※この作品はR-18です。

ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜   作:斧池 数馬

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久々のえっちシーン
楽しんでもらえると幸いです


ダークロウズ

 王都を捨てて逃げ出したわたしたちを待っていたのはリーザスの軍勢だった。

 もちろん人道的理由からの援軍ではない。他国の危機につけ込んでの侵略軍だ。

 魔軍は人類全体の脅威だ。ここは協力して撃退するべきだ。

 そんな意見は、だったらゼスがリーザスに協力しなさい、と一蹴された。

 リーザスにとってゼスの住民は比較的どうでもいい。むしろ今後の統治を安定させるためには多少数が減ってくれた方がありがたい。

 長官たちは速やかにリーザスに協力すべきだと言っていたが、あいつらはどうせすでにリーザスに買収されているに違いない。

 こうなるくらいだったら領土侵犯を理由に先に仕掛けた方がマシだったかもしれない。

 

 そう思っても後の祭り、それにやっぱりわたしには国民たちが犠牲になる選択は出来そうにもない。

 だから、最悪の方法に手を出すしかなかった。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 戦力が足りない。それが率直な感想だった。

 ガンジー王の決断により、ゼス軍の大部分は温存出来ている。魔人を倒すことのできる魔剣カオスを持ったランスさんもいる。

 だがリーザスと魔軍との二正面衝突をして勝てるはずもなかった。

 最低でも魔軍に戦力を集中する。欲を言えばリーザスからも戦力を借り受けたい。

 それほどまでに魔軍の戦力は圧倒的だ。恐ろしい魔人も三人もいるという。

 リーダー格の魔人 カミーラは前線に出てこないと楽観した上でも二人の魔人を同時に相手をしなければならない。

 だからわたしはその提案に躊躇なく乗った。

 犠牲を無駄にしない誓いとこれ以上犠牲を出さないという決意。その二つを破ることに比べればわたしの身など軽いものだった。

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

「す、好きにすればいいじゃない」

 

「アイゼルさん、念押しさせていただきますが本当に約束は守っていただけるんですよね?」

 

 魔法の国ゼスの王女 マジック・ザ・ガンジー。卒業を前に魔軍の侵攻にさらされた彼女は王としての重責をゼス第一応用学校の制服姿に背負っている。

 暗い茶髪や制服は避難生活で荒れていたが、ここに至る前に湯浴みをさせ、新品の制服を着せられている。

 まるで新入生のような装いだった。

 

 そしてそのゼスの体制に変革をもたらそうとするレジスタンス アイスフレームのリーダー ウルザ。魔軍の侵攻に際して絶望の倦怠から脱却した彼女は自分の二本の脚で立っている。

 彼女もまた身だしなみを整えられているがその姿からは深窓の令嬢のようだった弱々しさはもう見られない。

 

 魔法使いたちの頂点の王族と非魔法使いの代弁者のレジスタンスのリーダー。そんな二人が並んでいるのは滅多にない光景だが、ある意味で当然の成り行きだった。

 すなわち魔軍の脅威の前には魔法使いも非魔法使いも協力するしかない。それが出来ない者たちから魔軍の圧倒的な暴力と魔力によって滅んでいくし、手を取り合えたとしても勝てるとは限らない。

 そんな絶望の未来に抗うために彼女たちはこうして並んでいた。

 

「ええ、もちろん。ですからこうして証人も用意しているではありませんか」

 

 故郷を思う気持ちを魔人に付け込まれた少女たちがいるのは照り返しの激しいステージの上、観客席には証人たちが集まってくれている。

 ここは玄武城の一角、洋風なのはわたしの趣味に合わせてアテンが造り替えてくれたからだ。

 

「証人がハニーなんてふざけているわ」

 

「おやおや彼らにもこれから協力をしていただくというのに、そんな態度はよくありませんよ」

 

「教師みたいな口ぶりはやめて。……分かったわ。ハニーの皆さん、申し訳ありませんでした」

 

 眼鏡の、亡国の危機にさらされた可哀想な少女の姿にハニーたちから歓声が上がる。マジックはそれを受けて悔しそうな顔をした。

 

