鳥取 明日香は誇り高きセックスクソ強サキュバスである 作:デイジー亭
「おいおい、舐めすぎじゃねぇ……? さすがにムカついてきたな」
「んぉ゛ッ♡ ふぉ゛ぉ゛ぉ゛……♡ あひっ♡」
がちゃがちゃと、四肢を縛る鎖。
「据え膳というか、まな板というか……おい、今どんな気分だ? 感想を述べよ」
「ンギュッ♡ さ、さいっこう……♡ んぁ゛っ♡ んぁ゛ぁ゛っ♡」
引っ張られてぎゅうと締まったこれは、どうやら彼女の飼い主のお気に召さなかったらしい。主人好みの物を買ってもらったからと、お役御免になった首輪。ぽちにもらった首輪が私に、飼い雌としての自覚を促す。絶対の服従にはこれが一番だと恵美に言われ、彼に巻いてもらった鎖。合わさる束縛の快楽が、私を酔わせて突き刺さったままの……お土産しっぽでぐりぐりと、ほぢくり回されるアナルマゾ性感を助長する。
「ここまでお膳立てされて負けたら、もう立ち直れねぇ……行くぞ」
「ま、待ちなさい……♡ 仕上げ、残ってるからぁ……♡ 瓶を、取ってぇ……♡」
大きなベッドの頭側に、伸びる四本の鎖。それぞれの手首足首に繋がったそれは、普通のニンゲンの雌なら許容しないハメ潰し待ちのポーズ……すなわち種付けプレスの態勢を私に強要して、自慢の彼専用ボディを、何一つ隠さぬ淫ら姿。一日中私の子宮を煮込み続けた媚薬を雌穴からとろとろと零しながら、自前のしっぽでボストンバッグを指し示す。
「……なんだこれ? おい、エンジェル製薬って書いてあるんだけど。嫌な予感しかしねぇ……」
「も、もう使う必要ないからって……♡ ミロが、くれたのよ……♡ ひどいことになるから、好きなだけ私のおくちに……♡ んむぅっ!?」
私のおくちが大好きな彼が、自らのおくちに含み……愛情たっぷりに流し込んでくれた薬剤。胃の腑にどぼどぼと流れ落ち、私の身体中に入る……愛されるためには余分な力を、容赦なくはく奪する。手をにぎにぎとしながら、不思議そうな顔をする彼。相当微量しか、取り込んでいないはずだが……エンジェルの薬は、効き目がヤバい。彼女たちのやり方で、ニンゲンを愛するための物だから。
「お、おう……身体中がちょいとばかし、ダルい感じだ……なんだこれ?」
「筋弛緩剤、よ……♡ 異種族にも効く、とびっきり……♡ これ、で私、も……♡ 迎え腰、すら、使えない……♡ このぐらいのハンデ、は……必要、でしょ……?」
首から上には、愛するニンゲンの声を楽しむために効果があまり発揮されないらしいが……口を動かすのすら、億劫だ。余分な力を抜き、快楽だけを受け取れるよう作られたこれは……性器の感覚は、そのまま。私の狙い通りの効果を発揮して、彼の検品を待ちわびる。
「また大層なもんを用意しやがって……本当だ。食いしばらねぇし、吸い付いてこねぇ」
「んぉ゛ぉ゛っ♡ ひぃ゛ぁ゛ぁ゛っ♡ ぐ、ぐりぐりぃ……♡ あっ……」
指をぬとんと差し込まれ、Gスポットを軽くこすって下がりきった子宮口。常ならば彼の存在を感知した途端、大喜びで吸い付くそれはだらしなく口を開いたまま。完全に、弛緩してくれている……なぶるように爪先で確かめられ、ポルチオ快楽だけを十全に味わい尽くす。ぬぽんっ♡ と指を抜かれて、いささかの寂しさ。
「安心してハメられるって、そういうことか?」
「うん……♡ サキュバス型の……♡ 据え置きオナホ、だと思って……♡ 私の無抵抗、まんこ……♡ 思う存分、ほぢくり、回してぇ……♡」
「お望み通りしてやるよ、舐めすぎなんだよこの馬鹿ッ……!」
「あ゛ぅ゛っ♡ あ゛っ♡ んぉ゛っ♡ んぉ゛ぉ゛っ……♡」
怒った顔も、とても愛しい……彼の全てが愛おしい。きらきら輝いて見えるのは、きっと恋をしているから。おちちをハンドルとして掴まれて、トロけまんこに逞しい肉棒が突き刺さる。貪欲にしゃぶりつかず、愛しい雄を従順に受け入れる、サキュバスらしさを捨てた私のまんこ。彼が悦んでくれるだけで嬉しいのだ……私の身体が本能で貪るのを、クスリの力が抑えてくれる。
