私が非合法な事にも手を染めているのを知るのは……現状そう多くは居ない。
裏稼業の掃除屋を知っているのは……同じく後ろ暗い表に出てこれない様な連中ばかり。
詰まる所はきったねぇ汚れ仕事が殆どだ。
金を積んで頼んでくるのは……「コイツを殺してくれ」「コレを破壊しろ」「コイツが不利になる証拠を作れ」
そういった他人を蹴落とすお掃除、暗殺さ。
ただ表向きは私はG&Kに所属している扱いでもある……その伝手の仕事もあるにゃある。
こっちも大概汚いけどな……
「ほーん……研究データにちょっかいを出したバカをカリッとフライにしてこいって?」
『そうだ、サイバーメディアはそれでかなりのお冠。金を積んででもそいつの息の根を止めてこいというのがオーダーだ』
「見せしめか……武器も指定ってエグいねぇ」
『武器を受領したということは……受けるのか?』
「とーぜん、殺れそうなら殺る、それが私だから」
悪趣味極まる武器が配達されてきたなって思ったらそういうことか……
私、417に依頼が舞い込んできた……とあるスラムが発信源とされるハッカー攻撃への報復だ。
日本の新興企業サイバーメディアが手酷い悪戯を受けた。
人工知能分野での目覚ましい発展がある企業だが……その研究データに悪戯されたようだ。
カウンターハックで発信源までは特定できたが……物理的距離が距離なだけに現地の金で動く連中を動かしたってワケか。
武器は……なんとグラインダー、いわゆる破砕機を人形の近接武器にしたって代物だな。
四肢をそいつでバラバラにしてやって吊し上げておけっていう超絶お怒りの依頼文が添えられてた。
ご丁寧にカバンとかバックパックに詰めれるサイズにしてるから……これを隠してターゲットを強襲するか誘い出して……
きっついお灸を据えるっていう寸法だろうね。
「座標は……ほぉん、グリフィンの痛い黒歴史の跡か」
『今はあの一帯が巨大な無法地帯になっている、注意しろ』
「へぇへぇ、そーですねヘリアン上官殿」
現在は廃棄された扱いになっている区画だ。
G&Kの当地区画のほど近い場所……だが、その実態はとんでもねー無法者達の集う地獄だ。
私が一時期身を寄せていたスラムが別名メルティングポッド、坩堝だ。
あそこはあそこで酷いカオス空間だったけど……規模がだいぶ違う。
戦前の都市の残骸の地下……G&Kの区切りよりは幾分小さい上に地上部分はなにもない。
それに対して件の場所はといえば……区画2つの合併、さらには地下に広がっている奈落の底って言っても良い。
訳あり人形のたまり場だが……一歩間違えれば洗脳された上で雌豚扱いだ。
雌豚扱いは別に良いんだけどね……一生涯ってぇのは願い下げだ。
「さて……ツテを当たってみるか……」
ノーアポで突撃しようもんならあちらさんの手厚い歓迎を受けることになるだろ。
そーならないためには……向こう側の連中で適当に引き込みやすいヤツを仲間に引き込む。
できりゃここで情報も全部引き出せりゃ良いけど……暗殺と見せしめってなりゃ下調べで結構時間取られるだろうし……
「コンカラー動かして向こうで張り込む必要ありかな……んっんっ……よし、行くか」
コンタクトは移動しながらでやろう。
どうせ……必要な機材なんざコンカラーに全部載ってるし。
軽く伸びをしつつ……着替えの服をいくらかパッキングしに向かう。
久しい気がしないでもない潜入にあたって現地の技師とコンタクトが取れた。
商売っ気がかなり強くて私の交換、廃棄予定部品も買い取るとか言ってきてるが……それは勘弁。
下手にこのフレームとか部品で足がついたら私はお尋ね者だ。
そこそこ名が売れてる私ともコネを作っておきたかったというのが向こうの言い分だが……
その実態は私のデータ取りや部品強奪って所かもしれんね。
無理やり実行してこよう物ならぶち殺すけど……
「傭兵集団N.E.S.Tからのメッセージ……ねぇ、はぁ耳聡い事で」
運転中にコンタクトを取って一息ついていた所に端末に一件の暗号化メッセージ。
G&Kが採用している暗号化だが……ちと古いな。
ちょいと突いて……大丈夫そうだったのでデコード、中身を見てみりゃ件のイカれた地区アンダーエデンに巣を作ってる集団だ。
傭兵としても結構な勢力を構築しているN.E.S.T……入れ替わりがクソほど激しいから名前は殆ど数回で消えるがな。
かなり耳聡いな……あのクソ技師盗聴対策してなかったな……ゴミが。
「ほーん……余所者には厳しい街だからこっちの用意した人員を派遣する、分前半々でどうだ……か」
署名はサブリナときたか……フン、匂うね……コイツ、自律人形だろ。そういうデジタル署名だ。
まぁ良いけれど……向こうが喧嘩売ってくるかどうかの見極めもしておこうか。
