聖槍に選ばれたマクギリスはハーレム王になるそうです 作:生死郎
「それにしても、すごい量、出したわね……」
射精後の余韻を楽しんだ後、肉幹を引き抜かれたグレイフィアは唖然としたのだった。狭いスリットだった膣孔はぽっかりと円形に開ききり、子宮口まで覗けこめそうなほどに拡張していた。そこから、蓋の開いたペットボトルを倒したように、大量の精液が溢れ出てきた。白い精がシーツを汚していた。
「グレイフィア、最高だった……キスも、胸も、膣内も……」
「もう、言わなくていいから」
事後とはいえ、直接的に言われると恥ずかしい。マクギリスの口調は穏やかになったが、獣性のような気配は未だ漂わせていた。
エアコンもつけずに一心不乱に交わっていたので、二人とも汗で肌がびっしょり濡れている。
「じゃあ、先にシャワー浴びてくるわね」
そう言って浴室に向かうグレイフィアの腕を、マクギリスの手ががっしり掴んだ。まだ少年ながらも戦場を駆け、死線をくぐり抜けた男の手。簡単には離してくれないと分かる力強い手。
「っ……ちょっと、離してちょうだい」
事を終えて露出したままのマクギリスの下半身がグレイフィアの視界に入り、瞠目した。
「そんな……さっきあんなにいっぱい出したばかりなのに」
グレイフィアの膣内に夥しいほどの精を放ったばかりのマクギリスのペニスは、萎えていないどころか再び肉幹が天を向いていた。柔さは見られず女体を貫ける肉幹。
伊豆で交わっていたときからさらに精強になったと思われる。実に緊張度が違うのである。全然持続力が高まっているのである。大鈍刀が振るわれていたのが、鋭利強靭な豪刀に変わったような感じなのである。
悪魔は子供が出来る確率は低く、グレイフィアとサーゼクスのように結婚生活を数百年続けても子供が一人しかいないというのは、冥界では珍しいことではない。
悪魔には性欲が薄く、交わったとしても精力が淡い者も珍しくはないことも、悪魔の出生率の低さに繋がっているのだろう。しかし、マクギリスのこの回復力は他の悪魔たちとは一線を画すものを感じられた。
「今夜は離さないからな、グレイフィア」
微笑むマクギリスのそれは、紛れもない獣の顔だった。
戦慄すべき勧告であった。そして、この場合──実に甘美な誘惑であった。今の被虐の愉悦と、マクギリスへの服従心に全身焼け爛れているグレイフィアにとっては。
◇◆◇
全裸のまま、グレイフィアの手を取り浴室に入る。
───もっと……乱暴にしても……いいからぁ……
先程の行為の最中にグレイフィアの美しい唇から甘い声で紡がれたこの一言が、マクギリスの中で何度も響き渡っていた。
片腕で巨大な乳房をかばおうとしているが、難しいようだ。腕に抱かれて揺れる胸は、想像を搔き立てて余計に艶めかしい。
それに、下半身は隠しきれていない。その上を精液が流れ落ちた肉厚な太ももや、大量の愛液で濡れていた陰部の茂みはあらわになったまま。
「まずは洗いっこしましょうか……」
水が温まるのを待ち、マクギリスはシャワーを出す。
「えっ、ちょっと、マクギリス……んあぁっ!」
ボディソープを大量に手のひらに出すと、何も言わずに後ろからグレイフィアのバストを揉みしだき、ヌルヌルと塗り拡げていく。ちょっとしたローションプレイである。
「んっ……やぁんっ……じ、自分で洗えるから、ぁんっ!」
決して肥満体ではない。しかし、なんと形容すればいいのか分からないしみひとつない白皙の肌の弾力と肉感。つるつるでムダ毛のなききめ細やかな美肉に、指が沈み込む心地よさ。
「グレイフィアの身体、男を気持ちよくさせるためにできているのだな」
女性を道具扱いし始めたマクギリスの言葉に、紅潮するグレイフィア。
「っ……もう、女の人の身体は……んうぅっ……そんなことのために……っ!」
「あるんでしょ?」
「っあぁぁ、んっ、んふぅぅ……!」
ふんだんにボディソープをグレイフィアにつけ、彼女の乳首をこねくり回す。
量感のある、むっちりとした、まっしろな、絖みたいにひかる乳房に、大きく勃起した乳首。バストの先端を摘み上げると、反応して全裸の美女が嬌声をあげる。
「グレイフィア、楽器みたいだな」
「こ、こら……そんなこと……」
