※この作品はR-18です。

聖槍に選ばれたマクギリスはハーレム王になるそうです   作:生死郎

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今回はなかなか書き上げるのが大変でした。
感想、評価、ここすきを頂ければ幸いです!


感謝しなさい 執刀医が私であることを

 新緑も翳る暗夜の山間、真っ直ぐ延びるハイウェイには灯りも疎らで、車も見えない。その片側一車線の細い道の上を影が疾走していた。

 

 突き進む影。それは車ではなく、妖艶な女だった。魅力的な女で街を歩けば彼女と縁を持ちたいと願う男は多いだろう。

 

 だが彼女は正確には、美しい女の姿に擬態した魔物───シェイプシフター。

 

 シェイプシフターは総じて人を化かして油断させて捕食する魔物だ。幻覚を見せるもの、声を真似るもの、人に憑りつくものがいるが、彼女は実体に幻を被せて姿を変化させるもの。

 世の陰を潜伏して、捕食した女の姿を真似て人間に成りすます魔物である。

 

 人間になりすますため相応に知能も高く、美しい女の姿で男を誘惑して子を産むために交わり、行為を終えれば男を喰らうのだ。

 

 本来は人目につくようなことを好まない彼女らがハイウェイを疾走するのは、追手を振り切るための必要に迫られた行為だった。

 

 彼女は今、鬱陶しい邪魔者……人間の手から逃れて潜伏していたところに出くわした追手に向けて、逆襲することへの誘惑にも駆られている。

 

(一体、何者だ? エクソシスト、教会の戦士か?)

 

 その何者かは、山間を駆け抜ける間も、常に一定の距離を取って彼女らを追走してくる。

 

(それとも、増上慢な堕天使(カラス)どもか?)

 

 最初から彼女らを狙っていることは明らかで、冷たい刃のような殺気が肌を撫でていた。

 

(あるいは、狡猾な悪魔ども?)

 

 彼女たちの群れは密猟者たちに捕獲され、そこから逃げだして潜伏して人を喰らい力をつけて単独行動していたところ、唐突にここまでの殺気を向けられたのである。事情の詮索など後回しにして駆け出すのは当然の選択だった。

 この今も、ただ無策に走り回っているわけではない。群れにのみ通じる念で、後続の同胞に向けた危機を伝えるサインを送っており、挟撃を促していた。のだが……、

 

(ちっ、返答が来ない!)

 

 現在のところ、彼女の行為は徒労にしかなっていないらしい。狩りに行って単独行動していた彼女以外、彼女とともに群れを形成していた同胞らは、未だに誰一人、この疾走の後を追って来る気配がない。

 

(あやつらは、滅びたか……)

 

 彼女は臓腑が焼けるような怒りを覚えた。

 

 走る踏み込みで路面を踏み砕く示威行為で自身が内蔵する破壊力を追手に見せつけても、その追手が速度を緩める様子も感じ取れない。

 

 彼女は、最初に殺気を浴びた瞬間から直感していた。

 集まっていた同胞らは皆、追って来る奴に殺された、と。

 いつしか彼女は追い詰められている。時間稼ぎに使える距離が限界に達しつつあるのだった。集合した後に向かうはずだった新たな縄張りにある巣が、すぐ近くにまで迫っていたのである。

 

(次のハイウェイの出口が、巣に近い……しくじった、こんな事になるのであれば、山の中を突っ切るか、潜伏して追手をやり過ごすべきだったか)

 

 彼女は己の判断を誤ったと、自身の選択を呪った。

 同胞らで一斉にかかれば、追手が何者であれ容易く片付くはずだが背後にどんな繋がりがあるかも分からない敵を引き入れた彼女の責任は、確実に問われることだろう。

 

(ここで奴を始末すれば、それで済む話だ! もとより、用心して群れで袋叩きを考えただけのことだ!)

