※この作品はR-18です。

ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜   作:斧池 数馬

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 タイトルやあらすじを変更してみました。
 よりどういう作品かが分かりやすくなればいいと思ったのですがいかがでしょう?

 またいつも通り、評価とお気に入り登録、感想をお待ちしております。


上杉家陥落【下】

「ここが巫女機関か……。静かで……、穏やかで……、なるほど神が居られるところと言われても納得できる」

 

「わたし初めて来ました」

 

「わたしも〜。あっ、でも親戚の北条様は巫女機関と協力関係にあったわね。何でもJAPANに仇なすものを封じるためってことで」

 

「わたしも初めてよ。ま、基本的に巫女機関には男の人以外はあまり用のないところだけど」

 

 上杉領から巫女機関まで、上杉謙信、直江愛、上杉勝子、上杉虎子の四人はやってきていた。

 上杉家の中枢たる四人の留守は上杉家の残る家臣と織田家を主軸とする同盟の援軍で守ることとなっている。

 もとより外征の多い上杉家。佐渡の金山を抱え、周辺諸国にとって攻める理由に事欠かないこの地で独立を保ってきた彼女たちの地力は高い。

 目下の仮想敵である武田も現在のところは大人しい。

 だから四人がこうして巫女機関に参拝するだけの余裕は十分にあった。

 

「む、そうか。確かに我が上杉家ではあまり巫女機関の話は聞かないし、歩き巫女なども見たことがなかったな」

 

「そうね。女子禁制ってわけじゃないけども、うちとは縁の薄いところだったわ」

 

「まあでも今日は謙信様がいらっしゃるわけですし」

 

「そうね、毘沙門天の加護ぞある謙信様。巫女機関も向こうから歓迎してくれるはずよ!」

 

「勝子、虎子、そう言われると何だか恥ずかしい」

 

 浮世離れしたところのある謙信は知らなかったが巫女機関の巫女たちは男とまぐわう行為を生業としている。

 このため戦国のJAPANにおいても不可侵の中立地帯として独立を保っていた。

 なので当然、女武将ばかりの上杉家とはあまり縁がなかったのだ。

 

「上杉謙信様、おはようございます。巫女機関の長を勤めております。名取といいます」

 

「玉籤風華です」

 

 それがこうして上杉家一行が参拝に至り、巫女機関のトップがわざわざ出迎えにくるのは単にこの場所がすでに魔人の手に落ちているがゆえのことだった。

 そう、今日は謙信への調教の最終段階。信心深く気高き少女は贄、巫女たちは儀式の祭司だった。

 

「うむ、よろしく。毘沙門天を信仰するものとして今日はここに参らせてもらった」

 

「ええ、ご案内いたします。高名なあなた様には当神社の中枢をご案内いたしましょう。……その前にいくつか作法があります。風華」

 

「はい。現在、巫女機関では下着を履かないという儀を執り行っております。一週間にわたるこの物忌も今日が最終日となりますが、参拝を行われる方にも遵守いただいております」

 

「そ、そうなのか……」

 

「それは奇遇ですね。上杉家でも現在、一週間ノーパンで過ごすという則を敷いています」

 

 突如として風華と名乗った巫女がその赤い袴を大きくたくし上げた。ヘソのあたりまで顕になった下半身は太ももまで覆う足袋以外何も付いていなかった。

 謙信は困惑した。それは巫女らしい清楚な女性のあられもない姿によるものだけではない。自分たちも現在、ショーツを付けていないという事実によるものもあった。

 

 ちょうど一週間前、愛にそう言われて困惑しながらも従っていた行為が巫女機関でも行われていた。

 その事実がこれはある種の風習の一つなのかもしれないという錯覚を抱かせていた。

 

「まあ、それは素晴らしい。流石は謙信様。ふふっ。では次の作法を行うといたしましょう」

 

「ええ、初めて(・・・)のことですから、教えてもらえると助かるわ」

 