女性の尊厳を踏みにじる発言。グレイフィアはそれを窘めることができない。
「変態というか、ドMなんだろうね。もしかすると、私に襲われる妄想してオナニーしたこともあった?」
「そんな……ことは……」
図星を指されたグレイフィアは取り繕えずに口ごもり、マクギリスに見抜かれてしまった。
「やっぱりドMだったのか。今だって、こんなに濡らしているじゃないか」
いきなり、先程までペニスが出入りしていた肉の割れ目を擦り上げる。
「っそこぉ、だめぇっ……んうぅっ!」
突然の痺れるような性感に反応して艶声を上げるグレイフィア。彼女の艶声は湯気のこもるバスルームで反響する。
「そ、そこは……洗いすぎてもダメなの……石鹸も、あんまり入らない
ように」
「それじゃあ、こうだな……っと」
手についた石鹼を洗い流し、中指と人差し指を一気にグレイフィアの胎内に押し込んだ。
「っやあぁぁぁぁん!」
先程まで出し入れされていた肉幹の感触がまだ残っており、敏感になっている膣の粘膜。女性の神秘の肉壁が、勢いよく割り開かれる。
(グレイフィアの膣、温かくて気持ちいい……このまま、もっともっと……!)
グレイフィアの狭い膣内で指を前後させる。温泉のような心地よさと、それが女性の生殖器という淫らさ。
「ほらほら、私の指も綺麗にしてくれないか」
「んっ……あぁんっ……」
行われているのはいわゆる「壺洗い」プレイ。親指、人差し指、中指……と、一本ずつ挿れては胎内を掻き回していく。快感に襲われるも、断続的に絶頂には至れない。グレイフィアにとっては生殺しのような責め苦をしかけていく。
全ての指が膣内を愉しんだ頃には、ベッドでは何も考えられなくなるほどまで追い込まれ絶頂を味わわされたにもかかわらず、再びグレイフィアの性感は臨界点近くでたが分っていた。
それがマクギリスにも伝わる。こんな状態で男の股間にそそり立つ柱を目の前にしては、もうたまらないだろう。
「マクギリス……次は、私が洗ってあげるわ……」
(やはり……グレイフィアも、したいんだな)
マクギリスが予想した通り、グレイフィアのほうから率先して奉仕する姿勢を見せる。
グレイフィアは手にボディソープを垂らして。それを見て、マクギリスは嘆息した。
「違うだろ、グレイフィア」
「え……?」
きょとんとしているグレイフィアにマクギリスが向かうと、両手でJカップの美乳を鷲掴みにする。きゃっ、と驚いた声をあげるグレイフィアだが、性の上下関係を叩き込まねばならない。
自然とその発想に至るマクギリスは、グレイフィアが予想したように彼は真性のSであるのかもしれない。
「この胸を使って、洗ってくれ」
◇◆◇
「んっ……ふぅ……ん、あっ……」
浴室でグレイフィアはその抜群の肉体を使った洗体奉仕をしていた。
豊かな肉の果実が、むにゅむにゅと男性の身体を這いながら形を変えていく。ボディソープにまみれた乳首がヌルヌルと擦れるたびに、桃色の声が漏れる。
(こんなこと、したこと……ないのに……)
グレイフィアにはソープというものの知識は多少あった。しかし、自分が似たようなことを年下の男性に施しているというのは、いまひとつ現実感がわかないし、洗体による性技などない彼女は、ひたすらマクギリスに奉仕する一心だった。
少しも硬さを失わない巨大な肉幹に手を伸ばしながら、筋肉質な身体にそって豊満な上体をグラインドさせていく。
(興奮してくれてるんだ……私の身体で。こんなにも)
「あぁ……グレイフィアの身体、最高だ」
背中や胸板を流し終えると、グレイフィアは身体を離そうとした。すかさず、マクギリスがそれを制止する。
「マクギリス……?」
言われなくても彼女にはわかった。洗っていない部分が、もう一か所だけ残っている。
───私の身体、もっと使って。
どうにもできない被虐願望と、相反するようでいて同居する庇護欲。
「私の胸、もっと……使ってみる……?」
気が付けば、グレイフィアは口に出していた。
男性のペニスを、女性の乳房で気持ちよくさせる行為。俗に言うパイズリということは知っている。バスト一一〇センチ、Jカップの爆乳だ。今までにも求められたことも少なくなかったが、自分から言い出したのはこれが初めてかもしれない。それほど、目の前の金髪の若者に求められたくてたまらなかった。