「どうだ……!? いつもはお前に振り回されちゃいるが、俺のピストンも捨てたもんじゃねぇだろ……!」
「じょうずぅ……♡ もっと、ほぢってぇ……♡ あ゛ぅ゛っ♡ おしぉ、でちゃ……♡ ほぉ゛っ♡!? はぅ゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡」
ようやく味わうことの出来た、彼本来の腰振り。浅ピストンでGスポ削り。ぷしりと潮を噴いたなら、ゆっくりゆっくりと腰を密着させていき……子宮口に亀頭がキスをしたと思えば、角度が変わる。男性フェロモンの象徴たる陰毛で、剥かれたクリをごしゅごしゅ磨かれるともうたまらない。雄に支配される感覚は……淫魔の末裔たる私を、天に昇らせていく。
「吸い付かねぇと、案外寂しいもんだな……あ? 無抵抗すぎんだろ。もっと頑張れよ」
「む、むり……♡ んぁ゛ぁ゛ぁ゛っ♡ ご、ごめんなさぬほぉ゛っ♡ お゛ぅ゛っ♡!? お゛っ♡ お゛っお゛っ……お゛っほ゛ぉ゛ぅ゛ッ♡♡♡」
あまりにも無抵抗すぎて、つまらなくなってしまったのか……雌穴からぬっぽんっ♡ と抜かれる、愛しい雄の男根。少しやり過ぎてしまったことを謝罪しようとすると……猫のほうのしっぽを掴まれ、ぬぽんっ♡ ぬぽぽんっ♡ ぬぽぽぽぽんっ♡ と、緩んだ尻穴から一気に珠を引き抜かれる。ぽっかりアナルに感じる空気が、やけに新鮮に感じた。
「いい機会だ……じっくり躾けてやるつもりだったが、気が変わった。今なら切れたりしねぇだろ」
「あ、あなっ♡ おしり……♡ そ、卒業っ♡ 卒業させてくれるのぉ……♡」
「喜んでんじゃねーよ、この馬鹿ッ!」
「んぉ゛っ♡ ほぉ゛ッ♡ ほぉ゛ぅ゛……? お゛ッ♡ お゛~~~~~~~~っ♡♡♡」
どちゅんどちゅんと抉り回す、その勢いと来たら……クスリを飲んでいなかったら、肛門括約筋が切れていたに違いない。サキュバスにアナルセックスを強要した雄なんて、前代未聞だろう……そこで精を貪ることは、さすがに私たちにも無理なのだから。でも、私に限っては構わない。赤ちゃんを産んであげられない分……おもちゃとして、遊んで欲しい。私は幸せを感じながら、ケツ穴アクメをキメた。
◆◆◆◆◆
「はー、腰が痛ぇ……おいどうだ、参ったのか?」
「ま、まけぇ……♡ ざんぱいぃ……♡」
ゆっくりと上下する、デカパイに着いた多数の歯型。前と後ろ。自ら拘束されることを望んで抱え上げた、むっちむちのデカケツ。その前後から白濁液をこぼしながら……彼女はうっとりと、うわごとのように負けを認めた。達成感と情けなさ……
「……鍵、返すぞ」
「いらないぃ……♡ へしおってすててぇ……♡」
彼女は負けを認めたら返せと言っていたが……これはさすがに受け取れない。首輪の鍵を置こうとすると、不自由な身が微かに揺れる。クスリの効果が、切れかけているのだろう……そしてくちびるから吐き出されたのは、首輪を着けたままにするという意志表示。セックス特化種族としての誇りが、どんな形であっても己の負けを許せないのだろう。だがそれは、認められない。
「おいおい……結構がっちりしてるぞこれ。しかも勝負になってねぇ。こんな勝利、価値なんて……」
「わたしがまけたってぇ……♡ いってる、でしょぉ……? ぜったいに、はずさせないぃ……♡」
「……? おい、なんで首輪にこだわる?」
差し込もうとした動きが、いやいやと首を振る動きに阻まれる。まだクスリの効力が残る身で、必死に動こうとするほどに……コイツはこれを外されたくないらしい。明らかに、負けを認めたからにしてはおかしい。だって俺の方が、数百倍負けているのだから。へし折って捨てろと言うのも変だ……次に勝利を収めても、コイツは首輪を外す気が無い……?
