無限城に生捕にされたしのぶが童磨に陵辱され続けた末鬼の子を孕む話 作:イアロツス
____異空間・無限城。
べん、と。
久方ぶりに琵琶の音が響いた。
「無惨様!」
書斎に風が吹き抜け、机に散らかされた幾冊かの本の頁がぱらぱらとめくれる。無惨は背後に冷たい気配を感じた。それが今しがたの朗々とした呼び声の主であるとは、未だに信じがたかった。
「ただいま参上致しました!」
「…
無惨は振り向くこともなく、安楽椅子に掛けて薬学の小難しげな書物を読み耽っている。
先だっての戦いの負傷はさしもの彼でもすぐには
声色も心なしか
「何用でございましょうか。
「…その通りだ。その後、あの女はどのように管理している?」
そう。行方不明となった蟲柱・胡蝶しのぶはというと、童磨との一戦で瀕死に追いやられたのちに鬼舞辻らに身柄を拘束されていた。
「ご安心くださいませ!傷は我が教団の者に治療させました。つい先日意識を取り戻しましたので、現在は自害できないよう拘束・監視のもと城内の座敷牢にて
「体力の消耗が最も危険と判断したのか、さんざ拒んでいた飯を今朝ようやく口にしましたよ。
折角人間用の物を
「…」
彼の馴れ馴れしい軽口に無惨は苦虫を噛み潰す。
この男は感情表現がいちいち大げさなくせに、そのどれもが妙に薄ら寒く鬱陶しい。人並み外れて短気な無惨でなくとも、その神経を逆撫でするような言動には苛立ちを覚えるだろう。
しかしながら、最高戦力の一角である
「…童磨」
「はい!」
「貴様には『特別任務』を与える。達成まで何年、ともすれば何百年かかるか、私にも見当が付かない。しかしながら現在鬼狩り共は半壊状態だ。」
「言い換えるならば…、我々は謂わば冷戦期にあると言っていい。
太陽克服に向けてあらゆる可能性を模索する
私達は鬼狩り共とは違い衰えない」
「特別任務、でございますか!?」
(たとえ黒死牟や猗窩座がこの場にいたとしても…この件は彼奴が適任だろう)
下世話な考えが頭に浮かび、無惨は眉を
「そうだ。即ち…」