俺はインキュバスである。人間の女を食うことを生業としてる。普段は魔界に住んでおり、ばれないように人間界からこっそり攫ってきた女でなんとか腹を満たしている。
しかし、同じのを何回も使っていると段々劣化してくるのである。ついこの間まで使ってたのが壊れてしまい、そろそろ人間界に調達に行くべきかと準備をしていた。
ふと、近くで人間界からの召喚が起こる気配がした。あの方向は確か、貧相な胸のサキュバスが住んでいる方向だったか。不条理なものである。
我々インキュバスは日々の食事にも困っているというのに、サキュバスであればあ奴のような貧相な者でも容易に腹を満たせるのだ。
継続的に糧を得るため、以前とは違い、近頃はサキュバスどもも搾り取ってポイするのではなく程々にしているという。
もうすぐ召喚が成りそうである。なぜか召喚者のことが気になり、何の気なしに気配を探ってみた。
(……何?)
女っぽい気配がする。同性のサキュバスと性行為をする女がいると、話には聞いたことはある。別に精液でなくとも栄養はそこそこ摂取できるらしく、サキュバス側も召喚に応じることはあるのだとか。
しかし何を思っているのか、あの貧相なサキュバスは召喚に抵抗しているようである。これはチャンスである。同性のサキュバスと性交するための召喚で男が呼び出され、絶望する女を犯す。
実に興奮するシチュエーションである。俺は召喚のパスを乗っ取ることにした。
……。何か変な気配がするような。
唐突に視界が開ける。辺りには高価そうな触媒や本、薬草が散乱している。どうやら魔術の研究をするための部屋のようだ。誰もいない。
そういえば、数刻前は一も二もなく召喚に応じたが、と俺を召喚した女がとんでもなく醜悪な顔をしていたらどうするか考えていなかった。早計だったか、と自分の判断に少し後悔していると、突然目の前のドアが開いた。
美人である。これは当たりを引いたぞ、と安心する。しかしその顔は俺の顔を見た瞬間激しく歪んだ。それはそうであろう、インキュバスを召喚するつもりなどなかったのだから。
この顔が快楽に溺れる姿を見たい。
淫魔といえど魔族ではある以上、そこらの人間に劣ることはない。手始めに魔術で拘束して犯してやろうと術式を展開した瞬間、ものすごい勢いで壁に叩きつけられた。
「死ぬか?」
地獄から這い出てきたような声で凄まれる。不可視の何かで首が締まり、息ができない。魔術を発動しようにも、何かに阻まれてどうにもならない。
「私はロリサキュバスを召喚しようとしたんだけど?どうしてくれんの?え!?」
より一層首を絞める力が強まる。このままだと拙い。何かこの状況を脱する術はないかと必死に考えを巡らす。
意識の中で、最初部屋を見回したときに目に入った高価そうな触媒のことを思い出す。
召喚魔法の適性がある者であればそんなにコストを掛けずに召喚ができるが、そうでない者は高価な触媒に頼らねば召喚できない。
「いいのか……、これだけの材料を使って呼び出した者をこうも簡単に始末してしまって……」
その言葉に、女は幾分か冷静になったようで少し力が弱まる。未だ魔術は使えず壁に縫い留められたままではあるが、とりあえず危機は脱した。
しかし視線の圧が強い。今にも射殺さんばかりの目で見てくる。
そのまま暫く睨み合いが続いたが、突然女が笑顔になる。
「そうだ!あれを試せばいいんだ!うん、そうしよう♪」
女が踊りながら薬品棚に移動する。そして、桃色の液体が入った極太の注射器をもって近づいてきた。まさかあれを俺に打つのか?猛烈に嫌な予感がする。
「うふふ♪」
「待て!考え直せ!」
「どうして?召喚に割り込んできたのはあなたでしょう?最後の最後でノイズが入って、何か嫌な予感がしたと思ったらこの様よ。殺されないだけましだと思いなさい」
「だったら魔界に俺を返せばいいだろう!」
「あなた、さっき自分が言ったことを忘れたの?これだけ高価な触媒を使ったんだから、少しは役に立ってもらわないと。大丈夫、死にはしないから」
「ちょ、ま」
ぶすり、と首筋に注射器が打たれ液体が体に注入される。するとすぐに視界に靄がかかり、急速に意識が闇に沈んでいった。
「ううん……」
「あ、起きた?」
目の前の女が話しかけてくる。
「貴様……」
思い出した。この女に訳の分からない薬を打たれ昏睡したのだ。
あの面妖な魔術を発動しているような気配は感じられない。あれだけ屈辱的なことをされたのだ。
もうこの頭のおかしい女を犯そうという気は失せたが、魔界に帰る前に一泡吹かせてやらねば気が済まない。食らえ!
