『起きろ』というメッセージを伝えるかのように、聴き慣れた電子音が耳を刺激する。心地よい時間を邪魔されたことに苛立ちを覚えつつ、手探りで携帯を探し当て、騒音の原因であるアラームを止める。
今日は月曜日か。
少し前までは出勤することの辛さで憂鬱でしかなかった今日だが、今は違う。なんて言ったって俺は高校生で、しかもハーレムを作れるのだ。女の子を抱き放題という事実だけで、全てにおいて意欲が湧いてくる。
昨日はかすみと夜遅くまでセックスをしていたせいか、若干体が重い。俺は眠気眼を擦りながらベッドから這い出て居間へと向かう。冷蔵庫から冷たい水を取り出し、一気に飲み干す。
ふぅ……目が覚めた。
朝食を摂ろうとキッチンに向かうが、そこには誰もいない。そういえばこの世界の両親は、仕事の関係で海外にいることを思い出す。
このまま何も食べないわけにはいかないので、とりあえずトーストを焼いて、目玉焼きを上に載せる。ベーコンエッグとかピザトーストでも良かったのだが、そこまで腹が減っているわけではないのでやめておいた。俺は食パンを齧りつつ、テレビをつける。
適当なチャンネルをつけるとニュースをやっていたので、それを見ることにする。ニュースの内容はと言うと、『女性議員、男性議員に痴漢か。戦いは法廷へ』や、『男性生徒、女性教員からの性被害を裁判で訴える』などと言った、女性の男性による性犯罪のニュースばっかりだ。こういうニュースを見ると、改めてこの世界の男女の価値観が前世と違うことを実感する。
食事が終わった後制服に着替え、俺は足早に家を出る。家から虹ヶ咲学園までの距離は近いが、それでも学校に慣れる余裕が欲しいからだ。通学路は相朝早くだからだろうか、人通りが少なく車もあまり通っていない。おかげで信号待ちをすることなく、スムーズに進むことができた。
デカイな…。
小走りで数分後、虹ヶ咲学園に初めて着いた感想がそれだった。もちろん記憶である程度把握していたのだが、実際に見るとスケールの大きさに驚く。流石は日本有数の名門校だ。俺は圧倒されつつもl門を通り抜け、玄関へと向かう。下駄箱から靴を取り出そうとしたとき、後ろから声をかけられた。
「おはようございます! 智紀先輩!」
「ああ、おはよう。かすみ」
振り返ると、かすみがこちらに向かって駆け寄ってくる。その様子はまるで主人を見つけた犬のようだ。俺の前まで来ると、嬉しそうに肩や背中を触ってくる。そんな若干変態的な行動に、俺は思わず苦笑を浮かべてしまう。
「ところで先輩! 今日、弁当一緒に食べませんか?」
「ああ、別にいいぞ。けど、いきなりどうしたんだ?」
かすみは昨日聞いたところ、同好会のメンバーとご飯を食べているらしい。なので、急に俺を誘ってきたのは少し意外だった。すると恥ずかしそうに頬を赤らめながら、理由を話してくれる。
「しず子やりな子を紹介したいのもあるけど、先輩と一緒にご飯食べたくて……」
しず子やりな子、というのは確か同級生のことだったはずだ。○○子というのは、恐らくかすみ独特の愛称だろう。しかしその言い方だと、俺と弁当を食べたいのが本音のように聞こえる。というより、実際そうなのだろう。なんだか照れ臭くなった俺は、頭を掻きながら目を逸らす。
「そうか。じゃあ、昼休みに屋上で食べないか?」
「はい! 楽しみにしてますね!」
かすみは満面の笑顔でそう言うと、自分の教室へと小走りで向かっていった。かすみが遠くなってくのを確認した後、自分の教室へと向かう。
階段を登って右に曲がると、すぐそばに教室がある。2ーC、それが俺のクラスだ。教室には既に女子がいるのか、楽しそうな会話が聞こえる。俺はドアを開け、クラスメイトに挨拶をする。
「おはようございます」
しかし、返事が返ってこない。一体どうしたのだろうか。不安になって女子達の顔を見てみると、完全に表情が固まっていた。何事かと思い俺が怪訝な顔をすると、焦ったようにクラスメイトは挨拶してくる。
「お、おはよう!」
「おはようございます!」
「おはよ〜」