『別に良いけれど、面倒な事だけは起こさないでよ……私、面倒事はすごく嫌いだから 4/7』
さて……思わぬ所からのコンタクトもあったけど……これで私が入り込む事を知ってる連中はニ箇所……
クソ技師が漏らしてる可能性もあるけど、普通に盗聴されてる線……いや、ネットをそもそも握られてんのかもしれないな。
情報集めの協力ももしかしたらN.E.S.Tの連中からとれるかもしれない。
それとも……地下に広がっている娼館、カジノの融合体・快楽魔都に足を運ぶ必要があるかもしれないし……
「軽い気持ちで受けた仕事だけど……こりゃ結構骨が折れそう」
めんどくさいなー……と思う私とは真逆にコンカラーのV8エンジンはめちゃくちゃ快調にブン回っていく。
私を迎えたアンダーエデン、クラックマーケットの技師は早速と私に1つの交渉を吹っ掛けてきた。
それはもちろんのこと……私の肢体を使って遊びたいっていう欲塗れの物。
あわよくば私の母乳を売りに出したいとかそういうね……丁重にお断りしてちょっとネットワークを物色……
するとまぁ出てくるあちこちに仕掛けられてるバックドア……そらバレるわ。
「これでターゲットが逃げに入ってたらどう責任とるんだよ、あぁ?」
「か、金なら……ぶべっ……!」
技師っつーより道化だろコイツ……クソが。
金欲しさに無能が真っ先に食いついてきたって感じか……
無駄に裏ネットでの情報収集は上手いのか……それとも単に運が良かっただけなのか知らないけどね。
「金ぇ?じゃあテメーの命、どれだけするか掛けてみるか?あぁ?」
「有り金全部だじゅべっ……ごば……やめっ……」
金でなんでも解決できたら実地で動く私達は苦労しねぇんだよ。
金で信頼が買えりゃ何も苦労なんかしねぇんだよ、変えねぇから貴重だし効果あるんだけどよ。
ネットワークちょいと漁りゃコイツの無能さ加減は見えたしそもそもコイツ……!
「有り金全部スッた後の分際で寝言ほざいてんじゃねぇよ、くたばりな」
とんだクソ野郎だった……流れるように嘘をつき続けて……技師なんざ名乗ってんじゃねぇよ。
おっと……加減ミスったか……マジでヤっちゃうとは……うーん、この手のゴキブリちゃんは存外しぶといと思ったけどなぁ。
しゃーない、コイツの端末から情報抜き取ってそれをアテに別なヤツに取り入って情報引き出すか。
余所者が転がり込む事がそう珍しくないアンダーエデン、この世の欲望が詰まりに詰まったこの都市にある意味ピッタリな人形が一人転がり込んだ。
UAS-Product RE4/7-S新たにラインナップされたデザインドールだ。
REシリーズはUASの原点回帰とも言えるオーダーメイドドールに近いニッチなドールのラインナップだ。
当然その価格帯はハイレンジで同じ価格帯となれば鉄血工造製造のハイエンドが2体は簡単に買える程だ。
4/7-Sの特筆するべき点は圧倒的な乳房、その使用用途は一応多岐存在するが……ほぼセクサドール一択といった具合の人形。
すでにプレジャーナルに違法コピー品、エラーモデル……類似品は存在していたが今回転がり込んできたのは特等曰く付き。
掃除屋417と呼称される後ろ暗い存在だった。
その同行を今のところ掴んでいるのはごく一部、技師の死体が発見されればもしかするとその存在が侵入しているのがバレたかもしれない。
バレたとしても……大半の男はその容姿に騙されてしまうだろう。
「んー……♪わぁ、おっきぃ……♥」
最上級のセクサドールだ、とてもそんなイリーガルな存在だとは思うまい。
ましてや男のペニスを目の前にして媚び諂う姿を誰が想像できよう。
誘うような容姿、誘う衣服……そして浮かべる表情は売女そのもの……まさに男の欲望を具現化したような存在だ。
掃除屋……シーナは今……情報集めの為、娼婦になりきり……有力で情報のコネが多い技師の相手をしていた。
自分と同型が紛れているとなれば後はダミーリンクで無理やりハッキング、IDを盗み出してなりきるだけ。
娼婦として稼いだ金はそっちにいく仕組みだ、二重に稼ぎが出て怪しまれるのもそいつだけ。
今のシーナは演技抜きにエロを楽しむ淫欲の化身だ。
「すんすん……どれだけ抜いてなかったの……くっさぁ♥頭がクラクラする匂い♥」
肥満体型で腹が出ている歳を喰っている中年技師の股に顔を突っ込みペニスに頬ずりをしていた。
真っ白な肌に男の欲望の汁がすりついていく。
茎にぺろりと舌を這わせて先端にかけて舐め上げ……先端に鼻をつけてその濃厚な雄臭に酔う。
とろりと目を細め恍惚の表情を浮かべると……今度は小さな口を開けて先端をチロチロと舐めていく……
れろぉ♥ぐちゅ……にちゅぅ♥
鈴口に舌先を差し込み焦らすように何度も弄ぶ。
