【R18】初心な年下男性へのいけない気持ちが抑えられなくなってしまう女性の話 作:【R18】木村直輝
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「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
「いや、私こそ……。本当にごめんなさい」
私たちは謝り合っていた。
「あの、薬。買いに行きます」
そう言って蔓村さんがスマホに手を伸ばす。
「いや、自分で買って来ますよ。私が、しちゃったし……」
言っていて顔が真っ赤になるのがわかる。
蔓村さんのこと、襲ってしまった……。自分から、あんな……。
「いや、でも、俺が……、その……、わかんなくなっちゃったから……」
蔓村さんも恥ずかしそうに瞬きを繰り返して、視線を落とす。
蔓村さんは、やっぱり可愛い。
「あの。とりあえず、シャワー浴びません?」
「あっ、ごめんなさい。先、浴びて来て下さい。あの、俺その間に調べとくんで。ほんっとごめんなさい。明日 早いのに」
「……なんでそうなんですか。蔓村さんは」
「え?」
「そうじゃなくて。そうじゃなくて、その。よかったら、一緒に浴びませんか? シャワー……」
「えっ、いや……」
「嫌ですか?」
「いやっ、嫌じゃないですけど……」
「じゃあ……」
私はそう言って蔓村さんの手に手を重ねる。びくっとする蔓村さんの手から、スマホを布団の上にどける。
「一緒にシャワーを浴びて、始発まで、一緒に寝てくれませんか? ピルは、始発で一緒に貰いに行きましょう」
「いや、でも……。早い方が……少しでも……」
「でも、ピル、たしかけっこうしますよ? タクシー代も考えたら、流石に厳しくないですか?」
「それは、俺がなんとか……。貯金も、少しは……」
「ああ、もうっ! 私はもうちょっと蔓村さんと一緒にいたいんです! ……それとも、嫌……ですか? さっき好きって言ってくれたのは、……勢い、ですか。ほんとは私なんて、嫌ですか……?」
「いやっ、それは違います! 嫌じゃっ! 嫌じゃないです! それは、それだけは違います……。俺は渡さんのこと、好きです。ずっと前から、好きです。渡さんが。……でも、だから」
「じゃあ……」
私は蔓村さんの口をふさぐように、ぎゅっと抱きつく。
「私も、嫌じゃないんですよ? 私も、好きです」
「……」
ぎゅーっと蔓村さんを抱きしめていたら、蔓村さんが私に少し、体重を預けてくれた。
「好きです、蔓村さん」
「……俺も、好きです。渡さんのこと、好きです」
私たちはもうしばらく、体温を感じ合った。
あとがき