「ほら、ここでもんじゃをひっくり返して。そう、すごいよ智紀!」
少しずつ丁寧にヘラで形を整え、ゆっくりともんじゃを回す。するともんじゃは弧を描き、鉄板の上に綺麗に落ちる。
「智紀ってもんじゃ焼くのって初めてなんでしょ? もしかして天才なんじゃない?」
さっきの緊張していた様子はどこにいったのか、愛さんは笑顔で称賛の言葉を送ってくる。距離感も近く、熱を帯びた吐息や胸が身体に触れるせいでどこか変な気分になる。
「別に普通ですよ。それより、いただきますね」
俺は出来るだけ平静を装い、完成させたもんじゃ焼きを口に運ぶ。口に入れるとソースの味が広がり、生地にはキャベツなどの野菜の旨みが染み込んでいて美味しい。
「どう?」
「美味しいです。愛さんのおかげですね」
「そっかぁ。あはは、照れるなぁ」
「むぅ……」
愛さんは頬を朱に染めながら微笑む。ただお礼を言っただけなのに、どこか妙な雰囲気になってしまった。
「先輩! かすみんにも食べさせてください!」
「あ、ああ……」
そんな空気を変えるように、かすみがいきなり明るい声で話しかけてくる。自分で焼けばいいと思うが、よほどお腹が空いていたんだろうか。
「どうだ?」
「はふはふ……すごく美味しいです! ありがとうございます、先輩!」
顔を向けると、かすみは顔を近づけて俺を見つめてくる。その表情はあまりに可愛く、思わずドキッとしてしまう。
「それで、次は何食べるの? 愛さん的にはこれがおすすめだなぁ〜」
「あ……えっと、じゃあそれでお願いします」
「ふぅ〜、お腹いっぱいだな」
「そうですね!」
あれから愛さんの勧めてくれたもんじゃ焼きを食べ終えると、俺たちは店を後にした。時刻はまだ六時前だが、少し早めに帰ることにしよう。
「先輩、手繋ぎましょう!」
「そうだな」
かすみの手を握り、そのまま駅まで歩き出す。なんだか恋人みたいだ。まあ実際、付き合っているんだが。
「ところでかすみ、今日も家に泊まってくか?」
「えっ!? いいんですか!?」
「もちろんだ。それに……もっとかすみと一緒にいたいしな」
「先輩……嬉しいです!」
俺の腕に抱きつき、かすみは嬉しそうな笑みを浮かべる。この笑顔を見るために、俺はきっとかすみと付き合ったんだろう。
―――それから電車に乗り、俺の家へと向かう。
かすみと付き合い始めて二週間以上が経ち、その間何度も俺とかすみとは身体を重ねてきた。その甲斐あってか俺たちの仲はどんどん深まっている気がする。1ヶ月経ったら、記念で旅行に行くのもいいかもしれないな。
そんなことを考えながら俺は電車に揺られていった。
「先輩、今日はありがとうございました。かすみん、すっごく楽しい1日になりました」
「そりゃ良かった」
家に帰り着きドアを開けるとすぐ、かすみは甘えた声を出して腕を組んでくる。本当に可愛い奴だ。
「それじゃあ風呂沸かすけど……先に入るか?」
「いえ、その……今日はかすみん、先輩と一緒に入りたいです」
「分かった。じゃあ準備してくるな」
「はい! 待ってますね」
浴室に行ってお湯張りをする。この分だと後5分も待てば入れるだろう。
「よし、行くぞ」
「はい」
リビングに戻ると、かすみはすでに裸になっていた。既に見慣れてるとはいえ恥ずかしげもなく全裸のままソファに座っている姿を見ると、どこかエロティックでドキドキしてしまう。
「さて、まずは身体洗うか?」
「そうですね…。かすみんが先輩のこと洗ってあげます」
「それはありがたいな。頼むよ、かすみ」
「任せてください!」
元気よく返事をしたかすみに背中を向け、俺はイスに座った。すぐにスポンジを持った手が背中に触れてくる。