 常識的に考えれば、その奇妙な儀の最終日が今日ならば一日待って改めて参拝すればいいだろう。

 だが下着を履かない状態への慣れや名取の賞賛の言葉、当然のことのように受け入れている愛たちの様子。そういったものが織りなす柔らかな圧力に押されて謙信は流されていった。

 

「次はこちらのお神籤を引いていただきます。籤の内容に従っていただくと神とのご縁が結ばれ、ご利益が得られます」

 

「謙信様!わたしが先に引かせて貰ってもいいでしょうか?」

 

「ああ、いいと思いますよ。残りしものには福があると言いますもの。きっとより良いご縁とご利益が得られることでしょう」

 

「わぁ、それは素敵ですね。謙信様っ」

 

「そうさせてもらいましょうか。謙信」

 

「そ、そうか……。ではそうさせてもらおう」

 

 巫女が扱うお神籤。何もおかしいところのないそれに何となくの違和感を覚えて躊躇っていた謙信の前に勝子が飛び出してきた。

 風華の言葉の元、籤を引くのは謙信が最後になった。深い信仰心(・・・)を感じさせる風華の語りとそれを喜ぶ愛たち。和気藹々とした雰囲気の前に謙信は何も言うことはできなかった。

 まさかここまで丁寧にもてなしてくれる巫女たちと自分に福があることを我がことのように喜んでいる家臣たちの前で、何となく不安があるとはとても言えない。

 

「ではどうぞご覧あれ」

 

「ではわたしが引かせてもらいますね……。わっ!当たりって書いてあります。ええと、隣にいる人とキスをする。愛撫などをすると更に良いが絶頂を迎えさせてはならない……」

 

「さあて、わたしはどうなるかな〜。おおっ!わたしも当たり!……って何よ、内容も一緒じゃない。写しで楽してるんじゃないでしょうね……」

 

 異様な内容のおみくじ。これは巫女機関で使われる魂の汚染率が高い者を選り分けるためのものを魔改造したものだ。

 魂の汚れに反応して当たりが出るが、その内容は当たり外れに関係なく淫靡なもの、つまり魂の汚染率をより高めるためのものとなっている。

 アイゼルが魂の操作の修行のために黒い魂を持つ巫女を抱くためのものであり、彼を信奉する巫女たちはその結果にいつも一喜一憂している。

 

 更にアイゼルが抱く際に汚染率を下げることで、巫女たちを抱くローテーションが出来上がっている。

 当たりくじを引いた、黒化により淫靡に振る舞う巫女を抱いて楽しみ、外れを引いた、無垢な魂で羞恥に悶える巫女を見て楽しむ。

 そういった趣向だった。

 

「じゃあしましょうか。虎子」

 

「別にいいけど、すぐイっちゃわないでよね。勝子」

 

「はぁ?何いってるのよ。いつもすぐにイっちゃうのはあんたの方でしょ!昨日だって……」

 

「昨日のは早イキ対決だからわたしの勝ちだし〜。勝子の負け惜しみ〜」

 

 普段と全く違わない、仲良く喧嘩するといった風情の勝子と虎子。

 ただしその内容にどうしようもない違和感を覚える謙信。

 

「こ、これは一体……。この籤は何かおかしくないか?勝子と虎子は……、そ、そういう関係だったのか?」

 

「何を言ってるのよ謙信。二人がこんな風に喧嘩してるのは【いつものこと】でしょ?こうやって日常で競い合う分にはいいんだけど、戦場でもやられるとこっちの胃が痛くなるのよね」

 

「……あ、ああ。そうだったな……。二人がこうしているのは【いつものこと】だ……」

 

 その違和感も愛の言葉であっさりと消えてしまう。脳裏によぎるのは毎夜繰り返されていた淫らな宴。

 袴を脱いで、下半身を曝け出し、競うように自慰を行う二人の姿が思い起こされた。

 だが違和感は消えても羞恥心は消えない。初心な謙信はその記憶を持て余し、顔を赤くして押し黙ってしまった。

 

「じゃあ、いくわよ虎子」

 

「ふっ、かかってきなさい勝子」

 