「だってぇ……♡ うんで、あげられないもの……♡ あなたにあいしてもらった、おもいでが、ほしぃ……♡」
「……何て? 呂律が回ってなくて、聞き取りにくいんだよ……待て、思い出? まさかお前、元の世界に……!」
「かえらないぃ……そばに、いたい……でも、およめさん、なれないから……きっとあなたは……わたしを……」
「……なんなんだッ!? お前は何を言って……あっ」
ぐるぐると、世界が回る。黄色い朝日が差し込む窓が煌めいて……俺は、自分の馬鹿さ加減を恨みながら、その場に崩れ落ちた。
「れおん……? レオンッ! しっかり……ああもうっ! 邪魔ァッ!」
彼女の声と、めきめきと音を立ててベッドの部品が軋む音。がしゃがしゃと鳴る鎖のメロディーを感じながら、俺は元気過ぎるコイツが……そのままの彼女が好きだからムカついてたんだって、今さらながらに気付いた。せかいが、くらい
◆◆◆◆◆
「ここが、彼ピハウスね……!」
レオんきゅんがいきなり倒れてから、だいぶ色々苦労した。具体的に語ると相当長くなるので省略するが……オラオラウータンの連絡先を、ホテル側が知っていたのが功を奏した。さすがに鎖を引きちぎるのは、ワーウルフぐらいでないと厳しい。サキュバスの能力は、直接の物理的威力の発揮にはクソほど向いていないのだ……木材を破砕するのが、せいぜいである。
「……思ってたのとだいぶ違うわ……何これ、武家屋敷?」
そして倒れた原因にも、大方想像がつく……一人のニンゲンから、吸い過ぎていた……制御装置がついていても、極微量の吸精はしてしまう。彼がたまに誘いを断っていたのも、本能でわかっていたのだろう……私と交わり過ぎるのは、ニンゲンにとっては毒であると。そして私の挑発に腹を立てて、本能を無視したハメ潰し……。
セックスが強いサキュバスで無ければ、彼に選んでもらえなかったのは理解している。けれども……思ってしまうのだ。もし私がニンゲンだったのなら……彼と幸せな家庭を、ここで築けたのではないかと。見上げる和風建築で、およめさんとして過ごすのは……私ではない、別の誰か。贅沢は言わない。せめてペットとして飼ってくれたら幸せだけど……ちゃりちゃりと鎖が音を立てて、私を慰めた。
「た、たのもー?」
「はいはい、どなたさんじゃろうかのう……あ、主様っ!? おおい!
「ぽーっ!? レオンくんが……!? およめさん!? およめさんなのねついにっ!」
「ねえ待って? なんでおよめさんに、自宅にお持ち帰りされてるの? これは亭主ポイントマイナス1億点は行くよ。ごめんね、うちのレオンが……」
「圧が強いッ……!」
純和風な門構えにそぐわぬ、軽い音を立てるチャイム。歩み出てきた和服を着た……出雲よりもアンバランスな身体つき。おちちばかりが重そうな、ざんぎり頭のデカパイロリがはやしたて。出てきたのは、やたらに背の高い帽子をかぶった黒髪ロングのワンピース姿。サスペンダーで後ろがやたら膨らんだスカートを吊り下げた、おかっぱ頭の中ぐらい。共通点は黒髪ぐらい……やたらとバラエティ豊かなお出迎え。
「ささ、玄関先で話すのもなんじゃから……中で話すと致そうぞ? しかし元気じゃのう! まさか朝帰りとは! こいつは元気な子が期待できるわい!」
「こらこら、きららちゃん……およめさんが引いてるじゃないの。その風体でいきなり下世話すぎるわよ……ん、抱えるのは久しぶりね」
「母親代わりとして、いつも心配してたもんね……まぁわかるけど。まったく……どんだけハッスルしたんだか、しょうがない子だよ」
「あ、あの……私はまだというか、およめさんにはなれなくて……」
ぐいぐいと黒髪ロングに背中を押され、愛しい彼ピを麦わらワンピにひょいと奪われて。ボストンバッグすら、いつの間にかケツデカおかっぱの腕の中。零した言葉も聞き入れられず、ジャポネスなパンデモニウムの中に、私はあえなく囚われた。しかしこいつら、やたら美人……。こりゃぁ彼ピの審美眼も磨かれて、私を選ぶわけだわ。