 

 怯懦を否定するように彼女は景気づけに怒声とともに、前へ踏み出したを僅かに深く沈ませた。これを支点に、体勢を瞬時に反転させる。バランスを保ち、振り上げた右腕には───魔力が収束する。

 

 力ある言葉を紡ぎ、体内で揺れ動いていた魔力を外界へ放出して、魔力を収束させて、魔力を火炎へ転化させる。

 手元に出現するのはバスケットボールほどの大きさの炎の玉。

 

(失せろ!)

 

 真夜中に太陽が生じたように、火球(ファイヤーボール)を撃ち出した。それは初速から高速で撃ち出される。

 

 追手の位置は、気配を捉えている。追走の勢いと火球の速度、かち合う双方は容易には回避することは難しい。偶然に助けられて避けられても、通り過ぎる前に彼女が念じれば爆発させることができる。

 

 その炎と爆風の渦から逃れようと、体勢を崩している相手を彼女自身で追い討ちをかけて仕留める。

 

 そうなるはずだった。が、

 

(何!?)

 

 追手は躱す素振りすら見せなかった。追走の速度を落とさず、正面から火球へ突っ込んだ。

 困惑する彼女はさらに混乱することになる。火球が真っ二つに切り裂かれ、渦巻くような大爆発を起こした。

 

(なんだ!?)

 

 彼女は予想外の結果への驚きで、反転後の体勢を崩してしまう。そして、追手はまさにその間隙をこそ襲う。減速することない速度で炎を突き破り、飛び掛かる。

 

「ひっ!?」

 

 なにが起こったか把握し損なう彼女に向けて、追手は刀を振り下ろした。刀は美女の腕を一本、宙に舞わせる。

 

「───ッイアアアアア!!」

 

 痛みと恐怖を混ぜた、悲鳴が闇夜に響く。悶え苦しみながらも本能的に、なんとか相手との距離を取る。

 元々、人に擬態して獲物を油断させて喰う怪物。真正面から戦うことには慣れておらず痛みに耐えたり、それを怒りよりも恐怖に転換したりしてしまう生き物なのが彼女。シェイプシフターだった。

 

「目的地に向かうのを止めて、今、戦ってくれるのはありがたいわね。このまま町に突入なんてされたら潜伏されたり、制御できない騒ぎになったりすう可能性が大きいし」

 

 未だに燃え上がる炎を背負い、悠然と歩く追手は、美しい女だった。

 

 膝裏まで届く白銀の髪を熱風に靡かせ、ボディスーツを纏った姿には、尋常ならざる魔力が漲っている。

 豊満な乳房を歩くたびにゆっさゆっさと揺らしながら歩く美女には、多くの人を魅了することだろう。だが、言葉遣いの柔和さと裏腹に魔物たる彼女を見つめる視線は冷たい、まさに感じた通りの殺気に満ちていた。

 

(まずい……)

 

 気おくれして、戦慄に焦燥する彼女は後ずさる。炎の燃え盛る音にズズズと擦過の音が混ざる。

 追手の女は興味深そうに彼女を観察していた。その冷徹な視線に彼女は心底恐れた。

 

「話に訊いていた通り、虫に似た姿があなたの正体なのね。悪魔(わたし)の眼は便利でね、擬態としてあなたが使っている姿も見えるのよ。なるほど、誘惑に負けてしまう男がいても仕方ないかも」

 

 シェイプシフターである彼女が化けるには捕食した人間の女の姿しか化けることができず、化けることができてもそ化けた姿を見せることができるのは男だけだった。

 女性には本来の姿が見えてしまうし、男性もカメラや鏡で見れば正体を視認できてしまう。眼鏡やコンタクトレンズならば彼女たちの幻で欺けるものの、化ける能力はシェイプシフター全体では低級と言える。

 

「ま、待て!」

 

 打開策を思いつくまでの時間稼ぎと、シェイプシフターの彼女は口を開いた。

 