 そうしているうちに謙信の目の前で二人の唇が重なった。

 顔から火が出るほどいたたまれないのに、【いつものこと】から目を逸らすのもおかしくてじっと見つめることしかできない。

 

「ちゅ♡れちゅ♡もー♡虎子ったら、もう濡れ濡れじゃない♡」

 

「キスしちゃったんだから仕方ないじゃない♡勝子だって♡熱々になってるわよ♡」

 

 謙信の目に二人の様子が豹変するのがはっきりと見て取れた。

 対抗意識をむき出しにして吊り上がった目がとろんと下がり、広角がだらしない笑みを作る。

 そのどれもが謙信の知らない勝子と虎子だった。

 

「ねえ虎子♡もう駄目♡イっちゃいそう♡」

 

「勝子はよわよわおまんこだもんねー♡ちゃんとお願いできたら止めてあげるけど♡」

 

「はぁ♡はぁ♡よ、よわよわおまんこの勝子を、いじめないでください♡イくのもう我慢出来ません♡」

 

「……♡♡♡もうっ、そんな可愛いこと言われたらきゅんきゅん♡してイっちゃうところだったじゃない♡勝子の甘え上手♡」

 

「虎子だって♡あんな恥ずかしい言葉言わせて……♡言ってる間、ずっと甘イキするの耐えてたんだからね♡虎子のいじわる上手」

 

 こんな風に睦み合う二人を見るのも初めてだった。初めてのはずなのに何度も見た記憶が湧き上がってくる。

 

(だがまあ、仲が良くて悪いことなどないだろう。勝子と虎子も成長したということだろう。)

 

 そう思っても消えない居心地の悪さはひょっとすると寂しさかもしれないと謙信は思った。

 普段の二人は謙信に褒めてもらいたくてお互いと競い合っていた節があった。だが今は完全に二人だけの世界になっている。

 二人の成長を嬉しく思いながらもいつまでも、自分の庇護下にいて欲しい。

 そんな矛盾した思いが胸のざわめきとなっているのだと謙信は納得した。

 【いつものこと】という言葉によって疑問を持つことが出来ない謙信が出せる結論はこれが限界だった。

 

「では次は直江様、どうぞ」

 

「袴を大きくまくり上げると幸運がアップ。人に見てもらうとなお良い……。謙信、見てもらえるかしら?」

 

「ど、どうしてだ?」

 

 言葉に出来ない感情の奔流に襲われた、矢先。それすら、傍らで見るだけだった分まだ冷静でいられた。

 まっすぐ向かい合って親友の破廉恥な姿を見たらどうなってしまうのか想像すら出来なかった。

 

「どうしてって言われても……。おまんこを見せるのは忠誠心を示す儀式だもの。【当然のこと】でしょ?上杉家の参謀としてはあなたに見せるのが道理だと思うのだけど」

 

「当然のこと……。そうだな、当然だな……。では愛、見せてくれ」

 

 【当然のこと】。そう言われると愛が忠誠の証としてその秘所を見せつけている光景が目に浮かんでくる。

 主君として、親友として、それを断るという選択肢は謙信にはなかった。

 困惑を揺るぎない意志で抑えつけて愛に向き直った。

 

「ふふっ、なんだかこうして改まってするのは恥ずかしいわね……。

 謙信様。直江愛はこれまでも、これからも、変わらない忠誠をここに誓います」

 

 袴の裾を両手で摘み、大きくたくし上げた。

 足首、脛、太もも。裾が持ち上がって少しずつ顕になっていく光景から目を離せない。

 とうとう愛の女性器までもが謙信の眼前に現れた。

 

 同性の気の置けない仲の二人。共に湯を浴びたことだってあるし、共に武連を行い、汗をかいた体を並んで拭うこともあった。

 まじまじと見ることはなくとも女性器自体は見慣れていて、そういう意味では衝撃は小さかった。

 

 だから、よく通る声に強い意志と覚悟を乗せた、宣言の印象の方が強かった。

 

「うむ。これからもよろしく頼む」

 

 ふわりと愛の袴の裾が元の位置に戻る。見えていた最中よりも、終わった今の方がなんだか恥ずかしいのがおかしくて二人は笑った。

 

