※この作品はR-18です。

ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜   作:斧池 数馬

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ペンシルカウ侵攻①

 亜人種カラー。美しい容姿と水色の髪、額のクリスタルが特徴的な女しか生まれない種族である。クリスタルには莫大な魔力が宿るが、これを失うことはカラーの死を意味する。

 呪いを得意とし、クリスタルを奪おうとする人間にはこの呪いをもって応報する。

 繁殖のためには人間の男を攫って用いる。そのため、カラーのクリスタルを狙う欲深な人間と、人間を繁殖のための道具としか見ないカラーの間では、根深い対立が存在し、永きに渡って相争ってきた関係である。

 

 そんな彼女たちが住まう隠れ里、ペンシルカウ。結界によって守られたカラーにとっての安住の地であるが、一度それに綻びが生じるとクリスタルを狙う人間やクリスタルの強大な力を警戒する魔人によって襲撃を受け、虐殺の舞台となる場所でもあった。

 

 この世界においても、この里を舞台に惨劇が繰り広げられることになる。

 魔人アイゼル、わたしの欲望がために。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 法王になる。そのためにはムーラテストで最も多くのポイントを集めなければならない。そのポイントとはAL教の司教としてどれだけ貢献をしたか、というのは表向きの理由、実際はこの世界の創造神ルドラサウムをどれだけ楽しませることが出来たかの一点によって決まる。

 

 ルドラサウムは無邪気な子供が積み木を崩して楽しむように、破壊や混乱を好んでいる。だから悲劇をもたらすことこそが法王になる唯一の方法だった。

 

「イージス隊長!に、人間の軍隊が攻めて来ました!黒い鎧姿からしておそらくはヘルマン軍!女の魔法使いもいるとのことです!」

 

「結界に綻びが生じているこのタイミングでか……。しかも男女混合の軍勢、パステル様の大規模モルモンでも撃退は難しいな。ルリッカ!お前はパステル様にこのことを報告しろ!結界がない以上、逃げるしかない!」

 

「ぱ、パステル様がご納得してくださるでしょうか……?」

 

「パステル様の説得に関してはサクラ殿に協力を仰げ」

 

 普段はカラーの里は普段は過去のカラーの女王たちの遺した神具によって作られる結界によって守られている。

 しかし、何らかの理由でそれらがカラーの里から持ち出されてしまえば結界も当然、消える。

 もちろんカラー防衛隊や当代女王の大規模な呪いといった他の防衛手段も存在するが、それも大軍勢が相手では心許ない。

 このような状況では一度里を放棄して逃げるしかないが、カラーの女王として気位の高いパステルが素直に逃走の憂き目を受け入れるかは疑問だった。

 カラーの中にはパステルの他にも里の外に出たことがないものが多い、クリスタルを狙う人間の恐ろしさを聞かされながら育った彼女たちが外に出ることを躊躇する気持ちもよく分かる。

 だから彼女たちが里を捨てる覚悟をする。その時間を稼ぐためだけに部下たちに死守命令を下すという苦渋の決断を下した瞬間だった。

 

「こっち♡こっちです♡アイゼル様♡男を知らない生娘だらけのカラーの隠れ里はこちらですよー♡」

 

「ペンシルカウに着いたら、道案内のご褒美にわたしたちを真っ先にレイプしてくださいね♡」

 

 カラーの民族衣装を靴以外脱ぎ捨てた二人のカラーが男に抱きつくようにして歩いている。

 自分から尖った乳首を男に擦り付け、尻を揉まれる度に嬌声を上げる様は娼婦もかくやといった淫乱さだが、額のクリスタルの色は処女を示す赤色だった。

 

「む、アイゼルか。お前だったのか。どうしてそんなヘルマン軍の格好をしている?危うく弓で射抜くところだったぞ」

 

「今日はカラーの里を襲いに来たのです。だからこうして──」

 

 ランスが人間に捕まったイージスを助け、カラーの里に送り届けた折に彼女とは面識を持っている。

 その時は場合によっては原作通りにカラー虐殺が起こるのを看過するつもりだったことから特に洗脳はしていなかった。

 それなのに今日、カラーの森に足を踏み入れてからの僅かな時間だけでカラーたちの常識を破壊するまでに濃く洗脳の魔力を充満させることが出来ていた。

 