「お前は何者だ、あの人間どもが差向けた式か?」

「あの人間ってあなたを捕らえて密売しようとしていた密猟者のこと? 私は密猟者とは関係ないわ。むしろ密猟者を狩ることが仕事」

「そ、それだったら何故、私たちが集まるところを狙った? いずれかの敵対勢力に違いないだう」

「密猟者を狩ることは仕事だけれども、あなたのように人の世を蝕む腫瘍を看過することはできない。我が主の領地であなたたちの群れが行ったことについて、忘れていないわよね」

 

 話す陰で、ジリジリと後ずさってゆく。あわよくば逃げる間を再び得る算段だが、未だに途切れない殺気の冷たさから、それが無駄であることも薄々察していた。

 

「あ、主……?」

「あら、この家紋には見覚えはない?」

 

 追手の女が大きくはだけさせている胸元、左の乳房に彫られているタトゥーを見せつける。そのタトゥーが冥界の名家の家紋であることに気づいた。

 

「れ、レラジェ!?」

 

 呟いてから、彼女は隠す余裕も消し飛び、動揺して大きく歩を下げていた。殺気の冷たさい身を浸していたので、泡を喰って遁走することもできずにいた。

 

「聖槍使いの眷属か!」

「ええ、兵士(ポーン)の狭霧(さぎり)友子(ゆうこ)。短い付き合いだけれど手術(オペ)を担当する執刀医の名前は覚えておいてもらいましょう」

「う、ぐ……」

 

 狼狽えるばかりのシェイプシフターに向けて、友子は一歩、踏み出した。

 

「感謝しなさい 執刀医が私であることを」

 

 冷然とした宣告、それは一方的で高圧的な考えなしの悪口ではない。あからさまに侮蔑することで、何らかの注目すべき反応が得られないか、という挑発行為、施行の一環だった。

 

 が、しかし結局のところ、

 

「ひぃっ!?」

 

 シェイプシフターの彼女はどこまでも生態通り、戦闘に長けた魔物ではなかった。

 

「安心しなさい。もう恐怖に怯える事はないわ。少なくとも、この世では」

 

数拍の後、他のシェイプシフターと同じく、彼女は死んだ。

 

 

 ◇◆◇

 

 

 マクギリス・レラジェが人間界の領地で持っているタワーマンションは彼が手を付けた人間の女性を囲い込むため、作られた別邸で愛妾の住処になっており、さながら後宮のような役割を担っている。

 愛妾となったことで仙丹を与えられて不老長寿となった彼女たちの身柄を拘束して、仙丹の秘密を解明しようとする者、マクギリスへの人質として利用しようとする者から彼女たちを守るためにタワーマンションに住まわせて守らせていた。

 

 彼女たちがより万全を期してマクギリスの子供を産めるように、医療モールも用意しており医者や治癒師なども所属している。同じ領地には大病院も対応できるだけの設備と人材を揃えてある。

 

 復興されたレラジェ家には親類、分家もなく、支える騎士家──文官も武官も含めて──も三大勢力間による大戦争、二度に亘る内乱で旧レラジェ家に仕える騎士家もかなり減ったこともあって、人員不足が深刻だった。そのために、レラジェ家中では他の貴族よりも子供が望まれている。そのために配慮が行き届いていた。

 

 なお、愛妾の子は全てレラジェ家に仕える文官、武官など家臣たちの家に養子として入れられることが決定している。母親から取り上げるのではなく、教育機関に所属させるような養子縁組である。母親や子が望めば会うことも可能である。

 

 悪魔を教育するノウハウが豊富な冥界関係者に預けるのが適任である。十数年後にはレラジェ家を支える立派な人物に育てられることだろう。

 

 余談だが、上級悪魔で名家出身のグレイフィア・ルキフグスが産んだ子らは、成人すれば長兄を家祖とする一門となるレラジェ侯爵家の分家を作る予定である。

 