席に座り一息つく。なんか変な雰囲気だったな。さっきの謎の沈黙に首を傾げつつ机の中に教科書を詰めていく。
「ねぇ智紀くん、おはよう!」
「お、おはよう鈴家君」
「はい、おはようございます」
席に近づいてきた女の子2人から話しかけられる。確かこの二人は、昨日同好会の写真で見た二人だ。黒いツインテールが
「それにしても智紀くん、朝来るの早いね」
「そうですか?」
女子が数人集まっているし、特別早く来たようには思えないのだが…。俺の困惑を察したのか、上原が答えてくれる。
「ほら、男子って朝くるの遅いから……」
「あっ……」
この世界の男子は草食的であまり活発じゃないことを、上原の言葉で思い出す。きっと挨拶もあまりしないのだろう。そう考えると、さっきのクラスメイト達の反応に納得できる。
「でも驚いたよー! 智紀くん、この前挨拶しても返事してくれなかったからさ」
「ちょっ、ちょっと侑ちゃん! そんなこと本人の前で言わない方が……」
どうやら、前の俺はよほど女の子が嫌いだったらしい。無視は流石にやりすぎだろう…。まぁ、この世界ならよくあることかもしれないが。それでも申し訳なく感じた俺は、一応謝っておくことにする。
「そうか…。高咲、上原、この前は悪かったな」
「えっ!? べ、別にいいよ!気にしてないし!」
「うんうん、大丈夫だから!」
「わかった。ありがとう」
俺が礼を言うと、何故か慌てふためく高咲。その顔は真っ赤に染まっている。すると、横にいる上原も同じように顔を赤くしていることに気づく。そしてなぜか俺のことをチラチラと見てくる。一体なんなのだろう。 そうこうしているうちに男性も少しずつ登校してきて、チャイムが鳴った後に、先生が入ってくる。
「みんな座れー。HR始めるぞー」
その言葉と同時に、全員一斉に椅子から立ち上がり、挨拶をする。これが二週目の高校生活の始まりでもあり、俺のハーレム生活の幕開けだった。
午前の授業が全て終わり昼休みになる。始めての授業は女子の目が気になり、あまり集中できなかった。何というか、視線がねっとりしてていやらしいのだ。世の男性も常日頃この視線を向けられているのなら、女性が嫌いになっても仕方ないのかもしれない。
そんなことを思いながら、屋上に向かうために立ち上がる。そして教室を出ようとした時、背後から声をかけられた。
「ねぇ智紀くん、弁当一緒に食べない?」
声をかけてきたのは高咲だった。後ろにいる上原も、ちらちらとこちらを見てくる。せっかく誘ってくれたのは嬉しいが、2人とはあまり親しくないのでお互い気まずくなるだけだろう。それにかすみとの約束もあるので、丁寧に断ることにする。
「いや、今日は先客がいるから遠慮しとく」
「そっか……じゃあ、今度また誘うね!」
「ああ、ありがとな」
俺は軽く二人に礼を言い、教室を後にする。階段を登り屋上に出ると、既にかすみがベンチに座って待っていた。横には二人かすみの友達も座っており、こちらを見つめているのがわかる。
「先輩! 来てくれたんですね!」
「ああ。待たせたか?」
「いえいえ、全然待ってませんよ!」
「えっと、かすみさん……その方は?」
かすみと話していると、かすみの友達が話しかけてくる。
腰までかかりそうなほど長いダークブラウンの髪をハーフアップにし、赤い大きなリボンで纏めた少女。前世だったら清楚系と間違いなく言われてたであろう彼女は、俺とかすみとの会話に割り込むのを少し躊躇しながら聞いてくる。
もう片方の女の子は、ピンク色の髪の頭頂部にアホ毛がぴんと跳ねており、手にはスケッチブックを持っている。小動物系と言うのだろうか、身長はかなり小さくすっぽりと抱き締めれそうだ。それにスケッチブックを持っているということは、絵でも描いてるのだろう。
「ふふ〜ん。先輩はね、かすみんの彼氏なの!」
「か、彼氏!? しかもかすみさんに!?」
「かすみちゃんに彼氏…? 璃奈ちゃんボード『あわわ』」
俺との関係を伝えると、2人は驚いている様子だった。前世で例えると、いきなり男友達が可愛い彼女を連れてきたって感じだろうか。ていうか、璃奈ちゃんボードってなんだよ。