自分でも意識していなかったが、大切な身体にもかかわらず“使う”という表現を口にした。それが嗜虐心を刺激したのか、マクギリスの高揚に輝く松明を
「使ってください、だろ」
勇壮と屹立した肉幹を目の前に突き出してくる。少し前まで激しく交わり大量に膣内射精したとは思えないほどに、猛々しく勃起していた。
「私の胸、使って……ください」
逞しい牡に服従し、奉仕することで頭がいっぱいだった。
グレイフィアは両手で風船のように大きな柔丘を持ち上げると、目の前に仁王立ちするマクギリスのペニスをゆっくりと深い谷間に挟み込む。
「んっ……あぁ……」
夫にもしたことがない、初めて体験するパイズリ奉仕に、感嘆の声をあげるマクギリス。たっぷりの石鹸をつけ、痛みがないように自身の爆乳で包み込んでいく。
(熱い……こんなに硬いんだ……手とかお口の時よりもはっきり感じちゃう……)
男性器の凄まじい熱が、直に伝わってくる。手コキやフェラの時よりも身体の広い範囲が触れているからか、肉幹の感触がはっきりといっそう生々しく浸透してくるのだ。
上半身全体が性器にされているような、灼熱の感覚。もっともっと、自分の肉体でマクギリスに気持ちよくなって欲しい。
「グレイフィア……もっと……!」
名前を呼び捨てながら、マクギリスは両手をグレイフィアの肩に置く。後退できなくされ、グレイフィアはなんだか拘束されているように錯覚する。
ずちゅっ、ずちゅっ……と、水っぽく卑猥な音が湯気のこもる浴室に充満する。少しずつペースを速め、同時に乳肉を両側から圧迫するように力を入れる。
「んっ……どうかしら……私の、胸っ……」
コツを掴んだと言うべきか、上下だけでなく捻るような力も加え、マクギリスのペニスをマッサージするようにしていく。
「初めてだけど……パイズリって、こんなに気持ちいいことだったんだな」
───初めて。
グレイフィアにはその言葉が彼女の中で残響となってこだまする。
生の膣に、生の射精。さらに、パイズリ。
初体験を三つも味わってもらえたことに、グレイフィアの心が悦びの声をあげる。誰にでも許すはずがない。全ては、本能的に従ってしまう格上の牡に対してのみ。
じゅぽじゅぽじゅぽじゅぽじゅぽ……と淫らな音がさらに興奮を高めていく。
(やだ……私の胸が、気持よくなるのに使われているのね。アソコの代わりにされてしまっているだなんて)
女性の胸をまるで道具のように使い、一方的な快楽を貪るマクギリス。グレイフィアは悦びを感じはじめていた。
「いいのよ、マクギリス……んっ……私を使って、もっと気持ちよくなって……んんっ……好きに……乱暴にしても、いいの」
グレイフィアは期待するように男の嗜虐心の炎を煽る。それを訊いてか、表情を緩ませるとマクギリスはさらなる攻勢に出た。
「じゃあ、こうしてみようか……っ」
「えっ……ちょっと……ぁんっ……んうぅぅぅぅっ……!」
大きな両手を一気にグレイフィアの後頭部に回し、頭を押さえつけたのだ。
グレイフィアの小さな口を、乳房からはみ出たペニスの先端に強引に押しつける。声をあげたのと同時に、開いた口内に無理やり亀頭が詰め込まれる。
「んうぅっ、んんんぅぅぅっ!」
本気の男性の力。それも強大な魔力を持つ悪魔であるマクギリスの腕。それも両腕で押さえつけられては抵抗できない。顔全体を股間に押しつけられて、離れることができない。
「ちゃんと舌も使え……グレイフィアッ!」
(呼吸ができないっ!)
強制的に後頭部を押さえつけ、頭全体を前後させる。鼻呼吸では追いつかない暴力的なパイズリイラマチオに、グレイフィアは窒息しそうになる。
「んんんぅぅっ! んうっっっっ!」
(これ以上は、これ以上は無理!)
グレイフィアの目から涙がこぼれ落ちる。それすら、マクギリスをさらに煽る材料に過ぎない。
解放を求めて、手でマクギリスの腰をパンパンと叩いた。それはまるで、絞め技をされた柔道家が降参の意思表示をするタップアウト。
懇願するようにマクギリスの目を見る。そこに、希望はなかった。
(無理、無理、無理ぃっ!)
