ランスが女の世界で魔人アイゼルに転生〜洗脳能力と原作知識で魔王を目指す〜 作:斧池 数馬
「アイゼル様のような優しいご主人様に拾われてわたしは幸せ者です。せめてものご恩返しをさせてください」
紫色の髪で、目元を隠した少女が、露出の激しい格好で土下座をしている。
褐色の肌に映えるマイクロビキニは、紐のように細く、特に臀部は何も隠していない。
跪く様を見下すとその全身が丸見えになっている。
「いいですよ。しかしただ奉仕してもらうだけではつまらないですから、あなた自身も楽しめるように一つ取り決めをしましょうか」
「分かりました。何なりとご命じください」
「ふふ、命令と言うほどではありませんよ。あなたがわたしを一度イかせる度に一つご褒美を上げるというルールです」
「それは……。奴隷には過分な扱いではないでしょうか?そもそも【奴隷が主人に尽くすのは当然のこと】です」
「これがわたしなりの趣向なのですよ。そうして柔肌を晒させるのと同じくらい、内心の欲望をも晒させてたい。奴隷ならば断る権利はありませんよね?」
「……かしこまりました」
そうして彼女は頭を上げると男根へと舌を伸ばした。
奴隷に堕ちたばかりだから、技巧は稚拙でただただ亀頭を舐め回している。だがそのぎこちないながらも懸命な姿に興奮が高まり肉棒が屹立する。
「わぁ、こんなにも大きくなるのですか?」
「ええ、咥えにくいかと思いますが頑張ってくださいね」
「はい……」
大きく口を開けて亀頭を口に含む。相変わらず刺激は乏しいが、先走り汁を吸い出し唾液と混ぜて嚥下する様はなかなか艶かしい。
「ぷはぁっ」
「手を使っても構いませんよ。上下に扱きながら亀頭だけを舐めてください」
「はい、力加減はこのくらいでよろしいでしょうか?」
「ええ、その調子です」
手先は器用なのか手での奉仕は及第点といったところだった。
快感自体は物足りないものがあったが、必死になって奉仕する姿を評価して射精してやることにした。
「あっ……、うう、すごく熱くて顔がやけどしそうです」
褐色の肌を白濁が染め上げる。彼女は命じるまでもなくそれを手ですくって飲み込んでいた。
「よく出来ました。さて、ご褒美は何がいいですか?」
「はい、ありがとうございます。それでは──」
そこまで口にしかけて一瞬言い淀む。明らかに躊躇している様子だったので魔力を込めて改めて続きを促すと彼女はようやく口を開いた。
◆ ◆ ◆
「頭領」
「闇鷺、お疲れ様。悪かったわね。奴隷の身分に落ちての潜入任務なんて無茶な真似をさせて。大変だったでしょう?」
「いえ、この通り抜け出すことが出来る程度には自由を与えられていますので」
闇に紛れて佇む二つの影。
ヘルマンの暗殺組織、闇の翼の上位クラスの証であるレオタードに身を包んだ少女。闇鷺のコードネームを持つ暗殺者が、頭領であるフレイアに調査結果の報告を行っていた。
「ふうん、案外奴隷には優しくするタイプなのかしら」
「ええ、絶対服従魔法に縛られている奴隷として、屈辱的な行為を覚悟していましたが、今のところ
闇の翼がコネクションを持つ、ヘルマン国内のDX会の奴隷商人に協力させて、奴隷として闇鷺をアイゼルの元に送り込んだ。
目的はアイゼルの暗殺の是非を判断するための調査だった。
事前の調査で彼がAL教の法王であることが判明していた。
大陸中に信徒を持つ宗教のトップともなれば、皇帝の命令通り始末するにはかなりの危険が伴う。
闇の翼、ひいてはヘルマンの関与が疑われないための偽装が必要になる。
そのために彼女はもっとも信頼のおける右腕である闇鷺を、アイゼルの元に送り込んでいた。
もっともその狙いは原作の知識を持つアイゼルによって看破され、ここにいる闇鷺は彼にとって都合の良い情報を吹き込まれた二重スパイと化しているのだったが。
「それにしても、奴隷の身分でよくも仕事道具を持ち込めたわね……」
「わたしとセットで売り渡された衣装に紛れ込ませました。JAPANのくのいち衣装までありましたので、誤魔化すのは容易でした。薬の類も持ち込めていますので、病死などに見せかけて殺すのも可能です。あるいは奴隷を虐待していた男が逆襲に遭ったという筋書きも考えられますが」