◇◇◇◇◇
「れ、レオンくんと肉体関係を前提にした交際をさせて頂いております……鳥取 明日香と申します。今日は、セックス中に倒れてしまって……」
「いやー、すまんのう。我が家の主様がとんだご迷惑を……なるほど、昨今は肉体関係から始めるんじゃのう……あれじゃろ? くーりんぐ……おん期間? そういうやつじゃ」
「横文字弱いんだから、無理に使おうとしないの……んー、およめさんじゃなかったか……でも、チャンスは無限大よねぇ」
「あ、あの……皆さんは、レオンくんとはどんなご関係で……?」
出されたお茶が、やたらにおいしい。これはもしや、玉露というやつでは……? 思いつつ、気になって仕方がないことを尋ねてみる。彼の性経験が、年の割に豊かだというのは気に掛かっていたが……家に3人も、こんな美人が居るとなると。私と出会う前に、セックスした相手のレベルも凄まじいに違いない。まさかこんな家族みたいな関係性を、同じ雄を愛する雌が構築するはずもないし……
「ああ……主様の母親代わり兼、抱き枕のきららじゃ。よろしくの?」
「姉代わり兼、肉布団の貴子よー? よろしくね」
「妹代わり兼、便所の華だよ。この度はうちのレオンがどうも」
「嘘でしょ……!?」
彼ピの家庭事情は、私の予想を斜め大気圏外に突破し尽くしていた。デカパイロリが母親で、クソデカ女が姉で……ちょっぴりだけど彼より背が高い、ケツデカおかっぱが妹。母親がでか乳幼女なのは気にかかるが……問題はそこではない。抱き枕、肉布団、便所……私のなりたかった物トップ5のうち、3つが既に決まっていた。ペット枠が埋まっていなかったのは、不幸中の幸いである。
「あー、聞いてないかもしれんが……主様は、天涯孤独の身での?」
「え、ええ……物心ついた頃には、ご両親は既に居なかったって……」
「うんうん、そこまで話してたってなると……関係性は深いようだね? 安心したよ僕は」
しかしながら、彼女たちは険悪になりがちなハーレムの癖に……あちらからすれば邪魔者の、私にやたら好意的。これはワンチャンある……。およめさんは種族的特性によりなれないことが決まっているので……彼女兼雌犬。ぽちを見習い、ペット枠に滑り込む。サブプランは恵美のように、奴隷辺りがいいだろうか。ミロのように、お世話をする雌は3人も居る。
「それでの? わしは元々、この家に住み憑いておって……迷い込んだ主様を、消滅前の最後の慰みと思いもてなしておったら……
「は、はぁ……消滅?」
「僕は、レオンが通ってた学び舎に憑いていてね……良く話し相手になってくれたから、ついね。家まで憑いてきたらここのトイレの居心地が、やたらと良いと来た。迷わずここに棲み処を移したよね」
「何でお手洗いに住んでるんですか……?」
「レオンくんの童貞、おいしかったぁ……♡ ぽっ♡」
「貴様ァァァッ! 貴様が原因ねッ! 幼いレオンきゅんの童貞を奪った挙句、あんなクソみたいな性的観念を植え付けた怨敵ッ……!」
出会いはともかく、何やら……使われる用語がおかしい。
「だ、だってぇ……お姉ちゃん、そういう存在だったもの! あんなかわいいショタが寂しそうに歩いてものだから、ついつい狙っちゃったんだもん!」
「だってじゃないわい、このたわけぇ! ま、まぁ主様が? わしをおんなとして見るようになってくれたのは……おぬしのお陰と言えぬこともないんじゃが? でも腹が立つのじゃぁ」
「一番最後に取り憑いたのに、最初にレオンとセックスするとか……新参者としての自覚が足りないよね。また今度お仕置きしてあげないと」
「ひぃんっ! ゆるしてぇっ! お姉ちゃん、一番弱い怪異なんだからぁっ! 潰されるのも下水で溺れるのも、もういやなのぉっ!」
「か、怪異……?」
