吸血鬼聖杯 Fate/Criminal Minds 作:日脚の吸血鬼
「サーヴァント、■■。呼ばれて参上いたしました。あなたが私のマスターでしょうか?」
車掌姿のサーヴァントがニコニコと自身のマスターであろう目の前の女性に話しかける。
「あぁ?見りゃ分かんだろJK。テメェの目は節穴か?アァン?」
そんな彼にガンを付ける金髪の女性、そして足元にはその女性の子供が不安そうに見つめている。
「おぉっとこれは失礼いたしました。いやはや、まさか私のようなサーヴァントを召喚なさるとは……」
「ハッ!まぁいいさ、アタシだって聖杯戦争に参加するためにここにいるんだからな。それより―――」
彼女は自分の足元にいる子供の頭を撫でながら口を開く。
「こいつはアタシの娘だ。こんなガキだが、一応魔術師としての知識はある。だから一緒に戦わせてやってもいいよな?」
「えぇもちろんですとも。戦いの中で親子二人、共に力を合わせて頑張りましょう!」
「……ふんっ、ほら行くぞミヤ」
「う、うん……」
「あ、名前を名乗ってねぇや。
「えぇ、よろしくお願いします。あなたとはうまくやっていけそうな気がします…」
「お世辞は嫌いなんだけどなぁ?」
野々と名乗った女性はゆっくりと煙草をふかしはじめる。
……
………………
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ボサボサな髪の毛の女性が明らかに造形を間違えたとしか思えないようなぐちゃぐちゃな石像らしきものへ話しかける。
「フヒッ…。その…よ、よろしくね?■■くん」
「よろしくお願いいたします。私には絵を描く才能程度しかありませんがお互い優勝できるように頑張りましょう」
「そ、その喋り方どうにかできないかな?ほ、他の人と会話できないとお、思うし…」
「すみませんがそれは不可能な話です。私の能力はすべて私が操作できないのですよ。だから私の絵を絶対に見ないでくださいね。狂ってしまうと困りますので」
「き、気を付けるわ」
「そういえばお名前をお聞きしていませんでしたね。良ければ聞かせて頂いても?」
「あ、えっと…く、
そういうとにへらっと笑顔を見せる。
「いい笑顔ですね。あなたはその方が美しいですよ?」
「は、恥ずかしいです…」
「そうですね…とりあえずこの絵を描き上げ次第路地裏とかに設置していきましょうか」
「そ、外に出るんですか…わ、私運動とか苦手で…ふひひ…」
……
………………
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「ふむ……次の聖杯戦争は
ピエロ姿の青年が話しかける。
「小さな島国でしたっけ…ホッホッホッ。なぁに大丈夫でしょう。我々は最強ですから!」
男性がため息交じりに答える
「慢心は負けにつながる。謙虚に行こうではないか」
「イギリスもかなり良かったのですが…ホホッ、日本は綺麗なところが多いらしいですけどねぇ、ワクワク……してきますね!」
「まぁそれは…そうだな。あまり行く機会もなかったしな」
自然とその男の口角が上がっていく。
「えぇ! そうですね! では早速準備をいたしますよ!」
「あぁ、よろしく頼むぞ」
「お任せください! 我が主よ! ホッホッホッホッホッホ!!」
その男はピエロの笑い声を聞きながら、窓の外を見る。
そこには一面の海が広がっていた。
……
………………
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「やっ、やめ「やめませんよぉ!」
グシャリ、音が鳴り響き人の頭から赤い花が咲く。
「終わらせた?フィッシュ」
「えぇ、あまり食べたいとは思いませんでしたの潰したしまいましたが、よかったですかねぇ?」
その少年は鼻で笑った。
「いいんだよ、親父は殺されることだけの事をしたんだ。報いってやつさ……報い」
複雑なんですねぇ、とフィッシュは笑いながら鉈に付いた血をハンカチで拭きとる。
「なあ、フィッシュ。俺に夢を見させてくれ。俺の剣となり、盾となり、優勝に導け。これは……命令だ」
「えぇもちろんですよ。あ、でも私の趣味は縛らないで欲しいですねぇ」
「それは自由にしてくれて構わないけども……」
少年は少し言いよどむが、決意をしたように語る。
「分かった。俺のクソ親を殺してくれた礼だ。全力でサポートしよう」
「ありがたいですねぇ!魂喰らいをすればするほど勝利に近づきますよぉ」
悪意がそこにはあった。誰も止められない悪意が。
四騎士が揃った。聖杯戦争が始まる。