その場合、下手人である闇鷺は確実に命を落とすことだろう。彼女自身がそのリスクを当然のものとして視野に入れた上で提案している。
暗殺者として最上と言っていい忠誠心を、フレイヤは頼もしく感じた。
そんな彼女が、すでにアイゼルに陥落しているというのは想定すら出来るものではなかった。
「それを判断するのはもっと彼の目的を調べてからでも遅くはないわ。やはり法王の暗殺というのはリスクが大きすぎる。ことが露見すれば、いいえ、露見しなくてもリーザスがヘルマンに攻め込む口実にしてくるかもしれない」
「左様ですか。では報告をさせていただきます。アイゼル、彼の目的はヘルマンの革命です」
「本当なの?」
「はい、確実な情報です。奴隷の売買は革命軍を秘密裏に支援するための口実です」
「パットン皇子と法王が組んでいるというの?」
「現状その確証は得られていません。革命軍に手勢を送り込んで間接的な利益を得る算段なのかもしれません」
「……ありがとう。あなたはこのまま調査を続けてちょうだい。命令は奴隷商人からの貢ぎものを装って届けさせるわ」
「はっ」
冷静沈着な暗殺者であるフレイアですら、すぐには受け止めきれないほどの衝撃だった。
彼女の脳裏に様々な可能性が浮かんでは消えていく。
辛うじて闇鷺への指示だけを済ませると本格的に思考にのめり込んでいく。
「今のヘルマンに付くのがいいのか……新しいヘルマンに賭けるべきなのか……」
ヘルマンの現政権の腐敗は凄まじく国力は衰退の一途を辿っている。
だが、それを糺すための革命そのものが今のヘルマンにとっては致命的なダメージになりかねない。
法王という巨大な存在がもたらすのはヘルマンの滅びなのか救いなのか。
「わたし自身が見極める必要があるかもしれないわね」
◆ ◆ ◆
「ふふっ、暗殺者がわざわざ奴隷に身を扮してまで潜り込んでくるとは……、目的は何ですか?」
「知りません。わたしはただ上の命令を受けて動くだけの道具です」
「くすっ、その言葉が本当かどうかあなたの身体に聞いてみるとしましょう」
わたしは、地下牢の石壁に磔になるような形で両腕を枷で拘束されていた。
ご主人様は目の前で嗜虐的な笑みを浮かべており、傍の台の上には性的な玩具が並んでいる。
正体が露見した暗殺者が尋問を受けている──というシチュエーションで遊びたいというご主人様の提案を承諾した結果だった。
フェラチオ奉仕をさせていただいたときのマイクロビキニなどに紛れさせていた暗殺者としての装束が見つかり、コスプレ衣装だと押し通した結果だった。
「少しずつ責めを激しくしていきましょう。耐え切れなくなったら、あなたの目的を白状してくださいね」
胸部のプロテクターは外され、薄手のレオタードに包まれた身体を隠すことすら許されない。
そんな状況には流石に僅かばかりの羞恥と恐怖を覚える。
だが逆にこの状況はチャンスだった。ここで無様に果てて快感によがる様を見せてしまえば、もはや暗殺者であることを疑われるなどあり得ないだろう。
「何をされても、知らないものは白状しようがありません」
「だとしても、あなたに命令を出す人間はいるはずでしょう?そして指示を受け取る、あるいは報告をするための連絡手段も。何も知らない暗殺者では適切なタイミングを判断することは出来ませんからね。まずはそれらについて教えてもらうとしましょう」
そうしてご主人様は、わたしの女性器と乳首に卵形のピンク色の玩具を貼り付けていく。ご主人様が手元のスイッチを押すとそれはひとりでに振動を始めた。
「んんっ……♡こ、こんなもので、わたしが口を割るとでも思っているのですか?ご主人様は愚か者ですね♡」
もっとご主人様にいじめられて、もっとご主人様に楽しんでもらえるように、甘い息を漏らして憎まれ口を叩く。
わたしはくのいちのような相手を性的に籠絡させる技術の訓練は受けていない。正確には軽く手ほどきを受けた段階で適正が無いと判定を受けていた。
だから、任務のカモフラージュとしていっしょに献上された奴隷である、ソルニアという少女の振る舞いを真似て、ご主人様に楽しんでもらえるように媚びてみていた。
彼女は平然とご主人様に悪態を付いては、潮を吹いて気絶するまで彼に嬲られていた。