「んうぅぅぅぅっ! んーーーっっ!」
肉幹を口内に詰め込みながらの、パイズリの強要。
物凄い力で、ペニスを口に押し付けられる。可憐な口はグロテスクな亀頭でいっぱいになっていた。
───息ができない!
「もっと動かすんだ、グレイフィアッ!」
「んんぅぅぅっ、んうぅぅーーーーーーっ!」
(私は、おもちゃなんだ……マクギリス、の……)
自分は、玩具。
それが意識を失いゆくグレイフィアの頭に浮かんだ、悦びの色をした降伏宣言だった。
◇◆◇
マクギリスとの密会が終わったその日、グレイフィアは日が沈むまで眠ってしまっていた。
一昨日、マクギリスとセーフハウスに招いてからは、自分が強い牡に服従するために生まれてきたということを認識させられるだけの時間だった。
サディズムという獣を目覚めさせてしまったのだ。
グレイフィアが失神から目を覚ますと、なんと彼女はベッドの上に両手両足を縛られていた。もちろん、全裸のまま。それから、問答無用で犯され続けた。
気を失ってしまい胸で射精できなかった鬱憤を晴らすように、マクギリスはひらすらにグレイフィアを責めたのだ。
拘束をされたままバックで犯され、喘ぎ声が大きいと口にグレイフィアが穿いていたパンツを突っ込まれた。その後は正常位で挿入されたかと思うと、パンツを取り上げられて今度は口を道具にされた。
マクギリスは人が変わったように性虐を続けた。
調教に次ぐ調教。その間、絶倫のマクギリスと共にグレイフィアの秘裂は潤い続けていた。ようやく自由になったのが、今朝だった。
実に三八時間もの間、性の玩具にされていたのだ。
「んはあああっ……マクギリス……」
苛烈な性虐の時間を思い返せば愛欲は煮え滾るばかりで、グレイフィアは知らず知らずのうちに愛しい若者の名を切なげな顔で呟いていた。子宮をキュンキュンと疼かせてヒップをフリフリ揺らしながら、蕩けた声で呻いていた。
マクギリスが目覚めたのは嗜虐の心だけではなかった。グレイフィアの本質を見抜いたように───交わる女の本質を見抜き、求めるものを満たす
そうでなければ、魔王に匹敵する実力者、最強の
嗜虐の萌芽を悦び、マクギリスの欲望を満たすために消費されることも彼女本人が望んでいたことであると、マクギリスに見抜かれていたからだ。
◇◆◇
それからもマクギリスとグレイフィアの逢瀬は続いた。欲望の肯定者であり、ハーレムを作ることも容認さえる悪魔であるのだから、生涯に伴侶しか愛さないと誓いを立てたわけでもなかったグレイフィアがマクギリスと愛したとて批判される謂れはないと彼女は思った。
会ったときはいつも交わりもついてくる。
避妊も必要ないので、毎回のように大量の精液を美しい人妻の生膣か口腔に注ぎ込む。それも一度ではなく、二度、三度、数えるのも飽きるほどに。
調教……それも、グレイフィアに望まれてのことだ。
彼女に眠っていた被虐願望は、見事に開花していった。初めは嫌がっていたことでも、強い痛みを伴うものでなければ、変態的なプレイにも喜んで応じるようになり、マクギリスが提案せずとも自分から自身を辱めるような変態プレイもリクエストするようになった。
アブノーマルなプレイは性的な好奇心から始まった。グレイフィアの白い喉に着けた首輪につけたリードを引っ張りながらバックで犯し、浴室で片脚をあげさせ犬のように放尿までさせた。
そうしてマクギリスとグレイフィアの間に子供が生まれたのは、男女の関係が成立して三か月後のことだった。悪魔のカップルとしては異例なほどに速い出産であった。
お読みいただいてありがとうございます。
グレイフィアの脳が焼かれた回はこの後編で終了です。次はグレイフィアとリアスと主人公で3Pを書いてみようかな?ライザーとの結婚を嫌がるリアスの逃げた先が主人公であった場合。女好きの漁色家である主人公と彼に脳を焼かれたグレイフィアの挟撃を受けることになるリアスは無事では済まない……。
総合評価2000ptになった際はそんな風な話を書いてみたいと思います。