if1 起業家ショタの家政婦堕ちルート
「お前、いくらだ?」
始まりはこの言葉だったと思う。
俺がその言葉に営業スマイルをかなぐり捨てて顰めっ面になったんだよ。
もうそれからはPMCの社長も不機嫌。
他のE.L.I.D発症予備軍の富豪サマもヒエッヒエッ。
俺を暗に買おうって言い出したのは一番年少な14歳の起業家サマ。
相当金に余りがあるのか、それとも別な何かあんのか……
「聞こえなかったか、お前いくらなんだよ」
「テメーのアホ発言にキレてんだよクソジャリ」
「ふん、人形の癖に人間に楯突くつもり?」
「あァ?テメーの頭に風穴開けても良いんだぞ」
ブチ切れる俺に対してガキンチョは尚も続ける。
社長は社長で端末にアレコレ打って……あぁ?もしかしてI.O.Pに確認してんのか?
「契約を交わす場合はこの金額」
「よし、買った」
「……は?」
ちらっと見えたのは正規に注文した場合の4倍の値段が記されていた。
それを見て即決したクソガキ、電子決済でささっとサインまで終わらせて……
嘘だろ、俺の意思関係なしにかよ……
「お前の名前はシーナか……ふぅん、まぁまぁだな」
「……うわ、マジかよ。オーナー登録が書き換わって……」
「近辺警護はコイツに任せる、後の治療に関しても一切任せるから後で書類送ってこい」
こうして怒涛の勢いで俺はガキ富豪に買われてしまった。
人形としての性能PRはもう十分だから丁度いいって?ふざけんなよ……
俺の人権は当然のように無視され人形としてこのクソガキに奉公しなきゃならなくなった。
「持ち物をとってくるのは認めてやる、2日以内にこの場所に来い」
「……ッ!ッ!!」
FCSのセーフティもかけられてコイツに対して照準も引き金を引くことも出来なくなった。
コイツの命令は絶対になったし最悪も最悪だ……
泣く泣く一生の別れになりそうなセーフハウスから装備品一式を回収。
さらにI.O.Pからインストールを強制された追加オプションのインストールをするハメに。
そして顰めっ面のまま指定ポイントにいけば……そこはまた汚染地域にほど近い労働者が多数いる地区。
その地区で一等豪奢とされるマンションの最上階だった。
中に入れば2家族程度であれば十分に暮らせそうなほど広い部屋だった。
呆然とする私に制服と称して与えられた衣装は……なんともまぁバカにしたものだ。
「お前に丁度いいスケベな衣装だろう?」
「……契約が切れたら覚悟しておけよ」
ニヤニヤと笑いながら尻を撫でてきている現ご主人様。
私の衣装は元々のアメスクにジャケットを羽織ったようなモノから一変。
ビキニメイド服という露出過多なメイドっぽい何かに変更された。
買い取り契約は永年ではなく5年リース契約。
I.O.Pとしてはまだ手放したくはないけれども金は欲しいしカモれそうだからとふっかけたんだな?
契約期間は私が延長を望むか追加契約を結ぶ事で延長される。
一応終身買い取り契約も存在するがそれは言い出さなきゃコイツに提示されることはない。
契約期間の間は私のオーナーはこのスケベ小僧になっていて膣もコイツのペニスにアジャストされている。
各種セクサドールとしての機能はアクティベートされ性奴隷として扱って良しな状態。
非常に不味い状態だけど……今の所はその心配は無いハズ。
名目上はコイツの近辺警護、ハンドガン一丁で何ができる……と思うがな。
「喉が渇いたな、シーナ、カルーアミルクを作ってこい」
「……かしこまりました」
メイドとしての立ち振舞等のパッケージがされたオプションもインストールされハウスキーパーとしても動けるようになった。
元々の家事統合パッケージとも相余って理想的な家庭の主婦とも言えるか。
見た目こそふざけてるしいやらしい事を考えているとしか思えないが……
カルーアミルクか、まぁ作れなくはない。
カルーア自体はこのガキンチョが持ち込んでいる冷蔵庫から引っ張り出せば良い。
「ミルクはお前のミルクが良いなぁ」
「なっ……悪趣味だな、ご主人様?」
「褒め言葉として受け取ってやる、はははは!!」
嫌なことだが基本的にメイドプラグインが入るとご主人様として登録された人間の言うことはほぼ絶対遵守。
どんなくだらない命令であってもほぼほぼ叶えようと動かねばならない。
特に自分の身体で実現可能な事であれば……
私の身体には母乳生成機能が搭載されていてミルクとして搾り出し混ぜることも可能だ。
「ほら、目の前で搾って作ってくれよ」
「かしこまりました……スケベ野郎なご主人様」
口が悪くなっているのはせめてもの反抗だ。
行動では従順なメイドとしてしか動けないのだから……自由意志が出せる言葉と表情では反抗していく。
カルーアを冷蔵庫より引っ張り出してロックグラスに注ぐ。
カルーアミルクの作り方は雑でもよかろう。
1:3の割合で入れてステア、つまり軽くかき混ぜるだけでいい。
問題はミルクだ……搾り出す量の調節をしなけりゃいけないし……
ばるんっ♥♥ぽよぽよ♥たゆん♥
「おぉっ、やっぱりデカいのが零れ出る様は良いなぁ」
一挙一動に大層興奮なさるご主人様の反応がウザい。
フリル加飾されたビキニトップをずらし上げてみれば鼻息荒くして言葉にしてくる。
ずっしりと実った118cmRカップの爆乳が自重でゆさゆさ揺れている。