元は良家のお嬢様だったらしい彼女の高慢な言動へのご主人様の反応を見れば、ご主人様がそういう女を屈服させるのを好んでいるのな容易に想像がつく。
わたしのような従順な奴隷も可愛がっているので好みの一つ、ということなのだろうが、このシチュエーションならばこちらのような振る舞いの方が適切だと判断出来る。
「そんな生意気な口がいつまで続けられるか楽しみですね」
「あっ♡んんっ♡」
ご主人様の掌がわたしの腹部にあてがわれて、背後の石壁へと押し付けられる。
決して強い力では無いが、掌の暖かさと玩具による興奮があいまって、性器の奥にある場所がずん、と疼いた。
どう踠いてもびくりとも動かずに、むしろお腹を自分から擦り付けているような惨めな感触だけが伝わってくる。
当然その間にも玩具は振動を続けていて、わたしは絶頂を迎えた。
「あっ♡あっ♡い゛っ♡」
レオタードの鼠蹊部を覆う部分が、液体に濡れて僅かに重くなった感触がした。
快感を逃すことが一切出来ない、自由を奪われた状態での絶頂は、とても静かで深いものだった。
「あなたがここに潜入したのは誰の命令によるものですか?」
「あっ、うう゛っ、し、知りません……」
ご主人様の言葉に、頭領の姿が頭を過る。
闇の翼の暗殺者として、頭領を売るような真似は絶対に出来ない。
「ふむ、では尋問を続けるとしましょう」
「ひう゛っ♡」
今度は、ご主人様の手首が、股間の真下にやってきて僅かに上向きに力が加えられた。
自身の体重で股間が圧迫される予感に、恐怖しながら、慌てて爪先立ちになって身体を支える。
だが、そうするとまたご主人様が手首を上に持ち上げて、女性器を苛もうとしてくる。
最終的にわたしは、爪先とご主人様の手首に、体重を半々に預けるような体勢で固定されてしまった。
「あっ♡ううっ♡んんっ♡ゆ、許してください……♡」
「わたしの質問に答えられたら解放してあげますよ」
ご主人様を喜ばせる奴隷としての演技を、ほとんど忘れたわたしの泣き言を、ご主人様はそれはそれは楽しそうに切り捨てた。
不自然な体勢によって身体が震えると、それがそのまま陰部を責める刺激に変換される。
「んん゛ん゛ん゛っ♡」
また絶頂を迎える。その衝撃でご主人様の手首を太ももの付け根で思い切り挟み込んでしまい、それがまた快感を強くする。
闇の翼の、上位の暗殺者としての証明であるレオタードは、お漏らしでもしたように濡れてしまっていた。
吸い込むだけで頭がおかしくなるような淫臭に、尿の匂いは混じっていない。だから、わたしはまだ、その最後の一線だけは守れているはずだ。
「ああ、脱水症状には気をつけないといけませんね。尋問に夢中になって死なせてしまっては元も子もありませんから」
「あ、ああ……」
そしてわたしのそんな心の内を見抜いているかのように彼は水差しをわたしの口に当てがった。
喉の渇きと体の火照り、そして何よりご主人様から賜ったものを受け取らない訳にはいかないという奴隷としての自意識によって自然とそれを飲み込んでしまう。
「ご、ご主人様……♡」
「どうしましたか、テタカ。あなたに命を下したものの名を教えてくれる気になりましたか?」
「と、トイレに行かせてください……。こ、このままではご主人様のお体を汚してしまいます……♡」
「くすくす、あなたのような暗殺者をトイレのために自由にさせたら、不意を突かれて殺されてしまいますよ。こうして身動きを取れなくして、抜かりなく見張っておかなければ」
「あ、あ、ああ……」
びちゃびちゃと牢屋の床を叩く水音。股間が湯に浸かったような感触。
そして何より、立ち上る匂いと口元が緩んでしまう程の開放感が失禁の事実を突きつけていた。
「ふむ、ここまでされても何も答えてくれないとなると本当に何も知らされていないのかもしれませんね」
「は、はい。だから許して──」
繰り返された淫虐が終わる期待に、ご主人様の言葉に即座に縋ってしまった。
少しでも頭が回れば、そんなもの、更なる責苦への前振りにすぎないのが分かっただろうに──。
「ここからは、わたしが楽しむために遊ばせてもらいましょう」
「あ、ああぁぁ……♡」