いやいやと身をよじる、言語道断のクソデカショタコンクソ女。その長身を圧し潰す石臼と、その口元で渦巻くなんだかとっても黄ばんだ水球。異種族特有の『魔力』。私の魅了能力にも使用する、チカラの高まりを感じなかった……それもそうだろう。異種族以外にも、ニンゲン以外の存在は古くから伝わっていた……この神国・二ホンには、八百万の『カミ』がいるのだ。
「ああ、言っておらんかったのう? わしは座敷童……の亜種。座敷乳童じゃ」
「僕は、トイレの華子さんだよ」
「お、お姉ちゃんは六尺様って名乗ってるのぉ……」
「レオンきゅんって、何者なのよォォォォォッ!?」
この国だけで、ニンゲンを容易く殺せる異種族の存在が許されているのは……さらに厄介な存在と、彼らが古来より共存していたから。ニンゲンの存在に寄りそう、ニンゲンならざる者たち。それに憑かれたニンゲンと出会ったら、決して関わってはいけないと……この世界に訪れたら、最初に教わる存在。『怪異』と呼ばれるカミが、彼になんか飼われてた。
◆◆◆◆◆
「ん……? おお、慣れ親しんだ乳だ」
「あぅっ♡ あ、主様が目を覚ましたのじゃぁっ♡」
「なんでお前がホテルに……? あー、駄目だ。頭がぼーっとしやがる……喉も乾いたな……おい、飲ませろ」
「わ、わかったのじゃぁ……♡ んぅぅ……♡ ふぉ゛ぉ゛……♡」
目を覚ますと、後頭部に柔らかい感触。顔に乗るのは赤い着物に包まれた、見慣れたデカパイ。とても良い乳枕である……鷲掴みにしてやると、和服の先端が濡れて。乳臭い香りが漂ったので、いつもの如く乳をねだると……ぶるんっ! たっぽぉんっ♡ と跳ねる俺専用ミルクタンク。
「ど、どうぞなのじゃ主様……♡ んぎゅっ♡!? お゛ぅ゛っ♡ あ゛ぅ゛ぁ゛ぁ゛……♡ お゛~~~~ッ♡♡♡」
「はむっ。れろっ……がぷっ。じゅるっ……じゅるるるるるるッ!!」
自らのデカ乳をぐんにゅぅぅ……♡ と引き伸ばす、幼い紅葉みたいな手。大質量の乳タンクの蛇口が口元に来たので……咥えて軽く舐めてやると、ぴゅるるっ♡ と溢れる甘い味。とんでもなく乾いた喉が、その
どぷどぷと零れる濃厚ミルクが口内を満たすたびに、授乳快楽に仰け反りアクメをキメるかわいい俺のデカパイロリ。デカ乳首を噛んでやっているため、さらに乳を自ら引き絞り……さらにぼびゅっ♡ ぼびゅぅっ♡ と噴き出して。夢中になって干からびかけた俺は、彼女のミルクで腹を満たそうとして……ほんの少し、乾きが残った。
「はひぃーっ♡ はひぃぃんっ……♡ も、もう
「ごくっ……おい、足りねぇぞ……ん? 良く見たらここ、家かよ……待て、明日香は?」
あまりの乳臭さに気付かなかったが……空間を満たす、イグサの匂い。孤独に彷徨っていた俺が、始めて受け入れられた場所……俺の終生の住処。その一室で、俺は辺りを見回した。確か俺は、セフレと……そう。頼んでもいないのに、俺に名誉無き勝利を与えようとした……セフレたる彼女の、姿が見えない。
「ここよ」
「おお、すまんな……家まで運んでくれた……お前……その、恰好は……?」
しずしずと、隣室から歩み出てきた彼女を見て……不覚にも、俺はまた見惚れてしまった。黒を愛するこの俺が、目を焼くまばゆい白に目を奪われた。それほどまでに……彼女の姿は、美しかったから。
「ああ、これ? お義母様たちが用意してくれたのよ……ふふ、どれだけ孫が見たかったのかしら……愛されてるわね? レオン」
「コイツらは俺が好きすぎるんだよ……待て、それを着てるって……そいつは……それは、コイツらが……俺の、およめさんの……ため、にって……」
目の前で乳吸い快楽の余韻に喘ぐ、座敷童……ざし
「似合うかしら? でも白い布で無い物を隠したがるなんて、二ホンの風習って不思議ね……? ニンゲンには、私たちと違って……角なんて無いのに」
「……結ったのは、貴子か? アイツ、練習してたもんな」