「……ハニーには氷溶の者もいますから彼らは信頼しています。ですがわたしたちは契約を反故にされたらどうしようもない以上、もう一度お聞かせください。本当にゼスを助けていただけるんですね?」

 

「そうですね。もう一度宣言しましょう。わたし魔人アイゼルはゼス王女 マジック・ザ・ガンジーとアイスフレームリーダー ウルザ・プラナアイスの国を思う気高き姿に心を打たれ、ゼス救済のために全力を尽くします」

 

 リーザスの侵略の制止。わたし自身や使徒たちを含む戦力。転移魔法によって戦力を自由に動かせるここ玄武城。そして魔軍の被害からの復興に必要な資金。

 これらを少しずつ小出しにして交渉し、彼女たちが差し出すものを釣り上げていった。

 窮地の彼女たちならば何を要求したところでその提案を飲んだだろうがあくまで交渉の体裁で自分から差し出させるのは愉しかった。

 特に差し出すものの値打ちを上げようと処女を告白させたときなどはとても胸が高なった。

 

「心を打たれたなんてよくもぬけぬけと言えたものね……」

 

「そしてわたしたちはその返礼として貞操を捧げると」

 

 女性を見せ物にするというのは独占欲の強いわたしにとってあまり好みではない。だが観客が好色ではあっても下卑た雰囲気のないハニーならばとこの趣向を実行するに至った。

 ハニーのどこかコミカルな盛り上がりと屈辱をこらえる表情のギャップには嗜好を越えてそそらされてしまう。

 

 もちろん契約は遵守する。これを違えてしまえばこの気高き心をもって自分から身を捧げさせる至高の悦楽が下賤な詐欺に落ちてしまう。

 

「ええその通り。まずはここでその姿を見せつけてあげましょう。兵たちに呼びかけて士気を高めるのは王や帥の務めです」

 

 そういって二人の衣服に手をかける。契約のもと抵抗の許されない二人はホックを外され、スカートが落ちるのを身動きせずに受け入れるしかない。

 

「ひとまずここまでにしておきましょうか。あまり露出を多くしてハニーたちが割れてしまったら治すのも手間ですし。この格好でステージの上を一周してきてください」

 

「うう……。こんな格好で歩けるわけ……」

 

「ではマジック様、わたしから先にやらせていただきます。アイゼルさんも構いませんね?」

 

「ええ、もちろん」

 

 マジックはシャツの裾を伸ばして少しでも下半身を隠そうとしている。

 もちろんその程度では隠れるはずもないので少女らしいデザインのショーツも眩い白さの太もももわたしの視線に晒されてしまっている。

 

 身軽さを重視した戦闘衣装を好むウルザはまだ露出に耐性があったのだろう。

 意を決して一歩を踏み出した。せめてもの矜持か胸を張って、真っ直ぐに歩く。

 その姿はまるでモデルのようで、すらりとした脚のラインを見せつけているかのようだった。

 

「この国を守るために、どうかわたしたちに力を貸してください」

 

 その様子にハニーたちは歓声を上げる。

 

「わ、わたしもいくわ」

 

 産まれたての子鹿のようにぷるぷると震えながら、マジックは歩き出す。

 その表情には羞恥とともに怯えの色も混ざっていた。

 魔法を無効化する能力を持つハニーは魔法使いの天敵だ。隔離政策を含む徹底的な弾圧は恐怖の裏返しだろう。

 もし仮にこの場のハニーたちが暴れ出したら、彼女に抵抗の術はない。

 その恐怖に耐えながら彼女は一歩一歩進んでいく。

 

「あなたたちにとってわたしたちはいけすかない連中よね……。こんなこと頼める義理じゃないのは分かってるけどこの国を守るのに協力してちょうだい」

 

 気分屋のハニーが恨みつらみを長く持ち続けることなどあり得ない。

 ウルザの心からの願いやマジックの申し訳なさをよそに大盛り上がりしている。

 

