※この作品はR-18です。

狙撃屋417 R18置き場   作:ムメイ

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時間軸はかっとんで
指揮官はぼんやりとイメージだけー

ぶっちゃけて言えばS09基地に配属された場合っていうブツですね。
ドルフロ本編の指揮官の勝手なイメージでカタカタしました。


番外:バレンタイン

G&K S09地区、私がこの基地に実質配属となって始めてのバレンタイン。

この基地の指揮官は非常に珍しい人形の権利というのをかなり配慮する人道派だ。

いっそ狂気的とも言える人形愛と指揮能力が戦術人形達のハートを射止めている。

ちょっと前まで敵対していた鉄血の人形ですらそうだ。

基地に所属する人形は数多くG&Kの中でも一位二位を争う大規模さを誇る。

実質配属状態なのは私、417だけではない……404小隊、FN小隊、ネゲブ小隊等G&Kの名だたる部隊が揃っている。

人員の過剰配置とすら思うがね……まぁG&Kはガタガタもガタガタ。

社長は逮捕されるわエース人形は離別したと思えばとんでもない復讐魔になってるわ……

全戦力9割を一度破壊されてるわ……本当に酷い有様を味わっている。

正規軍に目をつけられて喧嘩を売られた、それだけ聞くと負け戦だと思うじゃないか。

だが、所がどっこい。指揮官と副官のカリーナ……それと色々覚醒したM4ちゃんの大活躍で大逆転。

鉄血の方とも協力関係を結んだし……パラデウスの下級NYTOとも共同戦線を張ることに。

あの指揮官……ほんと狂ってる。

そしてそんな指揮官に若干だけどホの字なのは私もそうだ……

指揮下で戦うことへの安心感というのもあるし何処にも属さず流浪の狙撃手だった私に出来た第三の家族と言ってもいい。

第二の家族は404の連中とG28なんだが……まぁそれも含めてこの基地の連中は非常に見ていて良い。

……さて、話は戻るがバレンタインだ。乙女の聖戦と言っても良い。

大事な人への贈り物をするイベントと言って良いな。

その始まりは聖バレンタイン……西暦264年、当時の大帝国、ローマ帝国の迫害の下で殉教した偉人に由来する。

キリスト教圏内ではその日を恋人、家族……大事な人に贈り物をする日とされる。

アジアンでは女性が意中の男性に特別なチョコレートを渡す日とされている。

ジャパニーズの曲解文化というかへんちくりんな伝わり方をしたんだろうなとは思う。

まぁそれがどういう訳だがこの人形でごった返す基地の中でも広まっている。

……つまりは指揮官にホの字の人形が挙ってチョコレート攻めをしてるってわけだ。

 

「やれやれだねぇ……糖尿病で殺す気かな?」

 

ドタバタとあっちこっちで香るカカオの香り……こりゃ暫く甘い匂いが抜けそうにないな。

全員考えるのは同じとなればすこし考えを捻ろうぜとは思うんだが……

お互い牽制しあってんのか本命チョコをそれぞれ作っていの一番に渡そうとしている。

無論それは私の親愛なる義姉、416もそうだ。遠巻きに見て戦局を見ているのは私417と45・9・G11等。

当然指揮官は受け取るが……一ヶ月はそれぞれのチョコを食い続ける事になりそうだ。

義理堅い指揮官くんは誰かと分け合うとかそういうことはしない。

贈った張本人となら分け合って食うかもしれないが……

 

「あれ?417!どうしたの?」

「……んG28か、甘い物で胃もたれしてそうな指揮官の為に口直しを作ってるの」

「あー……なるほど」

「G28は……ウィスキーか、チョコをアテにぐいっとって?」

 