「ふふ、麗しい絆。美しいものを見せていただきました。では最後に謙信様、どうぞくじをお引きください」

 

「ああ、分かった」

 

 くじの結果、勝子と虎子の今まで知らなかった一面を見ることが出来たし、愛との絆を再確認することもできた。

 そんな感情の流れを誘導されていたことに気づくことは出来ずに、謙信は自身の運命を決定付けるくじを引いた。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 一歩、二歩と歩くたびに先導の名取と風華が持つ鈴が音を鳴らす。

 しゃりん、しゃりんと清らかな響きに合わせて足を踏み出す。

 きつく結ばれた帯と頭を覆う被り物で視界と動きを制約された謙信は、転ばないようにゆっくりと歩を進める。

 

 乱れの無い裾は貞淑さの現れ。頭を覆う角隠しは従順の誓い。

 そして何より雪のような白さは純潔の証。

 

 謙信が引いたくじは当たりだった。それは謙信の魂にも汚染が生じているということを意味している。

 そしてくじの本文によって謙信が身につけているのは白無垢だった。

 汚れた魂と白無垢の取り合わせとは何とも矛盾したものだが、謙信にそれに気づく余地はない。

 何せ周囲の全員がアイゼルの調教によって魂を汚されているのだ。そんな環境で過ごしていては軍神の眼も曇るのも当然であった。

 

 この先に幸福なことが待っているという確信から一瞬一瞬がとても長く感じる。

 アイゼルの欲望だけに満ちたくじの導きである以上、その幸福は謙信の今までの人生の終焉も意味しているが、濁った魂はそれに危機感を抱くことは出来ない。

 

 それに加えて周囲の祝福する雰囲気から生まれる圧力がどうしようもなく謙信の自由を縛り付けていた。

 この柔らかい鎖から逃れるということは文字通り、親友や可愛い配下たちとの絆を断ち切るということなのだ。

 

 そして最後の絆、胸を締め付けるような縁が現れた。

 

「ふふ、お久しぶりです。謙信さん」

 

「ランス殿……」

 

 謙信の想い人、ランス。彼女もまた白無垢を身に纏っていた。付き人として彼女もシィルを連れている。

 角隠しを目深に被り、その表情は口元しか見えない。だが、その唇が笑みを形作っているのを見ただけで謙信は飛び上がってしまうほど嬉しかった。

 

「では花嫁二人、神前にて誓いを」

 

「善き日、善き時に、善き二人が会えたことを神に御礼申し上げましょう」

 

 白無垢を纏って、花嫁と出会い、二人で神の前にて誓いを立てよ。

 それがおみくじの全文だった。

 

「謙信さん、手を」

 

「あ、ああ」

 

 手を繋ぐ、それだけで謙信は舞い上がってしまっていた。

 剣を握り、振るう、逞しくもしなやかな手。彼女の手が自分と同じようなカタチをしていることがとても嬉しい。

 つい、強く手を握ってしまう。ランスはそれを痛がることもなく、同じだけ強く、謙信の手を握り返した。

 これでもう、謙信は逃げることは出来なくなった。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「おはようございます。アイゼル様」

 

「おはよう、名取、風華」

 

「も、もしやこの者が神、なのか?」

 

「はい♡謙信様が軍神と称えられるように、アイゼル様もわたしたち巫女が身も心も捧げてお仕えする現人神なのです♡」

 

 大きな鳥居を通り抜けて謙信たちがやってきた。

 神と呼ばれるのはこそばゆいが、元より魔人は魔王の眷属、神や天使の類といっても嘘ではないだろう。

 神を名乗って社に胡座をかく不審な男に対しての謙信の反応はそれだけだった。

 洗脳が上手くいっている証だった。本人には洗脳能力を使わずに、周りの者からの間接的な洗脳と半覚醒状態での暗示でここまで持ってきたことに感慨を覚える。

 