「上も脱ぎましょうか。自分で脱ぐのと自分で脱ぐのどっちがよろしいですか?」

 

「……自分で脱ぎます」

 

「はぁ、なんでこんなレベル神みたいなことを……」

 

 二人が脱いだ服を受け取る。服を持たないことの心許なさにマジックは服を渡す手を離せずにいたが、ウルザが粛々と渡すのを見て手を離した。

 体のラインを一切隠すことのない下着姿。服も手元になく咄嗟に隠すこともできない。

 そんな恥ずかしがる様子にハニーたちはさらに歓声を上げた。物理的な圧力すら感じるテンションの高まり。中には鼻血を出して倒れるハニーまでいた。

 

 ここら辺が潮時だろう。二人にステージの上をもう一周歩かせるとカーテンの裏で服を手渡す。

 渡された服を抱きしめるようにして上半身を隠すマジックの姿が印象的だった。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「まだ終わらせてくれないのね……」

 

「アイゼルさん、せめてマジック様だけでも休ませて上げてくれませんか」

 

「それは出来ませんね。時間は限られているのですから可能な限り長く楽しませてもらわないと」

 

 階層から階層の移動も転移魔法によって一瞬だ。城の中間部にあったホールから城の上層部に位置するこの部屋まで階段などを使わないで移動できる。

 大陸風のベッドルームは照明がしぼられ淫靡な雰囲気を醸し出している。

 ちなみに城の上層部はわたしのための空間として再設計されている。大浴場や大陸風とJAPAN風それぞれのベッドルーム、魔法の研究のための書斎などがある。

 魔法による建築によって物理法則は無視され、石造りの地下室が上層部にあるなどなかなか奇妙な建造物になっていた。

 

「んっ♡」

 

「やぁっ♡」

 

「そのままの体勢で腰を動かして自身を慰めなさい。先に絶頂した方から犯してあげましょう」

 

 ストリップショーで精神的に疲弊したマジックを庇おうとするウルザ。その思いやりを踏みにじるように同時に二人の体を弄ぶ。

 

 前腕を二人の股の間に通して持ち上げる。腕が恥丘と太ももに取り囲まれて柔らかな感触と体温が伝わってくる。

 腕の高さを調整して踵がわずかに浮くようにさせる。

 自然と腕には二人の体重がかかるが魔人の腕力によって腕は微動だにしない。

 要は腕で素股をさせようという趣向だった。

 

「ふんっ♡気遣いなんて無用よっ♡わたしはこの国を守らなきゃいけないんだからっ♡休んでなんてられないわっ♡」

 

「わかりました……んんっ♡ですがっ、んっ♡無理はしないでくださいねっ♡ガンジー王に続いて……ああっ♡マジック様にまで倒れられてはこの国はおしまいですからっ♡」

 

 マジックは王としてのプライドから、ウルザはマジックを少しでも休ませるため、競うように腰をわたしの腕に擦り付ける。

 マジックはわたしの腕を両腕で掴み、激しく腰を動かしてより強い快感を得ようとしている。

 ウルザは小刻みに正確な動きで陰核を擦り付けて素早く絶頂しようとしていた。

 性格や身体能力、あるいは自慰の経験の差から来る動きの違いを見るのがなかなか面白い。

 

「んっ♡んんっ♡腕っ♡逞しくてむかつくっ♡こんな肌白いくせにっ♡」

 

「はっ♡ひぁっ♡そうですねっ♡魔人というのは♡ここまで人間より強い肉体を持っているのですね……♡」

 

 下着に愛液から溢れ出たシミが出来ていた。

 粘液は腰の動きをスムーズにするとともにより強い密着感と快感をもたらしている。

 

「なんでっ♡なんでこんなに気持ちいいのよ♡こんなので気持ちよくなるなんて……」

 

「……マジック様、大丈夫です。これは自然な体の反応です。だからご自分を責めないでください……んんっ♡」

 

 ゼスのためという免罪符でも快感に溺れつつある自分を誤魔化きれなくなったマジックの顔に絶望が滲む。

 それを慰めるウルザはむしろ積極的に腰を動かしている。それは強すぎる快感を与えることで自分を罰しているようでもあった。

 