「ひゃんっ♡」

 

「あんっ♡」

 

「カラーたちを追い詰め、捕え、嬲っているというわけです」

 

 わたしに侍っている二人のカラーのうち片方の乳房を弄ぶように掌で撫で回し、片方の女性器を指先でくすぐる。

 粗野な言い回しに反してどこまでも淫らな反応を返すのはそういう(・・・・)洗脳をしているからに他ならない。

 黒い植物のムシたちはすでにクリスタルの森の中のカラーの里を覆うように繁殖している。

 その分布は一種の魔法陣を描いており、わたしと使徒たちの洗脳の魔力をその内側に充満させている。

 あらかじめ暗示を仕込んでおくという下準備を経ずして、一斉に多くのものを操る方式。原作でリーザス軍を操った時のように塔のような施設や多大な労力を必要としないこの方法によってカラーの里はすでにわたしの手に堕ちている。

 

「ならばカラー防衛隊の隊長として、お前を見逃す訳にはいかないな」

 

「ほう、ならばどうしますか?」

 

「決まっている!勝負しろアイゼル!ここでわたしとまぐわい、先に絶頂したならば退いてもらうぞ!」

 

 だから、カラーたちを欲深な人間から守るという使命を自身に課し、男というものに憎しみすらあるだろうイージスに、その尊厳を投げ捨てさせるような言動を取らせることも出来た。

 

「隊長!ずるいです!わたしたちが一番最初に捕まってレイプしてもらえるはずだったのに〜!」

 

「そうですよ!カラー防衛隊失格な姿を里のみんなに見てもらいたかったです!」

 

「ダメだ。カラー防衛隊の隊長として男を、それもカラーたちを犯しに来たような者を素通しするなど許されん」

 

 快楽に溺れさせる訳でもなく、純粋にその使命感のあり方だけを捻じ曲げて、淫らな行為をさせる。

 その滑稽さは理性そのものを蕩けさせて自分から快楽の奴隷に落としたカラーたちと並ぶことで一層引き立っている。

 

「い、イージス様、わたしも参加させてもらっても良いでしょうか?その!カラー防衛隊隊員として!」

 

「ルリッカ、お前は先ほどの命令通り、このことをパステル様に報告しろ」

 

「そ、そんな〜」

 

「くすくす、すぐに追いつきますから楽しみに待っていてください」

 

「はい、アイゼルさん」

 

 そうしてルリッカは里へと向かっていった。彼女の存在そのものが、洗脳の魔力を孕んだキャリアとなってカラーの里の中枢を貶めていくのを想像するだけで楽しくなってしまう。

 欲望の昂りのままに我が身を割いて分身を生み出す。悪魔の力によって分裂の魔法はより汎用性を増していた。魔人ガルティアのように自身の肉体の内側に異界への入り口を刻み、そこから好きに自身のぬへを呼び出すことができる。

 

「それでは楽しませてもらいましょうか」

 

「面妖なことをするものだな」

 

「隊長!助太刀させてもらいます!」

 

「アイゼルさんが三人、わたしたちも三人ちょうど良いかと!」

 

「お前ら……、さっきまでは防衛隊員の風上にも置けないような言動をしていただろう」

 

 半裸のカラー二人が生み出した分身体の腕を取る。森を駆けるカラーの弓士らしく引き締まった身体を精一杯押し付けて媚を売る様子に興奮が高まる。

 すでに濡れそぼった膣口に指を押し込むとあっさりと飲み込み、もうすっかり準備が出来ていることが分かる。だからわたしは遠慮なく男根を二人のカラーのそこに埋めた。

 

「ああんっ♡」

 

「あ、ああっ♡」

 

 純潔を示す赤いクリスタルが、破瓜の瞬間に青に塗り替わる。彼女たちが処女を失った何よりの証。

 この青いクリスタルこそ、欲深な人間が求める力そのものであったが、わたしにとっては興奮を掻き立てるスパイスでしかない。

 

「さて、いきなり犯すのも酷ですから前戯をさせてもらいますね」

 