 ただ手間はかかったものの、困ることもなかったため呆気ないものだという感覚もある。

 周囲の人間に全幅の信頼を置く少女を、周囲の人間を使って誘導したのだからむしろ当然かもしれないが。

 ある意味では軍神・上杉謙信は世間知らずの箱入り娘という表現も出来る。

 

「ではまずは固めの盃を行います。アイゼル様、どうぞお召し上がりください♡」

 

 大きめの盃に並々と酒が注がれる。媚薬も混ぜられており、妖しい甘い匂いが漂ってる。

 わたしはそれを八割ほど飲み干す。甘い香りとともに酒が喉を通り過ぎていった。

 飲み干したそれをランスに渡す。ランスは残った酒の半分、つまりは元の量の一割を飲んで謙信に回した。

 

 謙信は白い盃に着いた口紅の跡を見て、顔を赤くしながらそれを飲み干す。

 盃には二つの口紅の跡が重なっていた。

 

 八分二分の盃というものだ。主従の誓いを意味するこの儀式は悪魔の契約のように魂を縛る。

 

「続きましては参列者の方々から祝辞をお願いします」

 

「謙信様……。ついにアイゼル様のものになるんですね……。わたしもアイゼル様のおかげで虎子と仲良くなれました。だから謙信様もきっと幸せになられると思います」

 

「これから、謙信様もあれをなされるんですよね……♡わたしと勝子がいつもやってる、精液でドロドロになったキス♡ドキドキするわ♡」

 

「謙信……。この日のために色々と準備をして来たわ。アイゼル様の命令だから悔いはないけれど騙すような真似をしてごめんなさいね。でもきっとあなたも幸せになれるわ」

 

「ランス様♡謙信様♡おめでとうございます♡これからもアイゼル様の奴隷として仲良くしてくださいね♡」

 

 口々に隷属への賛美と祝福が浴びせられる。

 媚薬と酒精が回り上気した顔が引き攣る。

 今更気づいたというわけではない。だがそれでも、今まで周囲の異様な雰囲気は豹変と言ってもよく、謙信をわずかに正気に返らせるだけの恐怖と狂気に満ちていた。

 狼狽する謙信の手をランスが優しく、有無を言わさない強さで握りしめる。唇を塞ぎ、甘い吐息の混ざった唾液を流し込む。

 

 それが彼女の最後の抵抗だった。

 諦観と絶望と欲情が等分で入り混じった引き攣った笑みを堕ちた軍神は浮かべた。

 それは常に誇り高く、気高く生きてきた少女の初めての媚びだった。

 

「では誓いの口付けを♡花嫁たちの最初の共同作業♡逞しき魔羅に唇と舌を捧げ♡寵愛を賜りましょう♡」

 

「謙信さんはアイゼル様のおちんぽ様を舐めるのは初めてですよね?」

 

「うむ、勝子たちがしているのを見たことがある程度だ。見習いと言っていい」

 

「では、わたしが手取り足取り……口取り♡教えてあげますね♡まずはアイゼル様のおちんぽ様にご挨拶……♡ふふ、アイゼル様のもうかちかちになっています♡

 この亀頭さんに……♡ちゅっ♡こうして唇を優しく触れさせるんですよ♡」

 

「わ、分かった……♡こ、こうだろうか?ちゅ♡」

 

「お上手です♡ではではどんどんやっていきましょう♡ちゅっ♡ちゅっ♡」

 

「あ、ああ……♡……ちゅ♡……ちゅ♡」

 

 仲睦まじい二人の間に自らの男根を挟み込んだ光景に高揚する。

 柔らかな唇が亀頭に触れるたびに口紅が跡を残す。視覚的にも屈服したことを証す光景に倒錯的な喜びを覚える。

 

「次は先っぽをお口に咥えて〜♡れろれろれろ〜♡ってするんですが……。お口の中の動きは見ても分かりませんよね♡では失礼して……♡ちゅ♡れりゅれりゅれりゅ〜♡」

 

「んんっ♡られっ♡ちゅく♡んくっ♡ひゃ♡あっ♡やっ♡あん♡」

 

「ふふっ♡こうやって舌をぐるぐる〜♡ってしたり♡ちゅ〜っておつゆを吸い取ったりするんです♡」

 

