「おはよ」
可憐な声で目が覚める。ほんとに、声と顔だけはいいんだがな……。激しい行為のせいで股がヒリヒリする。
それから言うまでもなく、と言うべきか、昨夜も体中に精液をぶちまけられたせいで体中がカピカピする。
今日は特に髪がひどい。その時の記憶はないが、どうやら髪で精液を拭き取ったようである。
俺の目の前でニコニコと微笑む奴、フローラに召喚され性転換させられてから、7度目の目覚めである。なんとも雅な名前であるが、花は花でも食虫花の類だろう。いや、絶対にそうだ。
「なんか、失礼なこと考えてない?」
「い、いや全然」
「ふーん」
性転換させられてからずっと、俺はこの部屋に閉じ込められている。7度目の目覚めとは言ったものの、明かり窓もないこの部屋ではどれだけの日が経ったのか見当もつかない。
最初のうちは全力で抵抗していた。しかし、魔術も使えない非力な体では、どうやってもここから逃れることは叶わないのだという事実が徐々に脳を蝕んでいき、ここ最近はされるがままに従う時もある。無論、心まで売ったわけではないが。
「シズク」
「……なんだ?」
やや不満げに返事をする。男の名前はダサいからと勝手に名前を付けられたのである。
もちろん抵抗はしたが、その時の凌辱は特に激しく、危うく意識が溶解しそうになったため泣く泣く受け入れた。決して心から認めたわけではない。
ご主人様と呼べとかいうふざけた命令もなんだかあやふやになっている、というか向こうから取り下げた。
俺にはとんと覚えがないが、目の前の鬼畜が言うには、暫くハメ倒していると急に従順になってご主人様と慕ってくるらしい。日中の生意気な口の利き方とのギャップがたまらないのだとか。寒気がする。
「お風呂入るよ、出かけるから」
「……は?」
今なんて言った?風呂?出かける?突然の発言に思考が停止する。茫然とする俺を横目に見て、フローラが扉に向かう。魔力認識によって開閉するため、今まで俺が何をやってもうんともすんとも言わなかった開かずの扉がガチャリ、と開く。
「ほら、こっち」
フローラが俺の手を引く。唯一の脱出経路がこんなにもあっさりと開かれるとは。俺はフラフラとした足取りで部屋の外へ向かった。
怪しい。非常に怪しい。ジーッと目の前に座るフローラのことを見つめる。
「え?なに?見惚れちゃった?」
「……」
「はー、つれないんだから~」
今俺たちは、通りに面する食堂の窓側の席で向かい合って座っている。
あのあと俺は風呂場で体を清められ、服を着せられて街へと連れ出された。今着ているのは、裾にかけて淡いレモン色のグラデーションがかかり、胸のあたりに花柄があしらわれた膝丈ほどのワンピースである。
召喚したロリに着せるためわざわざ購入していたらしい。
本来はこのようなものを着せられることに抵抗すべきなのだろうが、召喚されて以来窓もない部屋に閉じ込められ、素っ裸で体液まみれのまま放置されるという非人道的な扱いを受けてきたので、正直文化的な生活をしているという嬉しさのほうが勝る。
それにしても、ずっと見つめられるとどこか気恥ずかしい。ぷい、と顔を背けて窓の外を眺める。穏やかな日だ。澱んでいた心がいくらか晴れてきたのを感じる。
そのまま暫くボーっとしていたが、店員がワゴンを押して近づいてきたので、窓から目を離す。
「お待たせしましたー」
「おお、来た来た!」
サラダ、ステーキ、パン、スープがテーブルに並べられる。ごくごく一般的な料理である。
まあ、別に淫魔、というかサキュバスは精液で栄養を補給できるので、口からの食事をしなくても生きてはいける。とはいったものの、やはり美味しいものを食べたいという欲は当然ある。
そもそも、ここ数日が異常だったのだ。監禁されていた時、食事がしたいとポロッと零したことがあった。
そうしたら、お腹が空いてたんだね、ごめんねとか言われて、馬鹿みたいに中だしされた。確かに原理上はそれで栄養補給はできるが、そういうことではないのだ!それまで散々犯されてはきたが、あの時はなぜかショックで泣いてしまった。
それだけに、この状況は異常だ。素朴な料理ではあるが、味は格別である。あの鬼畜っぷりからすると、ただでこんな食事をさせてくれるとは思えない。絶対に何か裏がある。
……聞くか。何であろうと、心の準備をしておいたほうが精神的ダメージは少ないものだ。
「なあ」
「ん?なに?」
「どうしていきなり俺を外に連れ出したんだ?今までずっと部屋に閉じ込めて、その……、お、犯してたのに……」
言って、ごくりと唾を飲み込む。さあ、どうだ?