「意外だな、いきなり男のものを無理矢理押し込められるものだと思っていたが」

 

「そんなつまらない真似はしませんよ。処女を奪う、というのは一度しか味わえない快感なのですから」

 

「分かった。カラーの里の守護のために散らすならばなんの悔いはない。好きにやってくれ」

 

 二人のカラーの痴態がよく見えるように背後から抱きしめるようにして愛撫する。チューブトップのワンピース風のカラーの民族衣装をずり下ろすと乳房がまろび出る。

 先程まで弄んでいた二人とは違う豊かな乳房を楽しみながら、イージスの股間へと手を伸ばす。まだまるで湿り気を帯びていないそこを下着上からゆっくりとなぞり上げる。

 

「失礼しますね」

 

「んんっ、なんだ血を吸うのか?ケッセルリンク殿のように──んんっ!?な、なんだ体が熱い……♡」

 

 彼女の白い首筋に噛み付く。鋭く尖った犬歯は注射針のように最小限の痛みと傷口で等間隔の穴を開ける。

 魔人ケッセルリンク、カラー出身の魔人である()は呪いの力を自在に操り、霧への変化や血を吸った相手を傀儡とするなど最も吸血鬼のような力を持つ。

 血を媒介にする魔王と魔人の関係は吸血鬼ととても良く似ていて、彼はもっともその在り方に忠実な存在と言える。

 それに比べればわたしがやったのは媚薬を注入する程度のことだ。

 

「あはっ♡アイゼルさんのあれ、すごいよねー♡」

 

「うん♡おまんこが熱くなって、何でも言うこと聞いちゃうんだよね♡」

 

 ただその媚薬は風華に由来するヘビのものであり、彼女の崇拝ともいえるわたしへの思慕に相応しく極めて強力だが。

 早まった心臓の稼働が乳房を弄ぶ掌に伝わってくる。媚薬によって齎された熱が女陰に差し込んだ指先に伝わってくる。

 

「くっ♡あっ♡はぁぅぅぅぅ♡お、男の太い指で弄ばれているというのに……♡屈辱を感じるよりも先に……もっとして欲しいと思ってしまう……♡」

 

「あはは、イージス隊長まであんなにえっちになっちゃうなんて♡」

 

「うん、里で一番の人間嫌いの隊長がああなっちゃうんだから、わたしたちが同族を売り渡しちゃうのも仕方ないよね♡」

 

「だ、ダメだ……。わたしはカラーの守護者として、里を守らなくては……。人間に殺された……姉と妹に、そう誓ったんだ……」

 

 妖精のように美しいカラーの少女が、裸の男と欲望のままにまぐわうギャップがわたしに歓喜を、イージスには恐怖を感じさせる。

 媚薬に犯されながらも自身の在り方を貫こうとする姿には、素直に敬意を覚える。

 

「そろそろ良さそうですね」

 

「ああっ……」

 

「分かりますか?忌み嫌う人間の男のものがあなたのそこに触れているのが」

 

「あっ♡ああっ♡固いものが、入ってくる……。ど、どうしてわたしは、こんなおぞましいものに…んんっ♡…快感を覚えているんだ!?」

 

 女性にしては長身のイージスだが、その印象に反して処女膣はかなりキツかった。カラーの守護者として、鍛え上げられた肉体は男根の侵入を拒もうとするが、それを無理矢理こじ開けてねじ込んでいく。

 レンジャーとして森を駆け回るうちに千切れていたのだろう。処女膜を破る感触はあまりなかった。だが彼女が乙女であり、それをたった今失ったことはクリスタルの変色が教えてくれる。

 

「落ち着いて、体から力を抜いてください」

 

「あ、ああ。はぁ、はぁ……ありがとう。痛みは大分和らいで来た……。動いてもらって構わない。男というのは女の中でものを擦って絶頂を迎えるのだろう?」

 

「では遠慮なく」

 

 イージスの体を抱きしめるようにして激しく腰を振る。鍛えられた肉体の締まりの良さと打ち付ける臀部の柔らかさに興奮が強い快感を覚える。

 ウエストには一欠片の余分な肉も無く、バストは豊満という理想的なスタイルは流石は美女しかいない種族のカラーだと感心させられる。

 体を動かすということに長けているのだろう。しばらくすると迎え腰までしてわたしを気持ちよくさせてくれた。

 