「エターナルパニッシャー!!!」
……。
「あはは!なに?もう一回やって!」
「何故だ……。何故発動しない!?」
「へえ、どんな魔術なの?」
「対象を細切れにする魔術だ、くそ、何故だ……」
「本人の前でそれを言うとは度胸あるね」
「あ」
怒りに支配され頭が回っていなかった。
「少しは優しくしてあげようかと思ったけど、やっぱりしっかり躾けないとだめかー」
「何を言って……」
「ほら、こっち向いて」
ベッドから起き上がり、女が指さすほうを見つめる。
「は……?」
そこにあった姿見には一糸まとわぬ姿の小生意気な顔をした少女が映っていた。胸はない。おそるおそる手を上げると、鏡の中の少女も手を上げる。まさか……!
「いやー、うまくいってよかったよ。流石にそこら辺の人で試す勇気はなかったからねー」
「貴様……」
そういえばこの女、ロリサキュバスを召喚したかったとかほざいてたな。あの薬のせいで性転換させられてしまったということか。理由はわからないが、魔術もそのせいで使えなくなったのだろう。思わず女を睨みつける。
「さて、状況は理解したようだし、さっそくヤろうか」
ムードもへったくれもないことを言っておもむろに女が服を脱ぎだすと、ハリの良い豊かな胸がまろび出てきた。
…………。まあ、こうなってしまっては仕方がない。女にされてしまったのは業腹だが、この美人と触れ合うのも悪くはないだろう。
女同士というのがどういうものか前々から気になってはいたので、解毒薬が見つかるまで付き合ってやろうなどと考えていると、ふいに据えた匂いが鼻を突いた。
「どう?なかなかのもんじゃない?」
チンコである。女、いや女と言って良いのか?とにかくチンコが股に生えていた。天を突かんばかりにそびえ立っている。
「な、何だそれは!」
「何って……?ふたなりって聞いたことない?」
それを聞いて、あの貧相なサキュバスが言っていたことを思い出した。曰く、人間界には陰茎を持つ女が存在し、見つかったが最後サキュバスですら陥落させられるほど性欲が強いと。
淫魔が人間に陥落させられるなど末代までの恥である。周りにそのことが知られればウジ虫のような目で見られるのだ。
ずいぶん前のことなので今の今まで忘れていた。あ奴が召喚に抵抗していたのはふたなりに召喚されるのが嫌だったからか。
くそ、召喚のパスを奪った時の違和感はこいつがふたなりだったからか。冷静に考えるべきだったと後悔する。
「舐めて」
唐突にチンコが目の前に突き出される。舐めろだと?そんな要求受けられる訳がないだろ?ぺっ、とそれに唾を吐きかける。すると突然頭を掴まれ、ベッドに押さえつけられた。
「よほど酷くされたいみたいだね……」
「ふん、俺は男だぞ。貴様のモノを舐める趣味などない」
「ふーん、まあいいよ。どうせこっちを躾けてあげればじきに自分でご奉仕するようになるからね」
足が広げられ、チンコが股にあてがわれる。先ほど見たときより明らかに大きく、太くなっている。馬並みと言ってよい。いくら性交に適した淫魔の体とはいえ、限度があろうというものだ。さっーと顔が青ざめる。
「おい、貴様まさか」
「さっきから気になってたんだけど、その呼び方は気に食わないなあ。ご主人様って言いなさい」
「うるさい!」
「はい黙ってね~」
チンコが無理やり穴をこじ開けようとする。必死に穴を閉めようとするが、言うことを聞いてくれない。
「ゔっっ……はぁぁっ……」
そのままぐりぐりと侵入してくるが、突然その侵入がピタリと止まった。そしてずるずると引き抜かれる。
何事かと思った次の瞬間、ボコォ、と内側から腹を突かれた。入っちゃいけないところまでチンコが入ってきてそのまま無遠慮なピストンが始まり、執拗に子宮が叩かれる。
「ゔぁっ……まっ……、がっ……ゔっ」
「はーー、ロリまん最高だわー。こんなに締め付けて来るなんて、実は期待してたんじゃない?」
「ちがっ……ふざ……っあ」
抗議の声を上げるが、途切れた声しか出すことができない。さっきから体が悲鳴を上げている。どう考えても入らない大きさのチンコを小さい穴に無理矢理押し込んで、オナホのように手荒く扱っているのだ。
普通なら股が裂けて失神しそうなものだが、このような手酷い扱いにも耐えてしまうこの体が今ばかりは憎い。組み敷かれ、無様に犯されているという事実が否応なしに突き付けられる。
ぐちゅぐちゅと淫靡な音が鳴る。
「ふう、そろそろ出そう……」
出る……。出る!?