「はぁ♡はぁ♡わ、わかった……♡ではやってみる♡ちゅ〜♡れるれる〜っ♡じゅっ♡じゅるっ♡じゅるるっ♡」

 

 ぎこちない動きだが口粘膜の柔らかさはそれだけで精が漏れでそうなほどの快感をもたらしてくる。

 初心者の謙信をフォローするようにランスも顔を埋めるようにして竿を舐め上げる。

 タイプの違う美少女二人の美しい顔が懸命に奉仕するいじらしい姿に堪えることなく精を放った。

 

「んぐうっ!?ぐっ!ぐふっ!?」

 

「謙信さん♡わたしにも分けてくださいね♡」

 

 謙信の頬がリスのように膨らむ。むせて溢れ出た精液をランスは掌で受け止めた。そして躊躇うことなくそれを舐める。

 まるで極上のクリームか何かであるように指の一本一本に至るまで丁寧に舐めしゃぶる姿は無邪気な淫靡さを放っている。

 

「ちゅ♡れりゅ♡れろ♡じゅ♡じゅ♡れろっ♡」

 

「んっ♡んくっ♡れる♡れる♡らんしゅどの……♡なにを……♡」

 

「ふふっ♡お裾分けです♡それにアイゼル様のザーメンを分け合うのはとても仲良くなれるおまじないなんですよ♡」

 

「あ、ああ……♡それは知っている……♡」

 

 そして口移しでそれを謙信に分け与えた。謙信の口内に入り込む精液に塗れた舌。今度は謙信からも舌を絡め、大量の唾液と混ぜられたそれは喉を鳴らして飲み込まれていった。

 

「それでは最後の儀式、花嫁のみほとをアイゼル様に捧げましょう」

 

「ああ……、ついに謙信様が」

 

「なんだかこっちまでドキドキしてきた」

 

「謙信、アイゼル様に力を抜いて身体を預けなさい。そうすればきっと良くして下さるはずよ」

 

「ランス様、謙信様、頑張ってください♡」

 

 萎えることを知らない魔人の肉棒は大量の精を放ってなお屹立している。

 邪悪な儀式のクライマックスに観客の興奮も最高潮だ。

 

「それでは謙信さん。アイゼル様におねだりしましょう♡」

 

「ア、アイゼル殿……。わたしの身を貴殿に捧げる……♡だ、だから……♡こ、今後もランス殿といっしょに居させて欲しい♡」

 

「ええ、構いませんよ。何度でもこうして可愛がってあげましょう」

 

 自己を対価に差し出す悪魔のような取引。そこにあるのは仲間も初恋の相手もすべて奪われた少女のせめてもの願いと言っても良かった。

 

 謙信の頭を撫でてやる。艶やかな髪の柔らい感触と温もりに手が止まらない。ついでに羨ましそうにしているランスの頭も撫でてやる。

 

 頭という人体の頂点を撫でるという行為は支配欲が満たされる感覚を覚えて、つい笑ってしまう。

 

「アイゼル様♡なでなでも嬉しいのですけれど、そろそろおちんぽ様をいただけないでしょうか♡」

 

「いいですよ、ランス。……謙信。よく見ているように。次はあなたの処女をいただきます」

 

「わ、分かった……♡」

 

 はしたなく白無垢の合わせを左右に開き、濡れそぼった女性器を見せつけておねだりするランス。分厚い布地によって封じられていた淫臭がむわりと広がる。

 

 謙信からよく見えるように後背位から犯すことにした私は後ろを向いたランスの白無垢の裾を大きく捲り上げる。

 大きな衣擦れの音がしてまるまるという形容が似合う桃尻が現れる。思わず手を伸ばし、指が沈み込む感触に強く嗜虐心を刺激された。

 

「アイゼル様♡召し上がれ♡…………あっ♡あっ♡ああんっ♡……アイゼル様の……わたしのナカに……♡あんっ♡ああんっ♡い、いきなりぱんぱん♡って、激しすぎますよぉ♡」

