『よし。コイツらを
『お、お嬢様~。そんな事をしたらまた保護者や先生に抗議されますよー?』
『なに? アンタこんな犯罪者の肩持つの?』
『そう言う訳じゃないですけどー』
ドスの利いた声で睨んでくる姫乃に秋葉は引きつった笑いをする。
長い栗色の髪に黙っていれば家格に見合う美貌の令嬢なのだが口を開けばヤクザかと思う程に圧がある。
姫乃は不愉快そうにフンと鼻を鳴らす。
『イジメなんてオブラートに包んでるが、やってることは暴行と恐喝による金品の強奪。高校生にもなってその程度の善悪も判らないクズにかける情けは無ぇんだよ』
そう言って集めた資料は机に投げた。
この話は終わりと違う話題を秋葉は振る。
「お嬢様ー。今年で卒業ですけど、何かやりたい事はありますー。旅行とかー」
「旅行ねぇ。年に何回も行くからむしろ今年は家でゆっくりしてぇんだけとな」
面倒そうに頭を掻く。
姫乃にとって旅行は家関係の仕事という側面もあり、純粋な旅行というのは滅多に無い。
「なら、他になにかないんですかー?」
続く秋葉の質問に姫乃は天井を眺めながら考える。
「四季……」
「ふえ~?」
「弟を、家に呼び戻すつもりだ」
突然のカミングアウトに秋葉は目を丸くする。
「四季様って子供の頃に母親と屋敷を出た?」
「あぁ。あの子、母親とは上手くいってないみたいだからな。家に呼び戻せたらと思ってな」
椅子に持たれて話す姫乃。
その案に秋葉は困ったように質問する。
「でも~。旦那様が許可なさいますかー?」
「ふん。お父様も自分のやらかしたツケから逃げ回ってからに。まぁでも、首を縦に動かすまで説得すれば良いだけだろ」
きっとそうなったら父親は根負けするだろう。
そう確信して秋葉は苦笑いする。
「そうしたら、貴女の姉妹と一緒に6人で旅行に行くか。あの子がこれまで苦労した分、甘やかして」
「お嬢様が甘やかす姿が想像出来ないんですけどー」
「何か言ったか?」
「いえいえそんなまさか~」
秋葉は手を振って否定する。
一拍置いて姫乃が真面目な顔で言う。
「もしも私に何か遭ったら、四季を頼むぞ」
「お嬢様ー?」
不思議そうにする秋葉に姫乃はフッと笑う。
「お願いだ。秋葉……」
悟堂秋葉は屋敷の中にある、神門にとって重要な資料が置かれた書斎に来ていた。
本来秋葉が軽々と入れる部屋ではないが、多くの使用人が辞め、当主と奥方が居ないのが幸いしていた。
誰にも咎められず書斎の本を物色している。
「さてさて今日はー」
欲しい情報の書かれた本に目星を付けて幾つか本棚から取る。
三冊目を取ろうとしたところで誰かが後ろから先に秋葉の目的の本を取った。
「おかーさん?」
振り向くと本を手にした美季が立っている。
「旦那様より前の当主の日記ね。勉強熱心なこと」
「渡して欲しいんだけどー?」
「渡すわよ。秋葉が何を読むのか気になっただけだし。それよりもちょっとお話に付き合ってくれる?」
今更どんな話があるのか。
書斎に置かれている椅子に脚を組んで座る美季。
秋葉も仕方なくもう1つの椅子に座る。
美季の方から話しかけてくるのを待っているととんでもない話題を振ってきた。
「ところで貴女、四季君とはどれくらいの頻度でセックスしてるの?」
「……普通娘にそんな質問するー?」
「別にいいじゃない。それに後々、貴女の知りたいことも知れるかもしれないわよ?」
母親の質問に秋葉は溜め息を吐いてから答えた。
「週に二、三回くらいかなー。今は夏休みだしー」
もうすぐその夏休みも終わるので、そういった時間は取りづらくなるだろう。
まぁ、大学生の秋葉はまだ当分夏休みが続くのだが。
でもそれがなんだと言うのか?
