原作を壊したので独自ルートでハッピーエンドを目指す 作:悪の組織カルデア
――――特異点を作ってからそれなりの時が流れた。
この特異点に名を付けるとするならば断界創世卵エデンにすべきだろうか。
事実、ここでの時間は本当に天国に居るみたいな時間だった。
日々の食材の用意と清掃は全てゴーレムがやってくれるし、ただ過ごすだけならば僕達がやる事はそんなに無い。とは言え、全く何もしないというのはそれはそれで問題があるし、食事を作ったり家の掃除等はやっている。
それでも天国のように思えるのだ。
元々現代日本で暮らしていて、何の因果か江戸時代に来たんだ。
昔は良かったと過去を美化するのはよくある話だが、自分がその立場になったら辛いだけだ。
エアコンとか暖房が無い世界とか生きるだけで大変だ。
「本当、天国だよねぇ」
温泉に浸かり空を見上げる。
疑似的な空とは言え、浮かぶ月ほ綺麗としか言いようがない。
ただ明日は雨を降らせる事になるからこの月は見れなくなるが、それはそれで風情がある。
「緋真はどう思う?」
「――――ええ、そう思います」
「だよねぇ。温泉も作って良かったよ」
一緒に温泉に入っている緋真と談笑する。
湯の中である為、当然裸だ。タオルすら巻いていないが不思議なことでは無い。
現世ではまだ江戸時代、場所によっては禁止されているところもあるにはあるが、基本的には混浴だ。
まぁ、流石に体感一年くらい時間が経てば慣れもするか。
そう思いながら御猪口に入った酒を呷る。
この特異点は比較的尸魂界に近く、霊子で構成されている。
そのせいか現世で生きる人間の僕も死神並みの寿命を獲得する事になった。
これは器子で構成された現世と霊子で構成された尸魂界の違いなのだろう。緋真やルキアも今は義骸に入ってるから現世に行けば他の人間にも視認可能になるが。
そう考えながら僕は緋真にお酒を差し出す。
「緋真もどう?」
「お気持ちは嬉しいですが遠慮します。ルキアのお世話がありますし」
「ルキアの世話ならゴーレムに任せてあるから大丈夫だよ。たまには緋真も息抜きしなきゃ」
「そうですか? なら、頂きます」
緋真は差し出された御猪口を手に取りお酒を呑む。
「美味しいですね」
「そうでしょ? ささ、もう一杯」
空っぽになった御猪口にお酒を注いでいく。
どうやら自分の思惑通りに進んでいるらしい。
この特異点を作ってから体感一年くらいの時が経過した。当然の事ながら僕とて性欲は溜まっていく。
現世に赴いて遊郭に行けば良いとは思うが、ここで暮らし始めてからは外にすら赴きたく無い。と、いうか緋真と暮らしていている以上、彼女に好意を持つのは至極当然だ。
僕だって男の子なのだ。一緒に暮らしている女の子を性的な目で見るのは当たり前だ。姉妹丼を妄想するのだっておかしい事じゃ無い。
尤も、彼女は僕のことを意識してないみたいだが。ルキアの事もあるからそんな余裕が無いだけかもしれない。
ただこの特異点で暮らす以上、彼女が僕以外の男と出会う事は無い。
原作で結ばれた白哉と会うことすらないのだ。
――――ならば僕が貰っても良いだろう。
出会いすら無い上に一緒に暮らしている。
加えて時代が時代なのだから夜這いが当然でもある。貞操の感覚が現代日本――――未来とは違うのだから。
まぁ確実に事に及ぶ為にお酒を呑ませて酔わせているのだから、我ながら酷いとは思うが、彼女も僕と契約を交わした以上こういった事をされても文句は言えない筈。
と、色々と言い訳を重ねているが結局のところ我慢出来そうに無い。
緋真が悪いんだよ。そんな無防備に何もかも晒して――――。
そんなドロドロぐちゃぐちゃになっている思考を外に出さないように笑みを浮かべながら、緋真にお酒を勧め続けた。
※
すっかり酔っ払った緋真を寝室に連れて布団に寝かせる。
顔がすっかり真っ赤になっている緋真を介抱する。
「緋真、大丈夫?」
「うぅ…………すみません。飲み過ぎました」
「少し休んでいた方が良いよ」
意識も朧気なのか緋真は頭を抑える。
そんな彼女の手を取り、覆い被さった。
「く、邦幸…………さん?」
「ねぇ――――緋真。男の人の前でそんなに無防備になるのはちょっとまずいと思うよ」
緋真の顔に触れながら、彼女の股下にも手を伸ばす。
これから何をされるのか察したのか、緋真は身じろぎしようとするが酷く酔っているせいかあまり動けていない。
そんな動けない緋夏に対し、僕は彼女の秘所に指を這わせる。
「ひゃ――――く、邦幸さん…………!?」
信頼している相手の突然の行動に困惑する緋真の唇を奪う。
舌を這わせて絡め取り、互いの唾液を交換する。決して逃がさないと言わんばかりに。
緋真もまた同じように舌を絡め合う。尤も彼女は僕とは違う理由で、呼吸をしようと舌を絡ませているが。そんな彼女の秘所に指を入れる。
陰核を剥いて捏ねくりまわし、濡れたら中に指を入れ膨らんでいるところを刺激する。
「ん、むぅ! むぐっ!?」
緋真は真っ赤だった顔を更に真っ赤にし、身体を震わせる。
与えられた快楽は彼女にとって初めてのもので、初心な彼女にはあまりにも大き過ぎた。
サーヴァントや遊郭で練習しておいたので、例えそういった経験すらない小娘が相手でも快楽を与えられるようになっている。こう見えてもそっちの経験は百戦錬磨になっている。それに加えてサーヴァントの中から房中術とかの知識を手に入れている。
それに加えて酷く酔っていて抵抗出来ないんだ。このまま堕とすのなんて容易い事だ。
「――――んっ!」
ビクビクと緋真は身体を震わせる。
どうやらイったらしい。処女の生娘を相手でもイかせられれるかは不安だったが問題無いらしい。
「あ、あ…………」
唇を離して緋真の顔を見つめる。
あまりの衝撃に目の焦点はあっておらず、身体を震わせている。
そんな正気に戻ってない彼女に攻勢を仕掛け、自らの怒張した陰茎を彼女の膣にゆっくりと入れる。
「ひぅっ!?」
いくら丹念に解していたとはいえ、処女だからか痛みが彼女を一瞬だけ正気に戻す。
だが魔術も行使した性交によって与えられる快楽には抗う事も出来ず、快楽の渦に流されるだけだった。
「あっ、あっ、あっ!」
喘ぎ声を上げる事だけしか出来なくなった緋真を抱きしめつつ、性感帯を刺激する。
そして彼女の身体が震えた瞬間を狙って、僕も性を放つ。
「ああ、熱…………あ、あぁ…………」
子宮で精液を受け止め、その熱さを味わう緋真。
そんな彼女に耳打ちをする。
「緋真、僕の子を産んでほしい」
その言葉と共に再び腰を動かし始める。
「緋真の事も、ルキアの事も絶対に幸せにする。だから僕のものになって」
快楽を与えて脳を溶かし、正常な思考が出来ないようにする。
そして緋真は僕の問いかけに頷いた。
「――――はい」
「うん。必ず幸せにするから」
そう言って激しく動き出す。
性行為が終わったのは夜が更けてからだった。