 

「ランス殿……。あ、あんなに大きな音がするものなのか……。そ、それに女陰もあんなに広がって……♡」

 

「えへへ……♡こうしてアイゼル様と繋がっていると♡お腹の中がきゅー♡ってなって、すごく幸せな気持ちになれるんですよ♡謙信さんにも早く味わって欲しいです♡」

 

 突くたびによくしまってとても具合が良いが、今日のメインディッシュは彼女ではない。

 長く楽しまずにすぐにイかせてしまうことにした。すぐに射精するために雑に抱くという行為自体に興奮を覚えて、腰の動きが早くなってしまう。

 

「あっ♡やっ♡あんっ♡あんっ♡あ、アイゼル様っ♡そ、そんなに激しく、ぱんぱんってされたら♡わたし♡わたしっ♡もうイっちゃいます♡」

 

「ふふっ、皆の見ている前で盛大にイってしまいなさい」

 

「んっ♡んんっ♡はっ♡恥ずかしいですっ♡そんな意地悪なこと言われたらっ♡すぐイっちゃいます♡イク♡イク♡イク♡イクぅ〜〜〜っ♡♡♡」

 

 絶頂で締まる膣内に私も精を吐き出した。精液を刷り込むように亀頭でポルチオをぐりぐりと刺激するとランスは啼いて悦んだ。

 ずるりと射精後も固さを失わない肉棒を引き摺り出すと広がったままの膣口からごぽりと精液の塊が溢れ出た。

 

「おや、軍神殿は自慰の仕方を知りませんでしたか。ふふっ、これは楽しみが増えました」

 

 腰の抜けたランスの体を横たえ、謙信の方を見やると彼女は着物の上から恥丘を押さえつけるようにして快感を得ようとしていた。

 それで上杉の主城での調教では自慰をさせたことはなかったなと気づいた。ペッティング自体はしていたが、彼女の中ではスキンシップの一環として記憶されており、自分で自分を慰める行為とは繋がっていなかったらしい。

 

「ですが今は自慰の仕方を教え込むよりもあなたの処女を貰う方が先ですね。ほら、もう一度おねだりをしてごらんなさい。お手本はよく見たでしょう?」

 

「分かった……♡」

 

 そうして着物の合わせを緩めるために帯に手をかける。だが勢い余って帯が落ちてしまった。体の正中線に沿って白い肌が顕になる。

 それでも謙信はランスに倣って着物を左右に開いた。

 

「ランス殿はとても幸せそうだった♡わ、わたしのこともランス殿のように幸せにして欲しい」

 

「ええ、勿論ですとも」

 

 謙信もまたランスのように背を向けて尻を突き出す。うなじのあたりから髪と汗の甘い匂いが混ざって鼻腔をくすぐる。

 媚薬と酒精、興奮と発情によってすでに溢れんばかりのそこに男根の先端をあてがうとそこだけ湯の中に使ったような心地良さだった。

 

 細い腰を掴み、引き寄せるようにして思い切り肉棒を捩じ込んだ。

 

「かはっ……、あっ、い、いたい……。こ、これが破瓜の痛み……。これでわたしも皆と同じになれたのだな?」

 

「ええ、あなたもわたしの可愛い可愛い所有物です。これで上杉家のすべてがわたしのものですね」

 

「そ、そうだな。愛たちも……貴殿に抱かれてとても、幸せそうだった。これからもよろしく頼む」

 

 彼女たちを欲望のままに堕とした相手によろしく頼むと言うとは。自分でやった洗脳とはいえ上手くいきすぎていて笑ってしまう。

 そうこうしているうちに媚薬の効果で痛みは引いたようで謙信は無意識の内に腰を揺すって快感を得ようとしていた。

 

「もう大丈夫そうですね。では動きますよ」

 

「あ♡ああっ♡ランス殿と……♡んんっ♡同じもので犯されている……♡はあっ♡す、凄まじいなっ♡皆があれほど蕩けてしまうのも頷ける……♡もっと早くにわたしにも教えて欲しかった……♡」

 