「ああっ♡……あっ♡なにか来る……♡来る♡来る♡あっ、ああああ〜〜〜♡♡♡はぁっ♡……はぁっ♡これでいいかしら?アイゼル?」

 

「マジック様……♡わ、わたしもイきます♡んっ♡んんっ♡んあああああぁぁぁぁっ♡♡♡アイゼルさん、わたしの方が先にイったと思います。だから……」

 

「同時、ですね。ですから二人まとめて犯してあげましょう」

 

 絶頂の余韻で腰の抜けた二人をベッドの上にまとめて押し倒す。力の抜けた二人はろくに抵抗も出来ずに最後の衣服である下着を剥ぎ取られ、無防備な下半身をわたしに見せつける体勢で重ねられた。

 魔法によって虚空から取り出したベルトや手錠で二人の体を拘束する。乳首を擦り合わせるように乳房同士が重なり、手脚も繋ぎ合わされている。

 息が互いの顔にかかり、少し身動きしただけで敏感な場所が擦れ合うほど密着させられた姿はわたしの支配欲を満たしてくれた。

 

「さて、挿入()れさせてもらいますか」

 

「ま、待って……ん、んんっ!あ、ああっ!!」

 

 処女の証が破れ、結合部から赤いものが垂れ落ちる。破瓜の痛みに堪える姿を間近で見せられてウルザは痛ましい顔をしていた。

 

「んんっ!」

 

「ああぅ、うう……」

 

「同時にと言ったでしょう?これで二人とも処女をわたしに捧げたことになりますね」

 

 すぐさま肉棒を抜いて今度はウルザに挿入する。再び処女膜を破る感触。破瓜の血は先のマジックのものと混じり合った。

 これもある意味で血の盟約といえるだろう。魔法使いと非魔法使いの結束の証。

 自分でも呆れるほどの変態的な発想に自嘲の笑みが溢れる。

 だが愉しい。代わる代わるに男根を二人の姫穴に突き入れ、漏れ出る悲鳴を堪能する。

 二人の穴の感触の違い、三人の体液が混ざり合う様に興奮が高まる。

 

「んっ!んんっ!こ、こんなところ!見ないでっ!」

 

「も、申し訳ありません!あっ!あっ!」

 

 顔を背けることも出来ない二人はせめて互いの痴態を見ずに済むように目を閉じる。だが目を閉じた分、耳から互いの嬌声が伝わってきて羞恥を減らすことは出来ない。

 真っ赤に染まりながら瞼に力を入れる様子がなんだか可笑しい。

 

「あっ♡やっ♡そこっ♡だめっ♡」

 

「はぁっ♡はぁっ♡く、くぅぅ♡」

 

 今度は二人の陰核を同時に擦り上げるように二人の体の間に肉棒を差し込む。体重による圧迫と固く隆起した陰核が擦れる感触に背筋にぞくぞくとした快感が走る。

 同時に二人の嬌声が重なりわたしの耳を楽しませた。

 破瓜を迎えたばかりの膣の痛みに慣れつつあったところにゆったりとした抽送で淡い快感を与えられた二人は声を抑えることが出来なかった。

 

「くっ、射精()しますよ……その身で受け止めなさい」

 

「やあっ、なんかにちゃにちゃしてる……」

 

「熱い……。火傷をしてしまいそうです……」

 

 何度目かの抽送でたまたま陰核が鈴口に擦れてしまった。予測していなかった強い快感に絶頂を迎えてしまう。

 二人の腹の間に大量の精液が吐き出される。精を出し切るために竿を前後すると精液と汗が混ざり合う淫靡な水音がした。

 

「まだ終わりませんよ……」

 

「あっ♡ああっ♡だ、ダメなのに……♡き、気持ちいいぃぃ♡」

 

「はっ♡はぁっ♡たしかに……♡い、痛みに慣れてしまったせいで……♡快感を覚えてしまいます……♡」

 