ご主人様が男根を露出させるとお腹の奥が締め付けられるような、疼きを覚えた。
寒気に似た戦慄とともに全身がぶるりと震える。
ご主人様がレオタードをずらして亀頭をあてがうと、それを歓迎するように陰唇から粘ついた愛液が溢れ出たのが分かった。
「あっ♡あああ゛あ゛っ♡♡」
ご主人様の肉棒は、今までの責苦よりもなお強烈な快感と苦痛をもたらしていて、一度入り口から最奥までを亀頭が通って行っただけでぷしゃりと汁が溢れた。
ずっと腹筋越しに掌で刺激されていた子宮が、勢い良く叩きつけられた亀頭に揺らされて悲鳴を上げていた。
「おかしい♡これ、おかしいですっ♡なんで、ただ
「ええ、まだ挿入れただけです。動きますよ」
そこから先はもはやまともに現実を認識することすら覚束なかった。
ご主人様が抽送をするたびに意識が飛ばされそうになる快感にひたすら耐える。散々虐められた肉体が、わたしを裏切るようにひたすら被虐の喜びを伝えてくる。
口内をご主人様の舌が蹂躙し、味覚と呼吸までもが興奮と快感と苦痛に塗りつぶされていく。
「さて、これで最後です。あなたの潜入の目的は何ですか?」
「あっ♡へっ?何で止まって……♡早く続けてっ♡」
「正直に答えてくれれば最後までしてあげますよ。しかし答えてくれないのならばここでおしまいです」
「や、いやっ♡ほ、本当に知らないんですっ♡信じてくださいご主人様っ♡だ、だから、最後までシてください゛っ」
唐突に止まった腰の動き。最後の絶頂に登り詰めていたところから突然正気に返されて絶望に似た感情でいっぱいになる。
みっともなく泣き出して媚びを売り、両脚を持ち上げてご主人様の腰を引き寄せようとしてもビクとも動いてくれない。
「へ、ヘルマンですっ!きっとヘルマンが闇の翼に依頼したのだと思いますっ!おっ、恐らく、宰相のステッセル!!と、頭領は法王暗殺という大事を行うか否かを判断するための調査をっ!わたしに命じましたっ!!し、指示はっ♡奴隷商人からの献上品に隠されていますっ♡い、言いました♡言ったから、イってるから、最後までシてくださいっ♡」
【奴隷はご主人様を楽しませなければならない】。【ご主人様を射精させればご褒美で、頭領に報告すべき情報を教えてもらえる】。
だから、奴隷としても暗殺者としても、ご主人様に射精してもらうためにはどんなことでもするべきで、だから暗殺者としての誇りや頭領への想いを踏み躙るような真似も躊躇するべきではない。
それにこれはあくまで
「くすくす、よくここまで耐えられましたね。暗示で感度は上がっているはずなのですが。その職業意識に免じて聞かなかったことにしてあげましょう」
ご主人様が何を言っているのかよく分からなかった。子宮口に亀頭を擦り付けるようにして射精を受けたわたしの意識は、強すぎる快感によって遠のいて行った。
◆ ◆ ◆
「フレイアへの報告時に得られた情報を、すべて教えてください」
「はい。かしこまりましたご主人様」
闇鷺は、暗殺者というだけあって普段から感情の起伏をあまり表に出さない。だが、それを踏まえてなお、異様な感情を感じさせない声色だった。
いくら特殊な訓練を積んだ暗殺者とはいえ、魔人の力に抗える道理など無い。
すべての情報を吐かせた上で、暗示を仕込み、自白の事実を忘れさせることなど造作もなかった。
「ふむ、闇の翼の注意がわたしに向いているのは悪くないですね」
今回のわたしの目的も、この国の騒動を犠牲が少ない形で集結へと持ち込み、第二次魔人大戦の戦力を多く残すことだ。
暗殺集団である闇の翼がわたしを殺そうと暗躍するならば、その分革命軍は楽になるだろう。
こちらから情報を流してヘルマンの動きを操作出来るメリットもある。
法王として女神ALICEの、騒動と混乱を拡大させるという命に反する以上、表立って動きにくいわたしにとって、この状況には旨みがあった。
「ふふ、ならば闇の翼の頭領にもわたしのものになってもらうとしましょうか」
ランス10では大活躍だった闇鷺さん。
頭領を慕う暗殺者らしからぬ側面もあり、この作品お馴染みの百合を汚す男アイゼル展開に。
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