軽く首を傾げる彼女の、黒い髪。彼女が自分で結えるはずが無い……そんな髪型、彼女たちが練習するはずがない。サキュバスの文化には存在しない……角を隠す白い布の上に突き出る、高い
「ええ、とっても楽しそうに結ってくれたのよ……? レオンくんの子供なら……お姉ちゃんの甥っ子なら、きっとかわいいに違い無いって」
「着つけは……華、か……?」
「ええ。……やっとレオンが自分の人生を歩めるって……嬉しそうに、言ってたわ」
ぴたりと俺の前の畳。その前で立ち止まった彼女。くるりと回り、俺にその身を見せびらかす。きららのようにデカい乳、貴子のように高い背丈。華のように大きな尻……それぞれよりも小さいながらも、全てが俺好みの……文金高島田を結った黒い髪までもが、俺の理想。白無垢に身を包んだ、サキュバスがそっと微笑んだ。
◆◆◆◆◆
『な、なんで怪異がレオンに憑いて……あ、あのっ! こ、殺さないでください……』
『ああ、怯えるのはやめてくれんかのう……
座敷童。住み憑いた家に富をもたらし……その家に見切りを付けたならば、立ち去って……没落をもたらす、繁栄と衰退の象徴。
『お姉ちゃんたちは、亜種って言ったでしょー? もう元の力なんて、ないんだから』
八尺様。気に入ったニンゲン……特に少年に付き纏い、魅入ったならば……数日のうちにとり殺してしまう。その力は、人智を絶するという。
『そうそう。そのままだと、きらら以外はこの家に居られないからね……僕たちは、もう無害な存在だよ?』
トイレの花子さん。子供だって知っている……大人になったニンゲンたちの中でも最も有名と言ってもいい、恐るべき怪異。怪異は、著名になるほど力を増すという。
『……何で、力を……?』
『主様と共に居るためじゃよ? 何せわしらは力が強すぎて……ニンゲンの身には、良い影響を与えん。いつか没落する主様など、見とうない』
座敷童のもたらすものは、いつの時代も表裏一体であり……繁栄し続ける家などない。彼女はそう語り、幼い身にそぐわぬ乳肉を揺らした。
『どうして、一緒に……?』
『理由なんて、必要なのかしらー? 私たちは、たくさん居るもの……少しばかり変わった怪異が居ても、お姉ちゃんは別にいいと思うよ?』
八尺様はその身を六尺に縮め……180cmの、それでも大きい長身は……愛しいニンゲンの安眠を守るのに、丁度良いサイズなのだと愛し気に笑った。
『彼は、特別なんですか……?』
『特別って、何なんだろうね。レオンに親が居なくて、孤独だったことが特別なんだとしたら……僕たちが出会った意味も、もしかしたら有ったのかもね?』
なんでもない会話が愛しくて、自分たちは名を捨てたのだと……彼が幼いながらも必死に考えた名前を、とても大切な物だと思っていると……彼女は誇らしげに、そう語った。
『……私は、邪魔者では無いんですか……? あなたたちの愛しいニンゲンを、殺しかけた……ニンゲンを惑わし精を吸い取る、サキュバスなんです』
『主様が選んだおんなに、わしらが文句を付けようはずもない……わしらは、子供が作れぬのじゃから……およめさんにはなれぬ。主様には、連れ添いが必要じゃ』
怪異は、異種族よりもニンゲンに近く……そして、どこまでも遠い。生き物ですら無い彼女たちは、子供を作る機能を有していない……カミは力を失ったとしても、ニンゲンに真の意味では寄り添えないのだと。
『それは、私も……! 私だって、彼の子を産めない! 産めるけれど……したくない! 子供なんて要らない……エルフでも、エンジェルでも……ワーウルフであったとしても、こんなことにはならなかった……私は、サキュバスなんです……およめさんには、なれない……』
『……どういうこと? 産めるけど、産みたくない? サキュバスの子供だって、街にはいっぱい居るでしょう?』