鼻息も丁寧で強弱つけて舐め回す技巧もまた興奮を煽っていく。
バカでかい乳房もまた足元にむにゅむにゅと押し当たりこれがまた興奮のスパイスだ。
ぐぷ……ぬろぉ……♥
ゆっくりと小さな口の中へとペニスは招かれ……暖かく包まれる。
舌先だけでなく腹もまた絡み唇も触れ、刺激していく。
中で跳ね上顎に擦れていき……濃厚な匂いがシーナの鼻に上がっていく……
可憐としか言いようがない人形の上目遣いは……庇護欲とあらぬ背徳感を沸き立たせ……
「んぐぷっ……んぶっ♥んんっっ♥♥」
豊かな銀髪の頭を掴み強引にオナホ同然に扱わせる暴挙に走らせた。
オプションの狐耳も尻尾もピンと跳ねた後は……その扱いに感激しているのか耳は伏せ、尻尾は揺れながら……その扱いを享受する。
苦し気だがそれ以上に興奮が出てくるのだろう、眼をうっとりと細めて何度も首の奥まで突っ込まれ……唇、舌、喉の3点でご奉仕していく。
もうこの技師は……シーナに骨抜きにされてしまった。
無論フェラだけでこれだ……乳を使った淫技、名器として成熟している膣を使った性行為等行えば……
もうその先はシーナと同型以外で満足出来かねる身体の出来上がりだ。
ぐぐ……どぷ♥♥
「んぐぶっ……んく、んっ……ごほっ……ぁー♥」
喉奥で炸裂した射精、金玉に蓄えられていた黄色く変色したザー汁はシーナの小さな口には収まりきらず……
胃の中、鼻……そして逆流を起こしながらマーキングしていく。
全部を飲み込まず……ザーメンが鼻から垂れる無様を晒しながらも口を大きく開け……口にたくわえているのを見せる。
まるでご主人様に待てをされ、号令を待つかのように。
「ぐふ……良い子だ……全部飲め」
「ふぁぁぃ♥♥んくっ……ごくっ……んっ……けぷっ♥はぁっ……濃厚で美味しかったぁ♥」
「それじゃあ次は……もう辛抱堪らんな、種付けしてやろう、こっちに尻を向けい」
「っ♥……おねがいしまぁす♥」
これにはもう、シーナはしてやったりと口角を上げていた。
ついでだからと……そのまま男としっぽり、何発も楽しむ事にした……
情報を得るために有力な技師と寝たけど、まぁ結構いい情報が集まった……
なにより……中々テクが良かったし、ナニもいい具合の太さと長さだったし……
『おら、しっかり母乳を出せ、淫乱雌牛が!』
『あぁぁっっ♥♥おくっ♥ごりごりされるの……しゅきぃ♥んぃっっ♥♥ぉ"っ♥』
本当に乱暴にぱこぱこ腰振ってくれたしやっぱり……搾乳されるの大好き♥
搾乳されながらのバックハメが本当大好き……これで協力は得られたし……情報も精査して……と。
この周辺に拠点を構えても良いかも、表にかなり近い娼館だし……往来も多いだろうから情報も集めやすいや。
なにより……ムラっと来たらその時に娼婦として動けばめちゃくちゃイイ刺激になるしぃ♥
「さってと……集めるもの集めたし……次は……ぉん?」
娼館の娼婦、人間と人形が混じってるのは見てたけど……流石にコイツは予想外。
ダミーモデルが出回るようには仕向けたしもしかしたら劣化モデルかもしれねーけど……
「416……?」
「その名前で呼ばないで」
「おぉっとそりゃ失敬、アホ面晒してたから正規のAI入ってるとは思わなかったわ」
「喧嘩売ってるなら買うわよ、クソデカパイ女……」
「短気は損気だよ、フロイライン」
今にも殴りかかってきそうなのは……416と全く同じ顔、全く同じスタイルの人形だ。
娼館何ぞに来る感じの風貌じゃないし思考回路してないと思うんだけど。
というか416って名前にえらい反応するね……こっち見る目が殺意MAXだし。
「おーおー怖い怖い、ナニそんなにマジにキレてんの……」
「私はキルスティン、二度と416なんで名前で呼ばないで」
過去に何があったか知らねーけど……416に対してえらい殺意あるな。
「言っとくけど私はスヴァローグのラインナップじゃねーしUAS製のセクサドールだから顔がちっと似てても別モデルだからな」
「……そう、よね……そんな乳牛みたいな胸、早々ないわよね」
懐疑的な目してるけど……そこまで私416に似てねーぞ……フェイスラインとかは似てるかも知れないけどさー。
さって……あとは……NESTとやらにコンタクト取って情報集めのエージェントを一人雇用でもするか……
現地エージェントっつーのはかなりのアドだし、一発目のバカ技師みてぇなのはまず居ないでしょ。
おい、キルスティンてめーN.E.S.Tの人形だったのかよ。
顔合わせして二度目の絶句されて私も流石に苦笑いだよ。
ぶっちゃけ言うてキルスティンが416族嫌いっていうのと
うちのシーナが最初期416僻んでたのがマッチするっつーか
でっけぇ胸みて絶句する様子を書きたかっただけー♥
ちな喧嘩売った相手はしっかりミンチにされたそーな