義妹のG28は私と同じ様な考え方だったみたいだ。

私は甘い甘いチョコレートとは真反対のにがーいシャッキリとするブラックコーヒー。

ちょっと凝って豆を炒る所から全部私のハンドメイドにした。

……同名の別バージョン、D08基地の417からその辺を教わっている。

聞けば自分の遠縁の子孫とは思わなかったがな。

まぁ腕前はかなりの物で指示通りにやったらかなり上出来な物が出来上がっている。

あちらの惚気でゲロりそうだったが、まぁそれはそれだ。

衣服にまでつきそうな位に濃厚に漂っていたカカオの香りを中和してコーヒーの香ばしい匂いが漂う。

熱々なホットコーヒー……私愛用のステンボトルに叩き込んで指揮官に差し出すかな。

 

 

 

今日はとてもではないが全員仕事にならない程に浮ついている。

45もどこか浮ついていて仕事着ではない……416はとんでもない攻めた衣装で突撃してたっけかな。

と言うかどいつもこいつも私服だったりかなり気合の入ったオシャレ着だ。

……かくいう私もそうだがな。私が結構気に入っている白黒のゴスロリドレスだ。

コーヒーを渡しに行くだけにしてはかなり気合が入っている。

バレンタイン……その魔力というやつもあるだろうが。

私にもぽっと点いた恋の火という物がそうさせているんだろうな。

 

「やほ、指揮官。417だよ、ちょっとお時間もらっても?」

 

気さくに、ふらりと来た風に……あぁ、でも尻尾がゆらゆら揺れるなぁ。

抑えて抑えて……髪の毛も大丈夫だよね……うん、よし。

ちょっと確認しながらノックして声をかけると中で咽ている音。

中の様子をハッキングして覗くと……わぁ、すごい量のチョコレート、愛されてるねぇ。

口の周りにまでチョコくっつけて可愛らしい事。

これでもうすぐ20を越えるっていうんだから、合法ショタってところだよね。

 

入室OKのサインが出た、顔を覗かせて後ろ手にボトルを隠して入ると若干げんなりした顔。

 

「うわー酷くない?人が入った瞬間にゲンナリとか」

 

まぁ理解ってるからクスクス笑いながらの茶化しだ。

大方私もチョコレートを渡しに来たガチラブ勢って思ってるのかな?

残念ながら私はまだまだそのつもりは無いですっと。

 

「はいこれ、チョコ漬けで甘い物と一時的におさらばしたい貴方へ……にっがーいブラックコーヒーだよ」

 

蓋を開けて確認する指揮官の顔色がみるみる内に喜色満面に。

ありがとう、と満面の笑みで言われると結構くるね。主に子宮に。

 

「こほん、一応私からのバレンタインのプレゼントって事で……向こう一ヶ月は毎日淹れてあげるよ」

 

コーヒーの専売特許はスプリングフィールド?はは、違うね。私が貰っても良いじゃないの。

どうせこの後マフィンとか焼いて持ってくるんだろーし、コーヒーの予約は私がとっても良いじゃん?

ほーら指揮官も食いついた、嬉しそうにしてる。

 

「まぁまぁ一口……美味しい?そりゃ良かった。じゃあこれから毎日楽しみにしてるといいよー♪」

 

毎日一緒だと飽きるだろうし煎り方とか挽き方、色々変えながらどれが一番良いか探っていこ。

恋の勝負は一日にして成らず……ま、今は本気で狙ってないけど。

 

「そーいえば……毎日コーヒーを淹れてあげるって恋人みたいだねー?あはっ、イイ反応ごちー♪」

 

いつか、本気で貴方の隣にずーっと居たいと思わせてよね、指揮官くん。

それか……本気で抱きにきてくれてもいーんだよ?

一発でハマらせてあげるからさー……ふふふ♪

 

 

 

まぁその夜、ウィスキーボンボン等で酩酊に酩酊した416とG28がやってきて私も巻き込まれた。

途中からハメが外れたらしく指揮官にこっぴどく叱られた。

何故か指揮官と同じベッドで寝てたし……ヤっちゃった?




指揮官との純愛エロも書きたいなって布石でもあります。
……この回エロ無しって?ごめんて
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