しかし、この2人もなかなか可愛い容姿をしている。流石スクールアイドルと言うべきだろうか、二人とも謎のオーラがある。
「あ、あの……。私は
「ああ、俺は鈴家智紀だ。よろしく」
最初に自己紹介してきたのは桜坂だった。丁寧な口調と物腰柔らかな姿勢に好感を覚える。だけど、なぜか顔を赤く染めており、口元もにやけている。一体どうしたのだろうか。
「私は
「よろしく。ところで、璃奈ちゃんボードって何なんだ?」
さっき出てきた疑問を口に出すと、天王寺は自分の持っているスケッチブックを開き、あるページを見せてくる。そこには可愛くデフォルメされた顔文字が書かれていた。
「これは私が作った顔文字。これを使って感情を表してるの。例えば…璃奈ちゃんボード『にっこりん』」
笑顔のページを見せながら説明してくる天王寺。なるほど、こういうものなのか……。
「へぇー、面白いこと考えるんだな」
「そう言ってくれると嬉しい。璃奈ちゃんボード『てれてれ』」
そう言いながら顔を赤くするページを見せてくる天王寺。恐らく、素での感情表現は苦手なんだろう。それでも別の形で伝えようとする彼女の気持ちは、とても素敵に思える。
「先輩……早く食べましょう! もちろん先輩はかすみんの隣で!」
若干嫉妬を感じたかすみの言葉に威圧されつつ、俺達は弁当を食べ始めることにする。そういえば、女子と学校で弁当を食べるのは初めての経験だ。
「智紀さんとかすみちゃんってどうやって出会ったの?」
「それ、私も気になります!」
唐突に璃奈としずくがそんなことを言ってくる。出会い方か。どこから話すべきか迷うな。普通に最初からでいいだろうか。
「ちょっと前にカフェでかすみにナンパされてな、それで知り合ったんだ。それから色々あって、今こうして付き合ってるわけだ」
「そうなんですか。いいなぁ…。かすみさん、こんなに綺麗なお兄さんを口説いたんだ……」
「私も羨ましい。かすみちゃん、代わって?」
「絶対代わらないからね!? しず子にもりな子にも、先輩は渡さないから!」
かすみは天王寺の冗談に突っ込みを入れていた。そして俺の方を見て優越感にでも浸ってるのか、ドヤ顔をしてくる。少しムカつくが可愛さの方が勝つのは、本人の努力の賜物だろうか。
そんなこんなで、楽しいおしゃべりの時間はあっという間に過ぎていくのだった。
「んっ、ああっ、はぁっ、先輩……。ふ、二人はどうでしたぁ…?」
時刻は放課後。俺が帰ろうとするとかすみが家に行きたいと言ってきたので、一緒に帰ることにする。部屋に入った瞬間、俺はかすみを抱き締め、なだらかな胸を揉みながら二人の話をする。
「ああ、二人とも凄く可愛かったよ。特にしずくはしっかりしてそうだけど、俺に会った時目がギラついてたのがギャップがあって面白かった」
「あはは、よかったですぅ……」
食事中、喉仏が動くのを視姦していることに気づいた時は複雑だった。指摘はしなかったが、二人とも目が合うたび真っ赤になってたな。俺のそんな話を聞いてかすみは嬉しそうに笑っている。きっと、二人を俺が気に入ったのが嬉しいんだろう。本当に同好会のみんなが好きなんだな。
「でも、今日はかすみんを見てくださいね?」
頬を赤く染めながら潤んだ目で見つめてくる。その言葉を聞いた俺は、たまらずかすみを優しく押し倒す。
するとかすみはゆっくりと目を閉じ、キス待ちの状態に入った。その姿を見て、俺は堪らず唇を奪う。
最初は軽く触れ合うだけだったが、段々とお互いの舌を求め合い、絡め合わせて深くなっていく。
「ちゅっ、くちゅ、ちゅぷ……」
お互いに呼吸が荒くなり、酸欠気味になりそうにだったため、俺達は一度口を離す。その際唾液が糸を引いており、それはとても扇情的だった。
「はぁ、はぁ……。先輩とのキスって興奮しますね……。そろそろハメて貰ってもいいですか?」
この世界特有の下品な言葉を使い、セックスをしようとするかすみ。前世では考えられないような言葉だが、これにも慣れてしまった自分がいる。