「四季君に抱かれて、何かしら変化はない?」
「変化ー?」
「例えば、抱かれれば抱かれる程に四季君の存在が自分の中で大きくなってたり、とか?」
質問の形を取っているが、その眼は既に結論が出ている様子だった。
「冬雪も夏海も春花も、ドンドン四季君に心を許してるわね。これまで神門と距離を取って、いきなり呼び戻されただけの男の子に。冬雪に至っては七つも年下の四季君に、男を意識する視線を向けてるのよ。これまで異性に興味なんて無い感じだったのに。それに貴女達、性格も趣向も結構違うでしょ? それが全員一人の男の子に好意を抱くなんて有るのかしら?」
「……四季様とのセックスが関係してるとでもー?」
秋葉の質問に美季はさぁ? と肩を竦める。
「でも、覚えはあるわ。私と旦那様はね、子供の頃は姉弟みたいに育ったのよ。一つ上だった私はいつも振り回して。それで高校に上がった頃に悟堂のしきたりに従って旦那様と肉体関係を持った。するとね、段々旦那様の存在が私の中で大きくなっていったわ。当時、憧れて片想いしてた先輩とかも居たのに、どうでも良くなるくらい心変わりして」
自分の
「神門に仕えて、身体の関係を持たされて、最後には子供が出来ない事を理由に袖に振られる。損な役割だと思わない?」
「それはぁ……」
秋葉とて神門と悟堂の関係にまったく疑問が無い訳ではない。
だからこうして書斎を訪れいるのだ。
美季の手が秋葉の頬に触れる。
「大丈夫。私は秋葉の味方よ」
「うわ。何これ」
朝起きて鏡を見ると、黒かった左目が朱色に変化していた。
「完全にオッドアイだよ。変な病気じゃないよね?」
突然瞳の色が変化に戸惑う四季。
「前に秋葉さんが神門の当主は瞳が朱色に変わるって言ってたけど……」
自分の瞳の色なんて普段気にしないので、すっかり忘れていた。
左目を手で覆って外してもやはり元の黒には戻らない。
「秋葉さんに相談しようかな……」
普段から色々と教えてくれる秋葉なら、左目の変化について詳しく教えてくれるかもしれない。
「それ以前に、いきなり瞳の色が変わったから、何か対応策とか……」
顔を洗って部屋の外に出ると、冬雪が居た。
「おはようございます、四季様」
「おはようございます、冬雪、さん……」
四季の顔をジッと見てくる。
そして四季の左目周囲を指でなぞる。
「左目の色が完全に変わりましたね」
どこか安心したような冬雪の声。
「あの……」
「不安がる必要はありませんよ。その瞳は四季様が神門の次期当主として認められた証です。右の瞳も時期に変わるでしょう」
「誰に、ですか……?」
いったい誰に認められたというのか。
しかし冬雪はその質問には答えず、笑みを返すだけだった。
「さ。朝食にしましょう。今日は午後から御予定がありますので」
そう言えば今日は何処かの会社への挨拶回りがあった。
疑問が解消されないまま、冬雪の後ろを歩いた。
「それで、姫乃お嬢様は暴れる生徒に跳び膝蹴りをして失神させてしまったんですよー。あの時は焦りましたー」
苦笑いを浮かべて姉の武勇伝を語る秋葉に四季は顔を引きつらせる。
秋葉に勉強を見て貰う合間に、こうして四季の異母姉である姫乃の武勇伝を聞かせて貰っていた。
写真からは物静かな印象を受ける人だが、話を聞いてみると相当なお転婆だったらしい。
今はイジメを行っていた生徒を退学にした時のエピソードだ。
「四季様手が止まってますよー」
「あ、ごめんなさい」
話に聞き入ってすっかり勉強の手を止めてしまった四季。
しかし問題を解くスピードは早いので問題はない。
決められた時間より五分程早く問題を解き終える。
「幾つかニアミスがありますけどー。全教科九十点台を維持してるのはスゴいですねー」
採点を終えて満足そうに鼻唄を唄う秋葉。
「ふむふむ。これはなにか御褒美が必要ですねー」
「御褒美って……お世話になってるのは僕の方ですよ?」
秋葉が後ろから四季の肩に手を乗せてくる。
「まーまー。頑張ってる子に報いるのは当然ですよー」
耳に顔を近づけると艶のある声で囁く。
「今晩は、ちょーっと期待しててくださいねー」
「お待たせしましたー」
夜に部屋へとやって来た秋葉。
普段は私服で訪れる彼女だが、この日は違っていた。
「ふふふ。どうですこの格好ー」
秋葉が着ているのはメイド服だった。
長いスカートの裾を摘まんで上げて見せる。
「どうしたんですか、それ?」
「実はこれ、以前この屋敷での正式な仕事着だったんですよー。今はボク達しか居ませんしー、箪笥に仕舞ってあったんですけどねー。男の人ってこういう格好、好きでしょー?」
「否定は、しませんが……」
哀しいかな。秋葉の指が四季の胸をなぞるだけで下半身のペニスが僅かに反応する男の
秋葉は四季のズボンのジッパーを下ろして中の肉棒を取り出すと手袋越しにシゴき始める。
「あ……これ……!」