「うわ、筋肉すご……。鎖骨もゴツゴツしてて硬いし……」
感嘆の声を漏らしながらかすみは俺の身体を洗い始める。指先でなぞるように触れられると、くすぐったさと同時に快感も感じてしまう。
「別に普通じゃないか?」
「き、聞こえてたんですかっ!?」
あの声量で聞こえてないと思ってたのだろうか。
「ああ。それより続きをしてくれないか?」
「あ、はい。わかりました」
かすみは再び身体を洗い始め、今度は胸や脚を重点的に洗っていく。股間に触れる時は躊躇いがちに、しかしねっとりとした手つきで肌をくすぐるかのように触ってくる。
「あの、先輩……」
「どうした?」
「裸エプロンと執事服、どっちを着たいですか?」
「……」
突然の質問に思わず黙り込む。どっちを着たいかということは、俺にその服を着て欲しいということだろうか。
前世の価値観で考えると彼氏に露出度の高い服を着て欲しいと言うことも少しは納得できるが、正直どちらも着たくない。というより、かすみの性癖がそっち方面だったことによるショックが大きく、何と答えればいいのか分からないというのが本音だ。
「あー……えっと……」
「まぁ、それはまた今度ということで」
「え?」
かすみは苦笑いを浮かべながら俺から離れる。どういうことなのかと振り返ろうとするが、それよりも早く肉棒を握られる。そしてかすみは、ゆっくりと肉棒にキスをした。
「……もう限界です。ん……ちゅ……ちゅぷっ」
「っ!?」
柔らかい唇が亀頭に触れたと思った瞬間、温かく湿った舌先が裏筋を舐め上げてくる。それだけでも十分気持ちいいのが、さらに両手を使って竿をしごかれる。
「あむ……れろ……んぅっ」
「くっ……かすみっ」
「ふぁい? なんれふか?」
「そこで喋らないでくれ……っ!」
「ふふっ、ん───」
かすみの吐息が鈴口にかかり、腰が震えるほどの刺激を感じる。そんな俺を見て気をよくしたのか、かすみは嬉しそうに微笑みながら陰茎を口に頬張ってくる。
「んっ、じゅる……ちゅぱ……はむ……んん……」
「く……かすみ、もういいから……!」
「ん……まだダメですよ。もっといっぱい奉仕しますから」
俺のモノを喉奥までくわえ込み、かすみは激しく頭を上下させる。柔らかな舌が絡みつき、吸い上げられる度に身体中に快楽の電流が流れていく。
「ぐ……かすみ、出る……!」
「ひいでふよ、いっはいらひへくらはい」
「あっ……!?」
尿道口から精液が溢れ出すのを感じながら、俺はかすみの口内に射精してしまった。しかし彼女は嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうに精を飲み込んでいく。
「ん……ごくっ……はぁ……たくさん出ましたね」
「……悪い」
「謝ることなんてありませんよ。先輩のなら、いくらだって飲めちゃいます」
かすみはニッコリと笑う。その笑顔を見ると愛しさや可愛らしさと同時に淫靡な魅力も感じてしまう。
「それじゃあ次はかすみんの番ですね」
「ああ、たっぷりお返ししてやるよ」
「きゃっ!……先輩、いきなりはずるいです」
そういいつつ、かすみは満更でもなさそうな表情を浮かべている。
「すまん、我慢できなくて」
「しょうがない人ですね……。今日は先輩にサービスする日なので、好きにしていいですよ」
「分かった」
それならばその言葉に甘えさせてもらおう。俺はかすみを押し倒し、覆い被さるような体勢になる。
「あ……先輩の手おっきぃ……」
「……あんまり煽ってくれるなよ」
こちらに期待に満ちた目を向けてくるかすみを尻目に、彼女の秘所に指を伸ばす。そこはすでに湿っており、軽く触れただけでも水音が聞こえるほどになっていた。