「わかったよ」
ズボンを脱ぎ捨て大きくなった肉棒を取り出し、かすみの膣に手を入れる。秘部は既に濡れており、指先でなぞっただけでビクビクと震えているのがわかる。
「んっ! そこ気持ちいいです…。もう我慢できません。入れますね……」
かすみは腰を上げて後ろ向きになり、バックの体勢になる。俺は彼女の細い腰を掴み、一気に肉棒を挿入した。
「くっ……! 相変わらずきついな……」
「あんっ! はぁ……先輩のおちんちんでいっぱいですよぉ……」
かすみの中はまるで処女のようにとても狭く、入れただけでも強い締め付けを感じる。昨日所女を奪った穴に、俺はゆっくりと剛直を飲み込ませていく。
「動くぞ」
「はい……。動いてください」
かすみが許可を出した瞬間、肉棒を使って膣穴をこじ開け、抽送を始めていく。
「あんっ! はげしいぃ……!」
パンッ!と肌同士がぶつかる音が部屋に響き渡る。それと同時に愛液も飛び散っており、部屋中に淫靡な匂いが立ち込めていく。亀頭で子宮口を抉るかのように突くと、気持ちいのか震えが激しくなってくる。
「やばい……めっちゃ気持ちいいわこれ……」
昨日も思ったが、俺とかすみの体は最高に相性が良いらしい。秘部と肉棒はまるで元々そうであったかのように、俺のものを包み込んでいく。そんなことを考えながら一定の速度でピストンを繰り返していく。
すると絶頂を迎えそうなのか、シーツを握りしめ必死に快楽に耐えようとしているかすみが目に付く。それを見て嗜虐心がくすぐられた俺は、一旦動きを止める。
「あ、今イケそうだったのに……」
「かすみ、イキたいか?」
「え?……はい。イカせて欲しいです」
「ならちゃんとおねだりするんだ。できるな?」
男女の価値観や貞操観念が逆転しているこの世界では、男性上位でのセックスは珍しい。単純に女性がしたくないのではなく、男の性欲が少ないため、自分から腰を振ろうと思わないのだ。なので女性が男性におねだりをするというのは、なかなかレアな体験のはずだ。
「うぅ……。先輩のいじわる……。先輩の、太くて長い立派なおちんちんを、かすみんのぐちょぐちょオマンコに入れてイカせて下さい……」
「よく言えたな。じゃあご褒美だ」
再びピストンを再開し、膣壁を激しく突き上げる。中を擦るたびに反応は強くなっていき、表情も快楽を必死で我慢している顔から、涎を垂らした蕩け顔に変わっていく。
「あっ、イクっ! イッちゃいますぅぅ!!」
ビクンっと体を大きく跳ねさせ絶頂を迎えるかすみ。俺もかすみがイッたのを見計らい、欲望を放出する。ドクンドクンと脈打つような大量の精液が吐き出されていき、かすみの中を満たしていく。
「はぁ、はぁ……。先輩の熱いの出てます……。んっ、ちゅっ……」
かすみは俺の首筋を舐めるようにキスをし、甘噛みをしながら吸い付いてくる。同じところに吸い付いて跡を残そうとするのは、まるでマーキングをしているかのようだ。
「ふぅ……。ありがとうございます先輩」
「こちらこそ」
ゆっくりと肉棒を抜き取ると、ドロリとした白い液体が流れ出してくる。その光景をぼーっと眺めていると、不意にかすみが抱きついてきた。顔色は火照っており、表情は快楽に沈みきっている。
「ねぇ、せんぱい……。もう一回したいんですけど、ダメですか? 今度はかすみんが気持ちよくさせたいです……」
上目遣いでおねだりをするかすみは可愛いが、これ以上の性交は疲れが溜まって明日に響くだろう。しかし、こんな風に可愛くお願いされて断れるはずもなく……。
「……ああ、いいぞ」
どうやら俺の高校生活は性に溺れるらしい。かすみの性欲を見てどこか諦めに似た感情を抱きながらも、俺は行為を続けるのであった。
虹ヶ咲以外にグループ追加するとしたら何が見たい? ※今後の参考にするだけです。筆者の気分によって、出てくるアイドルグループは変わります。
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Liella!