 陰核への刺激によって分泌された愛液と肉棒にまとわりついた精液。それらによって摩擦が減ったことで二人は膣への抽送で気持ちよさを感じ始めていた。

 無意識のうちに体を擦り合わせて快感を得る動きすらしている。

 極度の疲労と興奮が二人から外面を取り繕う理性すら奪っていた。

 その姿に肉棒もすぐさま硬度を取り戻し、強く二人の膣を擦り上げる。

 

「あっ♡やっ♡こいつ……♡固すぎ……♡射精()したばっかりのくせに……♡」

 

「くぅぅ……わたしのなか、ごりごり……って♡」

 

 二人も快感を求めて動き出したせいでより複雑に男根と膣ひだが絡まり先ほど以上の快感がもたらされる。

 二人の顔はもう完全に発情しきっており、さらに興奮を高める淫靡な言葉を躊躇なく発していた。

 

「で、出てる……。さっきのどろどろが今度はわたしの膣内(なか)に……」

 

「やあっ♡だ、射精()しながら性器を突き入れるなんて……♡信じられません……♡わ、わたしの中にも出てる……」

 

 マジックの中で少しの間射精すると素早く引き抜き、今度はウルザの中に精を注ぎ込む。

 魔人の精は二人で分けてもなお膣から溢れるほどの量だった。

 

 二人の綺麗な肌を白濁の液が汚していく。

 

「お疲れ様でした。湯に浸かり体を休めるといいでしょう。ああ、わたしもご一緒させてくださいね」

 

「せ、せめてお風呂の中でだけは……」

 

「お願いしますアイゼルさん……。わたしたちの体はもう限界です」

 

 拘束を解いてやってもしばらく二人は身動きが出来ずにいた。わたしの様子を上目遣いで伺う恐怖で彩られた視線に笑みが漏れる。

 

「ええ、いいですよ。わたしもほら、かなり汚れてしまいましたから、身を清めたいというだけです。他意はありません」

 

 その後二人は広い浴場でありながらも身を寄せ合うように隣り合って体を洗っていた。わたしはその様子を湯に浸かりながら眺めた。

 

 体を洗うときも、湯に浸かるときも、二人は体を隠す気配を見せなかった。それはわたしの気を損ねないようにする媚びだった。

 もう一押しすれば二人の心は折れてしまうだろう。だからわたしは湯の熱で朱に染まった肌を目で楽しむだけに留めて二人を解放した。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「親父!生きてたの!?」

 

「うむ!武運に恵まれてな。お前も頑張って避難民たちをまとめてくれたようだな。よくやったぞマジック」

 

「あの男、信じられない……。想定が甘いとか言っておいて……。わたし、犯され損じゃない」

 

「どうしたマジック。小声で何を言っている?もっと父との再会を喜んでくれてもいいのだぞ」

 

「なんでもないわよ!!生きてて良かったわ!!それよりゼスから奴らを追っ払う作戦を立てましょう」

 

「そうだな。ふふ、立派になったなマジック。今のお前になら安心して王位を継がせられる」

 

 父親の生存を知ったマジックは怒りをあらわにした。だがすぐに切り替えてゼスを救う方法を考え始めた。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「よぉ、ウルザ。そうやって二本の足で立ってるってことは吹っ切れたってことだな」

 

「フットさん……。ひとまずご無事を喜ぶべきでしょうか」

 

「だよなぁ。テロリストの俺たちに思うところはあるだろうが、魔人どもを追っ払うまでは協力してくれや」

 

「はぁ、ペンタゴンを直接戦力に組み込むのは国民感情が許さないでしょうが、逮捕していく余裕もありませんね……」

 

「ははっ、またお前の指示で動けるのは俺は嬉しいぜ」

 

「そうですか。あとでキムチたちにも会ってあげてください。きっと喜びますから」

 

 かつての同胞たちとの再会。アベルトの真実を知ったウルザは複雑そうな表情をしていた。

 その近くではダニエルがペンタゴンの負傷者を治療していた。

 

 何はともあれ、ここにゼスの全戦力が集結し、反撃の準備が始まった。

 

 




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