ♡頭が蕩けそうだ……♡ふふっ、乳房を舐めるとは、いやらしい赤子がいたものだな……♡」
五十六が乳房で男根を挟んで上下に揺らす。頭は千姫の胸に抱かれ、柔らかな乳房を感じながら固くなった乳首を舌先で転がす。
二人の性器には風華の蛇が転じたバイブが突き刺さり、振動と共に風華の念を伝えている。
風華が絶頂を迎える度その快感が伝わっているのか、二人は何度も身を震わせていた。
巫女機関の巫女たちや風華の使徒たちも、わたしに崇拝と恋慕の念を馴染ませつつ奉仕を繰り広げていた。
男根を女陰で受け入れるもの。口で受け入れるもの。菊座で受け入れるもの。
わたしの唇や乳首、手や足の指までも愛おしそうにしゃぶっている。
精を吐き出せばそれを親鳥が雛鳥にするように仲間の巫女たちに分け与える。
女同士で愛撫をしながらも、意識はわたしへと強く向けている様子は何とも支配欲が満たされるものがある。
人、妖怪、使徒、魔人。種族を問わずわたしに巫女として仕え、身を捧げる様には強烈な全能感を覚える。
「アイゼル殿……。我が、JAPANの民たちのもてなしを、楽しんでいただけているだろうか?」
「ふふっ、すごい光景ね。妖怪やザビエルの使徒まで、一人の男に傅き、犯されている」
そんな淫気と酒気に支配された、常人ならば立ち入っただけで正気を失うような空間に、清冽な気配が一陣の風のように入り込んだ。
赤と白の清楚さと神聖さを感じさせる巫女装束。
JAPANの帝、日本人たちの絶対的主君、上杉謙信とその忠臣、直江愛の二人だった。
「くすくす、ええ、とても楽しませていただいてますよ」
「そうか、それは良かった……。此度の戦争で、人類が勝利出来たのは、紛れもなくあなたのおかげだ。その礼が出来ているのならば、とても嬉しい」
「これからについても、お礼を言わせてもらうわ。共通の敵がいなくなれば、すぐに内輪揉めを始めるのが人の常。帝の威光も橋の向こうまでは届かない。だけど、あなたがいるだけで、人類は下手な戦争は出来なくなるわ」
わたしのもたらすそれが歪なものだという自覚はあるが、平和は平和。
それへの感謝には、確かな真心が宿っていた。
「もちろん、わたしたちからもお礼をさせてもらうつもりだ……。今夜だけ、わたしは帝ではなくあなたの巫女。斎王として、祈りとこの体を捧げよう」
「というか、もう限界よっ。こんないやらしい匂いをさせて、待っている間、大変だったんだから」
「うむ……♡風華殿から、わたしは宴の最後に、発情して、欲情して、抱かれたくて抱かれたくてたまらない淫らな心持ちで、アイゼル殿に身を捧げるのが良いと勧められて……♡アイゼル殿が、祭や本殿でまぐわっているのを、ずっと眺めていたのだ……♡」
そう言って謙信と愛の二人は、身を屈めて足元の袴の裾を掴み、立ち上がる。
白い足袋に包まれた足、細くしなやかさを感じる脚、そしてぐっしょりと濡れた女陰が顕になる。
先ほどは凛とした気配を感じたのが何かの幻だったのかと思わせるほどに淫らな気配が再びこの場を埋め尽くす。
陰唇からすでに覗いている中身に指を伸ばすと、熱い滑りと共にゆっくりと飲み込まれていく。
「ふふっ、待っている間、ずっと自分で慰めていたのですか?」
「ああ……♡アイゼル殿とランス殿に教えられた通りに、胸やあそこを弄っていた……♡おかげで、今すぐにでもあなたのものを、受け入れられる用意が出来ている♡」
「ふふっ、謙信がシてるのを見せられて、わたしもずっとしちゃってました♡だから、この昂りを、どうか鎮めてください♡」
雌そのものの顔をして、わたしの肉棒をねだる巫女。
それを前にして、わたしがすることは決まりきっていた。
「あっ♡あっ♡あっ♡あああっ♡アイゼル殿の、固くて大きいのが……♡わたしの中に……♡」
「んっ♡んんっ♡あれだけの女を抱いていたのに……♡こんなに元気だなんて……♡」
強大な存在にその身を捧げる巫女。その構図はまるで彼女たちが贄になったかのようだった。
帝が乱れる姿を目の当たりにして、箍が外れたのか、JAPANの民たちはより一層の痴態を見せつけるように男を貪る。
理性が失せたまぐわいを繰り広げる光景は、ある意味で神がかりのような狂い様だった。
「あっ♡あっ♡ああああ……♡わたしの中で射精してくれたのだな……♡感謝する……♡だが、もっと、愛してくれないだろうか……?」
「んっ♡んっ♡んんん〜〜〜っ♡はぁっ、すっごい深くイっちゃった……♡この上、さらにするなんて、気持ち良すぎてどうにかなっちゃいそうだけど……♡するしかないのよね?」
「くくっ、ええ、狂っても、また正気に引きずり戻して犯してあげましょう」
自身を犯した男根を突き出すと、謙信と愛は当然のことのようにそれを舌で清め始めた。
強い快感に恐れの感情が浮かぶも、この場から逃げ出そうというだけの理知はすでに蕩けていた。
風華たちは巫女の舞を踊ってこの場のものたちの疲労を癒していく。
神だけでなく、悪魔に近い存在となった風華の力も借りたその踊りは、黒い波動となって魂の汚染すら伝播させている。
特別な巫女たちは、魂を穢されながら、自らの意思で破滅的な快楽を求め善がり苦しむのだった。
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投稿ペースが落ちてしまっていますが完結目指して頑張っていく所存ですので何卒よろしくお願いします