「待て、待て!」
急速に意識が覚醒する。いや、こうやって犯されている時点でもう手遅れかもしれないが、それだけは許されない。
必死にチンコを体から抜こうともがくが、イイところにチンコが当たってイってしまって体が弛緩してしまい、身動きが取れなくなる。
「出すよっ!!」
「うぇ……あ"っ、あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!」
産道は極太のチンコでフタをされみっちりと満たされているため、精液がこぼれ出る隙間はなく、子宮内で精液が暴れまわる。と同時に、余りの熱さに、さっきイったばかりなのにまたイってしまい視界が霞む。
「ねえ、なに終わったみたいな顔してるわけ?」
「……ぇ」
「これだけで私が満足すると思ってんの?あなたが自分から精液欲しいです、って言えるようになるまで躾けてあげる♪」
ナカのチンコがより硬さを増した。
それからいろんなことをされた。
「ほらほら、もっとおまんこ締めな」
四つん這いにさせられ、後ろから犬の交尾のように犯された。
「ほら、何か言うことは?」
「ごめっ……なさっ、うぅ……ぐすっ、たたかないでぇ……」
お尻を散々に叩かれ、生意気言ったことを謝罪させられた。何度も謝ったのに、反省していないと言われ、泣き叫んで許しを請うまで解放されなかった。
「うーーーーーん、反応悪くなってきたなぁ。おおっ、こうすれば締まりが良くなるのか」
「あうっ……、ひっぱらないで……」
締め付けが悪いと言われ、尻尾を無遠慮に引っ張られながら犯された。叩かれて腫れあがったお尻がピストンする腰とぶつかり、とてもいたかった。
「おい、なに精液零してんのよ!」
「あっ、うぅぅ……」
チンコを抜いた時に精液を零したことに腹を立てて、髪を掴まれ恫喝された。落とした分は全部舐め取るように命令された。最初は抵抗したものの、散々にいたぶられ、余りの恐怖に従わざるを得なかった。
「ほら、舐めて」
「ふぁい」
れろ、じゅる、じゅるる
「あっ、いいよ、出る出る」
びゅる、びゅるるっ
「ぷはっ、ごちそうさまでしたぁ」
「ご主人様ぁ、こっちも使っていただけませんか?」
…………。
はっ、と目が覚めた。遠くから楽しそうな小鳥のさえずりが聞こえる。隣を見ると女が眠っていた。……、いや違う!と、がばりと跳ね起きる。尻に激痛が走る。昨晩の痴態を思い出し、穴に入りたくなる。
とにかく、ここにこのままいては危ない。
こいつから離れなければいけないと、悲鳴を上げる体に鞭打ち、部屋のドアに足早に駆け寄る。
ガチャガチャガチャガチャガチャ
開かない。どうしてだ。見たところこの部屋に窓はないため、ここが開かないとどうにもならない。どうしてくれるんだ、このままでは
「おはよ、何してるの?」
ぎぎぎ、と後ろを振り向く。すっごいニコニコしている。怖い。
「あの、あの、」
「ねえ、何してるの?」
うまい言い訳を考えるが、言葉が出てこない。
「はあ、仕方ない。もう一回厳しく躾けるかぁ」
言い方はめんどくさそうに、しかしすごく生き生きした表情で言う。
「あ、やめ……」
「さ、こっち来なさい」
「あ……、あ……」
受難はまだまだ始まったばかりである。
いや、小説書くのって難しいですね……。