「ああ……」
フローラは、その手に持ったフォークをゆっくりと皿に置いた。
「まあ最初はさ、呼ばれてもないのに勝手に来たり、私を殺そうとしたりするから流石に頭に来ちゃったんだけどね。でも最近は素直になってきていい子にしてるから、ちょっとくらい優しくしてあげてもいいかなー、って思ったわけ」
「……」
「まあ、外に連れ出すって決めたのは今朝のことなんだけどね……。ホントはあの部屋から出すくらいにして家の外には出さないつもりだったんだけど、流石にそれじゃあかわいそうかなって思いなおしてね。……なにその表情」
「ちゃんと人の心を持ち合わせていたのか……」
「ん?」
知らず知らずのうちに気が緩んでしまっていたのか、ついポロッと本音を零してしまう。悪い癖だ。折角外に出ることができたのにまた逆戻りか?思わず身震いしてしまう。
「いや、その……」
「ま、聞かなかったことにしてあげる。ありがたく思いなさい」
「ぐ……」
「へえ、聞き分けが良くなったんじゃない?前までなら、『何様だお前は!』とか言ってたでしょ」
だって仕方ないだろ!ちょっと減らず口を利いただけで、目を輝かせて俺を嬲ってくるのだから。聞き分けも良くなろうというものだ。情けなくて、思わず涙が溢れてくる。
「ああ、ごめんね!!泣かないで……」
一瞬で涙が止まった。疑いの眼差しでフローラを見上げる。泣き叫んでも凌辱を一切やめないコイツが、俺を慰めるだと?
「そんな目で見ないでよ……。今日は優しくしてあげるって決めたからさ。酷いこと言ってごめん」
「……うん」
俄かには信じられないが、表情を見る限り心から反省しているようだ。
「ほんとにごめんって!ほら、食事が冷めちゃうから早く食べよ」
「……そうだな」
ステーキを口に運ぶ。おいしい。肉汁が口の中に溢れ、ささくれだった心が癒される。
そのまま食事を続けるうち、どこかぎこちない空気も次第に弛緩していった。特にこれといった会話はなかったものの、心地よい時が流れた。
さっき買ってもらった首飾りを見遣る。精巧な作りをしている。食事を終えた後、俺たちは宝飾店に向かった。
そこでこの首飾りを買ってもらったのである。貨幣の価値がどれほどのものなのかよく分からないため、正確なところはよく分からないが、即金支払いに店員が驚いていたことから察するに相当のモノなのだろう。
「気に入ってくれたみたいね。うん、かわいい」
「ばっ……、ちがう!!」
これではプレゼントをもらって喜んでいる女そのものではないか!違う、だから俺は男なんだって!!……でも、正直ちょっと嬉しい。
確かに最初は酷いことをされたが、今思ってみると、そうされても仕方ない行いをしていたのだ。これからもいい子にしていれば優しくしてくれるかも…………って、危ない危ない。何を考えているんだ俺は。
頭を振って、心が堕ちそうになるのを阻止する。
「ほら、着いたよ……って、何やってんの?」
「あ、いや何でもない」
宝飾店を出た後、俺たちは人通りの少ない裏路地へと足を向けた。どうやらフローラには俺を連れて行きたい店があるらしい。しばらく歩き、たった今、そのお目当ての店に到着したというわけである。
店の外観は、裏路地にあるにも関わらず小奇麗である。しかし、なぜか中の様子をうかがい知ることはできない。
「ほら、入ろう」
「ああ」
フローラが扉を開いて店に入り、俺はそれに続いた。中は薄暗く、最初のうちは何も判別できなかったが、徐々に目が慣れてきて、店内の様子が分かるようになった。どうやらそこまでは広くないようだが……あ?
背後で扉が閉まる気配がする。外へ脱出しようと踵を返すが、フローラが瞬時に俺の首根っこを掴み、店の奥へと引きずり込む。
「この棚の中からなんでも好きなもの買ってあげるからね!遠慮しないで大丈夫だから!」
平時であればこれほど嬉しいセリフはないだろう。だが悲しいかな、この店で欲しいものなど何一つない。
周囲には、本来の用途からは外れたような卑猥な下着やら、怪しげな色をした薬やら、果ては縄やら鞭やら。そのほかにも冒涜的な品の数々が並んでいる。言ってしまえば、ここは淫具店なのである。
裏路地にある知る人ぞ知る喫茶店なのかな、とかのんきなことを考えていた数刻前の俺の頭をぶん殴りたい。
そして目の前の棚である。ご立派なものが一定の間隔をあけて鎮座している。まあ要はディルドである。これを選べと!?