 共用施設の大浴場には友子が風呂椅子に腰掛けていた。

 二人のメイドに友子は白くなった長い髪を茶髪に染め直させていた。人間だった頃、ハイジェッターとしての力を使うときに髪が白銀に染まる。悪魔へ転生してからは闘争心が喚起され、魔力が高まると髪が白銀に染まる体質となっていた。

 

 白銀に変わった髪は染め直さなければ茶髪にならないことはかつてと変わらないので、友子本人は大して気になってはいなかった。

 

 悪魔でも魔力に余裕のある者は、見た目の姿を変えることができるので友子は魔力に余裕は充分なので扱い方に慣れれば、茶髪へ変えることもできるだろう。

 

「やあ、仕事お疲れ様」

 

 身体を洗う担当のメイドを二人連れてマクギリスが大浴場へ入って来た。彼は友子が大浴場にいることを連絡要員から訊いてやって来ていた。

 

「旦那様」

 

 二人のメイドが膝立ちのままマクギリスに挨拶をする。マクギリスは軽く応じて、友子のもとへ当然のように近寄っていく。

 突然現れたことで驚いていた友子だったが、すぐに柔和な笑みを浮かべて歓迎した。

 

「ああ、マクギリス様、お疲れ様。事後処理ありがとうございます~」

「それは部下たちのおかげだよ」

 

 椅子に座る男女を問わず虜にするグラマラスな肢体、学生時代から変わらぬ張りや柔らかさを保持する大きな乳房。それは、岩礁に乗って休む人魚姫のようで水に濡れた長い髪が肌にべったりと張り付いているその光景のエロスに、マクギリスは胴震いを禁じ得なかった。

 

「……綺麗だ」

 

 マクギリスはメイドたちに離れるよう手振りで指示を出すと、うっとりと艶然な笑みを浮かべる友子の隣に座り、彼女の肩を抱いてマクギリスは自分の胸に引き寄せた。

 

「あ……」

「スベスベだ」

 

 二の腕を撫でれば友子の肌の滑らかさがよくわかる。若い女の、絹のような肌でいつまでも触っていたくなる魅力があった。

 

「ふふふっ、ご褒美をくれるのかしら?」

「それはまた後で。今日決まった話をしておきたいんだ」

 

 

 ◇◆◇

 

 

 人間界の領地にあるマクギリスの仕事場ともなっている施設に来訪者が現れた。

 

「旦那様。よろしいでしょうか」

「入れ」

 

 マクギリスがそう返すと、レラジェ家のメイドが一人の少女を引き連れて入室する。

 

「後はこちらでやる。下がれ」

「かしこまりました」

 

 メイドは命令に粛々と従い部屋を去る。その場にはひとり女性だけが残された。

 

「レラジェ侯爵様の御前にお招き頂きましたこと、誠に光栄の極みにございます。此度は……」

 

 貴族に対する最大限の敬意を示すための長い挨拶が始まるが、マクギリスはそれを遮るように自身の手を振った。

 

「ここは私以外は眷属しかいない場所だ。つまらない挨拶は無用。そこに座れ、霧葉(きりは)よ」

 

 その少女の名は妃崎(きさき)霧葉(きりは)。つい先日、密猟者によって洗脳されていたところをマクギリスたちによって解放された、元太史局所属の異能者六刃(りくじん)である。

 

 ざっくばらんに会話をしようと提案するマクギリスに対し、彼女は即座に態度を改めた。

 

「ありがたくそうさせてもらうわ、レラジェ卿。こちらもつまらない挨拶と思っていたところなの」

 

 綺麗だが常に拗ねたような眼が常態な彼女は取り繕っていた姿をやめて、勧められた椅子に座った。

 

 僧侶(ビショップ)の井上(いのうえ)織姫(おりひめ)が霧葉のもとにお茶を出した。

 

「密猟者狩り、順調に進んでいるようじゃないか。奴らは最近勢いづいて領地を荒らされる悪魔も多く、私も対処に忙しくしていたので助かっている」

「そうね。……レラジェ卿には色々と手を回していただけたおかげです」

「なあに、私は大したことをしていない」

 