彼女たちの期待を、裏切るのが辛い……彼のために全てを捨てたというのに。彼の幸せだけを願って、およめさんを待ち望んでいたというのに……現れたのは、欠陥製品。愛する彼以外とも交わらねば、子供を作ることが出来ぬ……乱交をしなければ子を産めぬ、唯一の異種族。
『私たちは……複数の雄と交わらなければ、子供が出来ないんです……。他のどうでもいい雄たちの……不純物の混じった、乱交するためのいきもの。サキュバスの子供しか、私たちは作れないんです……』
『……僕たちはそれでもいいんだよ? レオンの子供だろう、それでも……独占したいなんて言わないさ。たまに見守ることができれば、それで僕たちは幸せさ』
本当は、きっとこの家で……彼とおよめさんとの愛の結晶と、共に暮らしたいはずだ。だというのに、彼女たちは優しくて……私の罪悪感を刺激する。わかっているのだ、それが正しいのだということは……彼が選んでくれた私が、少しばかり愛の無い交わりを我慢すれば済む。みんなが少しずつ我慢すれば、みんなが幸せになれると……でもそれは。
『私が、したくない……彼だけに愛してもらいたい。こんなわがままな雌、レオンのおよめさんに相応しくない……だからお願いです。他の雌を探してください。私は、もう幸せにしてもらいました。夢みたいな時間を、私にくれた彼に……どうか、大団円の幸せを』
『……おぬしは、それでいいのか?』
畳に角を擦りつけて……私以外の雌を、彼が愛するのを
『私は、レオンに幸せになってもらいたい……私の恋はもう終わったんです。私は……彼を愛してる』
『それは、自分の幸せを捨ててでも?』
幸せ。幸せって、なんなのだろう。私のはしたない、サキュバスとしての淫らな姿を好きだと言ってくれて。必死に勝てない勝負を挑んできて。勝負以外でも、私と一緒に街を歩いてくれて……彼の笑顔が、好きなんだ。私は彼を愛しているから……でも。もしも許されるならば。
『もし、許してもらえるなら……この家に、置いて欲しいです……奴隷だっていい。飼い犬だっていい。ただ、彼の側に居たい……』
『……やっぱり君だ。君じゃないといけない。レオンをこんなに愛してくれる女の子、他に見つかるとは思えない』
『え……?』
あんなに自分はおよめさんに向いていないって、言ったのに。
『そうじゃなぁ……主様があんなに嬉しそうに話すんじゃ。他の女など、もう眼中に無いじゃろ』
『待ってください……レオンが、私を……?』
だって、彼は……彼女じゃないって。私はただのセックスフレンドだって……だから、首輪だって着けたのに。もう外さないって、誓ったのに。
『レオンくんがあんなに楽しそうに、女の子のお話してるの初めて見たから……もう決めてたの。明日香ちゃんじゃないと、駄目』
『だからッ! 私は……!』
でも……彼女たちがどう思おうと……彼が私のことを愛してくれていたとしても。彼の幸せを願うならば……やっぱり私は。
『方法が、有ると言ったら……君はどうする?』
『……え?』
頭が真っ白になる。なんだそれは。慰めなんて……
『華は物知りじゃのう……嘘はついておらんな?』
『僕は嘘を吐いたことは無いよ……まだ花子さんネットワークには、アクセスできるのさ。最も有名な怪異を舐めちゃいけないよ? 今聞いてみたけど……解決策が、一つだけある。でもこれは、明日香ちゃんにとって……とても辛い選択かもしれない』
『お、教えてっ! 教えてくださいッ! なんだってします……! 死ぬような苦痛だって、生きたまま焼かれたって耐えて見せます……!』
『なんだ、やっぱり同じじゃない……お姉ちゃん、明日香ちゃんをもっと好きになったかも』
『そこまでの覚悟が有るならいいね……簡単だよ。僕たちと同じことをすればいいのさ』
私はわがままだから……愛を得るためならば、その代わりに何だって捨てよう。誇りも、矜持も……例えサキュバスではなくなったとしても。彼に。彼だけに、気が狂うほどに愛されたい。