「この前私がいないとき、ずっと起きてたんだよね?おチンポが無くて寂しいでしょ?」
「うるさいうるさい」
「話聞いてよー。ほら、これとかどう?」
そう言ってフローラは一番左にあるモノを指差す。デカい。そして太い。
「いや、無理無理無理」
「大丈夫だって、私のもあれくらいだし」
「もう黙っててくれ!」
いつもは薄暗い部屋の中でしか見ないからいまいち正確な大きさが判別できないが、明るいところで見ると、その凶悪さがよく分かる。我ながらどうしてあんなものを入れられて平気なのか不思議だ。
だがまあ、それだけならまだ良い。いや、本当は良くはないが、この際それは置いておこう。目下の問題は、側面についている突起のようなものである。あれはヤバイ。あんなもの入れられたら壊れてしまう。
「だいたい今日は俺に優しくするんじゃなかったのか!?おかしいだろ!」
「??シズクの欲求不満を解消してあげようとしてるのに。優しくないかな私?」
話が通じない。どうするどうする。……、いやちょっと待て。なんか俺にディルドが使われる前提で話が進んでいるが、よく考えたらフローラにも女性器はあるのでは?…………ははあ、なるほどなぁ。
「おい、フローラ。素直になれよ~」
「へ?何が?」
「まあそうだよな~。たまには女のほうの欲望も満たしておかないとな~。俺に使うとか言って、ホントは自分で使うつもりなんだろ?恥ずかしがるなって!」
「……ん?」
「そうだろうとも、そうだろうとも。ああ、そうだ!ひょっとしたらあの女になる薬、まだ残ってるんじゃないか?あれを飲めば、チンコもなくなって純粋に女の欲望を満たせるだろ?」
「…………は?」
「何なら俺が男に戻って相手してやってもいいぞ!この際お前にチンコがついてたことは忘れてやろう」
「…………」
「まあ、お前は見てくれはいいからな。合格点をやっても……ぐえっ」
突如頭を鷲掴みにされ、万力のようにギリギリと締め付けられる。
「甘やかしすぎたかな……」
そう呟きながら、フローラが棚にある例のディルドを掴む。
「ちょっとくらいなら生意気言っても許してあげるとは言ったけど、でも流石に今のは許されないよね?二度とそんな口利けないようにしてあげるから」
「待てよ、今日は優しくするって言ってただろ!話が違う!」
「いや、私が悪かったの。あれだけされて、シズクがまだ自分の立場ってもんを分かってないとは思ってなかったからさ。今からみっちり教えてあげるからね」
「この嘘つき……、って痛い痛い痛い!」
さっきよりも一層締め付ける力が強くなった。このまま頭を潰してしまわんばかりの勢いである。俺はそのまま成すすべなく、ずるずると引きずられていった。
体が無造作にゆすぶられて、意識が飛んでいきそうになったが、程なくして動きが止まり辛うじて踏みとどまる。どうやらカウンターに着いたようだ。
「これ、お願いします」
「……あの、失礼ですが。コレ、そっちの小さい子に使うんですか?」
「いや、関係ないでしょあなたには」
「…………あの」
……なぜか分からないが、店員と揉めているようだ。これはもしや、チャンスなのでは?流石のフローラも、赤の他人に俺にしたような行為をはたらくことはないだろう。
見れば、店員は優しそうな若い女である。窮状を訴えれば助けてもらえるのではないだろうか。
「あの、たすけ「いいですよねそういうの!」……は?」
「いやー、やっぱロリっていいですよねー」
「……分かるの!?」
「ええ、ええ、もちろん」
なんかめっちゃ意気投合している。……そうだよな、こういう店にいる奴って多かれ少なかれ変態だもんな……。絶望に打ちひしがれていると、そんな俺の気も知らず、フローラがディルドをもって楽しそうに話しかけてきた。
「じゃあ、ショーツ脱いで」
「え?」
「ほら、コレ入れるから」
「あ、店の前には準備中の札出しときますから、大丈夫ですよ」
そう言って店員は入口へと向かう。理解が追い付かない。ここで入れるって?