 裏切者の汚名を着せられることとなった霧葉は、自分を陥れた密猟者グループが壊滅してからも、密猟者たちを追っていた。密猟組合に所属する悪名高い密猟者グループを狙い、壊滅させることができるのはマクギリスが情報交換だけでなく移動の手配、拠点の確保、資金の融通などをしていたことで、霧葉は単独(ソロ)で活動することができた。

 

「これで気楽に話もできるだろう。……それで、今日は何か用があるのかな? ただ私に会いたかっただけという話でも歓迎するぞ」

「訪問した理由は……色々ありますが一番のものをあげるなら、レラジェ卿にお願いがございます」

「なんだ?」

「密猟組合を滅ぼすために、力を貸して欲しいの。今までは少人数で行動している際の不意討ち(アンブッシュ)で仕留めていたけれど、今回ばかりは私一人では難しい」

 

 密猟組合──それは密猟者の組織でも密猟者グループが集まったギルド。グループは小規模なことも多くて、仕事に際しては組合内部の連絡網を用いて密猟者仲間を募集し、集まったグループと共闘して大きな一団を作り、密猟行為を行う。

 

 巨大化した集団を潰そうしても、状況が悪くなると分裂してハエのごとく逃げ回るため、決定的な打撃を与えられないでいる。

 

 霧葉は集団が巨大化する前の少数グループの時点で倒していたが、今回マクギリスを頼ったのは小規模のグループを潰すのではなく、巨大化した集団として密猟者たち壊滅させたいという狙いである。

 

 男性専用の会員制バー・フロイラインと呼ばれる店は、東京某所にある住宅街の端に立つビルがひっそりと存在する。

 

 客、スタッフ、全員が覆面の着用を義務付けられており、匿名なので誰もその互いの正体は明かされない。医者、政治家、起業家、会社重役、ネット配信者、暴力団幹部等が上客として名を連ね、自らの財力を武器に希望する『商品』を競り落とす。尋常ならざる集会である。

 

 無論、取り扱う『商品』も普通ではない。現役の女学生、ミュージシャン、女優、地下アイドル、AV女優、没落した名家の娘、そのいずれも容姿に優れた女性ばかりだ。プロダクションとの取引、借金苦で家族を売る者、誰かの恨みを買った者、人との縁に恵まれなかった者──商品として蒐集された女達は男達の血走った目つきを一身に浴び、自らの『商品価値』をアピールした。わずか一晩で数百万、数千万、時には億単位で金銭が動く。

 

 令嬢(フロイライン)と名付けながらもその女性たちを『商品』として扱う。歪んだユーモアで名づけられた、まさしく性奴隷の闇市場だった。

 

 しかしながら、近年ではそのフロイラインも闇市場としての実態が変化していた。経営側に密猟組合も加わることで、従来の性奴隷の人身売買の裏マーケットは神器(セイクリッド・ギア)所持者や異能者を性別、年齢問わず扱うことになり、加えて魔物を戦わせる賭博行為、魔物そのものや魔物から剝ぎ取った素材の密売する市場も兼ねるようになった。

 

「そして、フロイラインの闇市場にレラジェ侯爵家の領地から、密猟された魔物、人間界側の領地からも拉致された人々がいることを確認できました」

「ほう……」

 

 支配者側から見れば、自領に住む領民は、ある種の財産のようなものであり、領主が領民を守ることはつまり自分の財産を守ることと同義なのだ。自分の財産すら守ることができない力なき領主など、領民からも見限られてしまうだろう。

 

 不当な暴力によって捕らえられて売り払われるなど、領主が看過することができないのは当然と言える。

「詳しい話を訊かせてくれ」

 

 霧葉からの提案を受け入れることをマクギリスは決定した。




友子を序盤で活躍させたのは、トリアージXを読み返して書きたくなったので書きました。小夜とか友子の元同僚とかも出したいなぁ。

活動報告↓にご協力いただけますと幸いです。
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