素手とは違う手袋の感触に四季は呻く。
秋葉の肉棒を扱う手の動きも上手くて、四季は射精を堪える。
「我慢している四季様のお顔かわいいですねー。でもこれならどうですかー?」
秋葉は屈んでペニスの先端を咥えて、竿の部分と玉袋を手で奉仕する。
竿を擦り、玉袋を優しく揉む秋葉。
先端の亀頭も口の中で舌が激しく舐めていた。
「うあ……あ、これ……!」
今までとは異なる刺激に声が漏れる。
上目遣いで見てくる秋葉の目がいつでも射精して良いんですよ、と言っているようだった。
それを証明するように亀頭を舐めている舌がぐるりと円を描くように動く。
「う、はぁ……!」
その動きに刺激されて四季は秋葉の口の中で射精した。
口の中に射精された精液を飲み込む秋葉。
「それじゃあ、前座も終わりましたしー。ベッドでも御奉仕させて頂きますねー」
ベッドに四季を寝かせると、メイド服のボタンを外してたわわな胸が露になる。
それを見て、四季は片方を揉み、もう片方にしゃぶり付いた。
「アンッ! も~、がっつき過ぎですよー」
胸に弄る四季を嗜めつつも嬉しそうにそれを受け入れる。
その間に秋葉また手で肉棒をシゴき始めた。
いや、スカートの中に隠れて見えないが、素股に擦られている。
「秋葉、さん……もしかして穿いてない?」
「あはー。言わせないでくださいよー。恥ずかしい……」
指摘されて頬の赤みが少しだけ濃くなる。
秋葉の大きな胸を堪能し、肉棒を奉仕される。
互いにそうしていると、秋葉が突然ペニスを手放す。
「そろそろー、四季様のオチンポを、ボクのマンコで咥えて良いですかー?」
熱っぽい表情でそう訊いてくる秋葉。
その艶のある仕草やむせ返る女の匂いにクラクラして断る選択肢はない。
「それじゃあ、失礼しますねー?」
スカートを口に咥えて、見せ付けるように四季の上を跨ぎ、肉棒を膣口に迎え入れる。
「っ!?」
肉棒が入っていくと秋葉は膣内で擦れる感触にきつく目を閉じ、スカートを強く噛んで声を堪える。
一度全部呑み込むと、腰を動かし始める
上下に動く度に愛液が出てくる。
子宮口を突くと、先端をキュッと締めてくる。
また竿も膣内の肉壁が磨くように擦って刺激を与えてきた。
「はぁ……」
四季も秋葉の太腿を掴んで腰を突き上げる。
「~~~~っ!?」
突然膣内の肉棒が暴れだして、秋葉の目尻に涙が浮かんだ。
ジュクジュクと音が鳴り、秋葉は強い性的刺激から首を左右に振る。
「秋、葉……っ! もう……」
射精すると宣言し、そのまま秋葉の膣内へと精液を注ぎ込む。
「ん~~~~っ!?」
精液が注がれる度に肉棒も脈打ち、膣内を圧迫する。
射精を終えると秋葉は咥えていたスカートの裾を放す。
ペニスを抜くと四季の胸板に体を預けた。
「たくさん射精しましたねー」
秋葉が心地よい倦怠感に身を委ねていると、四季の様子が少しおかしい。
「四季様ー?」
「ゴメン、秋葉。まだ、治まらない……」
「えー? わっ!?」
突然四季が動き、秋葉と上下を入れ替わる。
うつ伏せの体勢の秋葉の頭を押さえて、スカートを捲り、後ろから再び肉棒を突っ込んだ。
「あふ!? 四季、さま!?」
激しく腰を動かして秋葉の奥を突く。
イッたばかりで敏感な膣内はすぐに反応した。
「アッ! ダメです四季さまぁ!! そんなに激しくされたらぁ……っ!? きゃんっ!? 乳首、引っ張らないでぇ!!」
「秋葉! 秋葉っ!!」
四季は秋葉の乳首を引っ張ったり、メイド服越しに匂いを嗅いでくる。
そこから感じる息遣いや胸を弄ばれる刺激に秋葉は指を噛む。
それでも再び達する感覚はドンドン上がってくる。
「秋葉、こっち向いて!」
秋葉が振り向くと、四季は唇を奪い、舌を絡ませてくる。
パンパンと腰を打ち付けてくる四季。
顔を離すと今度は首筋を嗅いできた。
「秋葉っ! もっともっと……!?」
「あ、ダメ、四季様ぁ……ボク、またぁ……!」
「イケッ! イッてっ! 僕も……」
三度目の射精により、精液が吐き出される。
「アンッ! あっ!? ダメ! ボクゥまたぁ……っ!? はひ! あ、あ、あぁっ!? イクッ! イッちゃうぅうううううううっ!?」
全てを受け止めると、四季はペニスを抜く。
栓が取れた膣口から精液と愛液の混ざった液体がドロリと溢れた。
「四季様ー?」
秋葉が仰向けに振り向くと胸に四季の頭部が落ちる。
疲労から微睡んでいる四季の頬を秋葉は軽くつねった。
「もー。ビックリしましたよー」
クスクスと笑って四季の頭を撫でる秋葉。
────もしも私に何か遭ったら、四季を頼むぞ。
「分かってますよー、姫乃お嬢様ー。四季様はボク達が必ず……」
小さく呟いて秋葉は四季の頭を抱き締めた。
選択肢。
パーティーに出席する。
映画撮影を手伝う。
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