「いや、冗談だろ?」
「脱いで」
「いやそんなん無理……」
「脱げ」
「あの……」
「脱げよ」
「……はぃ」
今になってやっと気づいた。これはヤバい。めちゃめちゃ怒ってるぞこれ。召喚初日よりもヤバい気配を漂わせている。これ以上反抗したら何をされるか分からない。泣きそうになりながらショーツを脱ぐ。
女物であろうと、久々に下着を身に着けることができて、何だか心に少しゆとりが生まれていたのだ。それがこうも一瞬で剥ぎ取られたのである。
「こっちに渡しなさい」
「……はぃ」
言われるがままに従う。従うしかないのである。
「少しは立場ってもんが分かってきたみたいね。でも、今更そんな殊勝な態度とっても遅いから。ほら、壁に手をつきなさい」
ほんとにアレを入れるのか……。そう思うと少し怖くなり、固まってしまう。それが良くなかったのだろう。
突然カウンターに体を押し付けられ、足を大きく開いた姿勢で仰向けに固定されてしまった。そのまま何の準備もなく、ディルドを入れられそうになる。思わず体をよじり、抵抗してしまう。
「待って……」
「うるさい!」
そう凄まれ、ピタリと体が硬直してしまう。その隙に、無防備になった穴にディルドがあてがわれる。
ここ最近、毎日ぶっといモノに蹂躙された雌穴は、もうソレを受け入れる準備ができてしまっていた。
側面の突起が幾分か引っかかるものの、大した抵抗もなく奥まで入ってしまう。
「ほら、立て」
「……ぁ、……ぅ」
フラフラと立ちあがる。足に力が入らない。
「え?もう終わったんですか?」
「ええ。いやー、騒いじゃってごめんなさい……。ああそうだ、これ、店で貰ってください」
そう言って、フローラが俺から剥ぎ取ったショーツを店員に渡す。
「えっとこれは……」
「好きに使ってもらって……。売るもよし、使うもよしってね。まあ、同志への好意の表れと思ってもらって……」
「いいんですか!いやー、ありがとうございます!ぜひまたいらしてください!」
「ええ、では。ほら行くよ」
股がスースーする。あまりにも無様な自分の姿に泣きそうになるが、その気持ちはあっという間に押し流された。
「……ふぁっ……っつ、はあっ……」
「ほら、早く歩きなさい」
「まって、まってくださいぃぃ……」
一歩、歩みを進めるたびに、凶悪な突起がナカで擦れ、頭がぼーっとして足に力が入らなくなるのだ。
連日激しい調教を受けた体は、多少乱暴な扱いをされても、貪欲に快楽を感じるようになってしまった。そのせいで、店から出て暫くもしないうちに、もうイく寸前まで追い込まれていた。
「へえ、男に戻って私を襲うんじゃなかったんですか、シズクちゃ~ん……って、聞こえてますか~」
「……ふ、うっ……」
「聞けよ」
「う“ぁっ」
いきなり無造作に尻尾を引っ張られる。敏感になっていた体はその刺激に耐えることができず、足から力が抜けてその場にへたり込んでしまう。
「は……、はぁっ……」
「これで分かったでしょ?もうあなたは快楽に負けるよわーい女の子なの」
「ふっ……うぅ…………」
「返事しなさい!」
「あ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“っっっ!!!」
ナカのディルドを直接ぐりぐりといじられ、またイってしまう。周りに人がいないのが幸いか。こんな姿を見られたら恥ずかしくて死んでしまう。
「うーん、やっぱりおもちゃだけじゃダメなのかな。ほら、こっち来なさい」
死んだ魚のようにぴくぴく震えていた俺をひょいと持ち上げ、そのまま傍の路地裏の奥へと向かう。うす暗い道を進むと、行き止まりに当たった。
「まあ、ここでいいか。おい、起きろ」
「あ…………」
「壁に手を付きなさい」
「…………ぇ」
「聞こえなかった?」
どす黒い声音に、急速に意識が覚醒し、慌てて言うことに従う。すると、ぴらりとワンピースをめくられ、一気にディルドが引き抜かれた。
思わず崩れ落ちそうになるが、がしりと腰を掴まれて、拡張された穴が閉じる間もなくまたナカに異物が挿入される。本物のチンコだ。もう見なくても分かってしまう。体がカタチを覚えてしまった。
「ほら、もっと締めなさい!」
「う“ぇっ、う”っ…………」
「反応悪いなぁ……それっ」
「…………あ“っ、う“う”ぅ“ぅ”ぅ“っっっ!!!」