それでいて確りと支える骨格とブラ無しで垂れることもない弾力を見せていて大きいながらに美しい丸みを見せる。
……大変不本意ながらご主人様の視線というのを感じると興奮してくるような身体になっている。
視線が突き刺さる胸元など分かりやすく興奮の色合いが見て取れる。
色白な肌はうっすらと赤みを帯びて血行の促進が見られる。
桜色で巨大な乳房に対してはちょっと小さめな乳首も固くなっている。
先端からは生成され始めた母乳が滴り始めていて乳白色の珠を浮かべていた。
感覚遮断も禁じられていてこの身を焦がすような欲求に苛まれ続ける。
高感度化パッケージの弊害もあるかもしれない。
びゅくっ♥ぷしゃぁぁぁ♥♥
「っ……♥」
自分の手で搾り出しているだけなのに性感で身体を強張らせる事にもなる。
乳腺で生み出された母乳が勢いよく噴き出していきグラスの中だけに留まらず置いたテーブルにまで飛び散る。
快楽で手元が狂うのもあるが勢いが調整できない……
額、胸元に汗が浮かんでくる。ボトムも汗を吸ってぺったり張り付いてくる。
太ももにも汗と愛液が垂れて面白い様相を見せている……私的には面白くないが。
「シーナ特製カルーアミルクです……くたばりやがれご主人様」
「おう、ごくろう!」
「んひっ♥」
軽くステアしてから差し出して侮蔑を投げかける。
すると……ぱしぃんとご褒美として胸に平手打ちが飛んでくる。
身体を仰け反らせてあえぐ事になるが……ご主人様はそんな私を見てニヤニヤするばかり。
「……甘いな」
「カルーアミルクとはそういうものです、ガキンチョ」
カクテルを飲むにしても普通は褒められたことじゃない。
成人してからって思うが……ここではこのご主人様が法だ。
金に物を言わせて黙らせてくる……
「お前のミルクが特別甘いんじゃないか?ちょっと飲ませろ」
「仰せのままに……くそったれ」
空になったロックグラスにミルクを注ごうと自分の胸を掴んだ。
しかしそこに待ったをかけるのはご主人様。
怪訝な視線を向けてみればジェスチャーで口を指さしている……まさかと思うが……
「授乳期はもう終わっていると思いますが?」
「良いから」
「……気持ち悪い」
ボロクソに言いながらもそれがオーダーだとなれば動かざる得ない。
14歳にしては小さめなご主人様の口に私の乳首を咥えさせる。
ちゅぷ、と音を立てて吸い付くご主人様……顔を赤くしながらちゅっちゅと吸い始める。
「……それ、で?ご主人様?」
快楽を噛み殺しながら伺いを立てる……しかし返事がない。
見下ろしてみればご主人様のクソ生意気な表情が鳴りを潜めていた。
両目を瞑り一生懸命吸いながら……なにかモゴモゴ言っている?
「ママ……姉ちゃん……」
……家族構成情報を閲覧してみよう。
ご主人様に関するモノは私も自由に閲覧できる。
ハウスキーパーとしての権限だ。
なるほど、E.L.I.D地域に固執するのも分かるかもしれないな。
父親、母親と双子の姉が居たらしい。
起業家として英才教育を受けていたご主人様は離れていた為に無事だったが……
母親と姉はE.L.I.D化、父親は食い散らかされて絶命。
延命しているのは同じ咎を背負いながら生きていこうってことか?
「ご主人様……ご主人様?」
「ん、なんだよ……お前はボクのメイドだからちょっと黙ってろ」
「僭越ながらご主人様は何故この地域に?」
「…………」
「化け物に食い散らかされる事をお望み……という訳ではないのでしょう?」
ちらっと見上げられる……何か言いたげだが……
「いくつもの屍の上に立っているのは承知の事と思いますが……」
「分かってる、お前が刈り取った命も元々はボクの配下だったヤツも居る」
「……では、ご主人様は何故?」
「……一人でも多く後に何か残してやりたいんだよ、金が一番だろうけどさ」
「左様、ですか……」
ただのエロガキだと思ったら存外良いやつなのか?
確かに狙撃で殺した人間の大多数は働き盛りの男が殆ど。
女子供は見なかったし老い先短いヤツも……子供はたしかにご主人様くらいか。
「アイツら必死なんだよ、言う事聞かないで働きまくって金をどんどん仕送りしているんだよ」
「……そのようですね」
「ボクはさ、パパママにこうなって欲しいって金稼ぎを叩き込まれたんだけどさ……何も、残ってないんだよ」
「……ご主人様、それは」
「ボクの二の舞いみたいなのはイヤじゃん、メッセージも何も残らないとかさ」
そういえばご主人様の企業は週に一度必ず家族へのメッセージを送付することを義務付けている。
守らなかったら強制送還するという罰則付きで……
「だから……わぷっ」
「そーですか、クソご主人様とか生意気言って大変申し訳ございませんでした」
「……むご、むぐ」
「……良いですよ、シーナが今だけはママでもお姉さまでも、なってあげましょう」
……流された訳じゃない。
ガキがこうして男を見せてるんだ、元男の大人として一肌脱いでも良いじゃんか。
今は女な訳だし……な。
「ぐぅっ、ぐすっ……ママぁ……」
胸に擽るこの暖かな感情は、なんだろな?
父性なのか母性なのか分からんが……悪くはない。
更新契約する時は前向きに考えておこう。
甘い香りとかすかな啜り泣き、頭を撫でる音と乳を吸いたてる物音が静かに奏でられる。
豪奢な部屋に二人だけの甘い空間が広がっていた。