「あっ♡ああっ♡は、早くイってくれっ♡」

 

「わぁ、イージス隊長のあんな顔初めて♡」

 

「流石はイージス隊長。あんなにおまんこぐちょぐちょ言ってるのに、イクの我慢出来るなんて♡」

 

 同じように後ろから犯されている二人のカラーはすでに絶頂を迎えている。前戯の長さの洗脳の深度の違いがあるとはいえ、快感を堪えることが出来ている姿に二人が歪んだ敬意を向けている。

 

 イージスはそれが聞こえているのかいないのか、必死になってわたしに射精させようと腰を振っている。

 絶頂間際の締め付けや溢れ出る愛液の感触が快感をもたらし、射精感が高まってくる。

 

「あっ♡あっ♡ああああっ♡♡♡」

 

「おや、今絶頂してしまいましたか?」

 

 しかし、当然ながら先に絶頂を迎えてしまったのはイージスの方だった。

 激しい膣襞の蠢きと勢いよく溢れ出た潮が下草にかかるのを認めていながら、あえて尋ねる。

 

「いや、ち、ちが──」

 

「イージス、あなたは嘘が嫌いだと聞いていましたが」

 

「う、ううぅぅぅ♡み、認める……♡わ、わたしは浅ましくも、絶頂を迎えてしまった……♡」

 

 自身の信念と暗示の強制力が、彼女を追い詰め、肯定の言葉を吐かせる。葛藤と苦悩が溢れ出る涙に現れている。

 

「よく言えました」

 

「あっ♡ああっ♡なんでっ♡言ったのにっ♡イったのにっ♡どうしてやめてくれないんだっ♡」

 

「ふふ、まぐわいというのはどちらか片方がイっただけでは終わらないものですよ」

 

「ああんっ♡こっちも来たっ♡」

 

「だ、だめぇ♡気持ち良すぎて頭おかしくなるっ♡」

 

 自身の快感だけを考えた激しい抽送。一度絶頂した程度では興奮が冷めることのない効能を持つ媚薬によって三人もまた再びの高みへと登り詰めていく。

 

「イくっ♡イっちゃう♡」

 

「こんなのっ♡里の中で静かに暮らしてるだけじゃ絶対に味わえなかった♡アイゼル様っ♡ありがとうございますっ♡」

 

「ま、また♡あれが来るっ♡またわたしの体が、負けて、絶頂してしまうっ♡」

 

 あっさりと絶頂を迎えたタイミングに合わせて、わたしも同時に精を注いだ。

 絶頂を迎える姿は明暗別れていて、二人組のカラーは恍惚と歓喜に満ちていて、イージスは屈辱と敗北感に塗れた顔をしていた。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「では約束通り、ペンシルカウに入らせてもらいますね」

 

「くっ、カラー防衛隊長であるわたしが男を見逃すことになるとは……。恥ずかしすぎて死んでしまいたい……」

 

「ふふ、そう邪険にしないでください。これは見方を変えればケッセルリンクやハンティ・カラーと同じくカラーの里の後ろ盾になり得る強力な存在を引き込んだとは言えませんか?」

 

「そんなものは何の言い訳にもならん。あの方々とお前をいっしょにするな」

 

「確かに。わたしは彼らと違って純粋な善意からあなたたちを助けようとは考えていませんから。その分、あなたたちにも屈辱をもたらすことにもなるでしょうね」

 

「なんだあれは……。里が黒く……」

 

 そう、例えば。別の分身がすでに里に入り込んでいて傍若無人な振る舞いをしているとか。

 法王になるための功績稼ぎとカラーたちの犠牲の回避。それらを両立するためには、彼女たちへの虐殺を偽装するしかない。

 里で演じられているのは、原作のヘルマン侵攻の再現。犯して、殺すふりをして、魂を黒く染め上げて神の目から隠す。

 苦痛も恐怖も洗脳によって消しているが、むしろそれがより残酷な光景を生み出しているように思えた。




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