「おお、いいよいいよ」
「……っつ……やめっ……」
すぐ尻尾をひっぱるのをやめろと抗議の声を上げようとするが、快楽で言葉にならない。
「とりあえず一発出すか……」
「ぇ“…………、はあ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“っっっ!!!」
「ふう……」
「…………ぉ“」
何でもないかのように射精される。今は自分がか弱い女でしかなく、チンコには勝てないことを思い知らされる。ここまでされて、未だ女であると認めていない自分の意識が解離しそうだ。もうこのまま消えてしまいたい……。
「おい、何寝てんだ!」
「あ“っ、あ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“っっっ!!!」
奉仕に集中していないことを咎められ、奥をガンガン突かれる。こんな相手のことを全く考えない責めにも、敏感に反応するようになってしまった。
「ほら、謝りなさい!生意気言ってすいませんって!」
「はひっ……」
「言うこと聞けよ!おい!」
「あ“っ、あ“っ、こ“め”っ……こ“め”ん“な”さ“い“ぃ”ぃ”ぃ”!!!」
謝るまでずっと頭のツノを思い切り叩かれ続け、自分の意思とは裏腹に謝罪の言葉が口をついて出てしまう。
「ふーむ。ま、今はとりあえずこれくらいで許してやるとして……。家でまたみっちり躾けるとしますか」
「ぁ……ぅ……」
「ま、その前にもう一発出しとこ」
「あ“っ、ん”お“ぉ”ぉ”ぉ”……」
自分がただのオナホでしかないことを、体に刻み込まれる。こんな酷い扱いを受けなお、感じてしまうこの体が憎い。
「よ……っと」
「ふ……う……」
欲望を吐き出し、少し萎えたモノがナカから引き抜かれる。そしてぱくりと空いた穴から精液が溢れ、だらだらと零れ出して……
「ん“あ”あ“っっつ!!!」
「ねえ、何零してんの?」
再び奥に突き入れられ、穴がふさがれる。
「このまま家まで帰るのに、ずっと零しながら歩くわけ?絶対許さないから。もし零したら全部舐め取ってもらうからね」
「ぇ……、ここ、そと……」
「だから?」
「ひっ……」
どうやら冗談を言っているわけではなさそうだ。辺りを見回す。さっきまで気づいていなったが、かなり地面が汚い。
ここから大通りに出るまでは似たようなものだろう。それに、もし人がたくさんいるところで零したら……。精神が千切れそうだ。
恐怖に慄いていると、ズルズルと徐々にイチモツが退却し始めた。
「まって!まって!」
「は?私結構待ったんだけど?これ以上世話をかけさせるつもり?」
どうしようどうしよう。うろたえていると、今さら腰のあたりに当たる硬い無機質なモノに気づく。そうか、そうか。これしかないのか。背に腹は代えられない。そうだ、これは……仕方のないことなんだ。
「あの……」
「何?」
「…………って、くださぃ……」
「え?」
「ディルド……つかってくださぃ…………」
ズルズルと、引き抜かれていたイチモツの動きが、ピタリと止まる。
「へえぇ、でもそれだけじゃダメかなあ」
そう言ってまた、イチモツが動き出す。後ろを振り向くと、意地の悪いにやけ顔が映る。なんとなく、求められていることは分かる。でも、でも…………
「あっ、抜けそう」
「あっ……、あぁぁ…………」
思わず目に涙が溢れてくる。こんな決心、したくなかった。
「う……、そのおっきいので………、ひぐっ………わたしのめすあなふさいで、………うっ、ぐすっ……せーえきこぼれないようにしてください…………、うっ、うっ…………」
「へえ、やればできるじゃん、やっぱり普段から鞭多めにして、厳しくしたほうがいいみたいね。そら、シズクの欲しかったオモチャだよ!」
「あっ………うぇぇ………ぐすっ」
精液が零れ出す前に例のディルドで穴がふさがれる。その太さのおかげでみっちりと拡張され、外には一切精液が落ちてこない。
「立ちなさい……、よし、行くよ」
「ふぇっ…………、うっ、うっ…………」
手を引かれ、引きずられるようにしながら、俺はその場から離れる。
「家に着いたら、あの部屋でもう一回、一から躾けてあげる」
「ぅ……ぇ…………」
果たして、正気を保っていられるのだろうか…………。