そのまま中へと押し進めると、膣内は熱く潤んでいた。まるで搾り取るようにうねるヒダをかき分け、最深部まで到達すると子宮口に突き当たる。
「あぁっ、だめぇ、そこは弱いんです……」
弱点を見つけた俺は、執拗にそこに指先を当て続ける。やがてかすみは切なげに身を捩らせ、甘い声で鳴き始めた。
「あ、ああ……んぅっ、先輩……お願いだから、早く挿れてくださ……」
「ああ、分かってる……」
すでに俺の理性はほとんど残っておらず、ただ目の前の女を犯したいという欲求だけが身体を支配していた。
「かすみ……」
「せんぱい……」
俺たちは見つめ合い、自然と唇を重ね合う。お互いの唾液を交換し合うような深いキスをした後、ゆっくりと離れる。
「いくぞ……」
「はい……きて……」
いきり立った剛直を彼女の入り口に押し当て、一息に挿入する。
「あぁっ!! きたぁっ!」
「くっ……締め付けすぎだ……っ」
「ごめんなさいっ、でも、止められないんです……!」
脚を俺の腰に絡めさらに強く抱きついてくるかすみは、少しでも多くの快感を得ようとしているかのように、身体全体で肉棒に媚びていた。
「はぁっ、ん、ちゅ……れろぉ……んんっ」
「んっ……」
行為中でもキスを求めてきたので応えてやると、彼女は満足げな表情になりながら舌を絡ませてくる。それと同時に膣内がどんどん収縮し肉棒を刺激してくるので、気を抜いているとすぐに果ててしまいそうだ。
「かすみ、動くからな」
「はい、いっぱい突いて下さい……!」
かすみの要望に応えるべく、ゆっくりと抽送を開始する。初めは緩慢だった動きは徐々にスピードを上げていき、パンッという乾いた音と飛び散る汗とともに肌同士がぶつかり合う。
「あんっ、すごいっ! 先輩のおちんぽ、気持ちいいです……っ!」
「早くするぞ……!」
腰の抽送を速め、さらに勢いよく腰を打ち付ける。膣壁が陰茎をぎゅっと包み込み、精液を絞り取ろうとしてくる。
「あっ、あっ、んぅ……! はげしぃ……!」
「はぁ……はぁ……」
快楽に溺れるように、俺たちはひたすら互いを求めあう。何度も絶頂を迎えながらも、お互いに止まることはない。
「あっ、またイキます……!」
「かすみ、そろそろ中に出すぞ……!」
「くださいっ、先輩の精子いっぱい注いで……!」
ラストスパートをかけ一気に加速させていく。膣内の痙攣が強くなっていき、限界が近いことを知らせてくれる。
「ああぁっ、イクッ、イッちゃいます……!!」
「ぐ……出る……っ!」
どくんと白濁液を吐き出し、かすみの膣内を染め尽くす。かすみは自分の性器を俺の陰部へ押し付け、一滴も外へ出ることを許さない。
「あぁ……出てるぅ……熱いのたくさん……嬉しいです……」
かすみは幸せそうに微笑みながら呟く。射精はなおも続き、結合部から溢れ出した精液がシーツに大きな染みを作っていた。
「ふぅ……かすみ、大丈夫か?」
「はい……ちょっと疲れましたけど平気です」
そう言って優しく笑う彼女の頭を撫でると、彼女は息を切らしながらも俺に喋りかけてくる。
「えへへ……。ねぇ、先輩。もう一回しますよね?今度は後ろ向いてください」
「……ああ、分かった」
女性の性欲が強いこの世界でセックスが一度で終わるはずもなく、俺たちの夜はまだまだ続くことになりそうだ。
「先輩、今日は覚悟してくださいね?」
この日のかすみはいつにも増して乱れており、行為を始めて六時間後、俺たちは死んだようにくっつき合いながら眠ることになるのだった。
メスガキしずく(短編&R15)需要ある?
-
ある!
-
無い……
-
早く本編を進めろ