「申し訳ありません謙信様。アイゼル様の命令でしたので」

 

「わたしは言いましたよ!早く謙信様も犯してあげてって」

 

「ごめんなさいね。でもこんな形でアイゼル様に初めてを奪ってもらえるなんて羨ましいくらいよ」

 

「そ、そうだな……♡ら、ランス殿と……♡花嫁衣装を着るだなんて……♡夢にも思っていなかった♡感謝するアイゼル殿……♡」

 

 麗しい主従の絆に自身の存在を上書きした。その事実を感じさせる会話に興奮が高まる。

 剣士としてのタイプの違いがそのまま現れているようで、ランスとはまた違う抱き心地。それを食べ比べる贅沢な趣向。

 

「アイゼル様のおちんぽ様♡固くて♡太くて♡逞しくて♡謙信さんにもずっと味わってもらって欲しかったんだ♡」

 

「良かったですね♡ランス様♡謙信様♡」

 

「そ、そうか……♡そこまで思って貰えていたとは感激だ……♡」

 

 こちらも純粋な厚意がわたしに捧げるという発想に至る堕ちっぷり。まったく洗脳の力は楽しすぎて困る。

 下から支えるように謙信の胸を弄ぶ。突くたびに綺麗なお椀形の乳房が手の上で揺れる感触が楽しい。

 

「あっ♡あっ♡な、何か来るっ♡」

 

「それがイく、つまりは絶頂です」

 

「こ、これがか……♡た、確かにどこかにイってしまいそうになる感覚だ♡はっ♡はっ♡イクっ♡イクっ♡イク♡イクぅ〜〜〜っ♡」

 

 絶頂を迎え、精魂尽きた謙信をランスが解放する。

 股間から精液を垂れ流す、花嫁二人。淫靡さと神聖さを同時に感じさせる光景だった。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「謙信、今のあなたは魂の深いところに沈んでいきます。深く深く、外からは見えない、大事なところに。普段は意識できないけれどあなたの根源とも言うべきところです」

 

「うむ…………」

 

「これで施術は終わりです。わたしが手を叩くとあなたは目を覚まします。さっき言われたことは意識できない。でもちゃんと言われれば思い出せる」

 

 ぱんっ!と柏手を一つ。半覚醒状態だった謙信の目に理性と意志が宿った。そのまま瞬きを数度すると元の軍神、凛とした上杉謙信に戻った。

 

 今やったのは魂の汚染部分を魂の中に押し込んで外から見えなくする行為だ。

 神の力によって得る帝の力、魂の汚染が何らかの影響を及ぼすかもしれないと考えてのことだ。

 

「さて、謙信。着物の裾をたくし上げなさい」

 

「こ、こうだろうか……」

 

 そして同時に、正気に戻った状態であっても強烈に刷り込まれた暗示は残っている。

 これならば帝となったとしてもわたしの意のままに動かせるだろうと確信した。

 

「あ、アイゼル殿。な、何か言ってくれないか。流石に恥ずかしいのだが」

 

「ふふ、今日は下着を付けているのですね。よくお似合いですよ」

 

「そ、そうだろうか……。いつも愛が用意してくれたものだから手柄は愛のものだ。褒めてやってくれ」

 

 凛とした立ち姿で下半身を見せつける謙信。その滑稽さに興奮を覚えたわたしは親友二人をまとめていただくために、愛も呼び出すことにした。




 今回のアイゼルが取った手法はランス10の恋人美樹のイベントにおけるワーグの夢による記憶の上書きをイメージしています。
 夢に干渉する能力は魔人ワーグの特権ですがそこをマジックアイテムや周囲の人間を先に堕として誘導させるといった要素で補っています。
 魔王相手でも通じる手段ならば帝相手でも通用すると考えました。
 催眠ものはやはり暗示が蜘蛛の糸のように絡め取っていって身動きが出来なくなる展開が花ですが書いてみるとなかなか難しい。
 前編での昼の上杉家の描写や複雑な手法の洗脳など今までとは違った展開でしたがいかがでしたでしょうか?
 感想をお聞かせください。
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